境界性パーソナリティ障害作品一覧

  • 境界性パーソナリティ障害
    4.1
    普段はしっかり者で思いやりのある人が、急に逆ギレする、わざと人を怒らせる、不可解な言動を繰り返す、それが境界性パーソナリティ障害だ。現代人に急速に増えているこれらの例は「性格」の問題でなく、れっきとした病。ある「きっかけ」で突然そういう「状態」になり、果ては場当たり的なセックスや万引き、自傷行為にまでエスカレートする。彼らの心の中では何が起きていて、何が問題なのか。理解しがたい精神の病を、わかりやすく解説。
  • 恋愛依存症 苦しい恋から抜け出せない人たち
    4.3
    恋愛心理学の第一人者が、●共依存=苦しい愛から抜け出せない。●回避依存=幸せになるのが怖い。●ロマンス依存=愛の刺激にはまる。●セックス依存=苦しみを性愛でしか癒やせない……という、恋愛依存症の4つのタイプを心理学的視点で解説。不幸の連鎖を断ち切るための、「回復への10のステップ」を説く。毒親、境界性パーソナリティ障害、未完の仕事、アッパーリミット、自己確認、認証……失われた愛とともに、心の傷にも癒やしを与えてくれる本。※2000年に刊行された『恋愛依存症』に加筆・改筆をした決定版です。
  • 境界性パーソナリティ障害の世界 I HATE YOU DON’T LEAVE ME
    3.5
    「境界性パーソナリティ障害」のバイブルが遂に増補改訂! アメリカで大ベストセラーとなり、日本を含め世界10か国以上で、専門家と一般の方々の両方に読まれ続けてきた『I HATE YOU DON'T LEAVE ME』(邦題『境界性人格障害のすべて』)が、大幅に加筆修正され、新たな版として発刊されました。 研究が盛んなアメリカの最新治療と豊富な臨床例を「境界性パーソナリティ障害」の専門家として著名なクライスマン医学博士がわかりやすく解説。 研究と治療の進歩から対人関係の謎を解明する、読み物としてもたいへん興味深い内容です。 【本書の特徴】 ●アメリカの新しい治療法や研究の進歩がわかる ●患者やその回りの人も理解できるよう、症例と対処法を具体的に解説 ●症状の大幅改善を、さまざまなケースを通して紹介 ●発達障害やほかの精神疾患との関係についても解説 ●診断基準を9項目にわけて紹介 ●「SET-UP」コミュニケーション法が学べる ※SET=サポート(支持)、エンパシー(共感)、トルース(真実) 【対象読者と本書の使い方】 一般の方々:難解な医学や理論をわかりやすく説明しています。「境界性パーソナリティ障害」全般について知識を得て、治療・対処法をやさしく学べます。 医療関係者:執筆時点までの最新の知見や資料を収録しています。医療現場において治療が難しい病気ですが、さまざまな治療戦略が学べます。 【主な改訂点】 ●DSM5による新しい診断基準の解説 ●新たに使われている治療法について ●最近の研究と動向について ●時代の変化に伴う環境の変化が及ぼす影響について ●境界性パーソナリティ障害への対応のより詳しいアドバイス ●その他の人格障害との比較 ●診断基準の追加 ●事例研究とその具体例を追加 など 【目次】 第一章 BPDの人たちが生きる世界 第二章 カオスと空虚感 第三章 ボーダーライン症候群の原因 第四章 BPDを生みだす社会 第五章 SET-UPコミュニケーションを活用する 第六章 BPDの人たちに対応する 第七章 よりよい治療を求めて 第八章 精神療法のさまざまなアプローチ 第九章 薬物療法の科学と未来 第十章 疾病を理解して治癒へと向かう 補遺 BPD診断の代替モデル ※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。 ※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。 ※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。 ※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。
  • 絆の病 境界性パーソナリティ障害の克服
    4.4
    治療が非常に難しいといわれる「境界性パーソナリティ障害」を克服した当事者と精神科医の対談。 当事者ならではの疑問に答えながら、誰もがかかりうる「絆の病」の本質と回復への道のりを明らかにしていく。
