印南敦史の作品一覧
「印南敦史」の「先のばしをなくす朝の習慣」「抗う練習」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
1ライン・エッセンス
読書の本当の価値は、書かれてることの100%を写し取ることではなく、価値を感じる1%に巡り合うことにある。
【この本は結局何を伝えたいのか】
読書は「本の内容を100%覚えること」ではなく、「自分にとって価値のある1%を見つけること」。一冊を完璧に理解しようとするのではなく、たくさんの本から小さな気づきを集めて、自分の知識や考えを作っていく「フロー・リーディング」に切り替えよう、という本。
【各章の要点】
■第1章「なぜ読むのが遅いのか?」
熟読しても大部分は忘れてしまう。本は「1行でも心に残れば成功」と考え、完璧に覚えようとしない。
■第2章「なぜ読む時間がないのか?」
読書を特別な行為にせず、毎日の習慣にする。読む時間・場所を固定し、短時間で一気に読む。
■第3章「なぜ読んでも忘れるのか?」
読むだけでなく「書く」ことで記憶に残す。気になった1行を書き出し、最後に最も印象に残った1行と、その理由を残す。
■第4章「流し読みにもルールがある」
すべてを読む必要はない。目次や小見出しから必要な部分を判断し、不要な部分は積極的に読み飛ばす。読む目的を明確にすることが重要。
■第5章「本とどう出会い、どう別れるか」
読む本を事前に決め、読書量を増やす。他人のおすすめも取り入れ、自分の興味の範囲を広げる。
■終章
読書量や知識量を競うのではなく、本を読むプロセスそのものを楽しむことが大切。
【実務で使えるポイント】
・「全部理解する」ではなく「1つ持ち帰る」を目標にする
・読む前に「この本から何を得たいか」を決める
・目次や小見出しを見て、必要な部分に集中する
・気になった1行をメモし、最後に「なぜ印象に残ったか」を一言で書く
・毎日同じ時間に読む習慣を作る
・一冊を何日もダラダラ読むより、短時間で集中して読む
【まとめ】
読書は「知識を詰め込む作業」ではなく「宝探し」。
完璧に読もうとするから遅くなる。必要なところだけを読み、心に残った1行を持ち帰る。たくさんの本から得た小さな気づきを組み合わせることで、自分の考えや知識が作られていく。
「1冊を完璧に読む」より「100冊から100個の気づきを得る」くらいの感覚で、もっと気軽に本と向き合っていいと思える一冊。
Posted by ブクログ
足繁く通う書店にて本書を見つけた時は、早く
一読してみたかった一冊なだけに、素直に悦びを
爆発させてしまった。
本書は、書評家である筆者が、書評という仕事を
余すことなく紹介している。
全部で4章から構成されていて、前半部分は、生業等としての書評について説明している。後半は、書評に係る技術等を平易に述べている印象を受ける。
予想に違わず読み進めていくうえで、ドッグイアーを大量に生産し、かつ、無数の心に響くフレーズ等の鉛筆による囲い込みを残すことになった。
本書のエッセンスとして肝に銘じておきたい点は、以下の5点だ。
★書評は簡潔かつ平易な表現で書かれているべき
★書評家の意識にも変革が求められている
★読者に『おトク感』を提供することが重要
★なにがあっても、誠実であること。
★自分の文を好きになる
特に5点目についてであるが、筆者は、文章における最重要要素として、リズム感について言及している。この点については、強く共感したい。
これは書き手の技量等に大きく依存することだと思うが、その文章に含まれるテンポや躍動感等が、その文章自体を一段階上昇させることへ導くことをも意味しているのではないだろうか。
また、筆者は、文章力よりも大切なこととして、やる気と行動力を挙げている。
しかし、信頼構築が最優先されることであり、それらよりもまずは、読者への感謝の気持ちを持つことが大切であると筆者は、主張する。
本書を通じて、生業としての書評という仕事を知ることができた。筆者が言うように、驕らずに最良のものを創り上げていくという自分軸をいつまでも持ち続けていきたい。
Posted by ブクログ
2016/03/27 の読書ノートより抜粋(2025/05/08)
p.86
「毎日・同じ時間に読む」を軌道に乗せたいのであれば、まず朝がおすすめです。
とくにいいのは「目を覚ましてすぐの時間」。目が覚めたらすぐに起き上がらず、あえてそのままベッドに寝転がりながら10分間だけ本を読むのです。すると、たったそれだけのことで頭がスッキリします。
→ モーニングバスケットに明日の朝読みたい本を入れてから眠る。
p.91
「1ライン・レビュー」とは
「1ライン・エッセンス」について、「なぜこの1行に感動したのか?」という観点で、ひと口メモを書くだけです。
→ 読書ノートを書いたあとにロジック3でポイントを3つ以内にしぼって最後に一言にまとめる。これと同じ考えだと思う。
p.93
1日1冊のペースで読むとすると、1年後にはレビューだけでも300行を超える分量になります。あとから見返すときのことを考えても、引用とレビューがそれぞれ1行でビシッと簡潔にまとまっているほうが、記憶の再現効果も高くなるのです。
→ 少しずつの感想でも毎日続けていれば膨大な量となる。200ページの文章からお気に入りの1行を探すという行為もすごいが、それが重なると大きな変化につながる。
9年も前にこんなことを考えていたのかと驚きました。
記憶が完全消去されても、やっていることが大して変わってないなぁ。。。
Posted by ブクログ
「最近の人は本を読まない」というような発言は、それが事実である一方、もうひとつの事実を覆い隠し、歪めてしまう可能性をはらんでいます。つまり否定的な論調は、「程度の差こそあれ、誰でも過去に読書体験はあり、無意識のうちにそこからなにかを学んでいた」という事実を覆い隠してしまうということです。(「はじめに」)「本が売れない」「読書人口の減少」といった文言が飛び交う現代社会で、「読書の原点」を問いなおす。
…………
読んで良かった。素直にそう思える良書だった。
かしこまる必要もない。読みたい本を自由に読めよ。積み重ねていけば、自分の人生にいつかどこかで役に立ってくれるもの。
無駄ではない。楽しんで読めば良いんだ。
習慣づけをしていけば、読みたいという気持ちで、続けていけるもの。
面白くない本を無理して読む必要はない。
本は食べ物の好き嫌いと似たようなもので、個人個人で好き嫌いは、どうしても出てしまうもの。
それでも、数年経って読み直してみると、すんなり共感できたり、理解できたりすることもあるので、自分に合わないと決めつけることもない。
自分が思っていたことを代弁してくれているようで、「そうそう!」とずっと共感して読み終えた。
読んで損ない本でした。