作品一覧

ユーザーレビュー

  • 自然のものはただ育つ

    Posted by ブクログ

    間違いなく今年一番の本になると思う
    あまりにも絶望する場面に直面した時人はどうなるなか、どう希望を見出して(または見出せず)これからの自分の人生を生きていくのか
    何冊か読んでもしっくりくるものがなかったが、この本はちがう
    受け入れる、いま、いま、足踏み、何もせず抗わず、けれども自分の意思で奈落の底に棲む

    頭が良すぎると、それはそれで本当にしんどいんだなぁと陳腐なことしか思い浮かべない自分の脳みそのスペックを恨みつつ、ただ一方でそれはそれでしんどい人生を生き抜くための仕様なのかもしれないと思ったり

    自然のものはただ育つ
    素晴らしい視点です

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    2026年06月20日
  • 自然のものはただ育つ

    Posted by ブクログ

    『ヴィンセントが死んだ後、私は『グリーフ・レッスンズ』というアン・カーソン翻訳によるエウリピデスの戯曲集、それからシェイクスピアの『ジョン王』で玉座に続き人生も奪われた年若い息子アーサーを失ったコンスタンスの独白をくりかえし読んだ。古代ギリシャの人々は悲しみをこれ以上ないほど高らかにうたい上げる。カーソンが指摘するように、それは激しい怒りである。大きな悲しみや怒りの翻訳は不可能に近い。まるで極みに至った感情は肉体的な感覚でしかありえないかのように――その言葉はやけっぱちの手荒な勢いで読者に襲いかかる』―『2 事実関係』

    イーユン・リーの手記「自然のものはただ育つ」を読む。この手記には息子を二

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    2026年04月16日
  • 水曜生まれの子

    Posted by ブクログ

    『何年も前、友達になった年上の作家が執筆中の本のことを手紙で尋ねてきた。「小説はいかがでしょうか。人は病人のことを訊くようにそう訊きますが、まだ書き終えていない小説とはそんなものです。終わったら、それは死んでいるか、ずっと具合がよくなっているかのどちらか。死者をわずらわせてはいけません」』―『水曜生まれの子』

    久しぶりに読む、イーユン・リー。もう、この作家を「千年の祈り」を読んだ時のようには読めないことを改めて意識してしまう。其処彼処に散らばる孤独、そして他者の死によってもたらされる喪失感。そこに作家の私生活における影を見ずにはいられない。

    「理由のない場所」を読んだ時に、そこに長男の自死

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    2026年02月21日
  • 自然のものはただ育つ

    Posted by ブクログ

    2人の息子を自死により亡くした女性のエッセイ。著者自身も自殺未遂をしたことがあるようだ。「私たち(著者とその夫)はジェームズ(著者の息子)が何を考えていたかよくわかっていないけれど、このことだけは確信が持てる。彼は命を絶つ決断を私たちが尊重するのを知っていたこと。」(p.41)という一節が非常に苦しく、けれども親と子供の間にある信頼関係は美しいと思った。子供が自殺する決断を尊重する親だと子供が理解している…究極の信頼関係…。

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    2026年02月01日
  • 理由のない場所

    Posted by ブクログ

    小説家にならずにはいられなかった著者ではないか?
    一文を書くのにどれだけの苦悩や思考があったのだろう?

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    2025年08月08日

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