王城夕紀の作品一覧

「王城夕紀」の「天盆」「青の数学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 青の数学(新潮文庫nex)

    ラノベ

    3.9
    1~2巻693円 (税込)
    雪の日に出会った女子高生は、数学オリンピックを制した天才だった。その少女、京香凜(かなどめかりん)の問いに、栢山(かやま)は困惑する。「数学って、何?」――。若き数学者が集うネット上の決闘空間「E2」。全国トップ偕成高校の数学研究会「オイラー倶楽部」。ライバルと出会い、競う中で、栢山は香凜に対する答えを探す。ひたむきな想いを、身体に燻る熱を、数学へとぶつける少年少女たちを描く青春小説。
  • マレ・サカチのたったひとつの贈物

    小説・文芸

    4.0
    1巻704円 (税込)
    誰か、私を留めて。どこかへ跳び去ろうとする私を――世にも奇妙な「量子病」を発症して以来、自らの意志と関係なく世界中をワープし続ける稀。一瞬後の居場所さえ予測できず、目の前の人と再び会える保証もない。日々の出会いは儚く、未来はゆらぐ。人生を積み重ねられない彼女が、世界に爪痕を残すためにとった行動とは?
  • バイ・タイム―整時士佐藤スバルの哀切―(新潮文庫nex)

    ラノベ

    5.0
    1巻737円 (税込)
    高次知的生命体(OT)との偶発的衝突(ファーストコンタクト)。それから2年、人々の日常は、頻発する“時が歪む”異常現象〈渦〉に悩まされていた。最愛の妻・ハルコさんを失った佐藤スバルは、遺された6歳の息子・ハルキとともに、〈渦〉の発生原因を突き止め、解消する“整時士”として働いている。仕事と子育てに追われる日々の中でスバルは、愛と時間の本当の意味を知る。家族の絆に涙する大災厄のその後の物語。
  • 走る?

    小説・文芸

    3.4
    1巻764円 (税込)
    あなたは走っていますか? 人生には、走るシーンがつきものだ。 中田永一、東山彰良、柴崎友香など、十四人の多彩な作家が「走る」をテーマに競作した異色のラン小説アンソロジー。 【収録作品】 中田永一「パン、買ってこい」 柴崎友香「ベランダと道路」 王城夕紀「ホープ・ソング」 佐藤友哉「熊の野戦」 遠藤徹「桜の並木の満開の下」 前野健太「いびきが月に届くまで」 古川日出男「藤村加奈芽のランニング・ストーリー」 岩松了「走る男」 小林エリカ「飛田姉妹の話」 恒川光太郎「リスタート」 服部文祥「小さな帝国」 町田康「ずぶ濡れの邦彦」 桜井鈴茂「誰にだって言いぶんはある」 東山彰良「或る帰省」
  • 天盆

    小説・文芸

    4.2
    1巻858円 (税込)
    「誰かのために戦う奴に勝てるわけがない」 蓋の国を動かすのは、盤戯「天盆」を制した者。人々は立身を目指し研鑽に励むが、長い間、平民から征陣者は出ていない。 そんな中、貧しい十三人きょうだいの末子・凡天が激戦を勝ち進み――少年が歴史に挑む時、国の運命もまた動き始める。 圧倒的疾走感で描き出す放熱ファンタジー!
  • 伊藤計劃トリビュート

    小説・文芸

    4.1
    1巻1,254円 (税込)
    伊藤計劃が2009年にこの世を去ってから早くも6年。彼が『虐殺器官』『ハーモニー』などで残した鮮烈なヴィジョンは、いまや数多くの作家によって継承・凌駕されようとしている。伊藤計劃と同世代の長谷敏司、藤井太洋から、まさにその影響を受けた20代の新鋭たる柴田勝家、吉上亮まで、8作家による超巨大書き下ろしアンソロジー
  • ノマディアが残された

