稲田豊史の作品一覧
「稲田豊史」の「本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形」「映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「稲田豊史」の「本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形」「映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
かつで、映画は「鑑賞」するものだった。
しかしそれが今、早送りして映画を見る人達の間では「消費」するものとなっている。
忙しすぎる彼らは、何にでもタイパを求めるようになった。
ストレスが多すぎる彼らは、娯楽に豊かさを求めるのではなく、快楽を求めるようになった。
だから、セリフのないシーンに込められた状況から読み取る意味や、
あえて作られている余韻、間、なんてものはいらない。
すべて早送りか10秒飛ばし。
そんな視聴者に合わせて世の中には、まるで漫画のように登場人物が心情をご丁寧にいちいちセリフで説明する作品が増えた。
「わかりやすい」が正義で「わかりにくい」が悪。
わかりやすく、簡潔に
Posted by ブクログ
話題の新書。
タイパやコスパから若い人たちの本離れが進み、出版物の減少や書店の減少など本を取り巻く環境が厳しいのは知ってはいたが、ここに書かれている内容は想像以上だった。
本屋に行って買って読む。こういう当たり前だと思っていたことが当たり前じゃなくなる。
将来、本を読むこと自体が特殊な能力となり、一部の階級層しか本を読まなくなる。
暴論にも聞こえるが、本書を最後まで読むとこれが暴論ではないことがよく理解できる。
読めなくなった人々のインタビューにはハッと気付かされる話もあり、当たり前と思っていた読書習慣が一方ではこうも見方が違うのか、と驚かされる。面白かったです。