  • 境界に生きた心子
    4.0
    いま、特に若い人に増えている境界性パーソナリティ障害。この障害を抱える女性のピュアでドラマチックな生き様を、彼女の恋人がハートフルに綴ったノンフィクション。激しい感情の荒波に晒されながら際限のない愛情を乞う彼女は、恋人を巻き込みながら千変万化の悲喜劇を日々繰り広げた。愛し続けたパートナーだからこそ描けた境界性パーソナリティ障害を抱えた人の姿。
  • アディクション・パーソナリティ障害の看護ケア
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アセスメントから看護計画立案、ケアの展開までを解説する<精神科ナースのアセスメント&プランニングbooksシリーズ>。本巻のテーマは「アディクション・パーソナリティ障害」。医学的な知識をわかりやすくまとめたほか、クロスアディクションや境界性パーソナリティ障害への対応など、多くの実践事例をまとめた。
  • あなたのパートナーもしかして双極性障害Ⅱ型かも? 妻や夫がうつ病ともちょっと違うと感じている方へ。20分で読めるシリーズ
    -
    さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)) 【書籍説明】 双極性障害Ⅱ型という病名がつくまでには様々な経緯を辿ることも多い。 激務で心身共に凄まじいストレスがかかった場合、例えばパニック障害、うつ病などと病名が変わっていくケースもあるのだ。誤診ではない。 ストレス過多になると、例えばタマネギのように芯になっている病の上に別の病が重なっていく。 症状が変わる患者はたまったものではないのだが、妻や夫といったパートナーも大変なことになるだろう。 どうして薬が変わっていくのかすら判らないこともある。患者が説明したとしても普通はどうしていいのか判らないだろう。 そしてその先にもし、双極性障害Ⅱ型が隠れている場合は本人ですら判らないケースが多い。 うつ病の中には数割、双極性障害が隠れているとされ、その中でも更に少数、双極性障害Ⅱ型がいるとされているのだ。 患者自身は自覚がないため、治療が上手くいっていると思いがちだ。 だが例えば患者は急に多弁になったりしていないか。早口でまくし立てたりしていないか。急に金遣いが荒くなっていないか。 患者を外から見ている人々へ、いかに対応すればいいのか、またどうすれば助けになれるのかを書いていきたいと思う。一助になれば幸いである。 【目次】 うつ状態の人はどう触ればいいのか パートナーは双極性障害Ⅱ型かも知れない 何重も病んでいる場合は 境界性パーソナリティ障害って何だろう どう扱って良いか判らない 言い負ける 攻撃方法は何通りもある 生理現象について 子どもの心配も親知らず 双極性障害Ⅱ型の治療とは 軽躁状態はできる人? 双極性障害Ⅱ型との付き合い方
  • いのちのほとり
    -
    生きづらさ当事者として心の病気や死にたい気持ちをそのまま肯定し発信するカウンセラー作家 咲セリが贈る、いのちを巡る短編集。 なぜ生きるのか、なぜ死ぬのか、なぜ愛するのか、なぜ自分は自分なのか…。 生きづらさ当事者として心の病気や死にたい気持ちをそのまま肯定し発信する作家・カウンセラーの咲セリが贈る、4つの問いを紡ぐフィクション短編集(4編収録)。 あなたはあなたのままでいい…。ふがいない自分をただただ肯定する、優しい絵の入ったシンプルな一冊。この本を開くだけで、「ひとりじゃない」と思えるような、お守りのような本を作りました。生きづらさを抱える人、迷いの中にいる人へ届いてほしい1冊です。 【目次】 いのちのほとり −なぜ生きるのか あわいのほとり −なぜ死ぬのか さようならのほとり −なぜ愛するのか えいえんのほとり −なぜ自分は自分なのか あなたの物語 あとがき この本を一緒に作ってくれたみなさま 【著者】 咲セリ 心の病気や死にたい気持ちを発信する、作家・カウンセラー。 家庭でうまく愛情を受け取れない「愛着障害」として成長し、希死念慮や摂食障害、依存症に苛まれる。数々の精神疾患名(強迫性障害、双極性障害、境界性パーソナリティ障害、不安障害、てんかん)がつき自殺未遂を繰り返していたところ、猫「あい」と出会い、「命は何もできなくても、生きているだけで愛おしい」と知る。 その後は精神科医との共著を出すほか、全国での講演活動やカウンセラーとしての活動等、生きづらさ当事者だからこそ寄り添える方法を模索している。
