教育 - 大阪大学出版会作品一覧

  • アーカイブズとアーキビスト-記録を守り伝える担い手たち
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    一般、学生向けにまとめられた、初めてのアーカイブズ学の入門書。公文書を管理する機関「アーカイブズ」と、その公文書を管理する専門職員「アーキビスト」の成り立ちや仕事、取り組むべき課題について学べる。公文書とは、どこでどのように選ばれて残され、公開されているのか。アーカイブズは「良くも悪くも国を映し出す鏡」でありながら、米国で有名な公文書館に比して、日本では自国のアーカイブズに対してきわめて関心が薄く、公文書の隠匿・廃棄・改ざん問題が後を絶たない。こうした背景や、法・歴史・地方自治体・教育委員会・企業のアーカイブズの事例も示し、重要性と課題の根底にある問題も伝える。デジタル時代のアーキビストの業務についても収録。
  • Exploratory Corpus Linguistics: Data-Oriented Research on the Japanese Language
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    1巻8,800円 (税込)
    This is an English translation of the core of "探索的コーパス言語学:データ主導の日本語研究・試論" published by Osaka University Press in 2019. It advocates a new corpus linguistics based on "explaining data by data" and discusses new possibilities for Japanese language research based on case studies and methodological considerations. Author: Professor Masahiko Ishii, Graduate School of Humanities, Osaka University Publisher: Osaka University Press 2019 年に大阪大学出版会から刊行した『探索的コーパス言語学:データ主導の日本語研究・試論』の中核部分の英訳版。「データによってデータそのものを説明する」方式による新しいコーパス言語学を標榜し、日本語研究の新たな可能性について事例的研究と方法論的検討をもとに論じる。研究成果を英語で発表した書籍はまだ出版されておらず、多言語圏においても広く参照応用されうる先駆的な学術書。
  • Emergent Bilinguals and Educational Challenges at Public Schools in Japan
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    『母語をなくさない日本語教育は可能か―定住二世児の二言語能力―』(2019年、大阪大学出版会)の英語版。 Emergent Bilinguals and Educational Challenges at Public Schools in Japan: A longitudinal study of first and second-generation Chinese children’s bilingual proficiency While the number of foreigners living in Japan continues to grow, as if riding the wave of globalization, the number of children whose mother tongue is not Japanese is increasing at Japanese schools. Unlike those who came to Japan after completing their language development, in other words, after mastering their first language and cognitive development in their home countries, "second-generation children" who were born in Japan or came to Japan at an early age are said to be very likely to lose their mother tongue due to the struggle between their mother tongue and the local language. Language education for "children who need Japanese language instruction" is an urgent issue in Japan's language education policy, and "children for whom Japanese is not their mother tongue" have been referred to as "children with foreign roots" or "foreign children," often with the negative connotation of being "problematic," for a long time. Publisher: Osaka University Press
  • 大阪大学人間科学部50年史
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本で初めて「人間科学」を冠した学部として誕生した大阪大学人間科学部。創立50周年を機に、現在に至る歴史を振り返るとともに、人間科学部・人間科学研究科の最新研究を紹介。卒業生座談会・現役生の企画も含め、次の半世紀へと歩みを進める記念誌。写真でみる50年フルカラー16頁掲載。
  • 大阪帝国大学創立史 [復刻版]
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    1巻2,310円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大阪帝国大学創立時の事務官が、昭和10年に刊行して大学関係者に配布した記録集の復刻版。設立運動が世論を高め、大阪全体の大きな要望となって政府を動かした様子などをよく伝えている。

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  • 緒方洪庵全集 第三巻(上) 和歌 書 著作(その二)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 和歌と書および著作の一部を各解説とともに収録。 【和歌】可能な限り実態のとおり再現すべく翻刻した。洪庵の作歌活動や和歌を通じた人間関係などを具体的に辿ることができる。【書】原史料の写真、釈文、印文、訓読、語釈、現代語訳、備考を掲載。洪庵の思想・信条を知る上で重要。【著作】「医師の義務」、薬の処方集、コレラの治療法、西洋医方書の訳書、度量衡、医薬品関係の蘭語ラテン語対訳辞書を収めた。
  • 緒方洪庵と適塾
    5.0
    1巻1,001円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 蘭学を通して西洋思想と新技術に触れた若者は、困難の中で地元医療への実践をはじめる。師は往復書簡という“生涯教育”でこれを支えた。人のいのちと真正面から取組む師弟の群像を描く。

