編んだもの作品一覧

  • 歎異抄
    4.1
    数多い仏教書の中でも「いづれの行も及びがたき身なれば、とても地獄は一定すみかぞかし」といった『歎異抄』の文言ほどわれわれに耳近いものはあるまい。親鸞滅後、弟子唯円が師の言葉をもとに編んだもので難解な仏典仏語がなく、真宗の安心と他力本願の奥義が、和文によって平易に解かれている。段ごとに大意を付した。

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  • 運命を拓きゆく者へ 理想を携え、道は一歩ずつ
    5.0
    何が起ころうとも、運命を受け入れ、その上で、雄々しく切り拓いていく。人生と仕事の羅針盤! 本書は、新渡戸稲造博士の名著『世渡りの道』『修養』『人生読本』から、「自己を高める」をテーマとして項目を精選、現代仮名遣いを用いた平易な日本語にして、注や見出しを加えて再編集、新たに編んだものです。明治・大正の人々に大きな感化を与えた新渡戸博士の教えは、今も色あせることはありません。自分とはどんな存在なのか、いかに自己を成長させていくか、逆境をどう乗り越えていくか、そのためには日々、どんな心得を持ち、修養すればいいのか、……といった思索的な提言から、読書会のすすめ、ひとり時間の活用術、怒りの対処法、……といった具体的なアドバイスまで、まさに、自己啓発書の原点といえる珠玉の1冊です。東レ経営研究所特別顧問佐々木常夫氏による「発刊に寄せて」を収録!「リーダーに向けた、優れた指南書です。新渡戸先生の思想には、百年という時を超えて、たいへん共鳴を覚え、心に染み渡る部分が多くありました」

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  • 映画は子どもをどう描いてきたか
    5.0
    故・佐藤忠男が新聞や雑誌に書いた映画についての批評や論文のなかから,子どもや若者の描き方についてとくに興味を持って論じているものを著者自身が選び編んだものである.世界の子どもたちをとりまく環境や社会を考え,大人自身が自らをも顧みるような,映画から世界を丸ごと愛するために遺した一冊.

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  • 逆境を越えてゆく者へ 爪先立ちで明日を考える
    4.2
    100年を経ていま甦る、歴史的名著――『修養』『自警』。苦しみのうちに前を向いて進んでゆこうとする、すべての人への熱きメッセージと具体的助言。今こそ、すべての日本人が立ち返りたい「新渡戸哲学」の真髄。本書は、新渡戸稲造博士の名著『修養』『自警』から、「苦難の時をいかに生きるか」をテーマとして項目を精選、現代仮名遣いを用いた平易な日本語にして、注や見出しを加えて再編集、新たに編んだものです。明治・大正の人々に大きな感化を与えた新渡戸博士の教えは、今もまったく色あせることはありません。いかに生きていくべきか、いかに困難を乗り越えていくか、そのためには日々、どんな心得を持ち、修養すればいいのかを、新渡戸博士は、すべての世代に向けてあたたかな目線で説いています。私たちが、人生の逆境をどのように乗り越えるか、今こそ、深い示唆を与えてくれる1冊です。東京女子大学学長・眞田雅子氏による「発刊に寄せて」を収録。

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  • 最高の人生教科書 易経 「陽転易学」で道をひらく
    4.3
    1巻1,400円 (税込)
    「『陽転易学』を学ぶと、有能なコンサルタントを1人無償で雇っているような気分になります」これは、「陽転易学」を学んだひとりの受講生の言葉です。易を学ぶ過程で、自分自身との深い対話をすることになります。その中で、あなたには思いあたることが必ずあるはずで、易のメッセージを静かに受け取れば、自分の人生航路に納得したり、新たな船出をすることができるようになるでしょう。――「はじめに」より抜粋。本書は松下幸之助の薫陶を受け、人間教育を研究し続けてきた著者が「実践の書」として編んだものです。そのため、前半で「なぜ今、易学なのか」「易学の世界観」を扱い、第3章の「易の実践」に多くの紙幅を割いています。第3章では、誰でもすぐに実践できるよう、100円玉5枚、10円玉1枚で占える方法を紹介。そのうえで、64卦全てを徹底解説しています。実践陽転易学に欠かせない「開運十徳」も収録。

