天海社作品一覧

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  • ヤンデレ製造機だったはずの義弟が、ヤンデレになって溺愛監禁してきます!
    4.1
    1巻550円 (税込)
    BLゲーム『耽溺の檻』の世界に転生したことを知ったシャーロット。天使のように可憐な義弟のノアは『耽溺の檻』の主人公だった。美しいノアのハーレム形成を夢見ていたシャーロットは、ヤンデレたちから彼を守るためノアに剣を習わせることに。そのおかげでノアはしなやかな筋肉がつき、毅然としたミステリアスな雰囲気をまとう男性へと成長した。 …だが、ノアの様子がおかしい。「これで心置きなく僕に抱かれることができるね」——別荘に連れて来られ、ノアにそう囁かれたシャーロット。ヤンデレ製造機のはずのノアは、気づけばシャーロットに対してヤンデレになっていたのだった……。
  • 夜の国の呪い姫、引きこもり太陽王子の心を溶かす
    -
    魔物が頻出し、外交も絶たれた太陽のない国・ノイモント。王家の姫であり巫女でもあるヘルミーネは、日々祈りを捧げながら虚しさを感じていた。峠を越えた先の大国・グランツィアは、魔法科学でたいそう栄えていると聞き及ぶ。強大化していく魔物の力にノイモント存亡の危機を覚えたヘルミーネは、父王にわが身を差し出してでもグランツィアに助力を請うべきと訴えるのだった。グランツィアの王子・ディートリヒと言えば、天才と名高く、美しいその容姿から『太陽の王子』と呼ばれている。対して『夜』の国、『魔界』の国の王女・ヘルミーネの異名は『呪い姫』。半ば賭けるような気持ちで使者を送ると、グランツィア国から「一年以内にヘルミーネが王子の心を開くことができれば、婚姻を認める」との返答を得て、ヘルミーネは旅立っていった。城に到着してすぐに王子の部屋を訪ねるヘルミーネだったが、ディートリヒの口を突いたのは「俺がお前を認めることは絶対にない」という激しい言葉だった……
  • 1/fゆらぎの恋 妹に婚約者を奪われた薄幸女子は御曹司の愛に甘く満たされる
    4.3
    人々の前では明るく可愛らしい女の子を演じる妹。けれど、その裏側にはいつも姉を蔑む意図が隠されている。涼花は幼い頃からおもちゃもお菓子も洋服も、そして彼氏も、妹・万理華に奪われてきた。 それでも、実家を離れてからは充実した生活を送り、付き合っていた伸次のプロポーズの言葉を受けた。私だって幸せになれるかもしれない——そんな風に思っていた涼花だったが、万理華はいつの間にか伸次に接近し、婚約者のポジションまで奪っていったのだ。 両家の顔合わせの日。耐え切れず逃げ出そうとする涼花に「——涼花? 涼花じゃないか。こんなところで会えるなんて驚いた」と、心地よく響く低音が、突然後ろから自分の名前を呼んできて……!?
  • 再会のち蜜愛 クールな社長の溺愛がはじまりました
    2.5
    1巻550円 (税込)
    谷代歩は、小学一年生の娘・雛を育てながら育児系雑誌のライターとして忙しい日々を送っていた。そんなある日、急成長中の出版社へ営業に行った際、偶然にも武良誉と再会する。 実は、歩にとって武良は初体験の相手であった。…そして雛の父親でもあった。初めて肌を重ねたある夜、二人は子供を授かってしまったのだった。 武良は今までのことを詫び、歩と雛と家族になろうとするのだが……。
  • その唇、触れていいのは私だけ ~紳士の仮面をかぶった悪魔は甘く囁く~
    -
    フリーライターの中川理世は、女性ファッション雑誌『オルグイユ』の企画記事の依頼を受けた。テーマは「スーツ」。理世はその中の『街で見かけた素敵スーツ男子』を探し出して記事にするため、取材を受けてくれるサラリーマンの発掘作業をすることに。 何日経っても声をかけたいと思える人に会えずにいたある日、諦めかた理世の前に、ずっと求め続けていた素敵スーツ男子のお手本のような人が現れた。 咄嗟に追いかけて取材を申し込み、説得を試みる理世だったが、返ってくるのは拒否の言葉と鋭くて冷たい視線。 威圧的な彼の空気に呑み込まれそうになる理世だったが……
  • 殿下、料理人を食べないでください! ワガママ王弟殿下の甘い求愛
    1.0
    1巻550円 (税込)
    王城の厨房はいつでも戦争だ。 料理長のアシスタントとして働いているフィオーナには毎朝スープをある人物のもとへ持っていく役目があった。ある人物とは、ワガママで、しかも女好きという噂もある王弟殿下・レンブラントである。 彼のワガママに振り回されて憤るフィオーナだったが、毎朝のことなのにどうしても彼の部屋の雰囲気と、掠れた声に慣れることができずにいた。いつも心がざわついて逃げ出したくなるのだ。 そんなある日の朝、彼の目の下に著しいクマがあることに気が付いたフィオーナは、関わり合いになりたくないと思いながらも、つい声を掛けてしまい……
  • 18禁乙女ゲーの世界にモブ聖女として転生しましたが、どうやらここは逆ハールート!?
    3.5
    1巻550円 (税込)
    ある日、SNSの匿名アカウントから送られてきた同棲中の彼氏・孝志の浮気現場の写真。 ショックに打ちのめされた奥野京子は、家を出ると気分を変えるため大好きな十八禁乙女ゲーム『ミルネジュア』のドラマボイスを再生した。 しかし、推しの声に夢中になって、迫ってきた物が大型トラックだと気づいた時にはもう遅く、京子の意識は考える間もなく闇に包まれてしまう……。 次に目を覚ました京子が見たのは、異世界衣装を身に纏った周囲の人々、そして見慣れない自身の姿だった。 理解できない状況に混乱し怯える京子だったが、人垣の中から『ミルネジュア』の王太子、アレックスが現れて——
  • 幼き日の約束 ~虐げられた令嬢は一途な外交官の深愛に包まれる~
    4.3
    母を病で失ったバレ伯爵家の長女、エミリエンヌは伯爵家で孤立していた。 冷たい家族に余所余所しい使用人、そして遠い異国の地にいる婚約者。いっそ修道院へ入ろうかと考えていたところに、婚約者であるベルナールの帰国を知る。 近いうちに会いに行くとのメッセージを受けとったエミリエンヌ。 だが、彼に一目惚れした異母妹から婚約者の座を譲るよう迫られ、もう期待したくないと父に判断を委ねてしまう。 一方、バレ家でエミリエンヌを孤立させようとする義母に怪しまれないよう、義務的な婚約者を演じていたベルナールは、ようやく妻として迎え入れられると楽しみにしていた。 しかし、そんな中もたらされたのは婚約の破談とエミリエンヌが修道院へ入るとの噂で……!?
  • 千想万紅 ~美貌の寡婦は一途な皇帝に溺愛される~
    -
    1巻550円 (税込)
    「皇帝陛下が私を……後宮にとご所望なのですか?」 先立った夫を偲んで静かな生活を送ってきた李玲華のもとに、突然宮殿から届いた書簡。皇帝陛下・聡叡が玲華を妃にと望んでいるという。 かつて夫と共に、まだ皇太子だった彼の教育係をしていたことはある。しかし、十四歳になった聡叡の初めての房事の相手役として指名された八年前のあの一夜以降、文を交わすことも姿を拝見することもなかった。 断れるはずもなく入宮の儀式を迎えた玲華。優しい少年は、年齢を経てさらに思慮深く思いやりのある人物へ成長したようだ。そんな彼が何故自分を妃として求めたのか。 入宮後初めての夜。今夜お会いしたら、尋ねてみよう。そう心に決めた玲華だったが……
  • 側近騎士の執着溺愛 妹姫は婚約者の愛に蕩かされる
    3.0
    ウェレイヴ王国第四王女であるレイチェル・フェルプスの婚約者は、兄である王太子アンドリューの信篤い近衛騎士ウィルフレッド・マクニース。幼馴染と言える仲の二人の婚約だったが、レイチェルはある日「ウィルフレッドは思い合う女性と別れてレイチェルと婚約した」という噂を耳にしてしまう。 彼は行き場のない私を憐れんで、結婚してくれる気になったのではないか。でも、大好きな彼とせっかく婚約できたのに解消なんてできない。 悩んだレイチェルは、妹のような存在から女の子として見てもらうにはどうすれば良いのか侍女のマーシャに相談を持ちかけることにした。すると、マーシャは名案があるとレイチェルの耳に囁いて……
  • エリート室長の独占愛に包まれるまで ~初恋が10年経って実りました~
    4.0
    私のことを覚えていますか? その頃、私は高校生でした——莉央の上司として着任したのは、かつて憧れていた保科彰斗その人。親友のまりかとお揃いで買った大切なフォトフレームを割ってしまった高校時代。同じものを求めた店舗で働いていたのは、まだ「研修中」のネームプレートを付けていた彼だった。すでに販売が終了している商品だというのに、あの手この手で親身に探し出してくれた彰斗は、莉央にとっての救世主。笑顔が素敵な彼に会うために、莉央はその後もたびたび店に通っていたものだった。やがて、彰斗の突然の異動で淡い恋は終止符を打つことに。あれから十年。これは運命の出会い!? だが、彰斗のほうは莉央のことをまるで覚えていなかった。せっかくの再会、チャンスとばかりに底抜けの明るさで日々彰斗に接する莉央。二人は少しずつ距離を縮めていくのだが……
  • 塩対応の後輩は、一途に私の愛を乞う
    3.0
    1巻550円 (税込)
    シティホテルの営業部に勤める二十九歳の宮田琴子には付き合って二年になる恋人がいた。しかし、突然会いに行って驚かせようと彼の家を訪れると、玄関には見知らぬパンプスがあり、寝室からは男女の淫らな声が…。数日後、電話越しで別れの言葉を聞くことに。 失恋の傷が癒えていない琴子は職場の飲み会に参加した帰り、後輩の長谷川雅人を家飲みに誘う。 最近の様子が変だと心配してくれる長谷川に、琴子は彼氏の浮気現場を目撃し怒鳴り込む度胸もなく見つからないように帰って来たと愚痴をこぼした。 そんな自分の情けなさを笑い飛ばして欲しくて長谷川に冗談半分で「エッチしてみてよ。」と言った琴子だったが——
  • 四年越しの約束はチョコのように甘く イケメン副社長は傷心女子を離さない
    -
    加賀美麻紀は、雑貨の輸入販売をしている「Tsライン」で働く二十六歳。同じ会社で働く一つ年上の高須真と付き合っている。 ある日、残業を終えた麻紀が帰ろうとすると、誰もいないはずのオフィスの一室から声が聞こえてきた。 好奇心から声の主を確かめようとした麻紀の目に飛び込んできたのは、快感の波に身を任せ獣の様に互いを求めあっている真と麻紀の後輩・沙織の姿だった。 腹が立ち、どうにでもなれと戸を開けようとしたところを見知らぬイケメン男性に止められた麻紀は二人の裏切りに心が壊れそうな中、優しく慰めてくれた彼に「だったら、君も彼と同じことしたら?」と提案されて……
  • 始まりは脅迫状 平凡女子ですが、気づいたらクールな御曹司に溺愛されていました
    4.5
    1巻550円 (税込)
    ある日、会社のロッカーに貼りつけられていた脅迫状によって佐藤華の日常は一変する。三門宗二郎に近づくな。脅迫状に書かれていたのは現社長の息子で、華にとっては顔もよく知らない雲の上の人物だった。 宗二郎に内容を伝えたものの、冷たくあしらわれ更に自作だと言いがかりをつけられてしまう。 「あなたみたいな“普通じゃない男”を好きになるなんて、天地がひっくり返ってもありえない」と反論した華だったが……?