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  • 懐徳堂とその人びと
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    1巻1,155円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1724年に大坂の有力町人が開設した私塾懐徳堂を、近世大坂の町人文化のなかで位置づけると共に、個性あふれる学風やその人びとについてやさしく紹介する。

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  • 格差をこえる学校づくり
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 学力保障と仲間づくり。「しんどい子を中心とする学級・学校づくり」という関西の伝統を踏まえ、15人の関係者が新しい学校文化を力強く提言する。

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  • 近世江戸商業史の研究
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    1巻4,312円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 小西酒造、西川産業など今も知られる関西圏の商店が江戸に多く進出した。現在まで続く企業力はなにか。地方史調査で得られた膨大な資料を分析した力作。

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  • 近代市制と都市名望家
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    1巻6,160円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 戦前の地方行政に関与した400人以上の活動を大阪市会、国会の議事録等により克明にあとづけて、都市名望家の手から行政スペシャリスト官僚である市長へと権限が移っていく法構造基盤の強化過程を浮き彫りにする。

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  • 近代日本のハンセン病問題と地域社会
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    1巻2,926円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「絶対隔離」の再検討から切り拓く病者の社会史。病者処遇の法制度、自由療養地、私立療養所、外来診療、ハンセン病医学など、膨大な史料をもとに、病者の「生存」を描きだす。

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  • 近代日本の地図作製とアジア太平洋地域
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    1巻5,852円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 外邦図の作製のプロセスや来歴を研究し、学術資料として再生。外邦図の所在、台湾・朝鮮・樺太・千島など東アジアや南西太平洋の地図の作製過程、空中写真、土地測量の記録、韓国における軍用秘図の意義など、本邦初の外邦図研究。

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  • 洪庵のくすり箱
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    1巻1,155円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 今も残る150年前の薬の効能。薬を見事に保存した箱・包紙・ガラス瓶の技術や歴史、薬の流通の中心としての道修町、幕末の薬学・化学の水準など、著者の興味は止まることなく、読者を洪庵時代に誘う。

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  • 古墳時代史の展開と東北社会
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    1巻5,236円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 西暦3世紀から7世紀までの約500年間を取扱い、古墳時代研究対象としてあまり重要視されてこなかった「東北」地域へ注目することにより、当時の政治権力構造や古墳時代の歴史的特質に迫ろうと試みる。

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  • 古墳時代の埋葬原理と親族構造
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    1巻4,620円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古墳埋葬者間の親族関係、被葬者の性別、年齢層と埋葬順位にかかわる規範を明らかにし、その分析から首長位と家長位の継承のありかた、さらには親族の実態、特に古墳時代に父系化が進行する過程を明らかにする。

