酒井隆史の作品一覧
「酒井隆史」の「万物の黎明~人類史を根本からくつがえす~」「ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「酒井隆史」の「万物の黎明~人類史を根本からくつがえす~」「ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
濃い。オーディオブックでなかったら完走できなかったかもしれないが、私はすごく好きだった。私ってアナキストの素質があるのかしら。好きなところ全部は書けないし、一部を選ぶのも難しい。
訳者の酒井隆史さんによる『ブルシット・ジョブの謎』を先に読んで(聞いて)いたから入りやすかったが、当然ながらグレーバーさんの原著のほうが分量も多いが密度もみちみちで、酒井さんの本で難しかったところや腑に落ちなかったところは、グレーバーさんの語りでだいぶ納得した。
中世ヨーロッパ北部のライフサイクル奉公からの、資本主義、プロテスタント、トマス・カーライル(漱石が博物館に行った話書いてた人だ!)、労働価値説から資本
Posted by ブクログ
グレーバーの『ブルシット・ジョブ』の翻訳者による解説本。
この本を読んでいると、真面目くさったバカバカしい社会や学校、職場を鼻で笑って中指を突き立てたくなる。そんなアナーキーな気分にさせてくれる、実に人類学らしい本だ。
終章のベーシック・インカム論はその極地。
ベーシック・インカムを導入すれば、生活に困らなくなった人々はやりたくない仕事はやらなくなる。その結果、世の中は下手くそな詩人や画家、ミュージシャンで溢れかえるだろう。だが、それでいいじゃないか?
ここまで行くとさすがに極端だし手放しには賛同しがたい。しかし、ブルシットな現状に絶望せずに、ありえる他の形を想像しようぜ、という主張はAI
Posted by ブクログ
人類文化とは、狩猟採集文化を経て農耕技術を発達させ、定住し都市を築いた。そこから権力者が生まれ強大な力で支配し、抑圧された都市住民の抵抗として民主主義が生まれ現代に至った——という文化進化論的ストーリーを根本から否定する。
狩猟採集時代から平等で遊びの文化も発達していたし、強大な権力者が支配する都市の周縁には平等な社会が同時に存在した。都市もまた支配者なく民主的に運営されていた可能性があり、支配者のいた都市でも長い年月の間に民主的な時代があった。一度農耕を発達させた文化が、その非効率さゆえに狩猟採集生活に戻った例もある。さらにはアメリカ先住民の民主的部族運営がヨーロッパ啓蒙思想に影響を与えた