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  • 幸せを語るネコ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 この本はネコに関する名言やことわざを集めて編んだものです。ネコは、喜びや安らぎを与え、想像力をかきたて、人生について大事なことを教えてくれ、自由に生きることの素晴らしさを伝えてくれます。ネコはある時は美しい装飾品であり、ある時は寡黙な哲学者です。ネコはわざわざ語ることはしませんが、そのたたずまいや行動で、幸せとは何かを問いかけているようです。ネコ好きなら本棚にほしくなり、ネコ好きの人へプレゼントしたくなる、そんな小さな本です。
  • 障害があり女性であること 生活史からみる生きづらさ
    -
    1巻2,420円 (税込)
    「しょうがないよね」という語りから、差別経験を復元する 障害のある女性48名の生活史から、「障害があり女性である人たち」を生きづらくさせている社会構造や差別について、深く考察した一冊。障害者について論じられるときには、性差別のせいで女性の声がかき消され、女性について論じられるときには障害者差別のせいで障害女性の声はかき消されるという状況がある。しかし、障害のある女性が受ける差別の実態を明らかにする試みはいまだ途上にあり、複雑に絡み合う問題を把握するためのデータは圧倒的に不足している。本書は、この不足を埋めることを試みるものである。 【目次】 はじめに ある女性の語りから——イントロダクション 第Ⅰ部 障害とジェンダーをめぐる困難 第1章 精神障害のある女性の生きづらさ 第2章 視覚障害のある女性の生きづらさ 第3章 発達障害のある女性の生きづらさ コラム1 聴覚障害があること・女性であること 第Ⅱ部 ライフコースと性役割 第4章 恋愛・結婚、妊娠・出産をめぐって 第5章 障害女性が性暴力被害にあうとき 第6章 障害当事者運動における生きづらさ 第7章 意識が無いと思われてる コラム2 成田さんが私たちに語りたかったこと 第Ⅲ部 これまでとこれから 課題・論点 第8章 インターセクショナリティ 第9章 性と生殖に関する健康と権利(SRHR)の保障に向けて 第10章 語られ、問い返され、重ねられてきた経験 コラム3 障害のある女性が性と生の主体になるために 座談会 「生きづらさ」からの脱出/「生きづらさ」との折り合い 調査概要 アンケート調査結果 【著者】 土屋葉 1973年生まれ。専攻は家族社会学。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了。博士(社会科学)。現在、愛知大学文学部教授。共著に『往き還り繋ぐ――障害者運動 於&発 福島の50年』(生活書院、2019)、『被災経験の聴きとりから考える――東日本大震災後の日常生活と公的支援 』(生活書院、2018)。障害学研究会中部部会の一員として編んだものに『愛知の障害者運動――実践者たちが語る』(障害学研究会中部部会編、現代書館、2015)がある。
  • 新編 民藝四十年
    4.0
    民藝の入門書の定番として長く親しまれてきた柳宗悦の『民藝四十年』。しかし、柳はこの名著をさらに充実させる改訂案を温めていたのだった。本書は柳が生前、『民藝四十年』の初版本目次に書き加えていた15編の論考を新たに増補し、柳の訂正指示を反映させて編んだもの。これにより、柳が「民藝」を通して伝えたかったことがより明確となった。ものの真の美しさを掴み取るにはどうしたらよいのか? 何がものを美しくさせているのか?ものが美しくなる原理が迷える人間の救済にもあてはまるとはどういうことなのか?そのすべての答えがこの一冊の中にある。
  • 上級志向の英単語 Must-Have (マストハブ) 300 [音声DL付]
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ネイティブと渡り合える、知的で洗練された英単語力を身に付ける。 本書は、ネイティブスピーカーの生のインタビューやスピーチ、約300万語のビッグデータ*から、使用頻度の高い英単語300個を厳選し、一冊に編んだものです。すべての英単語は日本語訳、英英定義、例文と共に掲載、無料ダウンロード音声付きで、読んでも聞いても学べる英単語帳です。また、難易度の高い単語をしっかり定着させるため、穴埋め問題やマッチング問題、さらに構文や使用の際に気を付けるべきポイント解説も充実しています。伝えたいことが明確に伝えられる、上級者の英単語力をこの一冊で身に付けましょう! *英語月刊誌『ENGLISH JOURNAL』[1971年~2023年]に掲載されたもの。 ◆こんなお悩みやニーズを持つ方に向けて制作しました--- ・仕事や日常生活などでより高度なアウトプット力が必要になってきた。 ・ネイティブスピーカーと対等な立場で会話を交わし、議論を闘わせたい。 ・持っている単語のストックを使いまわすだけでは、進歩がないと感じている。 ◆本書の構成 第一章:表現できる事・ものが広がる品詞 --- 名詞 第二章:英語らしい英語を話すための重要品詞 ①--- 他動詞 第三章:英語らしい英語を話すための重要品詞 ②--- 自動詞 第四章: 表現をもっとカラフルにするための品詞 -- 形容詞・副詞 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また文字列のハイライトや、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※本書の音声(MP3)は、全てアルクのウェブサイトよりダウンロード可能です。無料でPCやスマホの音声プレーヤーアプリでご利用いただけます(本電子書籍のビューワー上で音声再生はできません)。なお、スマホアプリ「英語学習booco」(無料)を使えば、音声を直接ダウンロードして聞くことができます。商品ご購入前に、App Store/Google Playストア等でご利用の端末への「英語学習 booco」インストール可否をご確認ください。
  • 世界史における現代
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 1988年6月7日に亡くなられた、創文社の顧問であった歴史家鈴木成高先生の、戦後に発表された評論や、折に触れて書かれた随想を編んだものである。 【目次より】 目次 一 世界史 世界の一体化 世界史における現代 世界の中の日本 二 国家 国家理由 力と正義の問題 国家的利益 国家理性と権力政治 日本におけるナショナル・インテレストの歴史的考察 三 文化 西欧の没落 ルネサンスの喪失(一) 伝統とヒューマニズム ルネサンスの喪失(二) 伝統とヒューマニズム ルネサンスの終末 伝統とヒューマニズム 日本における伝統と近代 四 歴史家たち トインビー ブルクハルト ピレンヌ ドーソン 原 勝郎 五 随想 どじょう鍋と焼餅/私のクラス会/久留和海岸の記 「読者の要求」について/雑誌というもの/書評に権威を/図書館の使命/大衆とは何か/昭和史の問題点/節操について/ある世代の減亡について/最後の言葉 年譜・著作目録 あとがき(野口洋二) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 鈴木 成高 1907~1988年。西洋史学者。早稲田大学名誉教授。京都学派の一人。 京都帝国大学文学部西洋史学科卒業。専門は、西洋中世史。 著書に、『ランケと世界史学』『歴史的国家の理念』『世界と人間性 歴史的考察』『ヨーロッパの成立』『封建社会の研究』『世界の運命と国家の運命』『産業革命』『中世の町』『世界史における現代』『京都哲学撰書 第6巻 ヨーロッパの成立・産業革命』など、 訳書に、ランケ『世界史概観 近世史の諸時代』(共訳)などがある。
  • つぶれる会社物語:ショートショート
    -
    【概要】: 既刊電子書籍の作品から選抜して編んだもの。 多少加筆あり。 33編。総文字数:約3万6千。 【目次】: 【会社の実態】ある宴会/ISO14001/異物混入/会社見学/山村の子 【個性豊かな上司たち】蛙の子は蛙/新築祝い/セクハラ考/部長の秘密/知らぬは亭主ばかりなり 【すまじきものは宮仕え】慣習/飼い犬/社命/タイタニック号裏話/同窓会/ふわふわ/万華鏡/朝の出来事 【ぷち反撃】立つ鳥跡を濁さず/こらえたこらえた/小石/岡目八目/面接/雑巾/あのクソ部長 【末路・晩年・なれの果て】ヤツは、いた/廃墟/積立貯金/定年まぢかの田中さん/最期に/風変わりなひと 【付録】読書感想文『人間の條件』/格言・箴言「よそおい」
  • 日本企業をグローバル勝者にする経営戦略の授業
    4.0
    本書はマッキンゼーで企業変革を実践し、いま一橋大学で国際企業戦略を教える著者の特別講義を編んだものである。授業内容はずばり「日本企業を世界の勝ち組に」。日本企業はグローバルプレーヤーになれない、というのは幻想である。「日本にも、円高をはじめとする『六重苦』をものともせずに、未来に向けて力強く成長している企業が少なくありません。たとえば最近、倒産したコダックを尻目に、化学・医薬品プレーヤーとして大きく変身しつつある富士フイルム。成熟産業という烙印を押されて久しい繊維産業の中で、炭素繊維などの新素材開発を梃子に、一人気を吐く東レ。その東レの協力のもと、『ジャパンテック』を看板に世界に飛躍するファーストリテイリング。いずれも、『失われた二十年間』を勝ち抜いてきた企業です。これらの『勝ち組』に共通している特質は何でしょうか?」(本書「はじめに」より) 「高品質+低価格」戦略が開く、ジャパン勝利への道。