  • 産んじゃダメだと思ってた、産んでみたら幸せだった。
    3.0
    父母との関係、うつ、二度の流産、高齢出産……。 「産まないことは正義!」と思っていた女性が最愛の我が子に出会うまで。 笑いあり涙あり、夫婦で描き上げた魂のコミックエッセイ! “生きづらさ”に苦しんでいた彼女に下された診断は「境界性パーソナリティ障害」だった。夫と二人三脚で克服し平穏な日々を送るも「子どもを産んじゃダメだ」という信念だけは揺るがなかった。その思いに風穴をあけた夫のひと言。そこから彼女はなぜ「子どもを産んじゃダメだ」と思っているのか、紐解きはじめることに――。 心の底から「子どもが産みたい!」と思うことが、夫への一番の恩返し。
  • 解離性障害のことがよくわかる本 影の気配におびえる病
    4.7
    「一人のはずなのに、うしろに誰かがいる」「現実なのに遠くの世界のよう」「体から魂が抜け出て自分を見下ろしている」「メールや電話の履歴があるのに記憶がない」……。このような解離症状がある心の病気は少なくなく、不安や恐怖を感じて受診しても、統合失調症やうつ病、境界性パーソナリティ障害などと診断され、改善せず慢性化してしまうケースが多い。解離はなぜ起きるのか。不思議な病態を解き明かし、回復に導く一冊。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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  • 解離の舞台 症状構造と治療
    5.0
    ヒステリーが精神医学の表舞台から退場し,多重人格や劇的な身体症状は今や見るも稀な現象となりつつある――しかし,巨大なヒステリーの幻影は未だ潜勢している。ヒステリーから表現形を変えた解離症状は,気配過敏,想像的没入,人格交代,空間的変容/時間的変容,幻覚・幻聴をはじめとする多彩な表情を見せつづけて延命する。 本書の前半・症状構造論では,「色」「夢」「眼差し」など解離に特徴的な表象を手がかりに,気配過敏,想像的没入,人格交代,空間的変容/時間的変容,幻覚・幻聴など解離の典型的症状を論じながら,当事者の主観的世界を触知する。本書の後半・鑑別診断論では,境界性パーソナリティ障害,自閉症スペクトラム障害,統合失調症との困難な鑑別方法を症候学的観点から解説していく。そして終盤の治療論では,「犠牲=身代わり」「場所」「救済者人格」を足がかりとしながら,夢と現実の境界線上に「いま・ここ」を構築して交代人格と交流をはかり,安全な場所のなかで回復に至る軌跡を描いていく段階的治療論が語られる。 症状構造から治療のエッセンスまでを析出した,解離性障害を理解するための比類なき決定書。

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  • 境界性パーソナリティ障害のことがよくわかる本
    3.6
    リストカットや親への暴力、薬やアルコールへの依存、過食、奔放な異性関係……。感情のゆれが激しく、衝動的な行動に走り、対人関係でトラブルを起こしてしまう。背後にあるパーソナリティの問題に気づかないまま苦しみつづけている人も少なくない。未熟なまま成長しきれていないパーソナリティが生む障害の実態とは? 本書では正しい知識と治療の進め方を徹底解説。家庭や職場、医療現場でのトラブル回避のヒントも紹介※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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  • 境界性パーソナリティ障害の人の気持ちがわかる本
    3.7
    片時も離れたくない恋人だったのに、鬼のような形相でどなりまくる。単なる友人なのに、夜中までつきあわせ、翌日には一転して罵倒する……。本書では、不安定な気持ちや言動のもとにある、相手に見捨てられるかもしれないという「見捨てられ不安」をはじめ、あやふやな自己イメージ、その背景にあるもの、医師への信頼と不信にゆらぐ感情の動きなど、「心」のメカニズムをイラスト図解。回復への道のりを導く書。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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  • 教養としての精神医学
