徳間書店 - 徳間文庫作品一覧

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  • 若さま包丁人情駒
    4.0
    主人公は旗本の三男坊(実は、将軍家斉の御落胤)で部屋住みの飛川角之進。将棋が得意で、根津の湯屋の二階で町人たちを相手にその指導をしている。この快男児がさまざまな事件に巻きこまれ、ときには悪人を成敗し、またときにはともに人情に泣く。人気作家が描く、時代小説の新シリーズ開幕。
  • 別れ、のち晴れ
    3.0
    最近、父親の様子がおかしいと高校生の宏枝(ひろえ)はあやしんでいた。別れた母と年に一度「離婚記念日」と称して会っているのだが、その日が近いからなのか? それとも仕事のトラブル? 宏枝は顔色を読むことにかけては天才なのだ。一方、弟の朋哉(ともや)も母親が落ち込んでいると連絡してきた。調べてみる必要がある? 子たちは親を想い、親は子を想う。家族の再生を描く珠玉のホームドラマ!
  • わが国おんな三割安(電子復刻版)
    -
    「新宿芸能社」といえば立派だが、つまりはホステス斡旋、お座敷ストリップの出張サービス業。主人の金沢とうさんと竜子かあさんは無類のお人好しで面倒見がよいが、竜子かあさんは少々短気で早とちり、暴力団とも派手にわたり合うほど気が強い。女たちの身代りに痴漢に抱きついて大怪我をしたり、お座敷の過剰サービスにはらはらしたり……。吹きだまりの人生の哀歓を軽快に綴る名人芸の人情譚!

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  • わが魂、久遠の闇に
    -
    佐渡を飛び立ったセスナが北アルプス上空で行方を断った。搭乗者は東洋銀行頭取を始め五名。一方、プロダイバーの出雲も愛する妻子の帰宅を待ちわびていた。妻子が遭難したセスナに同乗した可能性を疑った出雲は佐渡に飛ぶ。彼はそこで妻が頭取に犯されたことを突きとめた。さらに、奇跡的に遭難者全員が救出されたが、その中に妻子の姿はなかった。出雲の執念の追及が始まった。復讐のハードロマン巨篇!

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  • 和気有町屋南部署 デカは死ななきゃ治らない
    3.3
    目覚めたら、記憶がなかった。所持していた身分証では沖手範丞という名前で、刑事課課長らしい。部下に聞くと、ここ和気有町は、ぼくの曾祖父である名探偵が、犯罪に関わった人たちを集めて造った町。たしかに、ぼくにストーカーする巡査、対人恐怖症の刑事など、変なヤツらばかりだ。わけもわからぬ最中に一人の刑事が殺された……。犯人は誰だ? いや、そもそもぼくを殴ったのは、誰なんだ!
  • 鷲

    4.0
    死神シリーズ第7弾。八王子で警察官連続殺害事件、宗教法人の貸し切りバス爆破事件が相次いだ。当局の必死の捜査にもかかわらず、容疑者の顔は浮かんでこなかった。威信の失墜に蒼白となった警察庁警備局長は、テロリスト・ハンターとして世界に名を馳せた中郷広秋と伊能紀之に白羽の矢を立てた。毒を以て毒を制す――「死神コンビ」の復活だ。姿なき凶悪犯に容赦ない血の裁きを加えるときが来た。巨匠渾身の長篇ハードロマン。

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  • 鷲の巣(電子復刻版)
    4.5
    死神シリーズ第4弾。警視庁公安特科隊長だった中郷広秋と伊能紀之は、国際テロ組織を殲滅すること三度、死神の異名をとったが、警察の報酬違約に辞表を叩きつけ、クルーザーで全国を巡る水上酒場を思いたった。焼津沖で若い女を売買する暴力団と外国貨物船に殴りこんだ頃、警察庁長官が二人を訪れ、大西洋上でシージャックされた超豪華客船の奪還を依頼してきた。報酬は三億……。バイオレンス巨篇。

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  • 鷲の啼く北回帰線
    4.0
    死神シリーズ第2弾。首相の娘・根岸志津子がチューリッヒで失踪し、志津子の行方を追った外事警察捜査員・朱野能子も『北回帰線に鷲が啼いている』という謎のメッセージを残して消えた。二人は欧州全域にまたがる人売り組織に拉致され、買主の男たちに仕える凌辱の日々を送っていたのだ……。代表作『往きてまた還らず』で死闘を演じた伊能と中郷両警視正が再び欧州を舞台に、秘密組織に挑む長篇アクション。

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  • 私が殺した女(電子復刻版)
    4.0
    人生は皮肉なものだ。社長令嬢・山崎みどりが、もう少し早く私の目の前に現われていたら、こんなに恐ろしい破滅に追い込まれることもなかったのに……。私の前に最初に現われたのは、宝石デザイナー藤原節子。当時、私はデパートの貴金属売場主任で独身。私達は当然のように愛し合い結婚した。幸せだった。しかし、みどりの出現で、私の心に悪魔が巣くってしまったのだ。長篇ロマンサスペンス。