  • ほどよい束縛は、たまらなく心地いい。 敏腕年上同期の一途な執愛
    -
    ライフリゾート株式会社の営業部で働く二十四歳の宇田紬。ひと回り年上の同期、中森悠弥にいつしか想いを寄せるようになるが、スキンシップという名のキスと意味不明な束縛に翻弄される日々を送っていた。 そんなある日、中森と一線を越える寸前までいったのに結局抱いてもらえずショックを受ける紬。さらに、中森と訳アリな雰囲気の竹下聖から「あなたは悠弥の傍に居てはいけない人なの!」と言われてしまい……。
  • [コミック]イガリとキスギは素直になれない
    完結
    -
    同期――仲間でありライバルである存在。 だけど来生愛梨沙は内定者研修で猪狩に一目惚れ。班が一緒で近づくことができるかと期待したのに、愛梨沙のことを「そういう意味では無しかな」と同僚に告げているのを聞いてしまう。 それからは自分の感情に蓋をして猪狩とは愛梨沙は「ケンカ友達」のポジションを獲得することに。これなら常に楽しく共に過ごせるから。 しかし、歓迎会の日、酔った勢いで2人は一夜の過ちを犯してしまい…。 すれ違いまくる2人の行方は…!?
  • エリート女騎士は、騎士団長の優しい命令に堕ちていく ~秘密のDom/Subプレイ~
    値引きあり
    3.8
    1巻385円 (税込)
    幼いころ、魔物の遠征征伐で父を亡くした伯爵令嬢のシャーロット。騎士一家に生まれた彼女は令嬢としての道に背を向け、騎士になることを夢見て祖父から剣の手ほどきを受けて育った。やがて成長した彼女は騎士団に入団、周囲の女性に対する差別的な扱いに屈することなく、副団長にまで昇進した。自分にも他人にも厳格さを求めて今の地位を手にいれたシャーロットだったが、ある日突然、ダイナミクス性がサブに変異してしまう。しかも抑制剤が合わず、このまま騎士団にいつづければ秩序を乱すのは必至。だが……絶対に辞めたくない。不安を抱えるシャーロットを見舞いに訪れたのは、騎士団長のアーサー。誰にでも優しく接するこの上官は、ドムでもあった。優秀な部下を辞めさせないため、アーサーはシャーロットに欲望をかなえるためだけのパートナーになることを申し出る。そして二人の秘密の関係がはじまった。セーフワードは、「愛してる」——
  • ふしだらな恋をしよう 一途な御曹司は地味系女子を離さない
    4.0
    父に逆らうことができず気の乗らないお見合いに参加した鴨田透子は偶然、相手の心ない言葉を耳にしてしまう。そんな中、傷ついた透子に声をかけてきたのは高校時代の同級生・一ノ瀬航だった。 脳裏に浮かぶのは、ふざけてキスをされて気持ちいいと思ってしまった自分への嫌悪感と初恋の思い出。 「ぜんぶ俺のせいにすればいいから……頼むから帰らないでくれ」。 夫や子供を裏切ってまで『好きな人と一緒になる幸せ』を選んだ母のようにはなりたくない。そう思っていたのに、透子は航の手を振りほどくことができずに身体を繋げてしまい……
  • わたしのコンプレックス、受けとめてくれますか? 童貞御曹司の大きな愛に満たされて
    4.3
    砂川製菓でお菓子のパッケージデザインに携わっている栗山香澄。香澄は人に言いにくいコンプレックスを抱えていた。それは少しばかり胸が大きいということ……。 今まで見知らぬ男性から突然声をかけられたことは何回もあり、告白してきた男性から『身体目当て』だったとハッキリ言われたこともある。そんな失礼な男性ばかりではないとわかっていても無意識に警戒心が働いてしまい、男性とは少し距離を置くようになっていた。 「自分の中身を見てくれる男性なんていない」と心寂しく思いつつも、やりがいのある今の仕事にひたむきに取り組む日々を送る香澄。そんなある日、新商品のチョコレートに関するパッケージデザインのコンペがあることを知る。でも同じ部署には男性ばかり。どうすれば良いか思案している香澄に、マーケティング本部所属、砂川製菓の御曹司でもある砂川大樹が一緒に組もうと声をかけてきた。「俺、前から栗山さんのデザインが好きだったんだ」——大樹にまっすぐ見つめられ、そう言われた香澄は……。
  • 追放された聖女は幽閉ぐーたら生活を満喫中! ~え? 名誉を回復するために結婚ですか?~
    3.7
    癒やしの力を持ち、この大陸でただひとりの聖女と言われたリリエンティーナは、彼女を目の敵にする国王の愛妾・グエンダの謀略によって、聖なる力を魔力に変えられてしまう。国王主催の舞踏会で勧められたワインを口にしたとたん、輝く蜂蜜のようだと謳われた美しい金色の髪はみるみる色褪せ光のない灰色に変わり、その場に居合わせた人々から魔女だと糾弾されたのだ。森の奥深い屋敷に幽閉されたリリエンティーナだったが……案外、自由気ままなひとり暮らしが性に合っているようで、森で出会った愛猫ルール—ルーとともに、ぐーたら生活を楽しんでいた。三年後。幼なじみ同然の王太子・アルセイからリリエンティーナのもとに手紙が届く。国王が崩御したこと、アルセイが新国王に即位したこと、リリエンティーナの名誉回復をしたいことなどが綴られていた。しかもその条件として王族との婚姻が示され、結婚相手の候補を送るとも。名誉を回復する気も、幽閉生活をやめる気もさらさらないリリエンティーナは、あくまでもお試しなんだし、と断る気まんまん。そしてやって来たのはレニアスと名乗る口数の少ない元騎士だった——
  • 悪役令嬢がポンコツすぎて、国外追放に至りません
    4.5
    ポンコツすぎる悪役令嬢・ベアトリクスと、そんな彼女を“鳥かご”に閉じ込めようとする第二王子・シモン。すったもんだの末、いよいよ結婚式を迎えることに。国中が祝賀ムードに沸く中、突如として現れたリテルシア辺境伯から結婚の異議申し立てを受けたベアトリクス。なんと、いじめと殺人未遂の容疑がかけられていると告発されたのである。そして証言者であり当事者でもあるという辺境伯の娘・フレールの涙ながらの訴えを受け、ベアトリクスはとうとう王城の奥の塔に幽閉されてしまう。ハラハラしながら事態を見守る侍女・マーガレットを傍目に、相変わらず“良いこと”を思いつくベアトリクス。今度の“良いこと”とは、国外追放。そこに駆けつけたのは、ベアトリクスの専属秘書官・セシリアだった——。ベアトリクスとセシリア+αの旅が始まる……
  • はねっかえり王女の年の差婚 皇帝に甘く淫らに調教されて
    値引きあり
    5.0
    カッシング王国の第一王女であるアイリーンは、やや自己主張が強く“はねっかえり”として有名だった。そんな彼女の結婚相手がようやく決まった。お相手は隣国ドノヴァン王国のセオドリック王。セオドリックは、堅物ゆえに婚期を逃してきたという。 アイリーンはついにセオドリックと対面を果たし、いよいよ結婚式の日を迎える。そして初夜……だが、アイリーンの元にはいくら待ってもセオドリックがやってこない。 心配になり彼の寝室を訪ねてみれば、初夜に対する極度の緊張のあまり卒倒したセオドリックがいて……。
  • 全部、俺が教えてやる~エリート社長と初恋蜜夜~
    4.2
    1巻550円 (税込)
    友達にドタキャンされ、高級ホテルのバーラウンジで一人カクテルを飲んでいた藤島瑠璃。物思いにふけっていると、すぐそばの席に見覚えのある顔が。高校時代、家庭教師をしてもらっていた鷲見伊吹に間違いない。 一度だけ、ご褒美にキスをねだったことがあるが、ふたりの関係は家庭教師と生徒から変化せず、瑠璃の完全なる一方通行の恋。その後、彼は大学を卒業して仕事で海外へ行き、それっきりだった。 そんな初恋の人との七年ぶりの再会に、驚きを隠せない瑠璃だったが……。
  • 愛しきヴィクトリアの美しい庭 ~献身アルファと高貴なオメガ~
    5.0
    アルファの両親から生まれ、この国随一のホテルグループを継承することになったヴィクトリア。しかし実体は隠れオメガ。類い希な美貌を持つが、絶対強者アルファに魅かれてしまう運命にある少数派のオメガ性。ヴィクトリアもアルファと「つがい」になることだけが幸福への道と知っているが、実業界での名声と重責を担わされ、不本意ながら薬品を用いて特有の性徴や誘惑香を抑えつけている。秘密は秘書リオンとだけ分かち合う、孤独な日々。 ほとんど屋敷から出ないヴィクトリアの心を慰める庭園に、庭師チェスターが雇われた。ベータであるはずの彼はこの国の最高学府を出た建築家の卵で、造園技術を学ぶために庭師を志願したという変わり者。しかしヴィクトリアは彼が只者ではないと感じ取る。植物を花咲かせる能力“グリーンサム”以外にも何か不思議な力を秘めている。やがて二人の気持ちは交錯し、惹かれ合っていくのだが……
  • 竜の里の乙女ですが、恋は図書館で見つかりますか?
    4.0
    竜族の末裔であるマリエルは里を出て、正体を隠しながら王立図書館で司書として働いている。ある日、開館時間前に訪れた藍色の瞳の美しい青年に声をかけると、あろうことか彼は「本が好きではない」と言い放った。彼の興味を引き出すためにあれこれ聞き出すマリエルだったが、青年にはまるでとりつく島がない。だが、その週末、マリエルの企画した朗読会には青年の姿が。会が終わると、青年は朗読会で読まれた作品を借りていったのだった。ジスランと名乗ったその青年は、以来、頻繁に図書館に通ってくるようになる。本を通じて会話が弾む二人。初めてのデート。もしかしてこれが恋だろうか? だが、マリエルは竜族。そしてジスランは……おそらく貴族だ??
