文芸社作品一覧

  • 海外で活躍している邦人の知られざる苦悶 国籍と戸籍の相関性を知らない日本人
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    1巻1,089円 (税込)
    重国籍を日本は認めていないが、海外在住の重国籍者について日本国は黙認状態で、さまざまな問題を孕んでいる。パスポートは「旅行許可書」なのか、国籍、身分を証明するものなのか。必要があって外国籍を取った有名日本人が都合よく「日本人」として報道されるのは、国籍についての理解が乏しいからではないか──半世紀を外国で生きた研究者が国籍について語るエッセイ。
  • 咲くらめぐる
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    1巻1,089円 (税込)
    時を占い、ビューティーキャリアを唱える地球人“はるかるは”による不思議で珠玉なエッセイポエム。「目に見えるモノと、目に見えないモノを大切に思いながら、自分らしく、気づきのある日々を過ごしましょう──」、「記憶に残るのは私にとって必要な意味があるから。忘れることは、今の自分に必要ないから──」など、読めばあなたの人生も、ゆるやかで幸せな気分になる!?
  • 私の歩いた英語道 「聞けて、話せる英語!」を目指して
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    夫の米国赴任で、突然英会話が必要に!? 戸惑いつつも米国での出産・子育てを経験した著者が、帰国後に「英語が話せるかっこいいママ」を目指して一念発起。その独自の学習法による英語漬けの日々をスタートさせる。さらに英語教室を開設し、子ども達に英会話の楽しさを伝えて…。今なお英語とともに歩む女性の華やかで幸せな半生を描いたエッセイ。その前向きさに鼓舞される1冊。
  • 趣味と実利の二刀流 凡人が非凡に暮らすテクニック
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    著者は「平凡でそれなりに安定したサラリーマン生活」から一歩踏み出し、35歳で独立した。それを可能にしたのが「みずから欲するものを具体的に生業とする」という考え方だった。元来発明好きだった著者は、独立後は商品開発に手腕を発揮する──。89年の人生を振り返りながら、これからを生きる人々に著者は問いかける。「一度の人生、今の生き方でいいのか?」と。
  • 巡禮ノ記
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    「京都清水寺 特別拝観始まる」──三十三年に一度、公開される秘仏を拝観する機会は、今を逃したら、次は八十六歳。従姉妹のアッちゃん、ヨッちゃんとともに、お金よりも時間をかける貧乏旅の歩き旅、西国三十三所巡りを決め、いざ出発! 一巡目は乱れ打ちで、二巡目は順打ちで。時に感動の涙を流し、時に三人であたふたし、ゆき合った人々と触れ合った旅の日々を綴ったエッセイ。
  • 診療の片隅で 精神科医の私的体験記
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    精神科の診療所での出来事には文豪たちが小説に描いたような世界も日常的に見られる。認知症の女性が見舞いの夫よりもイケメンおじいさんと仲良くしたがる。妻の葬儀が終わったことも忘れてしまう男性。新しい数学の定理を発見したと自説を述べ始める男性。一般的な社会活動では表出することのない、しかし、人間の深層に潜む実態を著者はつぶさに描写する。人とは? と問いかける一冊。
  • 人の一生は「運」が八割 残る二割は「偶然」と「実力」
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    1巻1,089円 (税込)
    「営業職」として長年「生身の人間」という生き物と直接面談し、おつき合いをさせていただいたお陰で、貴重な「人間同士」との接点から導き得た深層心理的知識にたどり着いた、ある種、結論のようなものを確信し、私自身の失敗した実体験などを含め、ここでご披露したいと思うのです。あなたのこれから先の幸運なる人生のご参考の一部にでもなれば幸いです。
  • 赤い絣の記憶
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    1巻1,089円 (税込)
    明治10年。造り酒屋の旦那と女中だった母との間に生まれた八重は不遇な幼少期を過ごす。旦那も母も亡くなった後は住み込みの牛鍋屋で働き、そこで出会った実業家の男性と結婚。娘も生まれ何不自由ない生活だったが、八重は過去に苦しみ娘を愛せなかった。八重の痛みは世代を超えて現在に繋がり、八重を曾祖母に持つ「私」は、負の連鎖を断ち切るため過去を遡る……。
  • 八丈島カジノを含む統合型リゾート計画 誰そ彼
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    1巻1,089円 (税込)
    「“社畜”として生き、メガバンクという既得権益に守られてきた者が突如、野に放たれたら、普通はその場に呆然と立ち尽くしてしまうであろう。しかし中にはジャンボさんのように、生きるべく道をおのずから探すべく力強い一歩を踏み出す者もいる。俺はどっちなのだろう……」(本文より)。八丈島のカジノ構想をめぐり、大手メガバンク銀行員・風間義則は成長していく──。
  • 「あの時はありがとう」とゴンが言った
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    彼と出会ったのは、寒い冬の昼下がりのことだった。某大学の学生寮の日の当たらない犬小屋にいた白い中型犬、それがゴンだった。しかし目が合った瞬間、敵意をむき出しにして私に吠えかかってきた。犬に敵意を向けられたことのない私は、びっくりしてしまった。けれどその獰猛な悲しい目が忘れられず、私の彼への訪いが始まった──。誰にも顧みられずにいた老犬との心の交流を綴った書。
  • 1日1日だワン
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    著者自身の体験から紡ぎ出されたあたたかなメッセージの絵本。《大病をして、当たり前のことが、当たり前でないことを知った。その瞬間から、時間のとらえ方が今までとは全く違うものになった。今を生きずして、いつを生きるのか、命あるもの、必ず訪れる死の瞬間まで、諦めずに生きたいと思うようになった。(「あとがき」より)》1日1日の大切さを豆柴・聡次朗さんを通して描いた絵本。
  • 88歳マサおばあちゃんのたくさんの小さな幸せ
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    家族のこと、愛犬のこと、趣味、介護など多彩なテーマで綴ったエッセイ集。70歳で大学に入学するなど、好奇心&チャレンジ精神旺盛! いつも前向きに生きてきたマサおばあちゃんから元気をもらえる一冊です。「二〇〇五年、七十歳になるのを機に、人生でやり残したことで、これからでもできることは何かと考えた。大学に行きたいと思った。」(本文より)
  • あそぼ~よ みんなだ~いすき
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    1巻1,089円 (税込)
    小さな命、弱い生き物や嫌われ者たち。みんな子を守り、自分を守り、家族や仲間を守り、喜びや苦難を全て受け入れ、今を精一杯生きている。大丈夫だよ、それでいいよ。一緒に歩こ。 手をつなご。この絵本の生き物たちのように。一冊の絵本から、愛が育ちますように。あなたの色は何色ですか──個性的な生き物にワクワクさせられるバイリンガル絵本。
  • タイムマシンにのって
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    タイムマシン「サンダーボート号」に乗って江戸時代へと旅立った主人公。時空を超えた江戸の街で出会った町人たちとの会話から、主人公が気づいたこととは? サスティナブルな生活は、もしかしたら江戸時代にあったのかもしれません。未来への扉を開け、古の知恵と現代の科学が交錯する舞台へ。その驚きと発見、そして感動を、一緒に体験しませんか?
