熊代亨の作品一覧
「熊代亨」の「「推し」で心はみたされる?~21世紀の心理的充足のトレンド」「健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「熊代亨」の「「推し」で心はみたされる?~21世紀の心理的充足のトレンド」「健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
おもろかった。めっちゃ自分の事書かれてた(笑)
「推しを推したい気持ちが強くなり過ぎるあまり、大きすぎる期待をしては裏切られたと感じたり、買い集めたグッズを焼却炉に放り込んだり」←私すぎ(笑)
「でも、そこまで推し活に不器用な人、理想化自己対象をとおしたナルシシズムの充たし方の苦手度が高い人は少数派でしょう」←え……?私少数派だったの……?
自分はこの本の通り、鏡映自己対象をとおしたナルシシズムの充足が足りずに理想化自己対象をとおしたナルシシズムの充足も不器用になっている片翼飛行の状態だと思います。
とても腑に落ちます。
でも上記のように私は少数派であるようで、この本では多数派に向けて語られ
Posted by ブクログ
ウシやブタ、イヌやネコが家畜化したのと同じように、人間もまた家畜化が進んでいる。それは、ウシやブタのような人為的家畜化ではなく、イヌやネコが人間の生活環境に自ら適応し、生物学的な性質を穏やかで協力的な方向へ変えてきた、自己家畜化であるといえる。
自己家畜化とは何か、その歴史から始まり、現代社会が家畜化と言われる所以、それに適応できない人について、最後に未来はユートピアかディストピアかについて語られている。
現代を生きる人間は自己家畜化を経てきた、それは現在進行形であると言い切るなんて野蛮な、という第一印象をタイトルから抱いていてとても興味がある本でした。
家畜というとウシやブタのことを指
Posted by ブクログ
推しがいるオタクにはぜひとも読んでほしい1冊であった…
SNSが生まれ、推し活がより大規模に気軽になったことで「萌え」から「推し」に変わり、社会も変化してきたなかで「推し活」が個人にどのような影響をもたらすか、どういった欲求を満たしているのか。その功罪と「推し」や「推し活」と上手く付き合っていくための心がけがまとめられている
現在の「推し」や「推し活」は承認欲求と所属欲求を満たすものでもあり、つまりそれは自己愛(ナルシシズム)を満たすものであるとしている。しかしながら、それら自己愛(ナルシシズム)や承認欲求と所属欲求を悪いものだとはせず、あくまでも付き合い方が重要であると熊代氏はこの本で書いて