作品一覧

  • 握りしめた欠片
    3.5
    1巻759円 (税込)
    東北の都市、海斗市から沖合5キロの泥洞島。7年前、姉の美花が行方不明になった。高校2年だった。それ以降、父は休職し、母は新興宗教にすがる日々。家族は崩壊してしまった。そんなとき、島内にある観覧車から従業員の死体が発見される。被害者の所有していた小型船から見つかったのは、いなくなった姉の携帯電話だった……。複雑に絡み合う事件の真相とは。失った家族の絆は取り戻せるか。心揺さぶる、感動の傑作長編。
  • ライオンの冬
    4.2
    1巻803円 (税込)
    伊沢吾郎、82歳。旧日本陸軍狙撃手。現在は軍人恩給で暮らしながら、狩猟解禁期間には猟をし、静かに暮らしていたが、ある少年の失踪事件をきっかけに再び立ち上がることを決心する……。
  • 償いの椅子
    3.7
    1巻880円 (税込)
    五年前、脊髄に銃弾を受けて能見は足の自由を失い、そして同時に、親代わりと慕っていた秋葉をも失った。車椅子に頼る身になった能見は、復讐のため、かつての仲間達の前に姿を現した。刑事、公安、協力者たち。複雑に絡み合う組織の中で、能見たちを陥れたのは誰なのか? そしてその能見の五年間を調べる桜田もまた、公安不適格者として、いつしか陰の組織に組み込まれていた。彼らの壮絶な戦いの結末は…?
  • 約束の森
    4.0
    1巻1,001円 (税込)
    警視庁公安部の刑事だった奥野侑也は、殺人事件で妻を亡くし退職を決めた。孤独に暮らしていた侑也に、かつての上司を通じて潜入捜査の依頼が入る。北の果てに建つモウテルの管理人を務め、見知らぬ人物と暮らしながら疑似家族を演じろという。侑也が現地に赴くと、そこにいたのは若い男女と傷ついた一匹の番犬だった。やがて闇に隠れた謎の組織の存在と警察当局の狙いが明らかになり、侑也は眠っていた牙を再び甦らせる――。
  • 愛こそすべて、と愚か者は言った
    3.8
    1巻1,045円 (税込)
    始まりは深夜の電話だった――。七年前に別れた久瀬の息子の慶太が誘拐された。犯人から身代金の運搬係に指定されたのは探偵の久瀬だった。現場に向かった久瀬は犯人側のトラブルに乗じて慶太を助けることに成功するが、事件の解決を待たずに別れた妻・恭子が失踪してしまう。久瀬は恭子の行方と事件の真相を追いながら、再会を果たした慶太との共同生活を始めるが…。『償いの椅子』の著者の恐るべきデビュー作!!
  • 天国の扉 ノッキング・オン・ヘヴンズ・ドア
    4.3
    1巻1,045円 (税込)
    10年前、抜刀術・名雲草信流を悲劇が襲った。末の妹・綾が放火により焼死してしまったのだ。犯人は、1年後、別の現場に残された遺留指紋が決め手となって捕まった飯浜幸雄。名雲家長男・修作がつきあっていた奈津の父親だった。修作の父・名雲和也は公判に出廷した飯浜に襲いかかる騒動を起こし、失踪。奈津は母親とともに土地を離れて行ってしまう……。守るべきものは何か? 愛する者との絆の在処を問う感動巨編!

ユーザーレビュー

  • ライオンの冬

    ネタバレ 購入済み

    結も爺さんも逞しい!

    結が逞しく日々過ごし生きているところも素敵だった。いろいろあった家庭、そして超田舎暮らしと通学。そのような中、多くの大人が関わり自然に頼る結、一昔前にはあっただろう日本の支え合う社会が垣間見れたような世界観が引き込まれた理由の本でした。そして日本兵として戦地経験がある爺さんが強く逞しい。ずっと山で暮らすその理由も最後にはわかるのだが、そういう生き方を貫く、その意思の強さが生き方の強さに繋がっている。ドンパチの行動・戦略は、昔の戦地経験とずっと暮らしてきた山、気候も地形も熟知しての戦い、戦争経験者として負けるわけにいかない意地、最後の敗者へのセリフが、生きてきた達成感やり切った人生ってところに繋

    #ほのぼの #アツい #カッコいい

    0
    2025年04月06日
  • 愛こそすべて、と愚か者は言った

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人は存外不器用にしか生きられないのでしょう。

    たとえ器用に生きていると思われても
    その方法はイレギュラーだった挙句に
    最終的には存在概念を
    消し去ってしまった人もいるのです。

    その人にとって、
    人生はなんだったのでしょうね。
    優しく手を伸ばそうとした人はいたけど
    全部その人は払いのけました。

    そしてそう思った復讐の大本の人の前で
    その歪んだ持論は砕け散るわけで。

    ちなみにタイトルは最後まで読めばわかるでしょう。
    なぜあの人物が「どことなく感情がないか」
    の答えがここにあるのです。

    0
    2023年11月01日
  • 天国の扉 ノッキング・オン・ヘヴンズ・ドア

    Posted by ブクログ

    流石は沢木さんというスーパーハードボイルドな作品。
    現代において主人公が剣士だという設定なのにヒーローもののような浮ついたところが微塵もなく、いくら警察や犯人グループに追われようと地道に真相を追い続ける姿が痛々しい。
    多くの登場人物の善悪の区別が終盤まで分からない構成も見事で飽きさせない。
    かなりのボリュームにも関わらず、最後まで緊張感を保ったまま一気に読むことが出来ました。

    0
    2023年02月23日
  • 天国の扉 ノッキング・オン・ヘヴンズ・ドア

    Posted by ブクログ

    ボリュームたっぷりで読みごたえありました。
    今出ている沢木さんの作品で一番最後に読みました。
    どれもハズレなしでした。

    0
    2022年10月06日
  • ライオンの冬

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    フィリピン大統領の隠匿したい過去、戦時中の秘密を巡って、日本東北地方の山奥で繰り広げられる壮絶な死闘…

    背景はそういう話なんだが、この本の核心部は旧日本軍兵士のじいちゃん達とクズチンピラたちの死闘シーンと、じいちゃんの孫の愛情物語である。

    後期高齢者の伊沢と猫田のカッコ良さ、伊沢の孫娘結の健気さとツンデレ感。彼らの敵として現れる連中のクズっぷりとこいつらが狩られていくシーンのスッキリ感。

    沢木冬吾の文章は少々個性的で好みがわかれるが、タメが映える文章が、じいちゃんたちの粘りの戦闘シーンにはしっくり合っていて俺は好きやなぁ。

    孫のために死力を尽くす、俺もそういうじいちゃんになろうと思う。

    0
    2021年07月15日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!