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  • 市民のための世界史
    3.8
    新しい世界史がはじまる 世界史全体を鳥瞰した構図の提示 先端研究と新領域の多彩な記述 固有名詞や年代の羅列を排除 中学・高校の歴史学習との連携 市民が読める教養としての歴史 カリキュラムの矛盾や入試問題に災いされて、高校生の歴史認識は後退している。本書はそのような現状を跳ね返し、歴史を学ぶ意義や面白さを知ってもらうことをモットーに、全国の高校教員と協力して作られた。人名や年号は極力減らす、「像を結ぶ」「因果関係や背景がわかる」説明を目指す、要所に学習者への問いかけを挟むなど様々な工夫をして、歴史に親しむ習慣を養う。市民向けや入試の副読本にも使える画期的な教科書。
  • 市民のための世界史 改訂版
    NEW
    -
    未来の市民社会をつくる、あなたのための世界史 人名や年代の羅列を極力排した「暗記ではない」画期的な歴史教科書として大きな反響を呼び、好評を博した『市民のための世界史』が改訂版となって新登場。 歴史を学ぶ重要性は広く認識されていながら、細かな知識の確認に偏りがちな入試制度や教育課程の影響を受け、「歴史」授業はすでにわかっている事実を暗記するだけの、自らに関係の薄いものと多くの学習者に見なされてきた。 前著はそのような現状を打破し、歴史を学ぶ意義や面白さを知ってもらうため、全国の歴史研究者と高校歴史教員が協力して2014年に作られた世界史教科書である。 刊行から10年を期に、世界情勢の激変や歴史研究の進展、また歴史総合の導入をはじめとする高校新課程の実施を背景として、今回記述を大幅にアップデートした新装版の刊行を決定した。 本書は「世界史の構造を大づかみにする」「できごとの因果関係や背景を理解する」といった前著の特長はそのままに、 ・図版を一新し、新資料(QRコード方式によるWEB上へのリンク付き)も多数収録する ・個別暗記ではなく、一般化・抽象化した深い理解を導くための問いを多数収録する ・新たな執筆陣を加え、コラム等記述をさらに充実させる ことで、「今を生きる」市民のための歴史教科書となるよう企図した。 「歴史について詳しく知らない」読者はもとより、「歴史好き」な読者が全体を俯瞰する視野を養うのにも役立つ、新しい世界史教科書の決定版。
  • 市民のための歴史学:テーマ・考え方・歴史像
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    1巻2,750円 (税込)
    「歴史」は、”動かない過去”を暗記するだけの、役に立たない科目なのか?歴史学は、”稼げない”学問なのか? 歴史とは何か。歴史を学ぶにはどうしたらよいのか。歴史を学ぶ意味は何なのか。こうした問いに応えられる大人は、どれくらいいるだろうか。大阪大学史学系は、シルクロード史、東南アジア・海域アジア史、近現代グローバルヒストリーなど、定説や教科書記述に囚われず、地域の生活感覚に根ざした視点で歴史研究を推進し、高校教員と連携した「日本史を含んだ世界史」など歴史教育の刷新にも取り組むことで、国内外から注目を浴びてきた。本書では、こうした先進的な研究・教育を踏まえて、高校・大学の新しい教科書の背景にあるような歴史学の考え方や動向を理解し、歴史学の意味を再考する。そして、現代の諸課題につながるテーマに向き合い、眼前の世界や常識に縛られない批判的精神をめざすための素養を身に着ける。大好評『市民のための世界史』に次ぐ、今を生きるための歴史学入門。 ●本書の特色 ・「課題」と「資料」 古い知識・考え方の問題点や、新しい歴史学の要点・面白さに関わる「課題」や「資料」を足がかりにして、ヨーロッパ中心史観、国民国家史観、男性中心史観といった従来の歴史学・歴史教育を超えた歴史学を示す。「歴史を学ぶこと」に関心を持つ読者に新たな視点をもたらすだろう。例えば、「鎌倉幕府はいつできたのか?」。教科書で覚えた「いい国(1192)つくる」だけでなく、1183、1185年などの説もある。実はこれは、「何をもって幕府の成立と考えるか」という定義の問題であり、5W1Hを再考する問いなのである。 ・「歴史の公式」 歴史の基本概念のリストや、歴史学の基礎的な対象・考え方、実際の歴史に広くみられるパターンを「歴史の公式」としてまとめる。歴史学の基本的な性格を押さえたうえで、新しい方法や世界史像を学び、汎用的な歴史的思考力を身に着けることができる。例えば、「内政がうまくいかない為政者は、外交や対外戦争でポイントを稼ごうとする」「戦争は勝った方が一方的に得をするとは限らない」など、歴史学の概念・論理から歴史の展開まで、まさに今を生きる我々が歴史を学ぶことの意義を実感できるだろう。
  • 「社会」はどう作られるか?:家族・制度・文化
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    社会のなかでジェンダーはどのように作用してきたか。日本、アジア、イスラーム圏も比較!西洋文明の「近代」を相対化する! ジェンダーは、時代や地域によって異なるさまざまな社会の構成原理になっている。すなわち、その社会の規範や価値観、アイデンティティを構築し、行動様式や活動空間、役割分担を規定し、法律や政治・経済制度のなかに組み込まれるなど、構造をつくりだす力として作用している。どのようなメカニズムで作用し、社会はどう形成されていくのか。 第1章では、社会形成の基盤となる「家・家族・親族」を扱い、世界各地の多様な家族とその時代による変化、そして変化を促した社会的要因、宗教的規定を含めた家族とその成員の捉え方、財産権と相続から家族内での女性の地位と立場を明らかにする。 第2章「社会的ヒエラルキーとジェンダー」では、ヒエラルキー的な社会制度におけるジェンダーの位置づけ、男女分離・隔離の理由とその帰結、宗教のもたらす影響、近代社会における女性・人種排除と統合への試みについて考察する。 第3章「権力・政治体制とジェンダー」では、王権とジェンダー、女性による統治、さまざまな政治体制におけるジェンダーの位置を取りあげる。 第4章「労働・教育・文化」では、男女の労働とその位置づけ、教育の目的・あり方と職業との関連、ジェンダーの表象について検討している。 ■本書の特徴 ・比較項目の設定 異なる文明圏のそれぞれの社会の特質が家族や労働のあり方にどのような違いをもたらすのか、対比できる。 ・イスラーム圏への着目 宗教が家族・社会生活に及ぼす影響を考察し、形成される諸制度とジェンダーとの関係を考察していく上で、イスラームは一つの重要な柱である。 本書ではイスラーム圏に関する偏見を払拭するため、イスラームのジェンダー把握を聖典の解釈による変化を含めて紙幅を割いて解説した。また、イスラームは地域ごとに異なる様相となっているため、地域をできるだけ明示して正しい理解につながるよう配慮した。
  • 写真集 適塾アーカイブ
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    1巻539円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 緒方洪庵とその門下生ゆかりの資料の数々―写真でたどる適塾150年の歴史―

