中村元の作品一覧
「中村元」の「原始仏典」「全館訪問取材 中村元の全国水族館ガイド 125」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「中村元」の「原始仏典」「全館訪問取材 中村元の全国水族館ガイド 125」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ブッダの生涯を記しながら、それだけでなくブッダの教えを主要仏典を紐解きながら紹介しています。どちらかと言うと仏典紹介とその内容解説がメインなので、ブッダの生涯よりもブッダの教え(「仏教の教え」というかは、それらが仏教として成立する以前のブッダの教えといった方がいいのかなと思いました)に主眼が置かれています。
煩悩を無くし悟りを開くという静かな宗教というイメージがありましたが(仏教文化の色濃い日本で生まれ育ってこんな程度の認識しかなくて恥ずかしいですが)、むしろ涅槃に達し楽しく生きることを説いているという点が大切なんですね。
面白く心に残る名著かと思います。
Posted by ブクログ
ブッダが「ただの人」であった事がよくわかる。食中毒になって苦しんだり、疲れたから横になりたいと言ったり、チュンダに気を使ったり、本当に「ただの人」。
これは自分のような「ただの人」でもブッダのように悟りを開き、苦しみから解放されうるという希望でもある。
臨終間近の講話中に「若き人アーナンダー」が「ご婦人にばかり気がむいてしまう事」を相談する所がとても人間らしくてリアル。今その事を相談するかね?とも思うし、そんなだから2000年経っても「若き人」って書かれるんだなとも思う。
また、文章自体がめちゃくちゃ読みにくい。主語を変えて同じ言葉を繰り返したり、本当にただ繰り返したり。作文技術自体が未
Posted by ブクログ
・「犀の角のようにただ独り歩め」異国情緒と含蓄に溢れるとても良い言葉だ。
・今の日本の仏教のように「仏に縋り、仏に祈る」というのは随分と原型から離れたもののように感じた。
ただ、インドにおける仏教の発生がインドの風土と風俗に沿ったものであるなら、日本の仏教の発展もまた日本の風土と風俗に沿ったものであるのか。
・「二度とこの世に生まれることがない」のが最良だど幾度と唱えているが、これは反出生主義とどう違うのか誰か教えて欲しい。
・「自分で自分のことを言いふらすのであるから、かれは「下劣な人」である」は、各種SNSヘビーユーザーに刺さる言葉だな。
・執着するから、愛着するから苦しみが生まれるの