酒井隆史の作品一覧
「酒井隆史」の「啓蒙の海賊たち あるいは実在したリバタリアの物語」「賢人と奴隷とバカ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
5つの類型
グレーバーは、この無意味な仕事を以下の5つに分類。
・取り巻き(Flunkies):誰かを偉そうに見せるためだけに存在する仕事(過剰なアシスタントなど)。
・脅し屋(Goons):雇用主のために他者を威嚇・欺く仕事(一部の企業弁護士やPRなど)。
・尻拭い(Duct Tapers):組織の構造的陥や、他人の無能さ・怠慢によって生じたバグを修正するためだけに存在する仕事。本来のシステムが正常に機能していれば、全く存在する必要のないタスクを延々と処理させられる。
・書類穴埋め人(Box Tickers):組織が「問題を認識し、対処している」というアリバイ作りのためだけに、誰も読まない報告書や形式的なコンプライアンス書類を作り出す仕事。
・タスクマスター(Taskmasters):自律的に動ける人を無駄に管理する、あるいは他人に無意味な仕事(ブルシット・タスク)を創出して割り振るだけの仕事。
グレーバーは、ブルシット・ジョブが人間に与える苦痛を「精神的暴力(Spiritual Violence)」と言う。人間には本来「自分の行動で界に意味ある影響を与えている」という実感が必要だが、この仕事はその欲求を根底から否定。「自分の仕事は無意味だ」と気づいているのに、上司や組織の体面を守るために「意味があるふり」を演じ続けなければならない状況は深い認知的不協和を生み出し、精神を激しく摩耗させる。
‥‥そうか、自分が今の職場でしんどかった理由はこれだったのかと落涙。出会えて良かった。