作品一覧 2020/01/20更新 解離性障害 ――「うしろに誰かいる」の精神病理 試し読み フォロー 解離性障害のことがよくわかる本 影の気配におびえる病 試し読み フォロー 解離の舞台 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 柴山雅俊の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 解離の舞台 症状構造と治療 柴山雅俊 【目次】 序章 ヒステリーから解離へ I-解離と時代 1 解離と色 2 仮面からヴェールへ 3 解離の舞台 II-解離の症候と構造 4 怯えと過敏 5 隠蔽空間 6 想像的没入と眼差し 7 時間的変容の諸相 8 交代人格の系譜 III-幼少期と夢 9 解離の病因論 10 解離の幼少期体...続きを読む験 11 空想と夢 IV-解離の周辺領域 12 解離性障害と境界例 13 解離型自閉症スペクトラム障害 14 解離性障害と統合失調症 15 解離と妄想 V-解離の治療論 16 段階的治療論 17 身代わりと鎮魂 18 場所と眼差し 19 交代人格の精神療法―「私」の生成 Posted by ブクログ 解離性障害 ――「うしろに誰かいる」の精神病理 柴山雅俊 【目次】 第1章 解離性障害とはどういうものか 第2章 解離以前の体験 第3章 彼女たち(彼ら)はどのように感じているか―解離の主観的体験 第4章 解離の構造 第5章 外傷体験は解離にどのような影響を与えるか 第6章 解離の周辺 第7章 解離とこころ―宮沢賢治の体験世界 ...続きを読む第8章 解離への治療的接近 Posted by ブクログ 解離の舞台 症状構造と治療 柴山雅俊 解離について素晴らしく緻密に分析されている 自閉症スペクトラムの人々が持つ解離様症状に関しても新たな知見を得る事が出来たため、非常に満足 Posted by ブクログ 解離性障害のことがよくわかる本 影の気配におびえる病 柴山雅俊 解離性障害や解離という症状についてイチから一般向けに優しく説明した本。イラストや図なども豊富でとても分かりやすかった。発生のメカニズムから症状の解説、解消への道筋まで、一通り簡単には理解することができた。 私自身も、幼い頃から空想傾向が強く、微睡むと幻聴が酷いし、「なるほどそういうことかー」と腑に...続きを読む落ちた事柄も多かった。一番びっくりしたのは、症状の例として「頭の中で一日中、音楽が鳴っている」っていうのがあって、それ解離だったのかって驚きました。ただ、解離の症状において病気と健常との線引きはむずかしいとの記述(P.57)もありました。私の場合は生活に支障もなく恐怖や不安もないので健常の範囲なのかなあと思いました。 Posted by ブクログ 解離性障害のことがよくわかる本 影の気配におびえる病 柴山雅俊 村上春樹の『海辺のカフカ』を前に読んだ。どこかで、「村上春樹は主人公カフカを解離性障害と設定していると思われる」という話を読んで興味が出た。そうでなくても、解離性障害や多重人格というと不思議な、ドラマティックな感じがする。そんな不思議なものが実際にはどんなものなのかという興味本位で読んだ。なので、自...続きを読む分は本来のこの本の想定読者とは違う。 患者本人でなければ、体験しなければなかなか理解しがたい症状が色んな言葉で事例を交えて説明されている。解離性障害がどんなものなのかのイメージが何となく掴める。 読んでわかったのが、解離に似た感覚は誰にでも起こりうるものだということ。例えば・・・ ・洗髪中など、後ろが怖い。 ・誰かの気配を感じる。 ・人が怖い。 ・鏡が怖い(鏡に別のものが写っているような気がする)。 ・夜、暗闇が怖い。 ・この本の冒頭にある、不思議な夢 他にも、自分は夜に家でパソコンの画面を見ていると、画面が遠のいていくような、画面が大きくなるような、遠近感がおかしくなることがある。画面が遠のいているのに文字ははっきり読める。画面が大きく見えるので、自分が小さくなったように錯覚してしまう。時々そんな感覚を楽しむことがある。 読んでいるとオカルト的なものも出てくる。 ・デジャヴや予知夢 ・小さい頃から妖精や小人が見えて、会話したり一緒に遊んでいた(昔ぬーべーというマンガでまさにこんな話が出ていた。小さい頃に親に叱られて言わなくなるというのも同じだ。) こういうオカルト的なものを心の病気と捉えて、明確に説明しているというのが面白い。 解離性障害は病気と健常の境目がはっきりしておらず、線引きは難しいとある。自分も時々感じる言葉にできないような不思議な感覚やそれほど気にしていなかった感覚を思い出し、それとどこか繋がっているような気付きがあった。また、小説なんかで似た感覚を表現しているものは割と多くありそうだということにも気付いた。作品をより理解できるようになるかもしれない。 Posted by ブクログ 柴山雅俊のレビューをもっと見る