若林正恭の作品一覧
「若林正恭」の「ご本、出しときますね?」「ナナメの夕暮れ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「若林正恭」の「ご本、出しときますね?」「ナナメの夕暮れ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
オードリーのオールナイトニッポンを聞きながら、若林さんの前作を読みながら、「この人はなんて生きづらい人なんだろう。」と思っていた。そして、このエッセイを読んで「あぁ、すごく真摯な人なんだ。」と合点がいった。社会や世界、自分について、人について、全てに真っ向から考え続ける姿はとてもかっこ良いしが、それを続けていくことはやはり生きづらいのだろう。
それでも、本編は少しずつ様々なものを肯定していく若林さんの変化をみることができ、この生きづらさこそ人生を楽しみことなのではないかと私のなかで答えを出した。何だかすっきり。嫌みなく前を向いて私も考えられそうだ。
Posted by ブクログ
相当に最高の一冊かもしれない。
キューバで社会主義の残がい(?)から自由主義の良し悪しを見て、モンゴルの大草原から自分の居場所を感じて、アイスランドの間欠線から自己肯定感を得る。その感性の鋭さもスゴいのだけど、その全てが昇華されてあとがきに詰まってる。もうほんとにあとがきがハイライト。
この国の人間は「世間」から逃れて生きることは難しい。それを理解して、自分のボンネットの中身が全て自分の腑に落とすことができたら、もっと自分を認めて生きていけるのかもしれない。
そんで、そのために自分のいまの視界にないものを見に行くことが重要なのかも。
自分の殻に閉じこもってちゃダメだ。でもこれすらも押し付けられ
Posted by ブクログ
最後まで読み応えがある旅行記だった。
キューバに行こうとは、今までも今も思いついたことないから、若林さんの旅行記を読みながら情景を思い浮かべていた。
自分の価値観が覆された、というのは、アメリカに行きたいとずっと憧れていたけど、若林さんの目線から見た「ニューヨーク」は資本主義社会の国のひとつであることが描かれていたから、また別の姿をした国があることがいい意味で発見だった。まだまだ、自分の知らないことあるな。
それが、親父の行きたかった国であった、ということもグッとくる。
素敵な生き様だと思う。悩む過程が、素敵だと思わせてくれる若林さんは、本当に今の自分を肯定してくれる。