  • ぱいくん と ぱいちゃん ~おっぱいのてんし~
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    おいしいおっぱいをたくさん作る天使、ぱいくんとぱいちゃんは、ひーちゃんの仲良しのお友達。いつもニコニコ見守っています。でも、ずっと一緒にいられるのか、ひーちゃんは大きくなるにつれて、気になってきます…。旅立ちの時は、どのように訪れるのでしょうか。実話をもとに、卒乳までの日々を描いたファンタジー絵本。
  • ヒキトリノQ
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    1巻1,089円 (税込)
    ある日、ケンイチの恋人ユキのもとに謎の黒い球が出現した。それ以降、身の周りで不可解な出来事が起こり始める。球の正体について調べ始めたケンイチは、売れない雑誌の編集者のシモカワ、怪奇アドバイザーのショウフクさんと少しずつ謎の核心に迫っていく。黒い球は、わざわいをもたらすものなのか、それとも……? ユーモアと恐怖が交錯する“狂テンポ”小説。
  • 式部と少納言 私の源氏物語
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    1巻1,089円 (税込)
    「恋とは存命の喜び。男女の仲にあるだけでない。春の曙を待つとき。おかっぱ頭を傾けて苺を食べている子を見るとき……それも恋」「花が終わったあとに出かけたときは、また会えて嬉しいと葉が小刻みに震えていました。雨の日の風情は、ことのほか床しい」……女三宮の目を通して語られる源氏物語。移り行く時代の中でも、変わらない人間の愛と業を優しく、時に力強く紐解きます。
  • 小倉ナイト
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    1巻1,089円 (税込)
    当時ハイカラで、女性の憧れの職業だったバスガイドになり、見染められて東京の人と結婚したが姑とうまくいかず、シングルマザーとなって故郷の京都に戻り、小倉でスナックを始めたチーちゃん。病院で死に直面している彼女の波乱万丈の人生と、小倉でたくましく生きた女性3代の生きざまが、チーちゃんを慕ってやまない孫の視点で語られる、しみじみ家族の泣き笑い物語。
  • 猫のミックとお父さん
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    わたし、猫のミック。女の子よ。お父さんのことが 大好きなの。わたしからお父さんにお願いがあります。お父さん、いつまでも元気で長生きしてね。それからミックを悲しませるようなことしないでね。わたしも元気で長生きします。そしてお父さんとずっとずっといっしょにいます。大好きなお父さん。ミックを救ってくれて、ありがとう──猫のミックの視点で描いた、心が温かくなる絵本。
  • オーセッセン・ベーイプイプイの物語
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    1巻1,089円 (税込)
    オーセッセン・ベーイプイプイ! ゴル爺の焼いた手焼きせんべいが子どもに!? おせんべいから誕生した子どもが少年カザムを誘い、旅立った。入り込んだワンダーランドで尾っぽの長い動物やクジラに出会うなど、不思議な体験をするファンタジー。どこかで、おせんべいから誕生した子どもを見かけたら、ぜひ声をかけてください! ステキな場所へ連れていってくれるかもしれません。
  • 愛慕
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    1巻1,089円 (税込)
    定年退職して、家に引きこもりがちの初老男性は、日々を寂しいとは思っていなかった。ただ、少し、虚しいと感じていた。そんな男性が、喫茶フィリオを舞台に、そこで知り合った女性に恋をするのだが、やがて、「もっと一緒にいてやればよかった。もっと大切にしてやればよかった。生まれ変わったら、もう一度」と、亡き妻への想いを新たにすることになる。
  • 暗いトンネル
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    チュットとマックはいつも一緒に遊んでいます。あるとき、行ったことのないトンネルのむこうに行こう!ということになりました。さて、トンネルのむこうには、なにが待っているのでしょうか? ふたりは「怖い気持ち」と「わくわくする気持ち」をむねに、「新しいこと」にであっていきます。なかよしこねずみのチュットとこぐまのマックの冒険ものがたり。
  • 春の帰還
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    1巻1,089円 (税込)
    山での滑落事故で一人息子の俊哉を亡くした直治と恵美。ところが、俊哉を亡くした心の傷の癒えぬうちに、妻の恵美が病に倒れ、この世を去ってしまった。独り残された67歳の直治は無為な日々を過ごしていたが、俊哉の死から3回目の命日に、息子の魂の眠る北アルプスへと一人で向かった。亡き妻との約束を果たすために……。家族喪失のその先を見つめる小説。
  • 人生があと200日で終わるとしたら 治らない病気になったミュージシャンの話
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    1巻1,089円 (税込)
    そのミュージシャンは、ある日突然、自分が余命いくばくもないということを知らされました。彼は、どんなふうに自分の人生を見つめ、どんな思いに至り、人生のフィナーレを迎えたでしょうか。「緩和ケア」という、終末期の患者さんに向き合う医師の目を通して、「生きる」こと、そして「死ぬ」ことを深く考えるきっかけになってほしいと願う一冊です。
  • 精霊のうわさ話 新原由美子 散文詩集
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    1巻1,089円 (税込)
    「疲れた足取りが整って、/道に足音が響いていく。/──敵などいないのだ/ここが何処であれ」(「大団円」より)──人間の本性は「融和」と「闘い」。人は人を愛すことを知りながらも同族で理由付けをして闘い合うという歴史を繰り返してきた・・・・・・。この事実、また人という存在に関して、沢山の視点を交えて多角的に描いた渾身の散文詩集。
  • 独裁者の誤算
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    1巻1,089円 (税込)