    4.6
    1巻1,870円 (税込)
    【筑波大学でベストティーチャー賞を何度も受賞した精神科医・松崎朝樹の大人気講義が本になった!】 15人に1人はかかるとされる「うつ病」や、幻覚や妄想が出る「統合失調症」など、日本の5大疾病の1つにも挙げられる精神障害。それは、あなたやあなたの家族、友人が発症してもおかしくない、ごくありふれた病気であり「遠い誰かの話」ではない。あなたや身近な誰かのために、あるいは教養として学ぶにふさわしい精神医学の解説本。 ■気分が晴れない、落ち込んでいる人たち(うつ病) ■幻聴や妄想が出ている人たち(統合失調症) ■きっかけなく突然のパニック発作を繰り返す人(パニック症) ■人と接することに緊張しすぎて困っている人たち(社交不安症) ■夜に眠れず日中に問題が生じている人たち(不眠症) ■入院中、急に認知症が進んだと間違えられがちな人たち(せん妄) ■感情が不安定な人たち(境界性パーソナリティ障害) ■自分はすごいと思いたがる傷つきやすい人たち(自己愛性パーソナリティ障害) ■人を疑わずにいられない人たち(妄想性パーソナリティ障害) ■注目を集め続けないといられない人たち(演技性パーソナリティ障害) ■自信が持てず不安で引っ込み思案な人たち(回避性パーソナリティ障害) ■急に怒る、風変わりな人たち(統合失調型パーソナリティ障害) ■感情が乏しく孤立する人たち(シゾイドパーソナリティ障害) ■細かいことにとらわれすぎる人たち(強迫性パーソナリティ障害) ■不注意だったり落ち着かなかったりする人たち(ADHD) ■アスペルガー症候群家族に起こること(カサンドラ症候群) ■ゴーイングマイウェイな行動が多い人たち(前頭側頭型認知症)
  • 〈効果的な〉精神科面接 力動的に診るということ
    -
    本書は、日々の臨床実践を重ねた精神科医が、精神療法に関心をもっている、あるいは、その研修を始めたばかりの心理学部学生や大学院生、臨床研修医、精神科専門医を目指すひとたちへ向けて、〈効果的な〉精神科面接のための力動精神医学の視点を論じた1冊である。 「第I部 精神科医の視点」では、「適応障害(適応反応症)」「ボーダーラインパターン(境界性パーソナリティ障害)」「解離症とヒステリー」の概念と診断や治療を概説し、性ホルモンの影響に絞った女性のこころとからだの特徴や、医療面接で求められているコミュニケーション技能とそのトレーニング方法を概説する。 「第II部 精神科臨床と精神分析的精神療法」では、構造化された時間をとって行う精神療法の治療者でもあり、一般外来診療で短時間の診療を行う立場から薬物療法と精神療法をめぐる話題や、女性のセクシュアリティと精神分析的精神療法について論述し、また精神分析的精神療法を背景にもつ治療者が短時間の精神科外来診療の中で、どのような心的態度と視座を重視して診療を行っているかについて述べる。さらに、精神分析理論における精神力動論を概説し、その現代的な意義、精神分析と力動精神医学との関係についても論じる。

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  • 困った性格の人とのつき合いかた
    4.7
    理不尽なほどのストレスを感じさせられてしまう「困った性格の人」。私たちはどんな相手を「困った性格の人」と思ってしまうのでしょうか? どんな人との関わりでも、多少の摩擦や利害の対立はあるでしょうし、そのためにいくらかのストレスを感じることは避けがたいでしょう。しかし「困った性格の人」を相手にする時、私たちはそうした普通の「避けがたい」「しかたのない」レベルをはるかに超えた〈理不尽なほどのストレス〉を感じさせられてしまうのです。「彼ら/彼女ら」と関わっていると、私たちは通常以上に傷つき、苛立ち、怒りを生じ、こうした自分自身のネガティブな感情に疲弊してしまいます。「彼ら/彼女ら」は、対人関係における境界線を平気で踏み越え、〈マイ常識〉〈マイルール〉を押しつけて他者を支配しようとしてきたり、自分の感情をコントロールするためにネガティブな感情を他者に押しつける形で「他者の心を使ってしまう」ということが目立って多いのです。本書では特に「境界性パーソナリティ障害」「自己愛性パーソナリティ障害」「ヒステリー性格」を取りあげ、その性格病理を正しく理解することからはじめ、どうすれば「困った性格の人」との関係を不愉快なものにしないでいられるかを解説します。数多くの臨床例を診療してきた経験豊富な精神科医による具体的な方法は、簡単に離れられない「困った性格の人」との人間関係に悩むあなたを助ける有効な方法となるでしょう。