  • 初恋再熱~王太子の蜜溺愛に満たされて~
    -
    メルブルック国にある森で精霊たちと暮らす伯爵令嬢のミレーラ。精霊に好かれ、精霊と交流できる貴重な存在のミレーラは立派な国家精霊師になるため、隣国オードアティで学ぶ日を夢みている。だが、国家精霊師なんてどうでも良いと、しつこく結婚を迫ってくるメルブルック国の横柄な第二王子に悩まされてもいた。 そんなミレーラは風の強いある晩、小屋のすぐそばで肩に傷を負った男とぐったりとした様子の精霊を保護する。 介抱された男はテオバルトと名乗ったが、ミレーラは彼に初恋の相手であるカインの面影を感じてしまうのだった——。
  • 猜疑王と偽りの王女
    4.0
    『貴女、私の代わりに帝国に嫁ぎなさい』——噂通りの傲慢な態度で、パシニア王国の第一王女・セリーヌからそう命令されたのは、平民のソフィだった。 話を聞けば、セリーヌは借金のカタとして、アルハント帝国の皇帝・サイードの元に嫁ぐはずだったが、白銀の髪にアメジストの瞳という、セリーヌと同じ特徴を持つソフィが代わりに嫁げ、という横暴なものだった……。 一度は断ろうとしたソフィ。だが、自分の代わりに嫁げば、ソフィの母にかかる高額な治療費は出すと言われ、やむなく偽のセリーヌとしてアルハント帝国へ赴くのだった。 王宮ではなく王宮近くの屋敷に案内されたソフィの元に、猜疑心の強いことで有名なアルハント帝国の皇帝・サイードがやって来る。想像していたよりも優しそうなサイードにソフィはひと安心する。 ところがサイードの背後には、ブロンドの髪に青い瞳の、どこか厳格そうなロマンという男が控えていて……。
  • 宰相令息は古道具屋の若き店主に純愛を捧げる
    4.2
    祖父の遺してくれた下町の古道具屋「アベリナ」を一人で切り盛りするジリア。 彼女に店を売る気がないと知るや否や「結婚は考えられない」と告げてきた婚約者と別れたジリアは、今後のお店の経営に少し頭を悩ませながらも、大好きな古道具の世界に没頭する日々を送っていた。 そんなある日、外套をまといフードを目深に被った怪しい客が店を訪れ、懐中時計の修理をジリアに依頼する。 その後も頻繁に店に来るようになった美貌の男・イリアスに「フードの貴人」という渾名をつけたジリアは、いつの間にか彼の来店を楽しみにするようになるのだった。
  • エリート商社マンは脇役女子を落としたい
    4.7
    一度はアイドルを目指したこともあった古賀千早。夢は叶わなかったが、女優・福間亜里沙のマネージャーとして充実した日々を送っている。 ニューヨークでの仕事を終えた千早たちに、空港で声をかけてきたのは亜里沙の幼馴染の黒崎旭だった。 帰りの機内で、旭からバーに誘われた千早は、話し続けるうちに彼に惹かれていく。しかし、旭から電話番号を渡された際、千早はこれまでのトラウマを思い出してしまう。亜里沙に近づくため、脇役でしかない千早を利用しようとしてきた男たち。 旭もそんな男なのかとガッカリした千早だったが、彼の誘いを断りきれず後日食事をすることに。そして約束の日、待ち合わせに現れた旭は予想外の言葉を口にした。 「会うのが二回目でこんなことを言うのも変なのは分かってる。けれど、君が好きだ」——。
  • 俺様御曹司は没落令嬢を離さない
    4.0
    中学生の頃に父の会社が破産、母も家を出て行ってしまった。社長令嬢という立場から転落してしまった姫宮和葉は、それでも父と二人、一生懸命に生きてきた。 早く結婚して父を安心させたい…。そう思いながら黒瀬コーポレーションの副社長・黒瀬一臣の秘書として働く和葉だが、デートの日に限って一臣は面倒な仕事を頼んでくる。一臣のせいで、ろくにデートすることも出来ないのだった。 ところがある日、一臣に縁談が持ち上がっていることを知る。 「わ……私……っ……やっと自由になるんじゃない!?」と、淡い期待を抱く和葉だが……!?
  • 大正乙女と人狼伯爵 ~あやかしの旦那様のもとに嫁ぎます~
    -
    1巻550円 (税込)
    時は大正。十七歳の女学生・柳原すずに持ちかけられた縁談は、結婚と引き換えに彼女の父が仕事で抱えた負債を援助するというものだった。縁談の相手は、華族の間で『化け物伯爵』と呼ばれている、白川清。彼はいつも黒い頭巾で顔をすっぽり覆っているという。 優しい父と病弱な弟を守るために受け入れた縁談。だがほかにも理由があった。それは、一度も会ったことがないのに、どういう訳か知っている気がしてならない白川清に会いたかったから——。 そして、輿入れ当日。すずの目の前に現れた白川清の姿は……!?
  • お嬢様の秘めやかな淫夢 ~強面上司にやさしく翻弄されて~
    3.0
    出かける時は必ず運転手や世話係と一緒。お嬢様である篠宮奏は、獣医師免許の取得に向けて勉強中だ。しかしある日、父から「これから少しの間、一般の会社で社会勉強をしてきなさい」と言われてしまう。戸惑いながらも父が社長を務める大手商社の関連会社で働くことになった奏は、配属先の上司、黒川吉宗に初めて会った際、彼を以前から知っているような不思議な感覚に陥る。 そんな奏にはある悩みがあった。それは、ある男性から蕩けるようなキスをされ、身体を愛撫される淫夢を見てしまうこと。夢の中ではどうしても瞼を開けられず、相手の顔を見ることができない。ところが、その声には聞き覚えがあって……!?
  • 皇帝陛下の運命の人は、私でした ~後宮寵愛占い譚~
    3.5
    皇帝の妃を探している——。麒帝国一の腕利き占者・紅稟は高官の呼び出しで都へと赴く。故郷の占者たちは「受難の相が出ている」と不吉な予言。おっかなびっくり宮殿に登ると、玉座には周囲を圧するすさまじい覇気を放つ男が。皇祖以来の悲願、大陸統一をついに成し遂げた皇帝・麒董星。知勇兼備の合理主義者で知勇兼備の合理主義者で「占いなんぞ信じぬ」と言い放つ傲岸不遜な男である。しかし皇帝の周囲の官吏たちは皇帝にふさわしい妃を真剣に探している。これはうかつな占いはできないぞ、と気を引き締める紅稟だが、集中した感覚のなかに浮かんだのはなんと……!? 「陛下の運命の相手は私です」と告げるべきなのか? いや、そんなの無理! 悩んだ挙げ句「恐れながら……視えません。陛下には運命のお相手がいらっしゃいません」と答えると、なんと皇帝本人は愉快そうに笑って言う。「確かに優秀な占者だな。その通り、余は誰とも結婚するつもりはない!」 皇帝は上機嫌だし、褒美をもらってこのまま故郷に戻るか? しかし占者としての紅稟の矜持がそれを許さない。苦しまぎれに奏上したひと言が、紅稟の運命を大きく動かし始めた。
  • 魔王の花嫁 元敵の最強魔王に溺愛求婚されました!?
    -
    魔王を封印する強大な力を持ち、人間と魔族の争いに終止符を打ったユグリアル国の第一王女・アリス。ある夜、城で父と夕食をともにしていた際、突如、魔王の元へ転移させられてしまう。魔王と二年振りの再会。「久しいな、アリス」シュトラウス魔国の魔王・カミュは嬉しそうに微笑んでいる。 また人間と魔族が争うことになるのだろうか……。戸惑い落胆し、魔王のことなどわからない、とつぶやくアリスにカミュが告げた言葉は驚くべきものだった。「じゃあ、知ってもらおうか。何せお前は、俺の伴侶になるのだからな」——衝撃のあまり、思わず妙な声を上げてしまうアリス。しかし、カミュの優しさや包容力に次第に心を溶かされていき……。
  • 放置妻・エリノア夫人の嘘と誤算 ~妻だけを忘れた夫の盲目的な甘い求愛~
    3.0
    公爵家から伯爵家へ没落した家の令嬢・エリノアは、生家のため、クィルター公爵家の三男・シリルのもとへ嫁ぐことになった。シリルと初めて顔を合わせた日、エリノアは彼にひと目惚れするが、シリルからは『子供は要りません』と淡々と告げられてしまう。その後、結婚から半年を経ても、ふたりは夫婦の営みどころか顔を合わせる機会すら滅多にない結婚生活を続けていた。 ところがある日、そんなふたりの関係を変えるできごとが起こる。十日ぶりに屋敷へ戻ったシリルを出迎えたエリノアが階段から落ちかけ、彼女を咄嗟に受け止めたシリルが頭を打って意識を失ってしまったのだ。ほどなくして意識を取り戻したシリルだったが、目覚めた彼が発した言葉に、エリノアは堪らず絶句してしまう。 「美しい。あなたのような女性には……初めてお会いする」——妻であるエリノアのことだけ、シリルは綺麗さっぱり忘れてしまったらしい。それだけでなく、彼はエリノアにひと目惚れしたとまで告げる。夫からの初めての甘い求愛に激しく戸惑う中、高鳴る胸を押さえながら、エリノアは彼にある嘘をつく決意をする……。
  • 今夜もあなたの腕の中[コミック]1
    完結
    -
    二人の間に恋愛感情はない。私と主任はセックスフレンドの関係にある――。 歓送迎会の夜、酔いつぶれた主任を介抱したときから、智塚真冬と式島宗介の変わった関係は始まった。逢瀬の間だけの恋人。その関係に満足しているはずの真冬だった。 しかし、何度も繰り返した二人のプロセスに変化が生じて…。 素直になれないこじらせた大人たちのもどかしい恋!!
  • 鳥籠 ~孤独な伯爵令嬢は次期公爵の蜜愛に溺れる~
    3.7
    錬金術研究所を見学中、爆ぜた薬品によって失明したうえ、婚約破棄までされてしまったオレリア。結婚によって事業の拡大を目論んでいた父はオレリアにつらく当たり、パーティに連れ出して新しい相手を探してこいと無茶な要求を突きつけるのだった。親切さを装って近づいてきた男にからまれ、さらに仲間二人が加わって身体を弄ばれて、オレリアは絶望の淵に追いやられていく。だが、そこに通りかかった公爵令息セザールに救われたばかりか、貴女は私の運命の人だと求婚される。わずか数日のうちに公爵邸に迎えられたオレリア。セザールからも屋敷の者たちからも配慮ある扱いをされて戸惑うオレリア。あまつさえ、いつかその目も治してみせるとセザールからの申し出を受けて、二人は深くつながっていく。だがその愛はやがて狂気を帯びていき……
  • 狐の婿入り ~再会したあやかしの彼は大切なことを思い出させてくれました~
    5.0
    売れっ子イラストレーター小花咲良は、事実無根のトレパク疑惑で、匿名掲示板で誹謗中傷にさらされた。気を失うほど心に深い傷を負った咲良は、そのひと月後、怪我をした祖母に代わって山の管理をするために祖母の実家を訪れる。森と湖に恵まれた豊かな山を歩きながら、咲良は癒されていく。だが、私有地に踏み込んでくるマナー無視のキャンプ初心者を注意すると、逆ギレされ、水をぶち撒けられてしまった。そこに偶然通りかかった山の見回り団に救ってもらった咲良だったが、ずぶ濡れの咲良を祖母の実家まで送ってくれたのはイケメン・イケボの一人の青年。家でもいろいろ世話を焼く咲良に、青年は自分のことを覚えていないかと訊ねる。だが咲良に記憶はなく……
  • 海と、約束と、年下の男の子。 再会した年下幼馴染の一途な愛に溶かされて
    -
    「僕、すぐに大人になる。英語ペラペラで、背が高くて、かっこいい大人になる。そしたら、環奈ちゃんのことを迎えに来るから」——東京でOLとして働く二十八歳の狭山環奈は、法事で実家に帰省した際、自分がまだ高校生だった頃の遠い夏の日、近所に住む綺麗な男の子、龍ちゃんに海で言われた言葉をふと思い返していた。 やがて法事を終え、駅のホームで新幹線を待っていた環奈は、ラムネの入ったペットボトルのふたを開けた時、前に並んでいた男性のスーツを濡らしてしまう。あわてて男性に謝る環奈だったが、よく見ると彼に見覚えがあることに気づく……。 「僕、……大人になったよ」六歳年下の龍ちゃん——望月龍之介は誰もが見惚れる魅力的な男性になって、十年振りに環奈の目の前に現れたのだった……!!