    隣国から「したたか者」と恐れられている、西アジアにある「ムーア国」の独裁者・サガン。着々と隣国の制覇を狙っている彼に、加担を強いられた一人の薬学者の運命は? そしてサガンの野望に隠された、本当の狙いとは? ……フィクションに隠された「リアル」。誰がこの物語を「絵空事」と笑うことができるだろうか。本当に恐ろしいのは、すぐ目の前に待ち受けている「現実」なのだ。
  • 物忘れ奮闘記 どうする足軽文左衛門
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    退職して10年、武夫は子育ても終え、妻に恩返しを心掛けるが、彼女は認知症を患う。ふたりの楽しみは、大河ドラマの『どうする家康』を観て共に語らうこと。その影響か、武夫は夢の中で人生50年の戦国の世へ。記憶喪失の農夫・文左衛門が帰郷も叶わず、足軽として秀吉に仕え戦う。彼への共感を対比させながら「これからをどう生きるか」を問う物語。
  • 夕顔の君
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    1巻1,089円 (税込)
    主人公の奈都子は、中学三年の時に父親を亡くし、母親と共に祇園の置屋に住いするが、舞妓にされかけ、それを回避するも大店の旦那の囲い者になった。日本の文化、「源氏物語」「華道」「香道」「茶の湯」「染色や裂地の世界」……。一人の美少女が日本文化にめざめ、限られた年月の中でそれらを学びながら、懸命に生きていく姿を綴った、八ヶ岳作家渾身の中編小説。
  • たぬきの森をさがして FINDING TANUKI'S WOOD
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    物語の舞台はマルとエリンがいつも絵を描き、バレエを踊っている公園の隣の小さな森。そこに住む顔見知りのたぬきはいつもお腹を空かせていて、2人の持ち物に興味津々だ。そんなたぬきを思いやる2人の気持ちとは裏腹に、森はなくなり、やがて新しい街ができるというのだが──。日英併記。QRコードを読み込めばネイティブの英語でストーリーを聞くこともできる。
  • 仕事の歌
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    1巻1,089円 (税込)
    札幌で祖母と弟妹と暮らしていた小学6年生のヒロシは児童養護施設「のぞみ野学園」に入所する。最初は離ればなれになった家族のことが気になっていたヒロシだったが、部屋の仲間とも仲良くなり、次第に施設での生活に慣れていく。しかし、施設では一部の大人達による理不尽な暴力が公然と行われていた──。凄絶な描写に心揺さぶられる小説作品。
  • ぐるりよざ 戦国の聖歌
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    戦国時代のある日、大内氏が統治する山口居住の琵琶法師了斎(りょうさい)は、町中で辻説法をする異形の僧たちを見かける。彼らの説く神に興味を抱いた了斎は、誘われるまま彼らの集会に行ってみる。その出会いが、彼の人生に大きな変革をもたらすことに────。日本人に強い興味を抱き、布教のために騒乱の地を訪れたフランシスコ・ザビエル一行の姿を描いた歴史小説。
  • ぼくのかぞくを しょうかいするね
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    「おかあさん、おとうさん、おにいちゃん、わたし」「おとうさん、わたし」「ふたりのおかあさん、ぼく」「おかあさん、うまれたときはおんなのこだったおとうさん、ぼく」「ぼくをうんでくれたおかあさん、そだててくれたおとうさん、つきに1かいあそんでくれるおとうさん、ぼく」多様性の時代、5組の家族の形を紹介し、家族とは何か、家族の幸せとは何かを考える絵本。
  • らいまるくんと あかいきのみ
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    木のぼりできないけど、ぼくも木の実が食べたいな。赤い木の実を見つけて思いをつのらせるのは、らいまるくん。(おいしいのかなあ……どんなあじがするのかなあ……あまいのかなあ、それとも、しょっぱいのかなあ……にがいかもしれない……)でも鳥みたいには食べられない。どうすれば赤い木の実を手にいれられるか、考え続けるらいまるくんのチャレンジを描いた絵本。
  • 悪党たちの事情
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    1巻1,089円 (税込)
    「そこで床に倒れている死体を発見した。岡田は愕然とした。五年前とそっくりの状況なのである。死体が死体である事は見れば明らかで、床に少量の血が流れ出していた。殺された事は疑いようもない。これも五年前と同じである。ではどうするか? これも五年前と同じである」(「また部屋にあった死体」より)。殺し屋の日常が描かれる『殺し屋の日常・続編』ほか、4篇からなる小説。
  • 自分
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    1巻1,089円 (税込)
    死は目論んでいるのだ/……何を?/死が、何を目論んでいるというのだ?/その礼儀も知らぬ愚かしい口で言ってみろ!/私は知り過ぎている/そして/知り過ぎた人間というものは/いつの世も愚かだ/しかし/私は滑稽な己を愛している/(「何故」より)……繰り返される哲学的な自問自答、タナトスの誘惑。著者ならではの選択眼で厳選した言葉たちが、読者を唯一無二の世界へといざなう詩集。
  • 生涯育ち盛り
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    独楽を人間に例えれば、中心棒は信念。独楽が勢いよく回る状態は、いまやるべきことが自覚されていて、それに全力で集中して懸命になされている姿。信念がぐらつき、いまなすべきことが不明で、ただ生きているという状態は、独楽の回り方がおそくなり、ぐらついている状態。情緒が不安定で、やがて倒れます……90歳を超えた著者が、なおも生き生きと毎日を過ごす極意が見えてくる一冊。
  • 電車の見える公園
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    1巻1,089円 (税込)
    結婚、出産後も働き続けてきたきみ子さん。老後は夫婦でのんびりと思っていたが現実は甘くなかった。シングルマザーの長女、医療機関で働く次女夫婦らに頼られ、家事と孫たちの世話をするために、今日も自転車を走らせる。そんな日常を新型コロナの嵐が襲い、更なる混乱が…。どうする、きみ子さん! 働くママを支え、個性豊かな孫たちに翻弄される祖母の、汗と笑いの日々を描く!