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  • 復刻版 日本建築宣言文集
    -
    1巻3,080円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 明治、大正、昭和(「五期会宣言」まで)の代表的な建築の宣言や論文を、ふたりの建築史家が取捨選択して編んだもの。各時代の重要な論文が集められており、復刻を望む建築関係者の声が高かった1冊。
  • 武士道と修養 折れぬ心を欲する者へ
    3.5
    100年を経て、今なお光り輝く、新渡戸哲学の決定版。日本人の原点がここにある! 本書は、新渡戸稲造博士の大ベストセラー『武士道』『修養』から、「克己」をテーマとして項目を精選、現代仮名遣いを用いた平易な日本語にして再編集、新たに編んだものです。明治・大正・昭和の時代、国の復興・発展に尽力した“真の国際人”新渡戸博士の教えは、多くの人々に大きな感化を与え、今もまったく色あせることはありません。ページを繰るたびに名言に巡り合える、深い示唆を与えてくれる1冊です。元検事総長・前東京女子大学理事長 原田明夫氏による「発刊に寄せて」を収録。

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  • ぼくは翻訳についてこう考えています~柴田元幸の意見100
    -
    翻訳家・柴田元幸が、翻訳に対する考え方や自身の翻訳手法について述べた、とっておきの100の言葉(と、なぜか本人のボケツッコミ)を集めた一冊。東京大学での翻訳の授業や、講演、対談、インタビューなど、さまざまなシーンのシバタセンセイが登場します。 近現代の英米文学作品を独自の視点で選び抜いて翻訳し、日本の読書界を動かしている翻訳家・柴田元幸が、翻訳に対する考え方や自身の翻訳手法について述べた、とっておきの100の言葉(と、なぜか本人のボケツッコミ)を集めた一冊。 本書は、エッセイや講演、対談、インタビュー、東京大学での授業などを記した、さまざまな文献、音声資料、ウェブサイトなどから柴田元幸の名言を選び抜いて編んだものです。 構成は「ぼくが考える翻訳とは」、「ぼくの翻訳手法1&2」、「ぼくが考える翻訳という仕事」、「ぼくの翻訳の教え方」、「ぼくと村上春樹さんとのお仕事」、そして番外編として「ぼくから若い人たちへのメッセージ」の全7章。翻訳とは結局、何をどうすることなのか、翻訳をするときに頭と身体はどう動いているのか、といった練達の翻訳家ならではの言葉から、実はあまり本を読んでいなかった若き日々、不登校になりかけた幼少時代を踏まえての若い人たちへのメッセージまで、リズミカルな言葉で紡ぎ出されます。 柴田訳のファン、翻訳に興味のある方、英語を勉強中の方、本が好きな方、言葉について考えるのが好きな方、そして、なぜだかこの本を手に取ってしまったあなた。――どなたにもおすすめの一冊です。 【対象レベル】英語全レベル 【著者プロフィール】 柴田元幸: 1954(昭和29)年、東京生まれ。米文学者、東京大学名誉教授、翻訳家。ポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザー、レベッカ・ブラウン、ブライアン・エヴンソンなどアメリカ現代作家を精力的に翻訳。2005 年にはアメリカ文学の論文集『アメリカン・ナルシス』(東京大学出版会)でサントリー学芸賞を、2010年には翻訳『メイスン&ディクスン(上)(下)』(トマス・ピンチョン著、新潮社)で日本翻訳文化賞を、また2017年には早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。文芸誌「MONKEY」(スイッチ・パブリッシング)の責任編集も務める。英検1級(優秀賞)。
  • より深く楽しむために 日本の城 鑑賞のポイント65
    完結
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 構造や形式の特徴から、築城の背景や役割まで、戦国武将の知恵と工夫がつまった城の見どころを徹底解説! ★ 城めぐりをもっと楽しむ「目のつけどころ」がわかる! ◆◇◆ 本書の内容 ◆◇◆ 本書では城郭鑑賞に役立つ項目を取り上げ、解説しています。 興味のある項目から読んでいただくことができます。 鑑賞のコツを項目にし、城郭の基礎知識や天守・櫓などの建造物の鑑賞ポイントを記載しています。 城郭鑑賞をするうえで知っておきたい基礎知識を紹介しています。 取り上げている項目にまつわる鑑賞のポイントを記載しています。 ◆◇◆ 著者からのコメント ◆◇◆ 城郭とは天守閣だけではなく、石垣や堀などの土木施設や、門、櫓などの建築施設の集大成である。 日本の城は実に美しい。 しかし城郭とは軍事的な防御施設であり、決して美しいものとして築かれたものではない。 その美しさのなかにはこれまで語られることのなかった様々な先人の工夫が施されているのである。 その工夫についてコツとして解き明かし、今後の鑑賞の手引きとなるように編んだものが本書である。 お城イコール天守閣というイメージが強いようである。 また城郭には必ず石垣があるものと思われているようである。 しかし城郭とは天守閣だけではなく、石垣や堀などの土木施設や、門、櫓などの建築施設の集大成である。 もちろん石垣を用いず土塁のみで造られている城もある。 それは決して石垣の城に劣るものではない。 城郭の鑑賞にはこうした諸施設の構造を知ることが大切である。 本書では城を知るための最低限のコツについて述べてみたつもりである。 本書によって城の見方のコツを会得していただき、改めて全国の城を訪れていただければ筆者としてかぎりである。 お城をこよなく愛する読者の皆様といずれかの城跡でお会いできることを楽しみにしております。 とにかく城歩きは面白い。 著者 中井 均

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