  • 虐げられた令嬢は、冷徹な王弟の献身で愛に目覚める
    4.2
    今やこの屋敷に、エメロードが主の実娘であることを知る者はいない。エメロードは、使用人同様——いや、さらにひどい扱いを受けている。サルファス男爵家を仕切るのは、エメロードの継母サビーヌと連れ子のラニエ。母を亡くしてからわずか三か月、父はサビーヌと再婚した。その父も、心の病で遠い州端の教会病院に入院させられている。あれから四年半。サビーヌが意に反する者を次々と解雇するため、使用人たちの顔ぶれもすっかり入れ替わってしまった。いじめ抜かれて心も麻痺してしまったエメロードのもとに、ある日、国王の側妃として迎えたいとのお触れが届く。王妃に子ができないためだというが、一度も面会したこともないエメロードは戸惑い、継母と義姉はヒステリックに喚き立てる。誰もが現実を受け入れられないまま、翌日エメロードを迎えに来たのは、国王の異母弟ジルベスト。政争を避けるため臣籍降下したジルベストは、エメロードに代わってラニエを側妃にと抗議するサビーヌに冷徹に対応し、エメロードを城へと導いた。国王一家と対面を果たしたものの、お渡りがまったくない日々、エメロードを気にかけてくれるジルベストに、エメロードは少しずつ心を開いていく——
  • 過保護なエリート社長と秘密の関係が始まりました
    4.0
    大手広告代理店に勤める25歳の澤木美結。ある夜、結婚式の帰りでクタクタになって歩いているところを会社の社長・田辺柊真に声を掛けられ、自宅まで車で送ってもらうことに。高身長で甘いマスク、女性社員からの人気も高い柊真。その日、偶然送ってもらったことで柊真の優しい素顔を知った美結だった。 そんな美結にひとつの転機が訪れる。藤堂蓮司が率いる高級メンズブランド『RENJI』との窓口担当に抜擢されたのだ。大きな案件、有名人である藤堂との打合せ、不安な様子の美結を見た柊真は自分も初回の打合せに出席すると提案。当日は、美結に興味を示した藤堂のペースに呑まれそうになりながらも、何とか無事に打合せを終えることができた。 そして、柊真も参加した会社の飲み会の夜。二人きりになった際、美結は柊真から声をかけられる。「澤木さんさえよければ、休みのときに少しだけでも会えないか?」——それは美結にとって予想外のもので……!?
  • 白金の杖の魔女と滅竜騎士の溺愛【前編】
    -
    1~3巻330~550円 (税込)
    見習い魔女であるヴィオラは、最強の魔女・エルヴィーラの唯一の弟子だ。師匠のエルヴィーラは、その美貌と魔術で超有名人。だが、とてつもなく怠惰であり、ヴィオラは今日もエルヴィーラの世話で忙しい。そんなヴィオラには想いを寄せる相手がいた。その相手は“滅竜騎士”であるラーシュ。“滅竜騎士”は単独で竜を斃した騎士に与えられる称号、騎士たちの憧れの存在だ。異国風の風貌に、鋭い目つきのラーシュを多くの女性は怖がっていたがヴィオラは違った。二年前、貴族たちに襲われそうになったところを助けてくれて、優しく気遣ってくれたラーシュ。その時からヴィオラは彼に恋をしている。 とある日、ラーシュがお菓子好きと知ったヴィオラは、お菓子屋巡りを提案する。デートを重ね、彼の素顔に触れるたびに想いを募らせるヴィオラ。一方のラーシュもヴィオラが大切な友人以上の存在になっていることに気付くのだが、ヴィオラの身には、ある危機が迫っていて……!?
  • 白金の杖の魔女と滅竜騎士の溺愛【合本版】
    4.9
    見習い魔女であるヴィオラは、最強の魔女・エルヴィーラの唯一の弟子だ。師匠のエルヴィーラは、その美貌と魔術で超有名人。だが、とてつもなく怠惰であり、ヴィオラは今日もエルヴィーラの世話で忙しい。そんなヴィオラには想いを寄せる相手がいた。その相手は“滅竜騎士”であるラーシュ。“滅竜騎士”は単独で竜を斃した騎士に与えられる称号、騎士たちの憧れの存在だ。異国風の風貌に、鋭い目つきのラーシュを多くの女性は怖がっていたがヴィオラは違った。二年前、貴族たちに襲われそうになったところを助けてくれて、優しく気遣ってくれたラーシュ。その時からヴィオラは彼に恋をしている。 とある日、ラーシュがお菓子好きと知ったヴィオラは、お菓子屋巡りを提案する。デートを重ね、彼の素顔に触れるたびに想いを募らせるヴィオラ。一方のラーシュもヴィオラが大切な友人以上の存在になっていることに気付くのだが、ヴィオラの身には、ある危機が迫っていて……!?
  • 復讐は蜜月のあとに ~忠実な護衛騎士は転生令嬢に永遠の愛を誓う~
    3.5
    1巻550円 (税込)
    未来の皇太子妃——ひいては皇后——として生まれてきた、レンバッハ家の一人娘アメリア。幼いころに母を亡くした淋しさと厳しい皇后教育に耐え、凛とした美貌と品格とを兼ね備えいつ嫁いでもおかしくないまでに成長したある日。アメリアの運命は、突如として父コンラートの『娘』を名乗る少女ジャンヌによって暗転。かつての父親の恋人の娘であるジャンヌを父は溺愛、婚約者のマルクス皇太子までもがジャンヌに恋をし、アメリアは父からもマルクスからも邪険にされ、やがてはレンバッハ侯爵家の血を引かない不義の子であるとでっち上げられて斬首され、短い生命を終えたのだった。……が、気がつくと礼拝堂でアメリアの面影もない、姿形の異なる別人物に生まれ変わっていた。自らをシュピカと名づけたアメリアは、住み込みで働きはじめた酒場で看板娘となって、新しい人生を歩んでいた。そんなある日、店にかつてアメリアの護衛騎士だったヴィルマー・フォン・トロストが現れる。飲んだくれ、すっかり面変わりしてしまったヴィルマー。こっそり彼の後をつけていったシュピカが目にしたのは、墓前でアメリアに詫びるヴィルマーの姿だった……
  • 毒女、誤って王太子をオトす
    4.3
    伯爵令嬢のベラドンナは、“毒草食”をこよなく愛する変わり者の毒草研究者。そんな彼女のもとに、面識のない王太子から突然縁談が舞い込む。王宮に入れば最後、生きがいにしていた研究が続けられなくなってしまう。何としてでも縁談を断るため、友人のウィルに頼み込み、純潔を奪ってもらうことにする。 「俺、あんたのことが好きなんだけど」「ベラドンナ、俺と結婚してくれ」——ベッドの中でウィルが明かした気持ちに驚くベラドンナ。しかし勢いのまま全て受け入れ非処女となり、王太子妃の条件を満たさなくなることに成功する。そして、結婚前の家族顔合わせの日、友人ウィルと王太子ウィリウスが同一人物だということを、ここでようやく知るのであった……。
  • その笑顔は反則です! ~こじらせ女子の乙女心は、ウブな上司はわからない~
    4.0
    小さいころからの文房具好きが高じて、大手文房具メーカーのティンテに就職した私こと大上凪子。希望通り営業部に配属されて3年。憧れの上司・宇佐美さんを目標にがんばってきた甲斐あって、今はそれなりに評価してもらえるようになった。そんなある日、会社の飲み会のあとに酔った勢いで宇佐美さんと一夜を過ごすことに。週明けからはまた上司と部下に戻るのだと自分に言い聞かせ、好きな気持ちを必死に抑えて、大人の関係と割りきって接しているのに、当の宇佐美さんは挙動不審。それじゃ、バレちゃうでしょ? ほどなく食事に誘われ、「今夜ももしかしたら……」という密かな期待は裏切られ、何事もなく寂しさを抱えながら家路につく。ほら、やっぱり宇佐美さんは、私のことなんか何とも思ってない。なのに同期の及川くんと飲みにいけば、今度は嫉妬全開——って、宇佐美さん、どういうつもり?
  • エリート上司と週末の甘い秘め事
    4.5
    保育士の仕事から離れ、文具メーカーで働き出した真智。週末、リフレッシュしようと訪れた公園で3歳の康平くんと出会う。転んでしまった康平くんの面倒を見ていると、ひとりの男性がこちらにやって来た。よく見ればその男性は秋月課長だった……! しばらくの間、甥っ子の康平くんを預からなければならないという。「やだ……。ぼく、まちちゃんがいいもん……」いつものシッターさんより真智が良いと駄々をこねる康平くんを見た真智は、毎週日曜日の数時間だけ康平くんの面倒を見ることに。秋月課長の自宅を訪れるのは緊張するものの、康平くんと接したことで、保育士時代の楽しさも蘇っていた。 毎週日曜日、会社では見ることのない秋月課長の柔和な表情、彼が纏う大人の雰囲気に接するたびに、どぎまぎしてしまう真智。一方の秋月も真智の素顔を知るにつれ、激しく心惹かれていき……!?
  • 暴走皇子の特効薬になったら執着されました!
    4.5
    1巻550円 (税込)
    優秀な魔導士であるエヴェリーナは、師匠と一緒にとある離宮へ向かっていた——。離宮にいるのは、セイリオス帝国の皇子・ルドヴィーク。魔力過多症である彼は、激しい魔力暴走を起こしてしまっていた。魔導を駆使し、どうにか皇子の魔力暴走を抑え込んだエヴェリーナ。一方、魔力暴走ですっかり体力を消耗したルドヴィークは今にも倒れてしまいそう。皇子を支えようと、とっさに身体に触れた瞬間、エヴェリーナは自分の身体の芯が熱くなるような不思議な感覚に囚われて……!!
  • 溺れるイブ ~わたしが愛を確かめるまで~
    -
    失恋するたびにピアスの穴を開けてきた沙樹。六つ目を開けようと思っている——合コンで他愛ない話をしていると、たまたま隣に座った櫂海から、やめさせてやりたくなるね、と言われた。その夜、二人はホテルへ。いい感じに盛り上がってきたと思いきや、櫂海は酔いつぶれて眠ってしまった。なにごともなく朝を迎えたが、二人の恋はすでにはじまっていた。だが、櫂海が沙樹にどれだけやさしく接し、沙樹をどれだけ激しく求めても、過去の失恋経験から、沙樹は櫂海を心から信じることができない。元カノの気配に不満を募らせ、同僚女性の影に苛立ちを覚える。ある日とうとう爆発してしまった沙樹は、櫂海の部屋から飛び出し、SNSで知り合ったまだ大学生の青年となりゆきでホテルに行ってしまう。部屋に入ると、青年の態度が豹変。カッターナイフを取りし、沙樹に「俺を、切って」と言い出したのだ。青年の首には、たくさんのためらい傷。全力で拒む沙樹だったが……
  • 厭われ令嬢はアイスブルーの夢を見る
    2.5
    貴族が通う王立学園への入学日。学園に向かう馬車の中で、子爵令嬢のロゼリアは深いため息をつく——。左右で色の異なる瞳を持つロゼリアはこれまで、悪魔に魅入られた令嬢として周囲から厭われ続けてきたのだった。学園生活でも当然、嫌悪の視線が待っていることだろう。ロゼリアは憂鬱で仕方なかった。そして彼女にはもうひとつ悩みが……。それはロゼリアを嫌う婚約者のフレッドと顔を合わせなければならぬこと。案の定、学園で会った途端、フレッドはロゼリアが大切にしている髪飾りを投げ捨ててしまう。悲しむロゼリアだったが、澄んだアイスブルーの瞳の美しい令嬢・アイリスが髪飾りを届けてくれる。 自分へ嫌悪の眼差しを向ける同窓生と違い、いつも優しく接してくれるアイリスから街へ出かけようと誘われたロゼリア。待ちに待った約束の日——。なんとロゼリアを迎えに来たのは、アイリスと同じアイスブルーの瞳を持つ黒髪の美しい男性、国王の信頼も厚いリヴィングストン侯爵家の嫡男・リアムで……!?
  • ワンコ系後輩のテクが凄すぎました! 失恋OLでしたが身も心も溺愛されてます
    4.5
    1巻550円 (税込)
    大手飲料メーカーに勤める27歳の雛沢小春は、同じ営業部の榎並と交際しつつ、仕事にまい進する日々を送っていた。ある日小春は、NYからやってきた新人の教育係を命じられる。柑橘系の爽やかな香りをまとう、25歳の黒髪イケメン・九条凱。歓迎会の帰り、小春が凱とともに歩いていると、彼氏の榎並がお嬢様風の女性とキスし、ホテルに入るところを目撃してしまう。それは紛れもない浮気現場だった。ショックのあまり酒をあおり、酔いつぶれて寝てしまった小春を凱は自分のマンションで寝かせることに。 翌朝、後輩の凱に迷惑をかけて情けないと落ち込む小春に、凱は真っすぐな瞳で「俺ならあなたを大切にしますよ」と伝える。信じていた榎並に裏切られて悔しいと泣く小春を、静かに受け止めてくれる凱。そして、優しく抱きしめられ、今まで経験したことのないようなキスをされる……。身も心も甘々に愛された小春は……!?