  • 徒然モノ草
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    医療 × 愛犬、スポーツ、音楽、文学、AI、世界情勢、etc.現役クリニック院長が徒然なるままに、時にものぐさになりながら(!?)書き綴った全14編のエッセイ集。多彩なテーマとユーモアあふれる語り口で、老若男女を問わず楽しめる一冊。「二〇一六年は、夏目漱石没後百年に当たる年で、(中略)その漱石の死因が胃潰瘍からの出血であることはよく知られている。」(本文より)
  • おばあさんのラブ
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    “ラブ”はね、たくさんあったほうがいいですよ。なぜって、一人になったとき、思い出すと楽しいからです。かなしいラブも、辛いラブも、うれしいラブも、たくさんあったほうがいいと思います、っておばあさんは言います。若いときのラブをいくつも持っていると、一人になっても、少しも寂しくないそうです。森に暮らすおばあさんのステキなラブのお話の絵本です。
  • おえりゃあせん
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    1巻1,089円 (税込)
    「登紀は、弱い心、コンプレックスを、お金で今まで支えてきた。それをほとんど失った今、彼女は中途失明の人にも似て、どう生きたらいいのか、自信も失い自分の生きる意味すら否定したくなったに違いない」(本文より)。叔母を支えられるのは自分しかいないと覚悟を決めた美里が、気難しくも憎めない登紀と二人三脚で歩んだ濃厚な日々を語っていく。
  • お母さん、死んでくれてありがとう 自分を取り戻す旅
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    ついに、その日が来た。子供の頃から待ちわびてきた日が。母が逝った。享年八十七歳。その日が来たら、赤飯炊いて祝ってやろうとか、喜びの感情が出てくるのかと思っていたが、そうでもなく、何かこれからのことを考えると不安な重苦しい気持ちがあった。しかし、「もうこれで終わり。解放される。やっと終わった」という気持ちが大きかった。(本文より)
  • ひとりしりとり ─昆虫バージョン─
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    一人二役の主人公が「しりとり」を繰り広げます。実話をもとに作られた親子合作の絵本。『家族でドライブ中、後部座席の二男から助手席の私に、「しりとりしようよ」とメールが届きました。「きょうりゅうだけで」「こんちゅうだけで」などバリエーションも楽しめるので飽きません。よく頭の中で一人二役でしりとりをして遊んでいたそうです。これが、本作誕生のきっかけとなりました』(本書より)
  • 愛と感謝
    3.0
    1巻1,089円 (税込)
    見えないものを視て感じて聞く能力「ギフト」を授かった著者は、幼少期からその能力を発揮。左手のエネルギーで母を治癒し、能力者であった祖父が宣言通りに寿命を終える様子を見るなど、不思議な体験をしてきた。また、3回の結婚、3世帯同居など、周囲の人の魂を視る能力があるが故の孤独、苦しみもあったが、現在の夫と幸せな日々を送る今、どんな時も「愛と感謝が大切」と綴る。
  • 行くぞ、チロ!
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    山奥の牧場で、お父さんとお母さんと幸せに暮らしていたチロ。チロは白いモコモコした毛で、両耳と背中の模様が茶色い。毎日牛たちと一緒におもいっきり走りまわり、雪の日は道もつくってしまう。自由気ままなチロの平穏な牧場での暮らしが、ある日……。「キミはかけがえのない家族─」という思いを込めた飼い主とチロとのふれあいを描いた絵本。
  • 魂の玉手箱 水明かく、華々息吹き、天(あま)へ舞え
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    本書は、複雑に争う世相を万民が抱く博愛へ導く自由な憲法精神の深層心理に迫り、何より、読者各位が平和について意見を得られるよう、虚実な対話形式で結論をまとめた。平和とは何か、意見も多々ある中、危機管理の観点から自由像が歩む最終目的地を「恒久平和」に定め、大綱たる平和憲法を遵守し日常生活を映像結ぶよう、万民が関心を抱く平和の想いを今に訴える。
  • 詩集 若柳
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    1巻1,089円 (税込)
    「喜び」「悲しみ」「哀れみ」を感じる心が詩の発露。詩心の尊さは生きるうえで大切にすべきこと。そんな思いを抱き昭和11年に発刊された詩集を、ここに復活させ後世に伝える。美しい響きを持つ詩語は不変だから──。「榮枯盛衰世の習ひ、/我も一度はあなる身か。/葉陰に集く千々の虫の/奏でる歌の侘しさよ。/訪ふ風にはらはらと、/落つるは櫻の涙雨。」(『涙雨』抜粋)
  • 植物随想 花月記(はなげっき)
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    1巻1,089円 (税込)
    精神科医であり植物愛好家でもあった著者が、大塚製薬の月刊PR誌『大塚薬報』に1962年から1年間連載していたエッセイ「花月記」をまとめた。著者は、牧野富太郎博士に深く傾倒し、収録された植物に関する楽しい蘊蓄やエピソードの随所に、牧野博士へのオマージュが感じられる。本業は医師でありながら植物学者顔負けの博識ぶりが披露され、四季の花や木を新たな視点で楽しめる。
  • 随想 心のほとばしり
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    1巻1,089円 (税込)
    子供の寝息が聞こえる頃に分厚いノートに書き綴った様々な思い─折に触れて紡ぎ続けてきた言葉。「母」という女性の立場にこだわり、「母」を根底にまとめた34篇の随想集。私が何故、「母」という女性の立場にこだわり、「母」を根底にこの随想をまとめたのかは、今から六十一年も前に出会った、一人の女性との約束にあります。(「あとがき」より)
  • おじいちゃんの軽トラ
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    東京時代に知り合い、40年以上連れ添っている妻と2人で、茨城県のある場所で穏やかで緩やかな「シルバーライフ」を楽しんでいる著者が、愛しくもさりげない日常や青春時代の思い出などを、気負うことなく、等身大のまま、徒然なるままに書き記した〈ふだん着エッセイ〉。孫もいつか、これを読んで知ることでしょう。おじいちゃんの幸せだった人生を──。
  • カワセミとはるのなかまたち
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    ふゆだとおもっていたら……はるがきた。カワセミさんとイチョウのはっぱもでてきて、チョウチョがとんできて、メジロさんもはなのみつをすっている。ツバキとカワセミもカワイイ──町に住むカワセミと仲間たちをとらえた写真絵本『まちにすむかわせみ』に続く写真絵本第2弾。春のカワセミとチョウチョ、メジロ、カササギ。自然の中で生きる姿をとらえた写真絵本。
  • パパになった犬のおはなし
