文芸社作品一覧
-
-
-
-“さようならの精”さよちゃんから「おばあさんとちゃんと“さようなら”をして」と言われたやんちゃな男の子のたっちゃん。おばあさんと過ごした日々を思い出し、今まで言えなかったお別れが言えた時、さよちゃんからもらった小さなガラスのびんの中には、薄むらさき色のきれいな粒が光っていました。出会いと別れを重ねて成長していく男の子の姿を丁寧に描いた物語。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-無職になった主人公・心は、かき氷屋兼民宿を営む老婆に出会い、店を手伝うことになる。店には常連客がいた。毎日夕ご飯を食べに来る「犬」と名乗る青年と、「ねこ」と名乗る大人びた小学生である。彼らや同世代の女の子「雪」と過ごす、楽しい日々が始まった。そんな中、心は少しずつ町の秘密に気付いていく。町の人々の多くは妖怪だったのだ──。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-青く澄んだ川の中の風景。ダム放水の記事。消えた桜。美しい白い馬。父の死の間際に訪れた白装束で祈るふたり。雨。人を迷わせて遊ぶたぬきの子。初めて来たはずなのに、なんだかとても懐かしい郷、人、そして水の音……。不思議な力に導かれて、里山研修に来た“わたし”を迎え入れた「水の郷」とは? 透けるような儚さがきらめく、興趣を誘われる幻想的世界。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-にょろりんとにょろみんが いいました。「うちに あかちゃんが ほしいな」。わらっていた にょろママでしたが、おなかに たまごが いたのです。──三人目の子どもとしてみんなに愛されている「にょろべえ」を中心に描く、はちゅうるい一家の物語。「完璧な子どもは、いないですよね。みんな何かをかかえて、大人になって、そして、巣立っていくのですね。(あとがきより)」
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-高校の授業をサボり金森瑛麻が向かう先は、楽楽福神社。ある日ここで出会ったのが、古代より荒ぶるモノ達を鎮める集団に属していた、百々山汰一郎だった。これを機に瑛麻の日常が大きく変わり、禍々しい気を追いかけた先でタイムスリップし、現代に戻れば鬼と対峙することに。日本最古の鬼伝説が残る鳥取県伯耆町を舞台に繰り広げられる、悲しみの連鎖を断ち切るための現代の鬼退治物語。
-
-人間の体内にはしなぷすが形成するもうひとつの世界があった!? ここは内気なへっぽこ女子高生、林檎ちゃんの体の中。白血球部署で働くいろりは、母体の林檎ちゃんが健康で文化的な最低限度の生活を送るため、日夜奮闘している。中間テスト、インフルエンザ、初めての恋…次々と迫り来る難敵に、しなぷす達は打ち勝つことができるのか!? 第7回草思社・文芸社W出版賞特別賞受賞作。
-
5.0
-
-
-
-
-
-
-
4.5
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-「お願い事があるの」スミレを探していて出会った不思議な女の子マムルが、マー君に頼んだこと、それは、星、月、太陽の光の結晶を集めて謎を解き、アスファルドンに閉ざされたマムルたちの世界を開放すること。マー君の冒険が始まる。(鏡の色は何色)誰もが一度は行ける不思議な商店街。今日そこに踏み入ったのは……。珠玉の短編集。(メルヘンストリート)
-
5.0
-
-
-
-強い想いを持った動物達の前に現れるゲート。それは彼らが心から「行きたい」と願い場所に繋げてくれる不思議な場所。ただし人間は通ることができない。なぜなら人間嫌いの門番がいるから。どうして彼は憎くむかのように人間を嫌うのか。今日もゲートには、必死の想いを持った動物たちがやってきた……。異空間で繰り広げられる人間によって傷つけられた動物と異形の門番との物語。
-
-
-
-国語の教科書を読んで一緒に優しい大人になろうよ。 国語の教科書とは、我々に与えくれた価値ある文集だ。 それはコミュニケーション能力を鍛えるだけではなく、自己認識と他者理解の能力も育て、感受性も育て、他人の気持ちが分かるようになってくる。 この能力は、イマジネーションから生まれる。それは同時に嘘を吐く能力も身に付くが、真理の探究にも、美の表現も、役立つ。 それは、最高のイデアの真善美に目覚める事である。 動物は、嘘を吐かないが人間は嘘を吐くから嫌いだという人間は、人間に与えられたイマジネーションの偉大さを知り、人間として生まれた事を喜びだと感じて欲しい。 そのために、ワンさんは、ここに最初に登場する不幸な3人のAI少女に再度、それぞれ国語の勉強をさせて未来があり中身のある魅力的な女性に変身させるのであった。
-
-
-
-
-
-
-
-珊瑚島に身を寄せていた歌帆は、同じく島に流れ着いた若者たちと平和だが退屈な日々を過ごしていた。そこへリッチという人物がやってきて、島の復興と発展を唱え始める。夢のような計画、歌帆たちは夢中になって協力するが……。前著『人魚の島』の続編である表題作「泡となって消えるまで」他、別れの悲しみを乗り越えた先にある希望を描いた短編4作を収録。
-
-
-
-
-
-