  • 眠りの城の乙女 ~幼馴染の熱い想いが頑なな気持ちを溶かしてくれました~
    1.0
    目覚めたエマを、美麗な青年が見つめていた。泣きそうな瞳でほほ笑む青年は、エマの幼馴染ジルにとてもよく似ていた。年上のエマにプロポーズをした美少年のジル。彼に夢中な令嬢たちから受けるほのかな重圧と、二人の家格の圧倒的な違いから、恋しい気持ちに蓋をして遠ざけていたあのジルに。年上になったら結婚してあげる。そんな無理を言って、エマはジルの求愛をはぐらかしていた。目の前の青年はジルだと名乗った。君は五年間眠っていたんだ、君より年上になった俺の、プロポーズを受けてくれるね? と聞かされても、俄かには信じることができない。そもそもエマは、自分がジルにふさわしいと考えたことなど一度もない。少しずつ五年前の出来事を思い出しながら、エマは真実に近づいていく——
  • 夫なんていりません! 女王陛下の秘密の妊活
    2.0
    その日の女王フェイリールのお茶会の主賓は、婚約者のケネス王子。なかなか姿を現さない王子を心配したフェイリールは、自ら王子の様子を見にいくことに。だが、その途中フェイリールは、王子と妹のアデリアが睦み合っているところを目撃してしまう。開き直る二人に、女王はケネス王子との婚約破棄を宣言、アデリア王女には修道院行きを命じるのだった。女王を戴くミレンス王国を統べるフェイリールの婚約破棄はこれで二度目。さすがに女性としての自信を失いかけている。自分は結婚には向かない。その呟きを聞いてしまった政務補佐官のエリクは、あきらめるのは早い、世継ぎを産むのは女王の責務とフェイリールを諭そうとする。ならば結婚せずとも子を成せばよい、父親など誰でもよいと言いだす女王に戸惑うエリクだったが、女王の命で計画に手を貸すことになる。だが、計画は暗礁に乗り上げてしまい、フェイリールは手詰りに……と思いきや、フェイリールは目の前のエリクに世継ぎの父親にと指名するのだった——
  • オクテ女子ですが、イケメンCEOに仕事も恋も導かれてます
    5.0
    お一人様カフェ巡りだけが趣味の樹里が、新事業部に突然の人事異動。それは社運を賭けた新カフェ開発プロジェクトだった! 直属上司は超イケメンの若きCEO・勝呂澪。キレ者秘書やその取り巻きが厳重にガードしているが、カフェ飯研究のために他店のバイトまでやる研究熱心な彼の真の姿を知るのは樹里だけ。恋にオクテな樹里も、澪と市場調査をするうちにときめきを覚えるのだったが……
  • 傷心の転生令嬢は一途な面食い王子に溺愛される
    3.2
    デビュタントの日。美しい侯爵令嬢エフェリーネ・ベイレフェルトは意識を失いかけ朦朧とする中で、前世の記憶を思い出していた。男性達の好奇の眼差し、自分の下着画像の拡散、SNS騒動の発端となったある男性から向けられる好意…そして求婚。 前世の出来事が影響して、エフェリーネは同年代の男性を前にすると、気分が悪くなり意識を失ってしまうのだった。社交界を離れ静かに暮らすことに決めたエフェリーネだったが、ひとりの求婚者が訪ねてくる。エフェリーネに異様な執着を見せるその男は絵が得意だという。男が描いた絵を見せられたエフェリーネはたちまち気絶。何とそこにはエフェリーネの前世『濱野美紀』の下着姿が描かれていたのだ。 エフェリーネはこの件のせいで屋敷に籠るようになるが、男子禁制のお茶会に参加することに。令嬢ばかりで安心していると、何やら男性の声が! またあのしつこい求婚者が乗り込んできたと思ったエフェリーネは意識を失いかける。ところがその声の主はエフェリーネの美しさに惚れ込んだユストゥス王子だった。そして驚いたことに、エフェリーネは王子に抱き上げられると何とも言えぬ心地よさを感じるのだ。一方、倒れてしまったエフェリーネを見て責任を感じたユストゥス王子は、エフェリーネを妻にすると宣言するのだが——!?
  • 小国の天然王女がまちがって召喚したのは、竜騎士団を率いる隣国の王子でした
    値引きあり
    3.0
    大陸南端のマイスタンタン王国は、人口も少なく、外交もほとんどない、平和だが貧しい小国である。昨年の火山の大噴火で国王はじめ多くの重臣を失い、急遽王位を継いだのは、まだ7歳のクレドール。どこかの国と同盟を結ばない限り、とても生き延びていけない。だが、弱小国の幼すぎる王に嫁いでくる姫はなかなか見つからない。そんな王と王国のために名乗り出たのは、クレドールの姉でまもなく18歳を迎えようとするルキア王女だった。だが結婚適齢期のルキア王女の見合い話も難航。いっそよその国に頼らず、特産品や観光資源で国を富ませることができないか思案しはじめたルキアは、ある日王立図書館で古い魔導書を発見。どうやら昔の王族は、魔法が使えたらしい。魔導書に従って試すうちに、ルキアは召喚の術が使えるように。そして何度目かの呪文を唱えると……降ってきたのは、ドラゴンと傷だらけの美青年!?
  • 聖女の祈りは誰がために
    値引きあり
    1.0
    リシィ島には蘇生の力で私腹を肥やしている聖女がいるという。聖女が自国を脅かす存在であると認識したイデリア国のランベルト王子は、聖女殺害のためリシィ島へ赴くのだが……。そこには、華奢で肌の白い女性が塔の最上階に閉じ込められていた。彼女の名はクラリーチェ。どう見ても蘇生の力で金儲けをしているようには見えない。堅物で正義感の強いランベルトはクラリーチェをそのままイデリア国へ連れて帰ることに。やがて側近から、聖女の力を奪うためにはクラリーチェを女にすること、つまり処女を散らすことが必要だと知らされたランベルト。冷酷になりきれない自分に気付きつつも、彼女を抱くと決めたランベルトはクラリーチェの部屋へ行くのだが……!?
  • クリームヒルトの秘蜜のレシピ~一途な年下御曹司に求婚されています~
    値引きあり
    3.8
    男爵家の元令嬢だったクリームヒルトは、ライニンゲン公爵家にメイドとして仕えている。彼女には誰もが認める料理の才能があった。晩餐会の料理の手伝いでクリームヒルトは今宵も大忙しだ。ようやく休憩できると思っていると、ライニンゲン公爵家の嫡男であるオスカー坊ちゃまが泣いていることに気付く。聞けば意地の悪いアルフレートに体型のことで悪口を言われたのだという。オスカーは美しい金色の髪、琥珀色の瞳、整った顔立ちをしていたが、体型だけぽっちゃり気味だったのだ。この一件をきっかけに、クリームヒルトはオスカーのダイエットをサポートすることに。だがダイエットも順調に進んでいた矢先、クリームヒルトはオスカーの元を去ることになってしまう……。——それから時は経ち、王都の人気レストラン「黒猫軒」の料理人としてクリームヒルトは今日も忙しく働いていた。そしてある日、金色の髪の美しい青年が店に通ってくれていることに気付くのだが……。
  • アローナの嫁取り祭り【分冊版】 商家の三男坊と食堂の娘
    4.0
    1~6巻330円 (税込)
    砦を抱き、騎士が駐屯する国境の街・アローナの収穫祭は、「嫁取り祭り」ともいわれている。祭りの日に想いが通じ合った二人は、生涯仲睦まじく暮らせるという。アローナの宵祭りをめぐる市井の男女の恋の行方。 街の食堂『跳ねる仔馬亭』では看板娘マリアの明るく元気な声が響いている。昼の遅い時間に店を訪れたのは、裕福な商家の三男で家業を手伝うセリオス。五年前、マリアが学校を卒業して以来、ずっと通ってくれている常連だ。末っ子で「妹がほしかった」というセリオスは、マリアをそう見ているのだろう、何かと気にかけてくれている。そんなセリオスを兄のように慕っていたマリアだったが、いつしかセリオスを男性として意識するようになる。まもなく宵祭りがはじまる。ふいにセリオスが「宵祭りで逢ったら、一緒に屋台のものでも食べよう」とマリアを誘った。宵祭り――。セリオスはその意味をわかっているのだろうか? 考えすぎだと自分の気持ちを抑えながら、それでもマリアは祭りの二日目に、せいいっぱいおしゃれをして出かけたのだが……
  • アローナの嫁取り祭り【合本版】
    4.7
    砦を抱き、騎士が駐屯する国境の街・アローナの収穫祭は、「嫁取り祭り」ともいわれている。祭りの日に想いが通じ合った二人は、生涯仲睦まじく暮らせるという。アローナの宵祭りをめぐる市井の男女の恋の行方をオムニバスで。 【商家の三男坊と食堂の娘】 街の食堂『跳ねる仔馬亭』の看板娘マリアと商家の三男坊セリオス。セリオスにとってマリアは、妹みたいな存在でしかないのか? 【小隊長とお針子娘】 街一番の美人ティエリに執拗に絡むドラ息子から彼女を護衛する強面の騎士ダグラス。次第に彼女が微笑んでくれるようになり…… 【鍛冶屋と機織り娘】 鍛冶屋のキースと機織り娘のリーリャは幼馴染。幼いころに交わしたケッコンの約束を、キースはいつ、叶えてくれるのだろう? 【パン屋と計算係】 役場の計算係ステラはアローナきっての才媛。最近の日課は、仕事の帰りに優しい笑みで迎えてくれるカイトのパン屋に寄ること—— 【医者と大工】 祭りの夜。楽しく酒を酌み交わす医師ジェラルドと女大工ミリアム。だがミリアムには他人に踏み込んでほしくない過去があった—— 【副団長補佐と図書館司書】 図書館司書エリナと副団長補佐バーナードは、読書を通じて好意を寄せあうように。だが、エリナは不本意に嫁がされることに……
  • やましい係長はモブ子のいいなり
    -
    「係長。バラされたくなければ、私の要求をのんでください」 大手電機メーカー・大東産業(通称DTI)総務部総務課備品管理係勤務の中村やよいはコンサバなファッションをモットーとする地味子であり、モブ子であることを自認している。プライベートではモード系でスーツフェチでもあるやよいは、自分好みのスーツを着た男性をモデルに、自分好みの写真を撮り、製本して自分だけのための写真集を作りたいという密かな願望を持っている。そんなやよいが脅す相手は、直属の上司である宮崎和仁。ある日、やよいは宮崎の着ているスーツが人気覆面歌手のWAJIN Kが着ているものと同じものであることに気がつく。やがて宮崎がWAJIN Kであることを確信したやよいは、かねてからの願望を満たすため、宮崎をラブホに誘い出すのだった——
  • もう一度、君を愛したい。 ~クールなイケメン社長のシークレットベビー~
    3.3
    シングルマザーの紗和は、「葵」という源氏名を名乗る銀座のクラブの人気ホステス。かつての恋人・蒼生との間にできた子どもを育てている。海外に赴任し、多忙な蒼生と連絡が途絶えがちになったころに発覚した妊娠。すれ違ったまま紗和は自分から別れを切り出した。あれから四年。OLを辞めて夜の世界に飛び込んだ紗和だったが、寸暇を惜しんでわが子・佑都に愛情を注いできた。そんなある夜、常連客とともに店にやってきたのは——蒼生! 紗和が彼の子を産んだことを、蒼生は知らない。海外赴任中にいきなり別れを突き付けられたと思い込んでいる蒼生に他人行儀な挨拶をされた「葵」は、ちょっぴり傷つくのだった……
  • イケメン年下上司が思いもよらず積極的で!
