作品一覧

  • 眠れる森の美女―シャルル・ペロー童話集―
    4.5
    1巻473円 (税込)
    仙女の呪いで百年の眠りについた美しい王女――。王子様のお迎えで目覚めたのちの恐怖を描いた表題作のほか、赤頭巾ちゃん、長靴をはいた猫、親指小僧からシンデレラまで。あの懐かしい童話が新鮮な翻訳と美しく読みやすい活字、繊細な挿絵とともに甦りました。不思議でロマンチックで楽しい。そしてちょっとだけグロテスクで残酷……。そんなペローの童話の世界へ、ようこそ!
  • 美女と野獣(新潮文庫)
    3.8
    1巻539円 (税込)
    裕福な商人の末娘ベルは、とびきりの美貌と優しい心根の持ち主。ある日、父親が見るも恐ろしい野獣に捕えられると、彼女は身代わりを買って出た。ベルに恋をした野獣は、正直さに心を打たれて彼女を家族の許に返すが、喪失の悲しみに身を焦がし、命を捨てようとする。その姿を目の当たりにしたベルはある決意をする――。人生の真実を優しく伝え、時代と国を超えて愛され続ける物語13篇。
  • マディソン郡の橋
    4.1
    1巻569円 (税込)
    200万部超の大ベストセラー! 屋根付きの橋を撮影するため、アイオワ州の片田舎を訪れた写真家ロバート・キンケイドは、農家の主婦フランチェスカと出会う。漂泊の男と定住する女との4日間。時間に縛られ、逆に時間を超えて成就した奇蹟的な愛――。1993年、日本語版が刊行されるやじわじわと感動の輪を広げ、「シンプルで純粋」「涙なくしては読めない」と絶賛された不朽のベストセラー。1995年、クリント・イーストウッド/メリル・ストリープ主演で映画化。
  • 海底二万里(上)
    3.9
    1~2巻693~781円 (税込)
    ときは1866年、大西洋に謎の巨大生物が現れた! 異形の〈怪物〉の目撃譚に人々はおののき噂した。白鯨か? 伝説の怪異か? はたまた超自然現象か? 議論が沸騰するなか、アロナクス教授はその正体を暴くため、使用人のコンセイユとともに高速フリゲート艦に乗り込む。それが、驚くべき旅の始まりになるとも知らずに──。少年から大人までをも魅了する海洋冒険ロマンの傑作、新訳。
  • 家なき子(上)(新潮文庫)
    4.0
    1~2巻781~869円 (税込)
    優しくぼくを見つめる、母と思っていたその人は母ではなかった。ぼくは捨て子だったのだ……。家を追われた8歳の少年レミは、謎の老旅芸人ヴィターリスの一座に加わり、芸をする動物たちとともに巡業の旅に出発する。大都会から炭鉱町まで、時に厳しい荒野を渡り、吹雪を耐え、川を越え――レミは真の幸福を求めて旅を続ける。時代を超えて読み継がれるフランスの児童文学の傑作を完訳!
  • オペラ座の怪人(新潮文庫)
    3.8
    1巻990円 (税込)
    19世紀末、夜ごと流麗な舞台が繰り広げられるパリの花、オペラ座。その地下深くには奇怪な事件を巻き起こす怪人が棲み着いていると噂されていた。怪人は若く可憐なクリスティーヌに夜毎歌の手ほどきを授けていたが、歌姫に想いを寄せる幼馴染の子爵との仲に嫉妬しクリスティーヌを誘拐。結婚を迫り、拒否すればオペラ座を爆破すると脅すのだった……。ホラー小説の先駆けと名高い世紀の名作。(解説・岡田暁生)
  • 海底二万里(上下)合本版(新潮文庫)
    -
    1巻1,474円 (税込)
    ときは1866年、大西洋に謎の巨大生物が現れた! 異形の〈怪物〉の目撃譚に人々はおののき噂した。白鯨か? 伝説の怪異か? はたまた超自然現象か? 議論が沸騰するなか、アロナクス教授はその正体を暴くため、使用人のコンセイユとともに高速フリゲート艦に乗り込む。それが、驚くべき旅の始まりになるとも知らずに──。少年から大人までをも魅了する海洋冒険ロマンの傑作、新訳。 ※当電子版は新潮文庫版『海底二万里』上下巻をまとめた合本版です。
  • 憂鬱な10か月
    3.6
    1巻1,980円 (税込)
    誕生の日を待ちながら、母親のお腹のなかにいる「わたし」。その耳に届く、愛の囁き、ラジオの音、そして犯罪の気配――。胎内から窺い知る、まだ見ぬ外の世界。美しい母、詩を愛する父、父の強欲な弟が繰り広げる、まったく新しい『ハムレット』。サスペンスと鋭い洞察、苦い笑いに満ちた、英国の名匠による極上の最新作。
  • 恋するアダム
    4.3
    1巻2,750円 (税込)
    独身男のチャーリーは、母親の遺産を使って最新型アンドロイドを購入した。名はアダム。どんな問題も瞬時に最適解を出すAI能力を利用して、チャーリーは上階に住む女子学生ミランダと恋仲になることに成功した。だが彼女は重大な過去を秘めており、アダムは彼女に恋心を抱きはじめる。人工知能時代の生命倫理を描く意欲作!
  • 海底二万里(下)