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  • 「世界」をどう問うか?:地域・紛争・科学
    NEW
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    ジェンダー視点で見る新しい世界史通史 現代のグローバルな課題を捉え直す 現代性の歴史的文脈をたどり、暴力・環境・災害・疫病・最新科学に切り込む! 今ここから見えている「世界」は、他の人たちが別の場所から見ている「世界」と同じだろうか。「世界」を問い、「世界を問う私」を問う―この双方向性のなかに身を置くとき、私たちは「世界」が決して自明のものでないことを再認識させられる。だとしたら、「世界」の歴史、「世界史」とは何だろうと、西洋中心、成人男性中心に描かれてきた従来の「世界史」を見直さざるをえなくなる。時間軸と空間軸とを交差させ、比較と関係性を考えるジェンダー史の視点で考察していく。 本巻のもう一つの目的は、現代的諸課題と向き合うことである。私たちは今、地球規模で考え、協力して取り組まねばならない問題を数多く抱えている。新型コロナウィルス・パンデミックを経験し、ロシア・ウクライナ戦争やイスラエルのガザ侵攻といった20世紀の分断を引きずりながら、私たちは、ビッグデータやIoT、生成AIといったデジタル技術が人間の諸関係を左右する21世紀を生きている。そのなかで、諸課題の解決に向かう端緒を開くためには、適切な問いを発し、その問いを根拠(史料/ 資料)に基づいて多角的・多層的に掘り下げていかなければならない。  本巻では、シリーズ全体を貫くジェンダー史の視点から現代世界に斬り込み、その「現代性」の本質を熟考する。換言すれば、それは、20世紀という時代をジェンダー史の視点で「歴史化」し、「相対化」する作業にほかならない。
  • ソヴィエト後の中央アジア
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ウズベキスタ、カザフスタン、タジキスタン、キルギス、トルクメニスタン、北部アフガニスタンの地政と言語・民族・文化について紹介。中央アジア全体を学ぶ最適の入門書。

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  • 対抗文化史:冷戦期日本の表現と運動
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    分断と圧力に直面する冷戦期東アジアにおける制限の下で表現の自由が許された特別な空間、日本。核や米軍基地、アジア諸国との関係、高度経済成長に伴う様々な矛盾をめぐって、アメリカの従属的パートナーを前提とするのではない別のあり方=対抗文化を目指す表現者が生まれた。文学・絵画・映画・演劇といった多彩な対抗的表現はいかに生み出されたのか。表現と想像力の豊かな可能性をたどる--。 敗戦後の日本の歩みは米軍占領下から始まった。すでに始まっていた冷戦に規定されて、対日占領政策の基調は、非軍事化・民主化から、経済復興・反共防波堤建設へと変化していく。日本が独立を回復したのは冷戦下の局地的熱戦としての朝鮮戦争のもと、アメリカの同盟国としてであり、以後、対米従属のもとでの経済復興・経済成長が政治的・経済的基調となり、社会や文化の動向もそれに強く規定されることになった。  しかし、冷戦期の日本においては、基地や核やアジア諸国との関係をめぐって、あるいは同時期に進行した高度経済成長にともなう諸矛盾をめぐって、この基調にそって発想することを自明の前提とせず、別のあり方を構想しようとする想像力をそなえた人々が数多く存在していた。本書はそのような人々の遺した多様な表現を「対抗文化」と捉え、表現と社会の関わりを重視しつつ、文学・思想史・歴史学・社会学などの人文社会科学から実像に迫る。
  • 「力のある学校」の探究
    4.3
    1巻2,233円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 教育格差が深まるなか、「効果のある学校」を研究してきた著者たちが、X県の学校の実地調査にもとづき、「すべての子どもたちをエンパワーする学校」(力のある学校)の可能性を探究する。