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  • 新版 よくわかる境界性パーソナリティ障害
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されております。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 感情のコントロールが苦手でリストカットなど自傷的な行為に及ぶことも多い境界性パーソナリティ障害。その症状と治療法を解説。 近年患者数が増加している境界性パーソナリティ障害。 感情や思考をうまくコントロールするのが苦手で、 対人関係でトラブルを起こしやすく、 自分自身や、周囲の人に対する評価が不安定で、 極端な高評価と低評価の間で揺れ動くことが多いのが特徴。 過度の飲酒、過食、暴力、リストカットなどの自傷的な行為や自殺企図におよぶこともあり、 周囲の人を巻き込んだトラブルを起こすことも多い病気です。 ダイアナ妃、マリリン・モンロー、太宰治など、 著名人の中にもこの病気と考えられる人も多く、 100人あたり1人から2人がこの病気を持つと言われています。 治療は、カウンセリングなどの精神療法が中心ですが、 必要に応じて薬物治療も行われます。 監修者で精神科医の林直樹先生はこの病気に関する研究と治療の第一人者。 豊富なイラストとわかりやすい文章で、症状と治療法を具体的に紹介します。 セルフケアの具体的な方法も、豊富に盛り込みました。 林 直樹:1955年、東京生まれ。東京大学医学部卒業。 東京大学附属病院分院神経科、都立松沢病院精神科、東京都精神医学総合研究所勤務を経て、 帝京大学医学部附属病院メンタルヘルス科教授。 著書に『境界例の精神病理と精神療法』『人格障害の臨床評価と治療』(以上、金剛出版) 『リストカット・自傷行為のことがよくわかる本』 『リストカット-自傷行為をのりこえる』(以上、講談社)などがある。 境界性パーソナリティ障害に関する豊富な知識と臨床経験に、患者さんや医療関係者からの信頼が厚い。
  • 図解・決定版パーソナリティ障害を乗りこえる!正しい理解と最新知識
    3.3
    1巻1,100円 (税込)
    近年の日本人にその症状が最も多く見られる境界性パーソナリティ障害及び自己愛性パーソナリティ障害にページをさいて執筆。症状に悩む本人にも、ご家族にも分かりやすい解説をこころがけました。
  • 名医が答える! うつ病 治療大全
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【名医が疑問に答える決定版!】 【薬物療法、認知療法、接し方……回復を早める治療法を徹底解説!】 うつ病の人が増えています。一般の人に「うつ病」という病名が浸透したこともその一因でしょう。精神科への抵抗がかつてより薄れ、受診しやすくなったことも挙げられます。2017年に厚生労働省がおこなった調査において、うつ病を含む気分障害の患者数でもっとも多いのは、40歳代となっています。職場の中心となる働き盛りの年代にあたり、その社会的な損失はけっして小さくありません。 薬の効かないうつ病の人も増えています。おそらく、うつ病と診断されてはいても、典型的なうつ病ではなく、持続性抑うつ障害や非定型うつ病の人が多く含まれているのではないかと考えられます。これらはうつ病の仲間ですが、薬物療法だけでなく、精神療法を併用していくほうが治療の効果が上がるタイプです。 うつ病の診断は簡単にはできないはずですが、今、世界的に用いられている診断基準では、症状だけをみてうつ病かどうかを診断します。うつ気分があれば、すべてうつ病と診断されかねません。