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  • 私は、ヒモです(電子復刻版)
    -
    男なら一度はやりたいヒモ稼業。でっかい体のくせに小心で、いつもにこにこ顔の洋介は、優子というパートナーを得てヒモ稼業に生きがいを見出したが……。表題作ほか、映画『男はつらいよ』の主人公フーテンの寅の原形となった安五郎こと安さんが登場する名作「庭にひともと白木蓮」などユーモア傑作六篇を収録。お人好しで誠意のかたまりのような六人の男たちの、どこかおかしな生き方を描く。

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  • 私を殺さないで
    3.8
    事業の失敗によりIT企業の社長から無職へ転落した三津間宗近。傷心を紛らわすつもりで帰省した奈良で幼馴染の溝部俊平に優しく迎え入れられるが、獣医師である俊平の周辺ではペットが誘拐される事件が起きていた。俊平の元には犯人から殺戮写真と犯行予告メールが届き、宗近と俊平の医院に出入りする動物好きの少年・颯太が捜索に乗り出すが、事態はペットのみならず殺人事件へ発展した。
  • 轍が弔うお前の恨み
    -
    小平市のタクシー運転手・宮原が刺殺され、車ごと黒焦げ死体で発見された。宮原と親しかった同僚の小関は、実直な宮原の死に不審を抱いた。怨恨の線は考えられない。強盗の犯行か……。四十九日の前日、府中まで客を乗せた小関は、前方に同じ会社の車がドアを半開きにして停っているのを見た。やがて小柄な女がドアに向かって歩いてきたが、女は実家に帰っているはずの未亡人・直美だった。傑作サスペンス。
  • 罠 虜われの美猫たち
    1.0
    1巻495円 (税込)
    「私を、犯して」あかりの声は欲情に掠れていた。大きなストロークで動き始めると、喘ぎ声が部屋中に響き渡る。だが秋光の狙いは別の女だった。地元の名士の娘・鈴奈。俺は、あの女と結婚する。そして彼女の持っているすべてを自分のものにする―。「い、いくうっ!」絶頂を迎えるあかりを見下ろしながら、鈴奈を堕とす計画を考える秋光だが…。

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  • わななき
    -
    1巻440円 (税込)
    上原有美子は、二十七歳の独身OL。美人で有能だが、気取ったところのない女性だ。ある夜、上司の浅見秀雄から、仕事上のトラブルが起きたと呼び出された。ところが、これは有美子の体を手に入れようとする卑劣な罠だった! 凌辱の罪を金銭で贖おうとする浅見を拒否した有美子は、醜聞を恐れた浅見に命を狙われる。さらには別の何者かに拉致されてしまった……。戦慄の官能サスペンス。

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  • 罠に落ちろ 影の探偵’87
    -
    ========== お父さんを殺った奴、 探してください ========== 洒脱な会話、息もつかせぬ展開。 藤田流ハードボイルドの真骨頂! 【あらすじ】 父が窃盗の片棒を担ごうとしている。 止めてほしい……。 依頼を受けた私立探偵の影乃は犯行予定の日、 谷内義光の家に向かった。 短時間監禁し犯行への参加を未然に防ぐつもりだ。 しかし、そこにあったのは谷内の惨殺死体だった。 窃盗団はなぜ、土地開発で財を成した 蔵主グループ代表の金庫を狙ったのか。 調査を進めるうち、 グループ乗っ取りを目論む 大物フィクサーの計謀が 明るみに出る!
  • 悪い奴ほど出世する(電子復刻版)
    -
    会社勤めは、肉体的にはそれほどハードではない、しかし、人間関係に悩んで、ノイローゼになるサラリーマンが急増している。会社には、出世のためには手段を選ばぬ、悪い奴がうようよいるからだ。会社は恐ろしい人間の集まりだ。地雷の埋められた戦場は、腹這いになって進み、地雷に触れず、危険な仕事は他人に押しつけなければ、えらくなれない。様々な具体例で語る、著者ならではの本音の出世ノウハウ論。

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  • われは幻に棲む(電子復刻版)
    -
    東京を恐怖のるつぼに陥れている怪盗一味。その中の〈鬼女〉と異名をとる美少女に逢ったとき、警視庁の退職刑事・浜村はわが眼を疑った。幼い頃に誘拐され、探し求めてきた娘の朱美にそっくりだったのだ! わが娘は殺人鬼になっていたのか? 元刑事として振舞うべきか、親の情をとるべきか、浜村の胸に哀しみと怒りが去来する。ハードロマンの旗手が活写する父娘の哀切と男の闘争美の世界。

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  • 標高二八〇〇米
    5/24入荷
    -
    「目がおかしくなったみたい。景色がぶれて見える」―標高3193メートルの南アルプス北岳山頂に立ったとき、息子・涼に高山病の兆候がみえ始めた。早めの下山を決意した父の滝川だが、途中で立ち寄った山小屋には誰ひとりとしていなかった。いったいこの山で何が起こったのか―?想像を絶するカタストロフィを描いた表題作など8篇の怪異譚にくわえ、新作『闇の底より』を特別収録!