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    キミはパパの代わりに我が家へやってきた──。突然の事故で、夫・父という存在を失った家族。悲嘆に暮れる中、少しでも家族の支えになればと知人からもらい受けた子犬。「パパ」と名付けられた子犬は、子どもたちともに成長し、家族の話を聞くなど、まさにパパとしての役目を立派に果たし……。ちょっぴり悲しいけれど、前向きな気持ちになれる、ある家族と犬の物語。
  • ぼくら 雑草ではないよ
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    「草にも 名前があるの?」『あたり前だよ ぼくらにも しっかりした名前があるよ』「でも 友だちも 草 草って 言っているよ」『知らないだけだよ 名前があるのだから その言い方、やめてくれない?』踏みつけられ、ジャマだと言われ、引っこ抜かれ……僕らにもちゃんと名前があるんだよ。地球を守っているんだよ! すべての草や木や花も大切だと学べる絵本。
  • 天国のぴよちゃんからの贈りもの ~いのちの花束をあなたへ~
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    第1子である長男を帝王切開で出産した私は、第2子“ぴよちゃん”は自然分娩で産むと決意していた。しかし臨月を迎え、阪神・淡路大震災と日を同じくして、私は死産をしてしまう。その後、2人の子どもを授かったが、二十数年間、私の心から自責の念と、ひとつの大きな問いが離れなかった。そんなある日、その答えが突然、降りてきた──悲しみの次の段階へと踏み出すまでの軌跡。
  • こころの環境 笑う子どもからのメッセージ
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    1巻1,089円 (税込)
    子どもは生まれながらに輝いているわけではありません。子どもたちの行動や環境との関わり方を観察し、子どもと大人の「こころの仕組み」を考え、新しい“こころの見方”を提案する。「環境の中に存在する特別な対象に対する関心(こころ)が高まると、その対象について情報を集め、対象のイメージ(こころの環境)を変更させてゆきます」(本文抜粋)
  • ノラねこのぼくのゆめ ノラシリーズ その1
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    まだ小さいのに、家族もいない、ひとりぼっちの子ねこ。いつもおなかをすかせていて、ときどき親切な子どもから食べるものをもらったりする。お気に入りの場所は、お日さまがぽかぽかとよく当たるあたたかなブロックべいだ。いつかは飼いねこになって、きれいな首輪をつけてもらいたいと思って夢みているが……果たして夢はかなうのか。町中の小さな命の輝きに目を向けたやさしい絵本。
  • 山かいじゅう と トトちゃん
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    山かいじゅうは、地球の精霊のようなものではないかと思います。起きてみると人間が増え、人工物が増え、人間以外の動物が減り、植物が減り、空や海や森は汚れ……。こんな状況を見て、山かいじゅうはどう思ったでしょうか──1000年のねむりからさめた山かいじゅう。そしておばあちゃんのためにお花をさがすトトちゃん。いっしょにお花を見つけることができるでしょうか
  • 毒の矢
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    「私は、幼い頃の母の温かい思い出を持っていない」……母の愛情を求めるたびに傷ついてきた幼少期の「私」の記憶、「私」に冷たくあたっていた母との確執、社会人になって手に入れた自由、結婚・出産、義母の壮絶な介護生活を経て、認知症を患った母と再び暮らし始めるまでの半生を赤裸々に綴る。この先への不安を抱えつつも、「なんとかなる」との力強さに心打たれる。
  • 魔女が奏でる狂騒曲
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    1巻1,089円 (税込)
    家の補修工事がきっかけで、父の後妻と長男夫婦の仲が険悪になったある家族の物語。長男の妻である遊子の視点で、泥沼に発展してしまった家族の50年間が描かれる。身内だからこそ、互いに求めるものや価値観が食い違った時には大きな諍いとなり、やがては絶縁に至る。一方、隣家の高齢女性とは、血縁以上の絆が生まれる。本書は、家族の在り方を考えさせられる作品。
  • 無心のつぐない
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    1巻1,089円 (税込)
    言葉は着地点を探す/自分の居場所にとどまることなく/飛び上がり/飛翔し/宙を舞い/風にもまれて渦を巻き/西風に散らされ飛んで行く/片や鮮やかな/片や病的な/赤い落ち葉のように/風にさらわれてゆく/宙を舞う言葉も/重力には逆らえない/言葉は着地点を/探すこともなく探し/あるべき場所に落ち着く/飛翔した言葉は/あるべき場所に落ち着く(「言葉は着地点を探す──」より)
  • ほしのこ
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    毎夜、夢を届けるのがお仕事の「ほしのこ」たち。夕暮れの公園で、ほしのこたちの世界へ突然入り込んでしまったカオルは、ほしのこたちとお月さまで楽しくあそんだり、おしゃべりしたりしていた。あそびながら、ほしのこたちの仕事についてもいろいろ教えてもらったカオルは、ある夢のことを思い出していた。カオル少年と「ほしのこ」たちの楽しい夜のファンタジー絵本。
  • 椅子がない
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    1巻1,089円 (税込)
    私は 捨てようと思った者たちを また 自ら 拾ってしまった……。楽天的でワンマンな夫と、そんな夫を溺愛する姑と共に弁当店を営むのり子は、夫と姑からの心ない言動に耐え、苦しい経営の中でも必死に歯を食いしばって生きてきた。相手には明かせず、明かすこともなかった時々の思いは、嫁という立場から解放されて初めて詩の中に素直に吐露できたのではないだろうか。
  • 黄昏時のパッチワーク
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    「呼んでいたからさ、君の色が。君がボクを必要としてくれたから、ボクは存在できた。ボクは君と踊ることができたんだ」「少しだけ翼を休めて、ボクと物語の世界で踊らないかい。今の君の色は何色かな」───不思議な男『パッチワーク』と、パパ・ママとけんかをして家を飛び出した少女マヤの交流を通じて、素敵な色(おもい)を隠しているあなたへ贈る物語絵本。
  • 寛大なる不寛容 ザーリップ朝第十五代当主「皇帝らしくない皇帝」トナレイ・イリウスの伝記
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    「一人が不快そうな顔で、奇しくもトナレイ最晩年のときと同じ厳しい口調でのたまう。『そんなことは、どうでも良い【テイス・トン・レタム・タ・リヤ】』いかなる異論も封殺する、すばらしい言葉である」(本文より)。「俺は医者に殺される」──皇帝以前に父親であり人間であった男の生まれる前から死後までの物語。架空世界? いや、この「世界」での話である。
  • 雇用FUFU
