高野優の作品一覧
「高野優」の「黄色い部屋の秘密〔新訳版〕」「あなたを想う花」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「高野優」の「黄色い部屋の秘密〔新訳版〕」「あなたを想う花」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
さて、下巻である。
前回、上海で乗り遅れたかにみえたフォッグ氏らだが、間一髪乗せてもらうことができた。そして船ではパスパルトゥーとも再会できる。
舞台はアメリカ大陸へ。アメリカは主に鉄道の旅であるが、インディアンとの闘争が繰り広げられていた時代、鉄道旅といえども一筋縄ではいかない。
ニューヨークを目指して急ぐが、大西洋を渡る船にまたしても乗り遅れてしまい…。
フォッグ氏らは、約束の時間に戻ってくることができるのか。
上巻の感想と重なるけれど、この時代の国々の様子がわかるのが一番面白いところ。
そして降りかかる問題に、(主に金の力をもって)フォッグ氏が慌てずに適切な次善の策をとっていくところ
Posted by ブクログ
フランスのシャロン村で墓地の管理人として働く中年女性ヴィオレットと不実な夫フィリップを中心に、様々な愛と喪失の物語が過去と現在を行き来しながら94の短い章で綴られる。両親を知らず複数の里親の元で育ったヴィオレットはジョン・アーヴィングの『サイダーハウス・ルール』を、主人公の孤児ホーマーの境遇や生き方に共感し愛読する。亡き母イレーヌを他人の夫ガブリエルの墓に入れる為に訪れた警視のジュリアンとの出会い。イレーヌとガブリエルの秘められた大人の恋は繊細かつ思いやりをもって描かれる。多くを求めず、有り合わせの自由な日々を幸せと感じながらも、否応なく様々な死と向き合わされる墓地での日常の中で、ヴィオレット