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  • 酔いどれ犬
    5/24入荷
    -
    一度だけドラマの主役を射止めたが、最近は声もかからず、妻にも逃げられた鳴沢。今では過去の栄光を捨て、自堕落な日々を過ごしている。そんなある日、飲み友達が殺された。どうやら、巨額の保険金がかけられていたらしい。事件後、身に覚えのないはずが、なぜか鳴沢の周辺を嗅ぎ回る者たちが現れはじめる。不穏な空気を感じつつも、独自に死の裏を洗うと、意外な事実が見つかり…。

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  • 梟の拳
    5/24入荷
    -
    元ボクシング世界王者の桐山拓郎は一年前に失明し、現役を退いた。今は無力感に蝕まれる日々。そこに不審死が相次ぐ。ひとりは原発推進団体幹部、もうひとりは苦楽を共にした友人だった。二つの死の背後には、原発利権を巡る政府やエネルギー団体のきな臭い蠢きが。そして桐山は戦慄の事実を知る―。人生の意味を奪還するための死闘。暗闇に光は差すのか。息もつかせぬ傑作冒険小説。

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  • 風よ遙かに叫べ
    5/24入荷
    -
    温子と喬。出会いは路上サーキット。温子のポルシェで、パトカーの包囲を逃れた。喬の仕事は窓拭き。温子、建築会社の重役の娘。そしてパキスタン人ハッサンと、タイ人娼婦パティ。パティは客のヤクザを刺殺。温子は父の会社の裏金強奪を企んでいた。交錯しない筈の人生が交差した時、事件は複雑に絡み、よじれる。発端は美術商殺害事件か?事件を追う老刑事と『死神』という殺し屋…。

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  • 大脱出 浮田秀丸行状記
    5/17入荷
    -
    関ヶ原の戦いで敗れ、八丈島に流された西軍の将・宇喜多秀家。秀丸は、その庶子として生まれた。立派な若武者に成長した彼は、ある日、島の洞窟で異人の残した宝を見つける。秀丸は、父の仇を討つため、その宝を持って、島抜けを決意する!

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  • 霧丸斬妖剣 一心剣
    5/17入荷
    3.0
    寛永の世、霧丸は江戸にいた。狙うは柳生十兵衛の首! かつての仇敵であり、いまは友誼で結ばれた宗矩の口添えで娶った最愛の妻・鶴を、その息子に斬殺されたのだ。しかも鶴は身ごもっていた。怒りを白刃にこめ、霧丸は十兵衛の行方を追う!

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  • 秘剣独眼竜 一心剣
    5/17入荷
    -
    卒爾ながら一手ご教授願いたい。姓名の儀は梅原才蔵幸行と申す――名を変え、左眼を抉りとって身をやつした霧丸は、道場破りを繰り返しながら路銀を得、江戸に向かった。目指すは柳生宗矩との勝負! 廻国の途上、木刀一本を携えた霧丸を待ち受けるものは…。

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  • 薩摩隠密行 一心剣
    5/17入荷
    -
    真田幸村に従い、冬の陣を闘った宍戸一剣こと霧丸。徳川によって大坂城の堀が埋め立てられ、豊臣家滅亡を予感した幸村らは、秀頼の嗣子・国松を薩摩に移し再興を図ることを決意する。その密命をおびた霧丸、佐助、才蔵らを待ち受けるものは。

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  • 一心剣
    5/17入荷
    3.0
    天下動乱の戦国の世、十二歳の霧丸は、出雲・備後国境の秘境、宍戸谷で平和に暮らしていた。だがある日、谷は何者かに襲われ、父・一貫斎は自ら作った名刀・七星剣で首を刎ねられる。囚われの身となった霧丸は、父の仇討ちを強く誓うが……。

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  • 幽霊空戦 1995ガダルカナル
    5/17入荷
    -
    ソロモン諸島でダイビング・ガイドをつとめる佐々木譲二は、当地でロケ中の戦争映画のメイク担当、チェリーをコカンボナ岬沖へ案内した。太平洋戦争で夥しい戦艦が沈んだ鉄底海峡と呼ばれるポイントで零戦を発見して以来、二人は不思議な現象に遭遇する。ロケ隊が山本五十六長官機撃墜の空戦シーン撮影中、黒雲の彼方から六機の零戦が出現し、米軍機に機銃掃射を始めたのだ。書下しホラー・サスペンス。

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