    5.0
    秋村京子は、思いきって婚活パーティーへ参加してみたものの、誰とも連絡先を交換できず立ち尽くしていた……。ふと辺りを見渡すと、そこには見知った顔が。26歳で係長に昇進、出世コースを約束された社内のエース、奥村正も婚活パーティーに参加していたのだ! 仕事ができる上に、端正なルックスを持つ奥村。結婚相手に悩むことなんて無さそうな彼がどうしてここに? そう疑問に思いつつ京子が奥村に声をかけてみると、仕事中の手厳しい雰囲気は無く、むしろ京子を見つめる視線がどこか可愛く…優しげで……!?
  • 恋と幻惑 一途な騎士はただひとりの最愛を攫う
    2.0
    1巻550円 (税込)
    相手の思うとおりに自分の姿を見せる能力を持つイルセは、リッセン王国の王女アマンダの替え玉を務めていた。両親の形見である指輪を付けている時、イルセは本来の姿を留めておくことができる。その昔イルセは、妹を亡くしたことに悲嘆するカイザルトという騎士と出会い、王女専属の護衛騎士になるよう勧める。彼に前向きに生きて欲しかったからだ。お互いを想い、心の距離を縮める2人だったがいつしかイルセは姿を見せなくなってしまう…。やがてカイザルトは晴れて王女専属の護衛騎士に。だがイルセがアマンダの替え玉だとは知らないのだった。いつものように王女アマンダに扮したイルセは、王女の婚約者が待つエンゲルフトに赴いた際、媚薬を盛られてしまう! 助けを呼びに行こうとするカイザルトを引き留めたイルセは、カイザルトの手で快楽に導いて欲しいと頼む……。王女の命令としてこれを引き受けたカイザルトだが、ずっと忘れることのできなかったイルセの面影を感じてしまい……。
  • とあるブライダルコーディネーターの一日~冷徹CEOは身代わり花嫁を逃がさない~
    -
    仕事に情熱を注ぎ、主任への昇進も間近に控えたブライダルコーディネーターの大谷加乃。今日も何気ない1日が待っていると思っていた……クライアントの花嫁が挙式当日に失踪したと知らされるまでは……!! 花婿はIT会社のCEOである蔦原正真。突然の花嫁失踪に周囲が慌てふためくなか、彼だけは平然としており「祖母のために式は挙げる」と淡々と言い放つ。しかも肝心の花嫁の代役として浮上したのが加乃で……!? 大きな不安を抱えつつも、覚悟を決めて花嫁役を引き受けた加乃。厄日としか思えない珍事に巻き込まれながらも、披露宴は終盤に。正真と長く時間を過ごすことで、クールで冷徹という印象とは正反対の彼の隠された一面を知り、自分のなかで正真の存在が大きくなっていく加乃。それは正真も同じだったようで……!?
  • 国王陛下は悪役令嬢が愛しくて仕方ない
    3.8
    1巻550円 (税込)
    婚約破棄したばかりの美女は男性たちと愉快に談笑していた…。彼女の名はアネット。コンラート伯爵家の令嬢だ。教養も兼ね備えたアネットに求婚者は絶えないが、彼女の自由な振る舞いに冷ややかな視線を向ける者も。そんなアネットには密かに誓っていることがあった——。それは大事な友人であるソフィアよりも先に結婚して幸せにならない、ということ。アネットはわざと周囲から批判されるよう振る舞い、ソフィアを引き立たせようとするも上手くいかない。とある晩、ソフィアの魅力が分からない男ばかりと、独りつぶやいていると、アルブレヒトという美しい男性に声を掛けられる。手の甲へキスされた瞬間、今まで抱いたことのない感情に気づくアネット。この出会いの後、アネットは王妃の侍女として宮廷に出仕するよう命じられる。宮廷に赴くとそこにはアルブレヒトの姿が! 混乱するアネットだが、彼が次期国王であると知らされる。さらに突然キスまでされてしまい…。次期国王アルブレヒトは相当な遊び人と噂されていたのだが……!?
  • 気づいたら極上イケメン上司に溺愛されてました~ぽちゃOLの甘い日常~
    -
    ぽっちゃりOLの松崎茜は、着ていた制服のボタンが全て弾け飛んだことをキッカケに痩せることを決意する。でもダイエットを邪魔するものがひとつだけあって——。それは見惚れるほどのイケメン上司・佐久間響が自社のお菓子をすすめてくることだった。しかも出社後、毎朝のように。思い返せば、お菓子をおいしそうに食べる茜の様子を佐久間はいつも幸せそうに見つめてきた。茜は思いきってダイエットのことを佐久間に伝えると…。「なぜ、ダイエットなんて始めたんだ。お前はそのままで充分、可愛いじゃないか」と予想もしない言葉が返ってきて…!?
  • 氷の荊  ~義兄公爵の秘めた恋~
    3.0
    ブランシェ家のサラと彼女の義兄であるジェイドは、かつてお互いを深く想い合っていた——。ブルーサファイアのような瞳、誰もが振り返る美しい顔、品格と聡明さを兼ね備え、誰に対しても気さくに振る舞うジェイドは社交界の注目の的だ。ところがサラに対してだけは例外だった。いつからかジェイドは冷淡な性格に変わってしまったのだ…。すべてはサラを国王の側妃にさせ家を繁栄させるため。「すぐに達せられる体になるよう、明日からも訓練しよう。その方が、陛下もお喜びになる」——側妃になるための教育には、閨で国王を悦ばせるための淫らな指導も含まれており、サラは身体ごと躾けられてしまう…。想い合っていた頃を懐かしむサラ。やがてある事がきっかけでジェイドの性格を変えてしまった秘密が明らかになるのだが——。
  • 偏屈王女は獣人王子の愛に溶かされる
    2.3
    人間の国ヒューレオロスの末っ子王女であるアデーレ。兄や姉のおまけのような扱いを受けてきたアデーレは人々の役に立ちたいと国の為になることを懸命に学んだ。そんなアデーレの努力の一方で人々が彼女につけたあだ名は「偏屈王女」。適当な結婚を好まず縁談を断るアデーレは可愛げがないと噂されていた。理解されない寂しさを抱える彼女の元に、獣人の国レイモーンの王子であるユーニスから求婚の申し出が。ここが潮時と悟ったアデーレは求婚を受け入れることに。嫁ぎ先では人質のような暮らしが待っていると思っていたアデーレだったのだが…!?
  • 皇帝は囚われの舞姫を熱愛する
    3.0
    1巻550円 (税込)
    ターコイズグリーンの瞳が特徴的な美しいラキスは、内気でおとなしい性格ながらも踊り子として生きてきた。今宵も得意な舞を観客に披露するラキスだが、突如、鋭い視線が彼女を貫く! 動揺を悟られることなく無事に舞を終えたラキスの元にひとりの男が酌を所望しているという。仕方なく男と対面すると、身に覚えのない容疑をかけられ「自白剤」を飲まされるはめに。ラキスの必死の訴えがようやく通じ、人違いだったと詫びる男の正体はこの国の皇帝、シャディ—ドだった! 一方ラキスは「自白剤」の影響で身体の疼きがおさまる気配がなくて…!?
  • 私たち義兄妹でしたが、再会した今、両片想いをこじらせてます
    4.0
    何という運命のいたずらだろう? 美知は戸惑っていた。就職したその日に紹介されたのは、血のつながりのない、“兄”だった男性、秀一。だが、当の秀一から出た言葉は「はじめまして」。まるで家族だった日々を否定されたようで、美知はもやっとした気持ちを抑えきれない。秀一は、母の再婚相手の息子だった。思春期に迎えた義父も秀一も、イケメンすぎて、美知からちょっと距離を置いてしまったのは事実だった。家族だったころから眩しい彼。だが、よりにもよって入社した先で再会するなんて。彼の会社は、美知の会社の兄弟会社にあたるらしい。入社二か月半が過ぎても、秀一は他人行儀のまま。なのに、いきなり些細なことで説教までされて……。
  • 殿下! その秘密(女装)、全力でお支えします ~氷の王子に愛されて~
    5.0
    背が高くスレンダーでクール系のメアは、おしゃれや化粧に余念がない。あれは6年ほど前、社交界デビューの日。かわいいだけで自分とは不釣り合いなドレスを着せられたメアは、人々が自分を見て陰で笑われ、社交界で大恥をかいた。それ以来、メアは自分に似合うものを追究している。今や親友から舞踏会のコーディネイトを頼られる一方で、かつての自分を知る人々からあまりの変わりように『魔女』と呼ばれるほど。運命の出会いを夢見て思い切って参加してみた舞踏会だったが、心ない人々の噂話にメアは意気消沈気味。やがて主宰者でもある王子・アーストが登場。これまで挨拶を交わしたこともなかったアーストだったが、一瞬目が合った……? 気をとられていると、純朴そうな青年からダンスに誘われる。初めての経験に応じたものの、ステップが合わず派手に転んでしまい、結局恥をかくはめに。逃げるように外廊下に出たメアに声をかけてきたのは……アースト殿下!?
  • 親友だと思っていた完璧同期の豹変~やけに甘やかされると思ったら溺愛されていました~
    3.3
    藤間春希は総合商社で営業事務として働く29歳。そんな春希と同期入社の早瀬絢人は完璧に仕事をこなすエリートモテ男。何かと春希にかまう早瀬の行動のせいで、二人は半ば社内公認カップルのようになってしまっている。そのせいで女子社員から意地悪をされることもあったが早瀬の隣にいることは心地よく離れようと思ったことは一度もない。でも、付き合っているわけでもない。ある日、早瀬の家でいつも通り二人で宅飲みをして、完璧な早瀬を見ていたら「本当、早瀬って理想の旦那様かも」と思わず一言ポロリと口から出てしまい…!?
  • 魔法で猫にされちゃったので、先生、なでなでしてください!