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    少子化対策と称して国家が一夫多妻制を導入。その結果、結婚できるのは経済力のある一部の限られた男性のみになり、大多数の男は生涯独身という格差のある社会に変わってしまう。その一方で、夫を専有できなくなった妻たちのために、雇われて〈夫〉や〈父〉を演じる仕事である「雇用夫父」が、新たな国家資格となった。妻たちとそれを支える男たち。果たして彼らの未来は……。
  • 吾唯知足(われただたるをしる) 明治から平成を生きて
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    経済的な理由で自ら軍人を志した稔は、将校として新京に赴任、終戦を迎えた。ソ連マルシャンスクの大ラーゲリで捕虜生活を送り、復員後は郷里山梨で宝石販売業に従事。彼の信条は、己を知ること、健康に、規則正しく生活し、何事も腹八分で満足できる余裕を持つこと。それらを貫き、真摯に生きた男の人生を、世界で争いの絶えない今、平和への思いを込めて、孫の監修で刊行する。
  • 縮緬の押し絵 猫が教えてくれたこと
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    猫と遊ぶ、猫と生きる、そしてぬくもりに救われて今ここに存る。コロナ禍を過て、また世界情勢を耳にする中、昨日と同じ今日を生きる事の有難さを痛感する毎日です。これは分として与えられた命を静かに調和し、命を全うする猫の姿に似ています──今にも動き出しそうな生き生きとした猫の姿を描いた、縮緬の押し絵作品集。
  • 秘愁 綾に織り成す
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    1巻1,089円 (税込)
    池袋の割烹で出会った秋元幸夫と、一緒に暮らし始め、入籍した美江子。幸夫は居酒屋の女社長をはじめ、複数の女と関係を持ち、美江子は自殺未遂するまでに追い詰められた。だが美江子の妊娠を機に「すべてを清算した」と幸夫は彼女の元に戻ってくる。転勤に次ぐ転勤、双子の死産、幸夫の故郷・北海道への移住──前作『秘愁』に続く、一組の男女の一途な愛と死までを細やかに書き切る。
  • 文学かるた
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    1巻1,089円 (税込)
    「こんな夢を見た。」【ヒント】1 明治41年(1908)朝日新聞に連載/2 幻想文学のテイストが濃い作品/3 現在(明治)・神代・鎌倉・100年後の夢の世界が描かれる──さて、「作品」と「作者」は? 発案した「かるた」は形を変え、ここに遊び心溢れる「日本文学いざないの書」に! 「大人のかるた 戯言短歌形式 江戸四十八手」付き。
  • この小さな公園に なかよしのブランコがいた
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    幼い頃、父に背中を押されながらゆられた、小さな公園のブランコ。10代、20代と成長し、淡い恋の歓びも、仕事の苦悩や達成感も、この小さな公園のブランコにゆられながら、ともに分かち合った。やがては結婚し、子どもができて……。ある男性の半生と、その男性に友だちのように寄り添い、心の支えとなったブランコとの関係を静かに美しく綴った、大人のための絵本。
  • あこちゃんのおにいちゃん
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    あこちゃんには、ふたつちがいの おにいちゃんが います。おにいちゃんは あこちゃんが だいすき。そして あこちゃんも おにいちゃんが だいすき! あっ、あこちゃんが 泣いている! なんとかしなきゃ。がんばれ! 絵本と車が大好きな あこちゃんのおにいちゃん。自分もまだ小さいのに、妹のために奮闘するおにいちゃんの姿を描いた絵本。
  • あなたの目に私は映らない
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    1巻1,089円 (税込)
    圭三とはるみは年の差がある夫婦。年上の圭三が定年退職後、認知症を患う。妻のはるみは懸命に介護するが、次第に壊れていく圭三にはるみは日々疲弊する。束の間のまどろみの中、幸せだったあの頃に戻れたなら……。はるみは元気だったかつての圭三を思い出し、夢の中をさまよう。家族介護をテーマに、自分のことを忘れていく夫を介護する妻の心境をリアルに描く。
  • マジカルマン
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    1巻1,089円 (税込)
    「たいへんたいへん! きいてきいてきいて!」東亜商事営業部の水城初音が慌てた様子で飛び込んできた。「まーた、たいへんたいへんって。初音のたいへんは、いっつも大したことないんだから」「殿岡部長がクビだって! なんだか会社のお金を横領したとかで……」「嘘よ! 殿岡部長がそんなことするわけない!」「そ、そうだ、そんなこと信じないぞ!」(本文より)
  • ミルクとくるみのクリスマス
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    1巻1,089円 (税込)
    みんなでクリスマスケーキをつくってクリスマスパーティーをしよう! 猫のミルクとくるみ、友だちのシュガーとクリームが集まって、たのしいクリスマスをすごすよ! どんなケーキができるかな。ツリーもかざって、プレゼント交換もして、みんな楽しそう。「メリークリスマス!」とやってきたのは誰かな? キュートな、にゃんこクリスマス絵本。
  • 医療裁判の記録 ある産科医との戦い
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    医療的には死産、裁判上では医療事故──「結論」はきっと出ない。願いはたった一つ、「医師の怠慢による医療事故がこの世からなくなってほしい」。つらすぎる出来事をあえて克明に記した記録。「訴訟に踏み切ってよかったという想いは確かに存在している。……そして、僕たちのような医療事故で、本当に悲しい思いをする人たちがいなくなることを祈ります」(本文より)
  • 光をもとめて
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    1巻1,089円 (税込)
    一人では生きていけない。教師のころから「人間」を大事にしていた圭介もついに「高齢者」と呼ばれるようになった……。「人は損得で生きることとそうでないこととの区別をつけても、所詮は『光をもとめて』生きていくものと解ってきた」(「あとがき」より)。いろいろな人生を歩んだ人々との交流を通して「老い」などを考えさせられるヒューマン小説。
  • 私たち、「夫婦別姓」を選択しました
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    1巻1,089円 (税込)
    夫婦の姓の在り方について、さまざまな議論が交わされている昨今。みなさんは「夫婦別姓」をどう考えますか? 本書は、夫婦別姓を選んだ著者がユーモアたっぷりの語り口で軽快に綴った自伝的小説。夫婦別姓を選んだ理由、そのメリット・デメリット、そしてパートナーの想いは……? 人生は「選択」の連続。型にとらわれず、自由に選べば、きっとワクワクする楽しい展開が待っている!
