中村文則の作品一覧

「中村文則」の「教団X」「身体を記す」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

プロフィール

  • 作者名:中村文則(ナカムラフミノリ)
  • 性別:男性
  • 生年月日:1977年09月02日
  • 出身地:日本 / 愛知県
  • 職業:作家

福島大学行政社会学部応用社会学科卒。2002年『銃』で第34回新潮新人賞を受賞しデビュー。『遮光』で第26回野間文芸新人賞、『土の中の子供』で第133回芥川龍之介賞を受賞。その他作品に『掏摸<スリ>』、『悪意の手記』、『何もかも憂鬱な夜に 』などがある。

配信予定・最新刊

作品一覧

  • 大江健三郎賞8年の軌跡 「文学の言葉」を恢復させる

    大江健三郎賞8年の軌跡 「文学の言葉」を恢復させる

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    「情報テクノロジーの支配する社会で、もっとも痩せているのが「文学の言葉」です。私は永く「文学の言葉」で生きてきました。いまも注意深く見れば創られている、力にみちた「文学の言葉」を、知的な共通の場所へ推し立てたいのです」大江健三郎――2007年から8年間にわたり大江健三郎一人によって選考された「大江健三郎賞」の全選考過程と受賞理由、および受賞者との対談を収録した、完全保存版!
  • 身体を記す
    NEW

    身体を記す

    小説・文芸

    3.3
    1巻1,800円 (税込)
    15人の作家が己の「身体」と向き合った! 時代を代表する作家・表現者たちが自らの身体にまつわる記憶、経験、洞察を包み隠さず告白した刺激的エッセイアンソロジー。 社会の目にさらされ、他者との間で認知される性。 外見からは想像もつかない動きをする、身体への戸惑い。 肉体に刻まれる、誰かの痕跡。 現代で「男性」性を帯びて生きることと真摯に向き合う書き手たちのリレー・エッセイ。
  • ご本、出しときますね?

    ご本、出しときますね?

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,650円 (税込)
    小説家って面白い! 無類の本好き芸人・オードリー若林正恭と、20人の作家たちが“自分のルール”を語りつくす。 大人気番組、ついに書籍化! 西加奈子/朝井リョウ/長嶋有/加藤千恵/村田沙耶香/平野啓一郎/山崎ナオコーラ/佐藤友哉/島本理生/藤沢周/羽田圭介/海猫沢めろん/白岩玄/中村航/中村文則/窪美澄/柴崎友香/角田光代/尾崎世界観/光浦靖子
  • 教団X

    教団X

    小説・文芸

    3.5
    1巻1,584円 (税込)
    【「アメトーーク!」読書芸人でも紹介され、大反響!】絶対的な闇、圧倒的な光。「運命」に翻弄される4人の男女、物語は、いま極限まで加速する。米紙WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)年間ベスト10小説、アメリカ・デイヴィッド・グーディス賞を日本人で初受賞、いま世界で注目を集める作家の、待望の最新作! 謎のカルト教団と革命の予感。自分の元から去った女性は、公安から身を隠すオカルト教団の中へ消えた。絶対的な悪の教祖と4人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、光とは何か。著者最長にして圧倒的最高傑作。 ついに電子版配信開始!
  • 男性作家が選ぶ太宰治

    男性作家が選ぶ太宰治

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,485円 (税込)
    「この作品が自分は一番嫌いだ」(奥泉光選「道化の華」)、「不思議な明るさに包まれた怯えの百面相」(堀江敏幸選「富嶽百景」)、「『男性というものの秘密』を知っている作家」(松浦寿輝選「彼は昔の彼ならず」)――七人の男性作家がそれぞれの視点で選ぶ、他に類を見ない太宰短篇選集。
  • 自由思考

    自由思考

    小説・文芸

    4.1
    1巻836円 (税込)
    ユーモア溢れる日常のものからシリアスなもの、物語の誕生秘話から文学論、政治思想まで。中村文則・22年の「思考回路」がこの1冊に! 文庫版オリジナル&書き下ろしを収録。
  • 掏摸

    掏摸

    小説・文芸

    3.6
    1巻550円 (税込)
    東京を仕事場にする天才スリ師。ある日、彼は「最悪」の男と再会する。男の名は木崎、かつて仕事をともにした闇社会に生きる男。木崎は彼に、こう囁いた。「これから三つの仕事をこなせ。失敗すれば、お前を殺す。逃げれば、あの女と子供を殺す」――運命とはなにか、他人の人生を支配するとはどういうことなのか。そして、社会から外れた人々の切なる祈りとは……。その男、悪を超えた悪――絶対悪VS天才スリ師の戦いが、いま、始まる!!
  • 去年の冬、きみと別れ

    去年の冬、きみと別れ

    小説・文芸

    3.7
    1巻480円 (税込)
    ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。彼は二人の女性を殺した罪で死刑判決を受けていた。だが、動機は不可解。事件の関係者も全員どこか歪んでいる。この異様さは何なのか? それは本当に殺人だったのか? 「僕」が真相に辿り着けないのは必然だった。なぜなら、この事件は実は――。話題騒然のベストセラー、遂に文庫化!