    値引きあり
    4.0
    孤児のココリナは、幼いころ学院長のギルフォード公爵に拾われて以来、全寮制のイースバーン王立学院で使用人として働いている。イースバーンは魔術が存在する国。魔力を糧に、不思議な術を操ることができる一部の人々を『魔術師』と呼び、この学院で魔術を修めた者は『魔導師』の資格を得る。魔導師は真の精鋭。この国では貴族であれ平民であれ、魔力持ちは優遇されている。だが、そんな話は魔力のないココリナとは無縁の話。何かにつけて動作が緩やかでおっとりしたココリナは、生徒たちから邪険にされ、疎まれている。そんなココリナにも、先月から古代語の講師として赴任してきたラングスだけはやさしく接してくれていた。ココリナと同じく魔力を持たず穏やかな雰囲気のラングスは、生徒たちからは「昼行灯先生」などと呼ばれているが、古代語の知識に関しては魔道省幹部からも一目置かれている。ラングスを尊敬している学院首席のアリシアは、ラングスがココリナを構うのを快く思わず、魔力を使ってココリナを子猫に変えてしまう。屋外に放り出され、冷たい雨に打たれて生きる望みも失いかけたひとりぼっちのココリナ。だがそんな彼女を拾い上げたのは、ラングス先生!? 猫嫌いだとばかり思っていた彼の溺愛ぶりに戸惑うココリナだったが、やがてラングスのあたたかい膝の上ですやすやと眠るようになっていく……
  • 侯爵令嬢のシナリオは王子のみだらな愛に狂わされる
    4.0
    1巻550円 (税込)
    童話『青髭』をモチーフにした少女向けゴシックホラー恋愛小説の世界に転生してしまった侯爵令嬢のシャルロット。物語通りに進めば、青髭公爵の最初の妻となる自分は殺されてしまう。まだ本格的にストーリーがはじまる前に気づいたシャルロットは、非業の死から逃れようと画策をはじめる。姉に駆け落ちを焚きつけ、婚約相手の公爵から引き離す。姉が恋焦がれる田舎騎士と結婚してくれれば、姉もシャルロットも助かるのだ。だが、本作のヒーローであり、公爵と姉との婚姻を何としてでも成し遂げたいアンリ王子が登場すると、事態はシャルロットの望むシナリオとズレが生じていく。姉の行方を追うため、アンリ王子の馬車に同乗させられるシャルロット。途中、気分が悪くなったシャルロットは、自分だけ下車して王子を先に行かせようとするが、王子はシャルロットを一人で放っておくわけにはいかないと、一行ともども休憩させることに。宿をとり、「気分が悪いなら、呼吸を楽にしなければいけない」とシャルロットのコルセットを緩めていき……
  • 月と狩人~大嫌いな同僚騎士に身も心も奪われました~ 前編
    -
    1~2巻550円 (税込)
    平民出身ながらフローヴェリア王国の王太子ヴィクターが創設した「レイヴン(黒い鳥)近衛騎士団」のメンバーに選ばれたディアナ・ウォレス。団員たちとは良好な関係を築いていたディアナだったが、一人だけどうしても相容れない人物がいた。その男の名はジェフリー・オレルス・クライアー。いかにも女好きな、軽薄な態度が真面目なディアナにとっては不快そのものだった。それにディアナには他に好きな相手がいる。しかしある満月の夜、ディアナは彼の部屋に足を踏み入れることになり…。
  • 月と狩人~大嫌いな同僚騎士に身も心も奪われました~ 合本版
    4.3
    1巻990円 (税込)
    平民出身ながらフローヴェリア王国の王太子ヴィクターが創設した「レイヴン(黒い鳥)近衛騎士団」のメンバーに選ばれたディアナ・ウォレス。団員たちとは良好な関係を築いていたディアナだったが、一人だけどうしても相容れない人物がいた。その男の名はジェフリー・オレルス・クライアー。いかにも女好きな、軽薄な態度が真面目なディアナにとっては不快そのものだった。それにディアナには他に好きな相手がいる。しかしある満月の夜、ディアナは彼の部屋に足を踏み入れることになり…。【書き下ろし後日談『こめかみにキス』収録!】
  • これって同棲!? ~内緒のキスはきゅんと甘くて~
    -
    ある日の午後、勤務中の由衣のもとに管理人からアパートが火事という連絡が入る。出火元は由衣の住む部屋と同じ階。由衣の部屋は無事だったが、共有部分は水浸し。焦げた匂いに不安が募り、この日、由衣はホテルに宿泊。その翌日、追い打ちをかけるように隣室に空き巣が入ったとの連絡が! 幸い由衣の部屋は今度も被害を逃れたが、犯人がまだ捕まっていないことに怖くなり、この日もホテルに泊まることに。そんな由衣に同情して「うちにこない?」と誘ってくれたのは——気になる同僚・晴人の姉だった。それはつまり、当の晴人とも同居することで……。戸惑いながらも広い一軒家でのこと、晴人の家には大好きな猫のロンもいる。心のどこかでそれを言い訳にはじまった三人+猫の同居生活では、会社で見せることのなかったお互いの意外な素顔を少しずつ知りはじめて……
  • 蜜月はまだ始まらない~堅物社長と甘い契約恋愛~
    3.0
    舟橋純奈は祖父の設立した制作会社ミセルで働いているが、その祖父が病に倒れてしまい社長の座を降りることに。そんな折、純奈の上司である緒方郁人が社長候補として名乗り出たのだが、家族にしか経営権を渡したくないと渋る祖父。元々郁人に恋心を抱いていた純奈にある考えが浮かぶ。社長になってもらうことを口実に郁人と家族になってしまえばいいのだ——。「緒方さん。私と結婚しませんか」と、病院で郁人にそう告げると、なんと承諾してもらえて…!? こうして郁人との日々が始まったが、そこには意外な事実が隠れていた——。
  • 私を、お嫁さんにして下さい ~初恋のひとは、龍神の末裔でした~
    3.5
    1巻550円 (税込)
    六年前、十歳だった藤波環は遠い親戚にあたる由良家の当主・由良蒼真とある約束をした。当時、由良家の屋敷に家族と招かれた環は、屋敷を出て迷子になってしまった際、蒼真に助けられたのだ。その時交わされた約束が『また、君が困ったときには、私が必ず助けるよ』というもの。そしてその約束通り、六年後の今、蒼真は金銭苦に陥った環の家に援助を申し出て、さらに落ち着くまで由良家の屋敷に環を住まわせてくれることになったのだ。代々由良家に伝わる龍神の力を受け継いだ蒼真は孤独だった。そんな彼を環の愛情が包み込んでいき——。
  • 闇に香るや紅椿
    2.0
    深窓の令嬢として育てられたルチア・ホーレンは、18歳にしてようやく社交界デビュー。その日は幸運にも、その美しさゆえに『紅椿』と謳われる憧れのカミーユ・カロ—ジオの姿を目にするのだが、引っ込み思案なルチアは声をかける勇気もなく、遠くからただ眺めているだけ。するとカミーユの方からルチアに話しかけてくれて、二人は急速に親しくなる。カミーユからカロ—ジオ家の領地に遊びに来ないかとまで言われて、両親に許可を求めることに。だが、なぜか母は顔面蒼白に。対して父は快諾。ただし、「体臭には気をつけるように」と、いつもの注意も忘れない。そう、ルチアは幼いころから甘い匂いを放ち、父は昔からそれを不快と感じているのだった。出発の日、新しい友人・カミーユとの楽しい日々に想いを馳せるルチアをよそに、母はまるで今生の別れのような様子を見せる。旅立つ先は椿が咲き乱れるカロ—ジオ辺境伯の領地に浮かぶカメリア島。そこに立ちこめるのは、ルチアと同じ香り……? この島には、秘密がある。
  • 王太子殿下はもふもふを世話する没落令嬢にご執心
    1.0
    侯爵令嬢レイチェルは、愛犬のクウマとともに侯爵領の外れまで散歩に出かけた。王宮が見えるくらいだから、随分と遠くまで来てしまったようだ。ところが天候が急変、空は真っ黒な雲に覆われ、頬にぽつりと雨粒が落ちて、レイチェルはクウマとともに慌てて近くの木へ走った。大きな枝葉のおかげで雨を凌げたものの、傘を持たないレイチェルは、どうか晴れますようにと祈りながら空を見ていた。背後の足音に振り返ってみると、腰に剣を提げ、脇にはポメラニアンを抱えた美丈夫が。雨に濡れた姿にレイチェルは自分のハンカチを差し出す。やがて雨は止み、空には虹が。走り出したクウマを追いかけ、名前も聞けずに別れてしまったその男性をレイチェルは忘れることができない。だが3日後、その男性がハンカチを返すためにレイチェルのもとを訪れる。ヴィンセントと名乗る彼は、それからしばしばレイチェルを訪ねるように。お互いに惹かれ、ヴィンセントはレイチェルに結婚を申し込むのだが、レイチェルは素直にそれを受け入れられない。なぜならレイチェルの父親はバカラで借金を重ね、破産しそうなのだ。釣り合うわけがない。だがヴィンセントは納得せず……
  • 副業「美人バーテンダー」ですが、完璧エリート上司がなぜか常連になってしまいました。~私だけが知っている夜のあなた~
    4.4
    1巻550円 (税込)
    自動車株式会社の広報課に務める宮永葉月は、父が経営するカクテルバーで、美人バーテンダー『ハル』として週末の夜だけ働いている。いわゆる副業。普段は地味な葉月だが化粧を施すと色気のある美女に変身し別人となるのだ。ある土曜日、『ハル』としてカウンターに立った葉月だったが、入店してきた客に目を丸くする。その客は、隣の部署、第二広報課のエリート課長・藤森要だったから。『ハル』の正体に気付かない藤森は、会社では見せない表情を葉月に沢山見せてくれる。そして『ハル』として接客するうちに距離が縮まっていき…。
  • 貞操よ無事でいてくれ~神父は淫らに堕とされる~
    3.0
    小さな教会の神父・パトリック・オースティン。敬虔な彼は、飲酒も賭け事も争い事も忌避しておりその生活は常に清らか。もちろん色欲や恋情についてもそうだ。誰かと体を交えるなど、もってのほか。しかし、在る朝目覚めた瞬間に寝台の中には全裸の女が眠っていた。二本の角と、尻尾を生やしたその女は淫魔・リリ。パトリックは過去に彼女を助けたことがあるらしく「お礼に、お兄さんの童貞もらってあげるね」と言い放たれる。誘惑に屈するつもりはないが、見目麗しいリリはあまりにも魅力的。必死に拒むパトリックだったが…。
  • 正剣の騎士は、涙を浮かべた攫われ娘を強く優しく抱きしめる
    3.0
    孤児院育ちエメはまもなく十六を迎えようとしている。ある夜院長から呼ばれ、仕事を紹介してもらうことに。独立心旺盛なエメはすぐにその申し入れを受けたのだが、その実態は人身売買であり、エメは奴隷として売り飛ばされてしまったのだ。やがて妹の不在に気づいた兄のマルクがエメを追って港で再会を果たすも、マルクまでもが奴隷商人に捕らえられてしまう。船に揺られること数日、目的地であるエリンケア国に到着すると、二人は下船した一瞬の隙をついて逃亡することに成功。そんな二人の前に現れたのは騎士団の若武者ジェイド。エメはジェイドに助けられるが、かわりにマルクが行方不明となってしまう。そんなエメをジェイドは自宅に匿い、マルクを探すうち、運命の糸に導かれて人身売買組織の黒幕と対決する——
  • 御曹司の深愛は訳ありシングルマザーを手放さない~二人のシークレットベビー~
    4.1
    男に振り回される母を見て育った高田つぐみは、恋愛があまり得意ではない。そんなつぐみの次の恋人になったのは行きつけのバーで知り合った加賀谷陽一。聡明な彼に色々相談するうちに距離が縮まったのだ。お互いに良い関係を築いていたが、終わりは突然やってくる。陽一の母から、彼と別れるように手切れ金を渡されたのだ。実は、陽一は日本有数の総合商社の御曹司だった。本当は別れたくなかったが別れを受け入れることにしたつぐみ。そして、そのことを知らない彼との最後の夜。愛し合った証としてつぐみのお腹には新しい命が——。
  • もふもふ皇女の許されざる恋の相手は、異種族ヒト科の王子でした
    -
    ニャオン国の皇女・モモはヒト科の青年・ショウマのことがひそかに好き。ヒト科の入国を禁じているニャオン国では、密入国者は猫人の奴隷になるのが通例である。なにせ猫人族は他の種族を使うことに長けている。喉や背中、肉球を撫でさせてやれば、それがヒト科にとって金銀財宝なんかよりも至高のご褒美になる。わざわざ猫人族の奴隷になりたくて密入国してくる輩もいるくらいなのだ。ショウマがそのためにわざと密入国したかどうかまではモモはわからないが、二年前、たまたまショウマを見たモモは彼を引き取り、今は侍従として自分に仕えさせている。だが、素直になれないモモは、ショウマにわがまま放題。ある日モモは、父王から買うことを禁止されたハイヒールを手に入れるために、花嫁修業でもある刺繍や裁縫の内職をしていることを打ち明けて、ショウマに協力を仰ぐ。モモの健気なまでの心意気に感動したショウマは、快く応じただけでなく、鰹節を削る内職まで! 二人でためたヘソクリで念願の桃色のハイヒールをようやく手にしたモモに、ショウマはさらにハイヒールと同じ色の可愛いチョーカーをプレゼントしてくれたのだった。だがそのチョーカーを身に着けたモモは――なんとヒトの姿に⁉ 今までモモに忠実だったショウマの態度が一変、実はショウマは、ヒト科が建国したハボン国の王子の一人だったのだ。ショウマの手によってヒトに変身させられたモモは、ニャオン国の座敷牢に閉じ込められてしまい……
  • 見習い魔法士はカタブツ騎士と繋がりたい(※性的に)
    3.3
    1巻550円 (税込)
    見習い魔法士のアデーレ・ウーリーは、魔法士部隊に所属し騎士団の遠征任務に積極的に参加している。なぜ積極的に参加しているのかというと…アデーレの想い人、サマーヴィレ王国騎士団第三大隊隊長エイダン・オーロと関われるからだ。超肉食女子なアデーレと真面目なエイダン。アデーレのアタックにより、見事彼と付き合うことに。しかし悩みを抱えるのも早かった。エイダンときたら全くアデーレに手を出してこないのだ。やきもきしたアデーレが「あたし、そんなに魅力ありませんか?」と彼のズボンを緩めるとそこには驚愕の真実が…!?
