熊代亨の作品一覧
「熊代亨」の「「推し」で心はみたされる?~21世紀の心理的充足のトレンド」「健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
大学生は年齢を鑑みると大人に分類されるけど、若者だ。若者の定義はアイデンティティの確立途中であり、守るべき義務や社会的責任がなく、自分のことを自分でせずにいられる人。他人の成長を喜べるより、自分の成長欲求を満たしたり、自分の趣味に頭が一杯な人。近年メディアにはおひとり様や個人の持つ自由が誇張された動画が多いが、考えるべきものなのだと思った。自由を求めて個人主義が進みすぎた結果、大人になる機会を見失ってしまう現代。
SNSを開けば、いまをときめくためにリソースを惜しまない人たちがたくさん出てくるし、ドラマチックな恋愛や刺激的なコンテンツがたくさんある。
でも大人としての生活はきっといまをときめくためにリソースを惜しまない生活はできない。そんなことをしていたら生活が成り立たない。いまをときめくのが若者だとしたら、いまがときめかないとも社会的な責任や他人の成長のためにがんばれる人が大人なんだと思った。
若者から大人になれない「成熟困難時代」...!!ほんとそうだと思います。
他人を気にせず自分の生きたいように生き、彷徨い続けることは、大人を始められない要因なのだと学んだ。。
18歳から大人だけど、若者でもある。モラトリアムにはその両方の要素がある。若者から大人になるには、他人の成長を喜び、異なる年代の人から学び、ステータスなどのわかりやすいものではなく様々な視点から人と関われるソーシャルスキルが必要だ。
まだまだハードルが高いし理解できない考え方もあるけど、時間をあけて読み直したい一冊になった。
Posted by ブクログ
おもろかった。めっちゃ自分の事書かれてた(笑)
「推しを推したい気持ちが強くなり過ぎるあまり、大きすぎる期待をしては裏切られたと感じたり、買い集めたグッズを焼却炉に放り込んだり」←私すぎ(笑)
「でも、そこまで推し活に不器用な人、理想化自己対象をとおしたナルシシズムの充たし方の苦手度が高い人は少数派でしょう」←え……?私少数派だったの……?
自分はこの本の通り、鏡映自己対象をとおしたナルシシズムの充足が足りずに理想化自己対象をとおしたナルシシズムの充足も不器用になっている片翼飛行の状態だと思います。
とても腑に落ちます。
でも上記のように私は少数派であるようで、この本では多数派に向けて語られている部分が多かったので少し物足りなさもありました。
最後に書かれている通り、私に必要なのは多数派向けの本ではなく病院なのかもしれないですね。