  • 飼料屋と卵屋は、昔、家族だった
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    1巻1,089円 (税込)
    戦後まもなく、平塚市の飼料屋の六男・六朗のもとに嫁いできた百合子は、飼料屋の隣で卵の販売を始めた。開店から数年たち、商売が軌道に乗ってきたある日、とある事件をきっかけに、三兄弟で協力してきた飼料屋の経営に暗雲が……。時代の変化やさまざまな出来事に翻弄されながらも、困難を乗り越え、前向きにたくましく生きた家族の姿を描く小説。
  • 小さい謎、見つけた
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    1巻1,089円 (税込)
    どうして? これ、なぁに? 聞いて聞いて。好奇心旺盛で元気なとも君、今日は何を見つけたのかな。子どもの視点で日常の不思議をとらえ、考え、答えを導く──。「玄関を閉める前に消して、体育館の中は真っ暗になっていたって……だから、誰もいないのに、電気が点いたり消えたりしたってことだよ」(『体育館の謎』抜粋)“気づき”の大切さを感じる物語。
  • 新規事業を崩壊させる5つの常識
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    「『成功する事業はあらかじめ準備可能』というこの考え方が、まさに破滅に至るこの広い破滅への門であり、ほとんどの事業開発者たちがここを通り──失敗していきます。これが、日本の新規事業が大した成功を生み出さない根本原因なのです」(「前書き」より)。新規事業開発コンサルタントとして、8つの事業立ち上げを経験している著者による、起業や新規事業開発のための入門書。
  • 男たちのセカンドライフ
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    1巻1,089円 (税込)
    人生の晩年に第二の人生が待っている意味は何なのか? 地域の住民のために活動する者、新たな事業を起こす者、自分自身の趣味にいそしむ者……さまざまな選択肢があるなかで、主人公は自己のあるべき姿を哲学的に自問しながら見出していく。そして最後には、セカンドライフへの歩みを妨げるのは過去の思い出であり、しかし、それこそが自らの分身なのだと気づくのだった。
  • 日本人の叙情の“まあいいか!”による莫大な仕事の損失を減らそう
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    日本人はいつの間に仕事ぶりに元気がなく、世界に負けないという意欲がなくなったのか……。日本人のストロングポイントによる経済活動とは──。現在の日本の経済活動、労働環境における諸問題に明確な指針を示す提言書。「筆者が提案している複数の人達による作業というのは、小集団活動の企業での正規業務化に変革した形の活動を推奨していることである」(本文抜粋)
  • 白髪の少年 そして赤秋
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    1巻1,089円 (税込)
    六十三歳で右大腿骨を切断し身体障害者となった。俯き加減だった人生が今まで以上に前向きな人生になった。「新井田忠」というペンネームで書いた小説が第二の人生のスタートラインとなり、再び青春の日々が始まった。「白髪の少年」「新井田忠」シニアの青春である「赤秋」そして「洒落た爺々」という言葉をキーワードとして。孫娘とのやり取りや若い時分を振り返ったエッセイ小説集。
  • 夫婦歩き遍路 四国八十八カ所巡礼
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    1巻1,089円 (税込)
    一人息子の死、供養のために夫婦で歩いた四国八十八カ所巡礼。遍路ころがしといわれる山上への急坂、残暑が容赦ない海沿いの道。山を越え、川を渡り、沿道の方々との出会いと温かさに支えられた46日間の巡礼の記。/仏様へのお参りも足をもって訪ね、難行であれ、苦行であれ汗を通して誠心誠意お願いしたほうがいい。「もう一度、今度は歩いて四国参りをしよう」(本文より)
  • いぬのしっぽ
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    「いっしょに あそぼう」その一言が言えない。気持ちを伝える勇気のない女の子。そこにやってきた1匹のいぬ。いぬが差し出したのは、自分のしっぽ。このしっぽをつけてごらん。うまく言えなくても大丈夫。気持ちはきっと伝わるよ──しっぽがあれば素直になれたかも──子どものころ抱いたそんな気持ちを描いた、一歩ふみだす勇気をくれる絵本。
  • おもしろ一族
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    寄生虫、あつあげ、おにぎり、きのこ、神(?)といったかわいくて風変わりなオリジナルキャラクターたちがたくさん登場。そして、あーでもない、こーでもないと動き回り、しゃべりまくり、ときどきほっこりとさせられる漫画。大盛の雪を納豆で食べたり、ラーメンどんぶり入りのブルーマウンテンコーヒー、においが自慢のくつ下ギョーザなど、インパクト大のグルメにも著者の世界観炸裂。
  • 泣き道、笑い道、どんな道
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    1巻1,089円 (税込)
    テレビで庭で獲れた花や葉を押し花にした作品が床の間に飾ってあるのを見て、「あ!これだ」と思った。幼少期から「我慢、我慢」で頑張ってきた女性が、農家に嫁いだことで、初めて夫婦一緒に、また義理の両親と一緒に過ごす楽しさを知った。五十歳を過ぎて始めた趣味の押し花の世界も、夫や仲間と楽しみながら世界で認められるまでになった女性が、これまで歩いてきた道を振り返る。
  • 青いトカゲ
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    1巻1,089円 (税込)
    謎多き夫とその母親に違和感を覚えた女性が幼子を連れて逃走するが、行く先々で青いトカゲのマークに遭遇する。これは何を意味するものなのか。さまざまな人間模様が描かれるが、つぶさに見れば関係性のドラマであり、その意味では単なるミステリーと一括りにできない物語でもある。最後には予想だにしなかった展開が待っているが、そこに「人間であること」の希望を見ることもできる。
  • 赤いマフラー
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    公園のベンチにポツンと置かれた赤いマフラー。いったい誰のものなのでしょう。動物たちが現れて、じっと見ています。そこへやってきたコトリが二わ、マフラーを引っぱりあいながら飛びたちます。赤いマフラーはどんどん運ばれていき……。思いがけない旅をする赤いマフラーのお話。一つのぐうぜんが、まわりまわって人をしあわせにすることもある、という著者の思いが詰まった絵本。