  • 乙女ゲームのゲームマスターですが、攻略キャラがなかなか恋してくれません!(ヒロインに)
    3.0
    短大卒業後、高校時代からバイトをしていたカフェ“セゾン”にそのまま正社員として採用されることになった森結実は、実は大人気乙女ゲーム『隠れ家カフェは恋模様』のサポートキャラでありゲームマスターでもある。カフェではイケメンたちに囲まれながら働いているが、正社員として初出社したその日、オーナーの黒川からもう一人ホールを手伝ってくれる子を採用することになったと告げられる。履歴書に書かれた名前は——桃瀬春花。『ヒロイン』登場だ! そして春花の初出勤日、春花が挨拶をしただけで、事務所の中にはハートが次々と飛ぶ。ただひとり、クールなバリスタの紫藤を除いて。1か月経っても紫藤の春花に対する好感度は上がらず、さすがに結実もあせりはじめる。春花はどうやら紫藤を気に入っているらしいというのに。イベントを発動させても紫藤は思うように動いてくれず、それどころか人の気も知らずに紫藤は結実につっかかってくる始末で……
  • イケメン御曹司との偽りの恋に身も心も溺れてしまいそうです
    4.1
    よりにもよって、クリスマスイブに火事だなんて! 残業後、帰路についた櫛川海鈴は、自室が燃えている現場を目の当たりにする。出火原因はシェアハウスで同居中の大河原櫻子による火の不始末だった。櫻子は会員制リゾートホテルグループの創業家出身で、社長の孫娘。火事で住む家を失くした海鈴の前に現れたのは櫻子の兄で、存在するだけで罪であるとも言える超美形の大河原望だった。望は海鈴に妹の不始末を心から詫び、「うちにご案内します。どうかゆっくり休んでください」と提案する。クリスマスイブだからホテルに空室もない。こうして海鈴は大河原家の豪邸に望と櫻子と一緒に住むことになる。さらに実家で無理やり結婚させられそうな海鈴の恋人役まで買って出てくれることになり……
  • 社長だなんて聞いてません! ~わんこ系後輩の甘い罠~
    3.8
    アウトドアメーカーのメガストアに勤務する綾野結子。ランチを終え職場に戻ると本社から研修生がやってきたとざわついている。わんこ系男子というイメージがぴったりのその研修生の名は矢追健吾。彼の指導係を任された結子だったが、やけに距離感の近い矢追に困惑しつつもそのペースに巻き込まれていく。そんな中、研修期間が終わり、本社に戻る矢追の為に開かれた送別会のあと事件が起きる。目を覚ますと、裸で矢追とベッドの上に!噛みつくようなキスをされて、結子は息もつけない。そして、衝撃の事実が結子を待ち受けていて…!?
  • 何度でも抱きしめて~セレブな年下男子の前世はわたしの愛犬でした~
    -
    32歳になる矢内沙織は泣きながら、目を覚ました。幸せだった頃の夢を見ていたのだ。沙織は裕福な家庭に育ったが、小学生の時に父の会社が倒産し家庭は完全崩壊。その後は天涯孤独となりずっと貧しいままだ。夢にはいつも、裕福だった頃に飼っていたボルゾイ犬のアルセンが出てくる。そんな中、沙織の元に見知らぬ男二人組が現れ「沙織さまは、今現在大変危険な状況にあるのです。」と連れ去られてしまう。そのうちの一人、国井在人と名乗る美しい青年から信じられないような話を聞かされ…!?香港と日本を舞台にした壮大な転生ストーリー!
  • 愛を知らぬ将軍は、亡国の王女を欲する
    2.3
    1巻550円 (税込)
    アルタジュ王セルガンの甥にあたるヴァルザーン。王の養い子として軍の一翼を担ってきた彼に与えられた褒賞は、セルガンによって滅ぼされたイズール国の王女・エイシャとの結婚。しかし亡国の王女との結婚はこれで五度目である。なぜならこれまでの四人は、皆死んだからだ。そんな中、今宵はエイシャとの婚礼の夜。「お前が嫌だといっても、拒んでも、俺は止めぬ」そう言い、エイシャの寝間着に手をかけるが強く拒まれる。どうやら裸体を見せることに抵抗があるようだ。しかし行為自体は拒まないエイシャをヴァルザーンは荒々しく抱き…。
  • 仮面男の観察包囲網 ~苦手な同期に実は溺愛されているらしい~
    2.0
    1巻550円 (税込)
    母親に頼まれ、嫌々お見合いに臨むこととなった秦田千鶴。相手は、なんと千鶴が社内で最も苦手にしている『仮面男』・大館啓佑だ。彼も親に言い包められたのだろう、自分たちは迷惑をかけられた者同士……そう考えた千鶴は、お見合い後に大館へ謝るが、返ってきたのは「俺が言い出したんです。席、組んでくれって親に頼んだ」という予想外の言葉だった。さらにルームシェアも視野に入れてほしいと頼まれ、とんとん拍子で彼と一緒に住むことに。納得いかない千鶴だったが、やがて『仮面男』の情熱的な素顔を思い知ることになる——。
  • 大奥っぽい世界にトリップした歴女ですが、上様となった恋人との再会愛を実らせます
    3.0
    満開の桜の季節、一陣の風とともにリンの恋人・徳洋は忽然と消えてしまった。あれから一年。あの日と同じような桜吹雪の中、リンは徳洋の声に誘われ、気がつくと純和風の部屋に寝かされていた。起き上がって徳洋を捜そうと、時代劇のセットのようなその屋敷を歩き回るリンの前に現れたのは、怖い顔をした着物姿の女性と……お姫さま? ここは前坂加賀守の江戸上屋敷の奥。まさかトリップしちゃったとか? だが何としてでも徳洋を見つけ出さねばと、リンは奥向きの女中として働くことに。大奥生活でも自由闊達にものを言うリンは、やがて表の武士たちにも知られるところとなり、表と奥と行き来できる身になって、徳洋の姿を捜しつづける。一方の徳洋といえば……一年ほど前に前坂家の一大事に召喚の術で呼び出され、図らずもリン同じ屋敷に住み暮らしているのだった——
  • それは国家機密です! 女装王子が愛らしい伯爵令嬢に一目ぼれしてしまいました
    3.5
    リベラリア王国には、美しい双子の王子王女がいる。兄のアレッシオ王子、妹のフランチェスカ王女。その双子の伴侶を探す催しと噂されるパーティ。令嬢たちがアレッシオ王子に見初められようとそわそわする中、伯爵令嬢のキーラだけはフランチェスカへの挨拶を前に緊張している。童顔で実年齢より幼く見られるキーラにとって、美人であるうえに賢く物腰穏やかな淑女と誉の高いフランチェスカは憧れの存在なのだ。だが、謁見の際に聞こえたのは、麗しい姿とは不釣り合いな低い声。その不自然な空気にどぎまぎするキーラを側近が別室に案内する。そしてそこに現れたのは——女装王子フランチェスコ! 王国の分裂と派閥争いを避けるため、国王が「双子は男と女」と嘘をついたのが、すべてのはじまり。そしてそのフランチェスコに一目ぼれされ、訊ねもしないのに王室の秘密を知らされてしまったキーラは……
  • 王子さまの揺るぎない愛に抱かれて 前編
    -
    海と山に囲まれ、小さいながらも豊かで美しい、穏やかな立憲君主制のクレーメンス国。この国の最高学府コルネリウス学院に日本から交換留学生としてリンが来て一年になる。夏休み最後の日、寮で隣室のハンナから誘われたホテルのレストランで、リンは華やかな三人のイケメンと遭遇する。これが同じ学院の上級生、アルフォンス王子と護衛の双子アーレ兄弟だ、と興奮気味のハンナに言われても、リンにとっては王子さまなど別世界の存在。事情通のハンナからあれこれ噂話を聞かされた帰り、ハンナがひったくりに遭い、勇敢に立ち向かったリンは怪我をしてしまう。そんなリンに手を差し伸べたのが、アーレ兄弟と……アルフォンス王子だった。ひとときの幸運なアクシデント、と思っていたリンのもとに、王子からお茶会の誘いが届く。だがそれは、リンを悪意と嫉妬の渦巻く貴族社会に巻き込む運命の招待状なのだった。
  • 王子さまの揺るぎない愛に抱かれて 合本版
    4.0
    海と山に囲まれ、小さいながらも豊かで美しい、穏やかな立憲君主制のクレーメンス国。この国の最高学府コルネリウス学院に日本から交換留学生としてリンが来て一年になる。夏休み最後の日、寮で隣室のハンナから誘われたホテルのレストランで、リンは華やかな三人のイケメンと遭遇する。これが同じ学院の上級生、アルフォンス王子と護衛の双子アーレ兄弟だ、と興奮気味のハンナに言われても、リンにとっては王子さまなど別世界の存在。事情通のハンナからあれこれ噂話を聞かされた帰り、ハンナがひったくりに遭い、勇敢に立ち向かったリンは怪我をしてしまう。そんなリンに手を差し伸べたのが、アーレ兄弟と……アルフォンス王子だった。ひとときの幸運なアクシデント、と思っていたリンのもとに、王子からお茶会の誘いが届く。だがそれは、リンを悪意と嫉妬の渦巻く貴族社会に巻き込む運命の招待状なのだった。
  • 紳士蜜愛~悪い大人のせいにして、今夜は私に抱かれなさい~
    -
    1巻550円 (税込)
    上司の顔を立てる為に参加したお見合いで、沖田沙英はお見合い相手である内海守の態度の悪さに辟易していた。それとは対象的に、守の父親である内海雅弘は五十二歳とは思えない程素敵な男性。守の態度を注意する雅弘だったが、それに激昂した守がワイングラスを振り上げた。その瞬間、思わず雅弘を庇うように動いた沙英の体にワインの雨が降り注ぐ…。その日のうちにお見合いを行ったホテルで紗英の着替えを用意してくれた雅弘。とても大人で紳士的な彼——後日「改めて謝罪したい」と雅弘から申し出が。年の差ロマンスラブの行方は…?
  • 強引な隣人上司は溺愛の手を止めない
    4.1
    1巻550円 (税込)
    綾野千咲は飲料事業会社・ミツバホールディングスで働く28歳。大学を卒業してから付き合い始めた彼氏の達真とは順調とは言い難い。ある日、千咲のもとに叔父から一本の電話が。叔父が移住する為、現在住んでいるマンションに代わりに千咲が住まないか、という提案だった。快諾し引越しを決めた千咲だったが…。引越し当日、隣人らしき人物に挨拶するとそこには見たことのある顔…なんと隣人は同じ会社のコーポレートコミュニケーション部部長・九条鷹臣だったのだ。しかも「部下が隣人になるなんて最悪だ」と吐き捨てられてしまい…!?

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