ユーザーレビュー

  • 教団X

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    カルト教団とその信者達
    神とは?幸福とは?
    中村文則らしく、タブーに踏み込んで訴えてくる
    この教団は性に対して奔放さをうけいれる
    それが人間らしさだから
    つまり禁欲が尊いと思いがちな一般的な宗教とは異なる
    確かに性行為を崇める宗教や秘密結社は、多く存在する
    悪や欲が渦巻く作品だったが、なぜか幸せとは何か考えさせられた

    0
    2026年09月27日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    読書好きな、若!そして作家さんたちの交流もあるとは知らなかったです
    そして、対談が面白い
    作家さんのことって あまり知らないので
    こういう番組があったらまたやって欲しいと思いました

    0
    2026年09月13日
  • 掏摸

    Posted by ブクログ

    天才スリ師の生き様を描いたノワール小説。めちゃくちゃ面白かった。
    両利きのスリ師すげえ。
    主人公が一人称「僕」なので、主人公が知り得た情報しか読者にも知らされないのがとても効果的でスリリングな読み心地を与えてくれた。何を書くかより、何を書かないかが徹底されていて、そのまま話が進むので主人公の不幸な境遇がそのまま体に入ってくる。極悪人の木島にスリを強要され、何を盗めば良いかわかっても、それがどう使われるのか全くわからない。木崎はとんでもないことをしているのは間違いないのだが「知ろうとするな」と一蹴されるのが痛快だった。クズと悪党しか出てこないアンダーグラウンドすぎる1作。

    あらすじ。
    主人公は東京でスリをして暮らしている。その手捌きは凄まじく、金持ちそうな男を見つけては尾行して財布をスっている。スった財布は指紋を消してポストに入れると、身分証などから落とした本人の元へ届くのだという。

    主人公は過去にスリではなく強盗にも関わったことがある。犯罪で繋がった石川、立花という仲間と共に、資産家の爺さんの家の金庫を盗むミッション。金庫にある金は脱税したものであるため、警察沙汰にはならない。3人に与えられたのは爺さんの愛人の女性が大声を出さないように縛ること。強盗自体は同行した名前も知らない男たちが実行し、報酬の500万円を受け取って別れた。

    命令したのが悪の親玉である木崎だった。木崎は明かしていない主人公の名前や過去を全て知っていた。この男と関わったらいけない、そう思い東京を出た主人公だったが、やっぱりスリをするなら東京だと考えを改め、戻ってくる。そして財布をスった相手がなんと木崎だった。

    主人公は、東京での暮らしの中、ある親子と出会っていた。その母は子どもにスーパーで万引きをさせていた。主人公は万引きG面にバレていることを見抜き、捕まえられる前にやめろと言う。それから子どもがなつき、絆が生まれていく。

    主人公は木崎にほぼ無理ゲーな、新しいミッションを与えられる。失敗したら、その親子二人を殺すと言う。脅迫を受けた主人公は無謀なスリへ身を投じていく。さて逃れられない運命にどう抗うのか——

    0
    2026年07月25日
  • 自由思考

    Posted by ブクログ

    文庫版発売後すぐに購入したのだけど、大切に大切に読んでいたので気付いたら読み始めてから2年経っていた。びっくり。
    ゲラゲラ笑って笑い疲れて本を閉じる日もあったし、唸るほど考えて本を閉じて、それでもまだ考え続けるような日もあった。

    P.280
    小説には大抵、主人公がいる。
    僕達は主人公に同化し、時に客観視しながら小説を 読むけど、「個人」に着目して読んでいることに変わりない。
    テレビなどでは人間を「 外側」から見るけど、小説の多くは「内面」から見ることになる。
    人間の内面描写に最も適しているメディアは、小説であると僕は思っている。

    そして、小説を読む、つまり個人の内面を見、それに寄り添う習慣を持っている人は、排外主義者や、差別主義者などにはなり得ない。人を外側から一方的に見るのではなく、個人の内面に寄り添う想像力が、小説を読む人には養われていることが多いからだ。


    という言葉に救われた。
    そうだったらいいな。そんな人間になれていたら、いいな。

    0
    2026年07月05日
  • 掏摸

    Posted by ブクログ

    中村文則氏の本は読みながら頭の中に映像が、ノワール小説ならではの空気感とともに、まるで映画でも見るように再生される。
    ハードボイルドと言えばいいのか、かっこいい、の一言に尽きる。

    0
    2026年06月28日

新規会員限定 70%OFFクーポン 今すぐGET