    Posted by ブクログ

    壮大な地球上のあらゆる海の旅が終わりました。ホッとしたような寂しいような。

    図鑑のような夥しい海の生物、海中を進む時の知識量、問題点、解決策…。
    日本で文明開花と呼ばれる明治の維新があった直後と時を同じくして、フランスでこんなことを考えていた人がいるなんて。ヴェルヌさんの知識と想像力はちょっと私などには理解の範囲を超えます。
    新潮社文庫は挿絵も全て収録されているとのことで、知識をお話に絵として落とし込むおそろしいほどの見応えに、行ったり来たりの私でした。感嘆です。

    0
    2024年10月31日
  • 海底二万里(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ノーチラス号、ネモ船長、すばらしすぎる…!ヴェルヌさんの頭の中ってどうなっていたのだろう。知識と想像力が底なしなのでは、という印象です。
    ヴェルヌさんがこれを書いていた頃日本は幕末だったと思うとなんともいえない気持ちになります。
    下巻もどんな旅ができるのか、どんなふうに収束するのか、とても楽しみ。

    0
    2024年10月21日
  • 眠れる森の美女―シャルル・ペロー童話集―

    Posted by ブクログ

    実は大人向けだったりする、読んだ中で面白かった童話集。

    これを読めばディズニーで知られる名作『眠れる森の美女』にマレフィセントはいないし、実はオーロラ姫(作中ではオーロル)は眠れる森の美女ではないことに驚かされます。そして実はディズニーアニメーションって凄かったりします笑
    かなり残酷さが根幹にあり、やたら人喰い鬼が登場して子供を陥れますが、話の展開は面白いです。

    追記
    シンデレラの原作と赤ずきん、長靴を履いた猫、青ひげもシャルル・ペローが書いていたことにも驚きでした。

    0
    2024年09月03日
  • 海底二万里(下)

    Posted by ブクログ

    第二部となる下巻は、第一部と比べて物語の展開や登場人物の感情が激しく動いていた印象で非常に読み応えがあった。特に後半は、観察眼がありつつも意外と感情の上下があるアナロクス博士の視点から見える状況にハラハラさせられた。

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    2024年05月03日
  • 恋するアダム

    Posted by ブクログ

    カズオイシグロのAIを題材にした作品は、語り手がAIであるが故に直接的には多くを語らず読者に思考させるものだと思ったが、こちらはあらゆる人間が種々の問題(AIと人間の関係性に留まらない)を提起するもので、これはこれで非常に良かった。ミステリー色、SF色、社会派色、と、あらゆる側面を一気に味わえる作品。歴史上の事件がたくさん、史実と裏返しになっているのもとても興味深い。
    個人的には一年住んだロンドンの雰囲気を懐かしく思い出せるところも高ポイントだった。

    0
    2024年01月02日

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