作品一覧

  • 大阪弁の深み その独特の魅力を味わう
    3.3
    1巻999円 (税込)
    パトカーの写真の上に目立つ文字で「アンタのこと、迎えに来たで。」。大阪府警察の募集ポスターにはくすっと笑えるものが多いが、大阪弁の軽妙さをうまく活かしているといえる。一方、大阪弁は他人を自分のペースに上手く巻き込むことができる方言でもある。本書ではそのような大阪弁の機能や、老舗遊園地を復活させた大阪弁戦略、優美な大阪ことばなどを取り上げ、独特の魅力に迫る。 (内容例)●「知らんけど」を使った大阪府警の募集ポスター ●「ひらパー」の大阪弁戦略 ●「おっさん」、「おばはん」など屋号は大阪弁 ●「MID」という大阪弁表記 ●法廷で大阪弁を使う理由 ●弱い立場の人を救う方言 ●大阪国税局の調査能力が一番高い理由 ●野球のアウトは「アカン」!? ●魔法のことば「ぼちぼちいこか」 ●「させていただく」は関西起源!? 浄土真宗との深い関係 ●米には「チンチンミズ」が必要――農業の関西弁 ●「急(せ)えて急(せ)かん」とはどういう意味? ●「おはようおかえり」は「早く帰って来なさい」という意味ではない
  • はじめてつくる「探究」の授業:「総合的な学習・探究の時間」を極めるためのワークシート
    -
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「総合」、「探究」を教えられる教員になる! 学習指導要領改訂に伴って導入された「総合」「探究」の授業づくりの中核を担ってきた高校教員たちが、「こうすればムリなく協働授業を行えますよ」と発刊した前著(『現場発!高校「総合探究」ワークを始めよう』2021年、学事出版)を、大学の教職課程用に再編成。 これから教員を目指す大学生たちに向けて、「探究とは何か」、「なぜいま探究なのか」、「教師は具体的にどう指導すればよいのか」など、詳細な解説とともに現場で実際に使用してきたワークシートを掲載して、教職科目の中で実践的に使用できる教科書とした。ダウンロード可能な指導書付き。
  • 大阪弁「ほんまもん」講座
    3.0
    1巻660円 (税込)
    本当はことばの宝石箱なのに、ニセモンが出回っています――。「もうかりまっか」誰が言うてんのやろ。「がめつい」こんな造語はエエ迷惑。「ど根性」誤用の典型。「こてこて」本来は薄味の文化です。「まったり」大阪では主に味の意味。「きしょい」ことばのブラックホールや。……ホンマモンをこよなく愛し、ニセモンの横行氾濫を憂い悲しむ。大阪の人間まで唸ってしまう〈正調大阪ことば指南〉。

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ユーザーレビュー

  • 大阪弁の深み その独特の魅力を味わう

    Posted by ブクログ

    金水敏『大阪ことばの秘密』に次いで、本書を読む。
    こちらは大阪弁を取り上げ、使用場面によりどのように機能するのかに注目する。

    最初の方は町中の方言を使用した看板、店名、ポスター(府警の警察官募集、ひらパーのPR)を取り上げる。
    題材のキャッチ―さもあり、とても面白く、読みやすい。
    ところで、ここに取り上げられているファミリーマートの略称、「ファミマ」は大阪弁なのか?
    「ファミマ(低高低)」というアクセントはたしかに京阪式アクセントなんだけれど、略称の形自体は他の地域でも使われていないかという気がするのだが…
    ちなみに私たちの地方では「ファミマ(低高高)」で定着している。
    さて、中盤は、筆者が

    0
    2025年11月16日
  • 大阪弁の深み その独特の魅力を味わう

    Posted by ブクログ

    書き手が違うと、語り口も違っておもしろい。

    口絵に大阪駅の工事用仮り囲いに書かれた
    大阪弁サインボードが載っていて
    第一章は大阪府警の採用ポスターの話。
    お堅いイメージの警察官募集に
    あえて大阪弁を使って地元民の目を引く。
    そこから「ひらパー」の広告戦略に移り
    街の看板や店名の大阪弁を採取。
    …と前半は楽しく読み進めました。

    後半はちょっと毛色が変わって
    商売や行政の仕事、司法の場
    教育やスポーツの中で
    大阪弁を使うことの良い面・悪い面などが
    書かれていました。

    実はこの後半の、裁判所で聞く
    リアルな大阪弁の話がとっても興味深かった!

    0
    2025年07月01日
  • 大阪弁の深み その独特の魅力を味わう

    Posted by ブクログ

    はいはい、いつもレビューでエセ関西弁を駆使する生粋の茨城県人ひまわりめろんです
    普段は「◯◯だべ〜」とか言ってます
    嘘です茨城弁あんまり使いません

    別に意識してそうしてるわけではないのよね
    むしろ茨城弁好きなんだけど、普段あんまり使わないな〜
    聞いて意味は分かるけど、使わない
    どんどんなくなっていっちゃう言葉なのかな
    まぁ、イントネーションはいわゆる標準語とは程遠いと思うけどね

    そして「関西弁」です
    本書は大阪弁についての考察をまとめたものなんですが、やっぱり東の人間はあの辺の地域をぐるっとひとまとめにしちゃうんでしょうね
    正確には色々違うんでしょうが、使い慣れてる「関西弁」で行かしてもら

    0
    2025年06月14日
  • 大阪弁「ほんまもん」講座

    Posted by ブクログ

    こてこてな大阪というイメージは、主に東京のマスメディアの創造であることは知られていたところだが、一つ一つの大阪を巡る言葉のイメージを検証する良書は歓迎すべき。

    0
    2025年01月04日
  • 大阪弁「ほんまもん」講座

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    <目次>
    第1部  「にせもん」編
    第2部  「ほんまもん」編

    <内容>
    大阪生まれの高校の国語の先生による、大阪弁の解説書。人口に膾炙している言葉の事実や、方言に対する感覚の調査(自分の勤務校で調査している)など、きちんと分析をしている。結局、言葉は移りゆくものだし、意味も変わっていくのが当たり前だと思う。どこで「ほんまもん」の線をひくのかは、難しい問題だ。

    0
    2022年11月30日

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