うつだけでなく軽い躁そうがある人、別の心の病気をあわせもつ人なども、うつ病とだけ診断されている場合があります。「あれもうつ病、これもうつ病」ではなく、実際には別の病気の可能性もあるわけです。 もっと問診をしっかりおこない、経過をみたうえでの診断が望ましいことは確かです。ただ、患者さんがおしよせる今の精神科の状況では、なかなかひとりの患者さんに多くの時間をさくことが困難になっていることも事実です。 まずは、直面しているうつ病とはいったいどういう病気なのかを知ることから、治療の第一歩を始めましょう。(「はじめに」より) 【本書でとり上げる症状と病気】 うつ病、うつ状態 甲状腺機能低下症、パーキンソン病、膠原病、膵炎・肝炎、糖尿病 季節性うつ病、持続性抑うつ障害、非定型うつ病、微笑みうつ病 仮面うつ病、難治性うつ病(治療抵抗性うつ病) 境界性パーソナリティ障害、月経前不快気分障害 双極性障害、適応障害、統合失調症 不安障害、摂食障害、解離性障害、認知症 【本書の内容構成】 第1章 うつ病とはどんな病気か――原因と症状 第2章 うつ病と見分けがつきにくい病気――受診と診断 第3章 どんな治療法があるか――薬物療法、精神療法(認知行動療法など) 第4章 回復に向けてできること――発症後の日常生活 第5章 どのように接すればよいか――家族や友人、職場の役割  ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • メンタライゼーションでガイドする外傷的育ちの克服 心を見わたす心と自他境界の感覚をはぐくむアプローチ
    4.8
    MBT(メンタライゼーションに基づいた治療)をやさしく学ぶ! 外傷的育ちとは、子どものころに身体的、心理的、性的な虐待を受けた体験、心や脳にダメージを与えるような養育体験とその影響を意味する。 本書では著者の豊富な臨床経験に基づき、いわゆる毒親、虐待などの外傷的育ちから生じる種々の心理・行動特徴について幅広く解説。適切なミラーリングと分離、メンタライズ力の成長を軸に、患者に安心感を与え心の成長を促す治療や支援方法を紹介する。 境界性パーソナリティ障害に対して効果が実証されていて、近年注目を集めているMBT(メンタライゼーションに基づいた治療)を平易に学べるよう構成された入門書。
  • メンタルヘルス大国アメリカで実証された 心がモヤらない練習
    3.0
    あの人に言われた何気ない言葉に傷ついてしまった まだわからない先のことを考えて、不安に飲み込まれてしまう 昨日はキツく言いすぎちゃったかなぁとクヨクヨする ちょっとしたことでイライラしてしまう ......など なんだか生きづらさを感じるけど、どうすればいいのかわからない「日々のモヤっと」。 その感情を抑え込んだり、感情のままに行動したりするのではなく 自分の心をコントロールして、守っていく方法をお伝えします。 この本では、アメリカで生まれたDBT(弁証法的行動療法)という、境界性パーソナリティ障害に効果があると世界で初めて科学的に立証された治療法を、わかりやすく噛み砕いて、実践しやすい内容で紹介しています。 境界性パーソナリティ障害は、感情を刺激される出来事があると、圧倒されるような感情に飲み込まれてしまい、もとの安定した情緒になかなか戻ることができないという症状が特徴的です。そのせいで対人関係をうまく構築できない傾向にあります。 DBTでは、苦しみを引き起こす感情・思考のパターンを知り、自分の心を守る「スキル」を身につけることで、人や社会とうまく関われるようになっていけるので、境界性パーソナリティ障害に限らず、様々な対人関係の悩みを解決するうえでとても役に立ちます。 また、どう対処していけば良いかを具体的に示してくれるので、今日から始めることができます。続けることで身に付く、一生もののスキルです。 世界で初めて境界性パーソナリティ障害に効果が科学的に立証されたDBTをもとに 感情をととのえて、少しずつ生きやすくなる30の行動習慣を、4コママンガとともにお届けします。
  • モラハラする人はパーソナリティ障害?わたしのモラハラ被害体験と精神医学の知識をあなたのヒントに。20分で読めるシリーズ
    5.0
    さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度) 【書籍説明】 モラハラを受けて苦しむ方は増えています。私も、幼少期から父親にモラハラを受けました。 モラハラは、人を精神的に追い詰め、最終的に身体をもボロボロにするので、絶対にやってはいけません。 しかしながら、モラハラの加害者が絶対的に悪いと言い切れない場合があります。 その人が「パーソナリティ障害」であるときです。 パーソナリティ障害とは、こころの病気の一つで、物事のとらえ方や行動が「普通」と異なっています。 悪気がないのにも関わらず、他人に自分の価値観を押し付けていたり、 場にそぐわない衝動的な行動をしたりします。 周囲は困惑し、うまく人間関係を築けないので、周囲はもちろん、本人も苦痛を感じます。 パーソナリティ障害は、自然に治癒することはまずありません。 放っておけば、本人のみならず、家族の苦痛は増していくばかりでしょう。 本書は、「モラハラする人がパーソナリティ障害を抱えている可能性」について考えます。 著者のモラハラ被害の実体験と、精神医学で学んだことから、その可能性は高いと感じています。 パーソナリティ障害を早期に治療し、モラハラの被害を受けている方が平穏に暮らしていけることを望んでいます。 【目次】 パーソナリティ障害は増え続けている モラハラする人はパーソナリティ障害の特徴を持つ 職場で上手くやっていてもパーソナリティ障害なのか パーソナリティ障害かどうかの見極め方 パーソナリティ障害には様々なタイプがある 馬鹿にされたと思い込む「妄想性パーソナリティ障害」 他人に関心がない「ジゾイドパーソナリティ障害」 見捨てられるのが怖い「境界性パーソナリティ障害」 自分が特別な存在と思う「自己愛性パーソナリティ障害」 罪の意識を感じない「反社会性パーソナリティ障害」 自分が中心でないと気が済まない「演技性パーソナリティ障害」 傷つけられるのを恐れる「回避性パーソナリティ障害」 頑固でこだわりを譲れない「強迫性パーソナリティ障害」 何事も自分で判断できない「依存性パーソナリティ障害」 「条件反射の学習」でパーソナリティ障害を治す 家族や知人にパーソナリティ障害の疑いがあるとき 自分が「パーソナリティ障害かもしれない」と思ったら
  • モラハラ・パワハラ・ストーカー男から身を守る心理学 浮気、脅迫、妄想、自己愛、依存症、パーソナリティ障害・・・、彼はフツウじゃなかった!
    -
    <本文より>  近年、凄惨なストーカー殺人が立て続けに発生しました。“誰かに助けてもらおう”という考えでは身を守りきれないのが実情です。  第1章ではストーカーの心理学的分類、基本的な防衛策、第2章ではストーカーから安全に逃げ切るための方法を端的にまとめています。また、ストーカー化しやすい男性を避けるため、第3章ではモラハラ気質の男性を見極めるための知識について解説しています。 <目次> ●第1章:ストーカーの心理~精神構造を徹底解剖! 妄想型ストーカー~見ず知らずの他人を追い回す密猟者 執着型ストーカー~諦めきれない気持ちが妄想を生み出す! 境界性パーソナリティ障害~どす黒い依存心が生み出す復讐劇! 自己愛性パーソナリティ障害~独りよがりな正義感で被害者を罰する! 反社会性パーソナリティ障害~良心を持たないサイコキラー予備群! ●第2章:ストーカー問題の解決法 何より、自分自身が自立すること! ~未熟な人間同士の共依存を脱却 心のカギを探し出せ! ~ストーカーの囚われを理解する 身を守るためのチェックリスト! ~ストーカー解決法 ●第3章:ストーカー予備群!? モラハラ男に注意 崇拝者型~あなたを理想化する狂信者と付き合ってはダメ! アダルトチルドレン型~恋人の母親にはなれない! 依存症型~悪意はないが、恋愛の終末は悲惨! 秘密主義型~ミステリアスな魅力は危険と隣り合わせ!? DV・ハラスメント型~恐怖と不安で相手を支配する! <著者> 小鳥遊 柳 1986年9月17日生まれ。東京都三鷹市出身。広告記事、さらには医療、美容、健康系のコラムなどを執筆して生計を立てる傍ら、心理学関連の研究活動を行う。既刊に『女性にモテる!婚活・ナンパにも!7つの恋愛心理学』がある。 ★impress QuickBooks(http://quickbooks.impress.jp/)は、気軽に電子書籍を楽しんでいただきたいという想いから生まれた電子専門レーベルです

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