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  • 中国先史集落の考古地理学研究
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    1巻6,160円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中国大陸における先史時代の定住集落の形成から初期都市の成立までの現象について、考古地理学の角度から、膨大な資料や文献をもとに二十年にわたり丹念かつ精緻に分析、研究した成果を総括した労作。

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  • 適塾の謎
    5.0
    1巻1,155円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 緒方洪庵の人間像と蘭学塾をめぐる隠れた事実。新しい知を求める若者と師の営み、悩み、努め、夢を追う師弟の生身の姿が史料から読み取れる。今揺れ動くこの国の生命、倫理、社会、教育などに応えられる史実がある。

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  • はじめてつくる「探究」の授業:「総合的な学習・探究の時間」を極めるためのワークシート
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「総合」、「探究」を教えられる教員になる! 学習指導要領改訂に伴って導入された「総合」「探究」の授業づくりの中核を担ってきた高校教員たちが、「こうすればムリなく協働授業を行えますよ」と発刊した前著(『現場発!高校「総合探究」ワークを始めよう』2021年、学事出版)を、大学の教職課程用に再編成。 これから教員を目指す大学生たちに向けて、「探究とは何か」、「なぜいま探究なのか」、「教師は具体的にどう指導すればよいのか」など、詳細な解説とともに現場で実際に使用してきたワークシートを掲載して、教職科目の中で実践的に使用できる教科書とした。ダウンロード可能な指導書付き。
  • 幕藩制社会の展開と米穀市場
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    1巻4,484円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 近世中期以降の米の需要構造を解明することにより、米穀市場変動の全体像を把握し、幕藩制社会における展開の諸特質を明らかにする。

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  • 東アジアのナショナリズムと近代
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    1巻2,849円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本、朝鮮(韓国)、中国。たび重なる戦争、併合と侵略、抵抗と抗日、独立と解放-近代東アジア百年の苦難の歴史を追い、今日につながるナショナリズムの根っこを確認する。

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  • 「ひと」とはだれか?:身体・セクシュアリティ・暴力
    NEW
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    ジェンダー視点で見る新しい世界史通史 歴史を形成してきた「ひと」とは何か。「近代市民」モデルを問い直す! この世界に生きる「ひと」は年齢・身体的特徴・性自認・性的指向等、多様な属性を持つ存在であるが、国家や社会はしばしば「ひと」を単純化し、望ましい役割や振る舞いを割り当てる。とりわけジェンダーは「ひと」の定義の根幹にかかわる存在である。本巻では「ひと」の生にジェンダーがいかに作用しているのかを、「身体・ひと」「生殖・生命」「セクシュアリティ・性愛」「身体管理・身体表現」「性暴力・性売買」の各領域について歴史的視座から検討し、その構造を考察する。 第1章では、各文化における身体・生命観を問い、社会的規範としての「らしさ」がいかに構築されるのか、「ひと」がいかに分類され、差異化されたのかを比較史的に明らかにする。 第2章では、産む身体としての女性身体、産まれる子の生命、人口政策・人口動態を論じる。 第3章では、歴史上の多様な性愛・結婚の在り方を確認し、LGBTQの人びとの在り方をめぐる比較史に焦点をあてる。 第4章では、「健康」の文化性、身体描写や身体表現のジェンダーバイアスを検討する。 第5章では、性暴力の歴史と買売春の比較文化を叙述する。 ■本シリーズの特徴 世界史通史としての本シリーズの特徴は、「国家や政治・外交・経済」といった「大きな物語」を中心に記述するのではなく、等身大の「ひと」を中心に据え、それを取り巻く家族や共同体、グローバル経済や植民地主義といったテーマに段階的に踏み込んでいくという構成にある。 近代歴史学の根底にある近代市民社会モデルは、暗黙の裡に「健康で自律的な成年男性」をその主たる担い手と見なしていたが、それは一方で女性や社会的弱者を歴史から排除することにもつながっている。本シリーズでは、単に歴史の各トピックについて、ジェンダー史の知見を紹介するのみにとどまらず、「ひと」はそもそも「ケアしケアされる存在」である、という認識に立って、世界史の叙述そのものを刷新することを目指している。
  • フランス表象文化史
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 建築、美術、文学、音楽、庭など、千年にわたるフランス文化の絢爛豪華な流れを取り上げる。一味違う「フランス観光案内」。

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  • ベルリン・歴史の旅
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 20世紀を通し、ベルリンほど歴史の荒波に翻弄された都市はない。ユダヤ系の文人や芸術家が活躍し、独自の都市文化を生んだ都市、毎年のように現地を訪問し、陰と陽の両側面からベルリンの魅力を紹介。

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