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Posted by ブクログ
なんでこんなに評価が低いのかわからない。
入門書としてしまうと分かりにくいかもしれないが時代に沿って話が進んでいくし、大伴家持の説明は楽しかった。
このシーンが面白かった↓
聖武の天平年間はまだよかった。大宰府にいた小野老が、あをによし奈良の都は咲く花の薫ふがごとく今盛りなりと讃え、旅人が酒を浴びるほど飲み、人々を集めて盛んに飲み会を開いていたのも天平年間のこと。旅人の時代は太平な天平、その後に訪れた天平勝宝年代は禁酒令に集会禁止令の暗黒時代。治安維持法の施行された昭和の暗黒時代の前の大正ロマンが天平時代だ。
大伴旅人が大宰府で「酒壺になりたや」などと歌っていた頃の、中央政府のトップは舎人親王だ。「日本書紀」編集者としても知られている。そのお方が宴席で、「意味の通じない歌を作った者には、褒美として銭や繝布を取らせるぞ」と仰せられた。
安倍子祖父(あべのこおおじ)は賞金稼ぎに、
わが背子が犢鼻にする円石の 吉野の山に氷魚そ下がれる
犢鼻というのはフンドシを締めた形が犢の花の形に似ていることから付けられた造語。意味不明な歌で36万獲得。
私は言いたい、「この歌、意味不通ではねえよ。フンドシの下には丸い山のようなものが二つあるでねえか。その間からブラリと魚のようなものが一本下がっているでねえかよ」と。