柴山雅俊のレビュー一覧

  • 解離の舞台 症状構造と治療

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    【目次】

    序章 ヒステリーから解離へ

    I-解離と時代

    1 解離と色
    2 仮面からヴェールへ
    3 解離の舞台

    II-解離の症候と構造

    4 怯えと過敏
    5 隠蔽空間
    6 想像的没入と眼差し
    7 時間的変容の諸相
    8 交代人格の系譜

    III-幼少期と夢

    9 解離の病因論
    10 解離の幼少期体験
    11 空想と夢

    IV-解離の周辺領域

    12 解離性障害と境界例
    13 解離型自閉症スペクトラム障害
    14 解離性障害と統合失調症
    15 解離と妄想

    V-解離の治療論

    16 段階的治療論
    17 身代わりと鎮魂
    18 場所と眼差し
    19 交代人格の精神療法―「私」の生成

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    2024年04月21日
  • 解離性障害 ――「うしろに誰かいる」の精神病理

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    【目次】
    第1章 解離性障害とはどういうものか


    第2章 解離以前の体験


    第3章 彼女たち(彼ら)はどのように感じているか―解離の主観的体験


    第4章 解離の構造


    第5章 外傷体験は解離にどのような影響を与えるか


    第6章 解離の周辺


    第7章 解離とこころ―宮沢賢治の体験世界


    第8章 解離への治療的接近

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    2023年12月04日
  • 解離の舞台 症状構造と治療

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    解離について素晴らしく緻密に分析されている
    自閉症スペクトラムの人々が持つ解離様症状に関しても新たな知見を得る事が出来たため、非常に満足

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    2022年05月23日
  • 解離性障害のことがよくわかる本 影の気配におびえる病

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    解離性障害や解離という症状についてイチから一般向けに優しく説明した本。イラストや図なども豊富でとても分かりやすかった。発生のメカニズムから症状の解説、解消への道筋まで、一通り簡単には理解することができた。

    私自身も、幼い頃から空想傾向が強く、微睡むと幻聴が酷いし、「なるほどそういうことかー」と腑に落ちた事柄も多かった。一番びっくりしたのは、症状の例として「頭の中で一日中、音楽が鳴っている」っていうのがあって、それ解離だったのかって驚きました。ただ、解離の症状において病気と健常との線引きはむずかしいとの記述(P.57)もありました。私の場合は生活に支障もなく恐怖や不安もないので健常の範囲なのか

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    2018年11月01日
  • 解離性障害のことがよくわかる本 影の気配におびえる病

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    村上春樹の『海辺のカフカ』を前に読んだ。どこかで、「村上春樹は主人公カフカを解離性障害と設定していると思われる」という話を読んで興味が出た。そうでなくても、解離性障害や多重人格というと不思議な、ドラマティックな感じがする。そんな不思議なものが実際にはどんなものなのかという興味本位で読んだ。なので、自分は本来のこの本の想定読者とは違う。

    患者本人でなければ、体験しなければなかなか理解しがたい症状が色んな言葉で事例を交えて説明されている。解離性障害がどんなものなのかのイメージが何となく掴める。

    読んでわかったのが、解離に似た感覚は誰にでも起こりうるものだということ。例えば・・・
    ・洗髪中など、

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    2016年04月17日
  • 解離性障害 ――「うしろに誰かいる」の精神病理

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    医療の専門用語、概念、著者による見立てが一読して分かりにくいが、解離を網羅して啓蒙書は少ないので、本書は貴重だ。当事者の声が取り上げられているが、当事者ではなく、医師が書いたもの。

    宮澤賢治を解離の視点で見ると分かる部分があるのは収穫だった。他にもこういう文学あるなと思った。『北風のうしろの国』とか。

    他の精神疾患との異同、治療の方針は参考になる。

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    2025年07月29日
  • 解離性障害 ――「うしろに誰かいる」の精神病理

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    誤診との判別 宮沢賢治の物語からみられるファンタジー
    眼差しとしての私 見られる私 当事者が感じる多様な症状を言葉にしてくれている

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    2023年01月15日
  • 解離性障害のことがよくわかる本 影の気配におびえる病

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    イラストが多くてわかりやすい。
    ただ、紙面のどこから読み始めればよいのかがわかりにくい。(イラストから読めばよいのか、解説から読めばよいのか、右からか、上からか・・・。)
    基本的には、解離性障害の様々なタイプを紹介し、その要因についても触れ、関連する、また類似する精神的な病気について解説し、解離性障害との違いについても解説します。
    そして、「治る病気」であることを明言しつつ、薬物療法と精神療法をバランスよく行う事、「つつみこむこと」が大切という話で終わります。

    約2時間20分で完読。

    「はじめに」にあるように、表現はやさしいのですが、内容は高度な水準なので、(わたしのような一般人は)全て理

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    2019年11月08日
  • 解離性障害 ――「うしろに誰かいる」の精神病理

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    分かりやすく、勉強になった。
    疾患まではいかない人たちが読んでも、自分を知ることができて良いと思う。
    宮沢賢治の部分も、とても興味深い内容だった。

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    2012年07月11日
  • 解離性障害 ――「うしろに誰かいる」の精神病理

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    [ 内容 ]
    「うしろに誰かいる」という感覚を、頻繁に訴える人たちがいる。
    また、かれらは同時に、体外離脱や「霊」体験があるといった共通点をもつ。
    このような症状が高じると、リストカットや大量服薬をして、精神科を訪れることになる。
    さらに高じると、解離性同一性障害(多重人格)とよばれ、ときに暴力的にもなる。
    本書では、現代日本の解離の姿を、具体的な症例をあげて描き、寛解に至る道筋を照らし出す。

    [ 目次 ]
    第1章 解離性障害とはどういうものか
    第2章 解離以前の体験
    第3章 彼女たち(彼ら)はどのように感じているか―解離の主観的体験
    第4章 解離の構造
    第5章 外傷体験は解離にどのような影

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    2014年10月27日
  • 解離性障害 ――「うしろに誰かいる」の精神病理

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     解離性障害について、その病態を類似する統合失調症、双極性障害、人格障害との鑑別に焦点を当てて、筆者の臨床経験を基に記述している。解離性障害にいきなり言及していることから、初心者にはやや難しいかも知れない。専門的な内容なのに表現が文学的・情緒的なのは面白かった。
     第七章「解離とこころ」で、宮沢賢治の作品に見られる表現が解離の体験に似ていることが言及され非常に興味深いが、新書としてはこちらを先行させた方が一般受けしやすいのかも。

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    2020年06月11日
  • 解離性障害 ――「うしろに誰かいる」の精神病理

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    ネタバレ

    統合失調症的幻聴は、意味が過剰である。また、精神的余裕がない。
    解離性幻聴は、自分の思考と関連はみられない。
    眼差す私。

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    2020年04月03日