    小説・文芸

    4.3
    1巻2,200円 (税込)
    言葉は伝染する、ウイルス以上に―― シリアの難民キャンプで未知の感染症が発生。バイオテロが疑われる中、キャンプを訪れていた同僚クイナが消えた。ビューログに残された「ノマディア」という謎の一語を手がかりに、外務省直轄の秘密組織「複製課」の面々が、クルディスタン、イスタンブール、ウィーン、スカンジナビアと進むうち、恐るべき殺戮計画が像を結び始め――

ユーザーレビュー

  • バイ・タイム―整時士佐藤スバルの哀切―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    大きな山場はあんまりないけど、最後まで世界観に没入できて引き込まれました。「青の数学」でも思ったけど言葉が綺麗で整ってる印象が今回もありました。SF好きさんぜひ手にとってみて欲しい

    0
    2026年07月14日
  • 青の数学2―ユークリッド・エクスプローラー―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    続編。こちらもとても素敵な作品だった。

    この作品が描いているのは数学だけではなく、数学という世界を通して、生き方や人との関わり、自分らしくあり続けることなど、人生において大切なことが丁寧に描かれているように感じた。


    「ずっと続けたい」と思えるものがあること。そして、それを心から好きだと思えることは、どれほど幸せなことなのだろう。

    読み終えたあと、私にもそんなものが見つかるだろうか、いつか見つけたい。
    そんな前向きな気持ちをもらえた一冊だった。

    0
    2026年07月07日
  • 青の数学(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    本当に大好きな本の一つ。
    自分にはない世界や感覚に触れることができる読書は幸せだと改めて感じさせてくれた作品。


    タイトルの通り「数学」を題材にした青春物語だが、この作品は数学を通した先にある「人の感情」がとても面白い。

    一人ひとりの心理描写がとても丁寧で、苦しさや焦り、嫉妬、憧れ、諦めきれない思いまでもが、美しい文章で静かに描かれている。文章そのものにも透明感があり、ページをめくるたびにその世界へ引き込まれていく。

    数学の話になると難しい部分もあるが、数学が分からなくても、登場人物たちの感情に心動かされることができる素敵な作品だと思う。


    特に心に残ったのは、「恋焦がれるほど好きなも

    0
    2026年07月07日
  • バイ・タイム―整時士佐藤スバルの哀切―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    「天盆」「マレ・サカチ」「青の数学」と
    独創的な世界観が特徴的な王城さんの新作SF。

    バイ・タイム~by-time~〈余暇〉

    地球外生命体(OT)とのコンタクトが成ってしまった地球の
    とある町が舞台。
    その“副作用”とも言える時空的な現象《渦》に対応する
    “整時士”であり、6歳児の父でもある佐藤スバルが主人公となる。

    最後まで読むと、少なくともこの作中のエピソードとして
    ある1点が《渦》の原因として共通していて、
    1話目の展開のしかたはかなり作為的には感じるところ。

    そのほかは子の成長を見守る父の物語としても、
    《渦》の謎を追うミステリー形式の物語としても、
    まだ広がりをもっていってほ

    0
    2026年07月03日
  • バイ・タイム―整時士佐藤スバルの哀切―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     久々に手に取る、王城作品。時空の歪みという設定だけなら先例はあるが、内容は『マレ・サカチのたったひとつの贈物』に通じるものを感じる。

     ある大災厄に見舞われた人類は、頻発する“時が歪む”異常現象〈渦〉に悩まされていた。この〈渦〉の発生原因を突き止め、解消するのが“整時士”の仕事である。妻に先立たれ、6歳の息子を育てる佐藤スバルも、整時士の一人だった。

     本作は4編から構成される連作短編集であり、スバルはそれぞれ〈渦〉の解消に挑むのだが、ハードSF的な厳密さはない。そもそもの発端となった大災厄や〈渦〉について、詳細は語られない。読者の想像に委ねる部分が大きい作品と言える。

     一つはっきり

    0
    2026年06月10日

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