  • 誰にも言うな
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    1巻1,089円 (税込)
    バスに乗車中、突然、全く知らない別世界に瞬間移動させられ、「リアル・サバイバルゲーム」に巻き込まれた男。次々にほかの乗客が倒れていく中、男は無事現世界に戻ることが出来るのだろうか。そして、そこで出会った「笑う花」が指し示す「此の世の未来」とはいったい?……一度入ったら決して戻れない「タイムリープ・エンターテイメント」小説。だから、誰にも言ってはいけません。
  • 矜持 坂上美儀短編集
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    1巻1,089円 (税込)
    新しい道路ができ、外車が行き交い、田畑が減っていく。オートレース場や競輪場が賑わい、女性がハイヒールを履きはじめ、水族館ではイルカのショーが人気を博す。戦争はまだ、過去のようで過去ではない。力強く生きる者、あるいは没落していく者たちの日常が、少年、会社員、農家、教師、動物など多様な視点から、リアルで微細な描写と哀感あふれる筆致で綴られる筆者渾身の短編小説集。
  • ある少年の物語 ─四十五年目の再会─
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    【空爆で家の周辺は火災に遭いましたが、自宅は無事でした。しかし、再度空爆があるとの噂で二キロぐらい離れた防空壕へ姉と二人で避難しました。(中略)母は家の後片付けをしてB野に来ましたが、肺結核になり、父が戦死したという二か月後、後を追うように亡くなりました】(本文より)。両親を相次いで亡くした少年は、田舎の祖母に育てられる。ある医師の激動の人生を綴ったエッセイ。
  • へんなやつ
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    「へんなやつがくるぞ。なんだ あいつ まっしろだ」みんなとちがうって、だめなこと? みんなと おなじなら いいの? ぼくってへんなのかな? ───こころを動かされるたくさんの出会いのなかで、“へんなやつ”が、人と違うということがどんなふうに見られるのか悩み、やがてそれが自身の個性だと気付き、胸を張って生きることを決める絵本。
  • ぼくのできること
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    ぼくは何もできない。スポーツも勉強も何もかも……努力もしたけどダメだった。苦手なことばかりのハチワレ猫の「ぼく」でしたが、友達の白猫やキジトラ猫の悩みを聞いてアドバイスをしているうちに、あることがわかります。勉強やスポーツができることだけが「すばらしい」のではない。猫の姿の「ぼく」を通して、社会の中で生きるうえで大切なこと、自分を愛することを教えてくれる一冊。
  • ほぼ文庫本で短歌
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    1巻1,089円 (税込)
    【私の短歌から、この本が気になると感じる一冊を手にとって頂ければ、こんなに嬉しいことはありません。人との関係に悩んだとき、物事が思い通りに進まないとき、息苦しく感じるとき、いつでもどんなときでも本は私達に寄り添いやさしく背中を押してくれるのです】(「はじめに」より)。「散り際に/人間の価値決まるなら/大切なのは/品格かしら」(『終わった人』内館牧子)。
  • 王さま どうしたらよいでしょう?
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    ある日、大勢の家来を連れて旅に出ることにした王さま。歩いていると、農夫に出会います。「稲刈りの手伝いが欲しい」という彼に、「家来を置いていこう」と答える王さま。大きな船に乗った船乗りは、漁に出る人が足りないと言い、ひとりぼっちでさみしい娘も困っているようです。行く先々で困っている人の声に耳を傾けているうちに……優しい心がみんなを笑顔にしてくれる絵本。
  • 言伝
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    秋桜が揺れる季節、娘は「風のように生きて」と言伝して天国へ。若くして亡くなった娘への溢れる想いを綴ったフォト&エッセイ。/この世に悶え苦しみながら、私は「風になって」生きた。きっと今夜の月灯りは、「言伝」を追い求めて紆余曲折しながら八十歳を迎えた老婆に、「風のような世界は娘と共に生きた中にあり、もういいんだよ」と優しく語りかけているようであった。(本文より)
  • 星のともしび
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    夜に明かりをともすことさえできない貧しい村を見た星の国の王様は、クリスマスの夜に星のあかりをプレゼントしようと思い立ちます。クリスマスに星の子達が次々と地上へと降りていく中、(自分は弱い光しか出せないから)と、一番小さな星の子は降りられずにいましたが……。小さな勇気がもたらした、あたたかなクリスマスを描いたやさしい絵本。
  • 早世の画家・廣瀬勝平 日本と欧州、その足跡
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    明治から大正時代にかけて活躍した洋画家・廣瀬勝平。東京美術学校(現東京藝術大学)卒業後、新聞の挿絵、雑誌の風刺画、博覧会への出品、後進への指導など幅広く活躍したのち、ベルサイユ講和条約締結取材のため渡仏。ナポリ滞在中に病魔に倒れ客死する。勝平を知る人達が綴った文献や資料、資料収集の過程で得た貴重なエピソード等を、孫にあたる著者がまとめたエッセイ。
  • おおつごもりから
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    1巻1,089円 (税込)
    認知症高齢者グループホームを経営するとも子は大晦日の夜、道で倒れている女性を助けた。ユキと名乗る女性はお金も帰る家もないという。とも子はユキにホームで働くことを勧める。ユキは入所者の言動に戸惑いながらも懸命に働く。初めて心を開いて話せる貴田とも出会い、ホームの生活に馴染んだユキだったが、誰にも言えない闇を抱えていた。介護現場のリアルと社会の闇が交差する小説。
  • おっきあんちゃんと清さん
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    日本が決して裕福ではなかった戦前から戦中にかけて、一人の男性が少年から青年になり、出征、そして帰還後の就職や結婚という歴史を回顧録として描く。描いたのは、男性の娘。父親の死後、父のためにも、自身のやり残した事としても、その一生を一冊にまとめた。「昭和」をいう時代を一人の男性の人生から垣間見ることができると同時に、親は死後にも何かを伝える存在なのだと教える。

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