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  • 唯幻論大全
    3.0
    “私”、国家、歴史、神、セックス……全ては幻想である 「人間は本能が壊れた生命体である」たった一つの原理から、人間のすべての文化と愚行を説明し尽くした。戦後最大の思想が、いま再び、閉塞した世界を切り開く。 岸田精神分析40年の集大成!! 目次 第1部 自我論(自我の精神分析:母の術策:現実喪失:母の立場 ほか) 第2部 歴史論(時間と空間の起源:精神分析は集団心理学である:差別が人種を生んだ:唯幻史観による歴史 ほか) 第3部 セックス論(性的唯幻論:男の性欲:文句を言い始めた女たち:商品としての女 ほか)
  • あなたの心にひそむ「見捨てられる恐怖」 一人でいると不安でたまらない心理
    4.0
    ストーカー、幼児虐待、引きこもり、いじめ……。若者や主婦たちを蝕んでいる問題の多くは「見捨てられる恐怖」が原因である。彼らの多くは「一人でいると不安でたまらない」「見捨てられるのが恐い」と強く訴える。最近、ストーカー殺人が多発しているが、彼らの多くは四、五歳の子供のような愛情欲求から相手にしがみつき、それが叶えられないと、怒りを爆発させるのだ。序章 「仲間はずれ」と孤独におびえる現代人、第1章 「しがみつき」の精神分析、第2章 見捨てられることを恐れる人たち、第3章 「愛情を失うのではないか」とおびえる心理、第4章 まともな対人関係を築けない若者たち……など、本書では、著者が出会った様々な症例や、最近の異常犯罪――桶川ストーカー殺人、音羽の春奈ちゃん殺害事件、新潟の女性監禁事件など――を取り上げながら、現代人の心を蝕んでいる「見捨てられる恐怖」の問題を鋭く分析し、解決の方向を示唆する。

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  • ありのままの自分に“YES”と言おう 精神科医が語るこころの休憩室
    -
    モノにあふれ、お金さえあれば不自由しない豊かな社会になった今、幸福とは何かというイメージは明確には描きづらくなった。幸福感そのものが揺らぐ現代、私たちはどうすれば、それぞれの幸福感をもてるのだろうか?本書では、青少年問題に詳しい精神科医が、38のテーマから、豊かな時代における幸福感、21世紀の生き方のヒントを提示している。例えば、「挫折を超える心理学」の項では、自分の力を伸ばそうとしたり、困難に挑戦しようとする限り、挫折はつきもの、だから挫折したときの上手な転び方をマスターすればよい、と語る。現代は若者の多くが、大人の保護の下、挫折から守られているが、挫折から立ち上がる喜びを知らない人こそ不幸なのであり、何かに挑戦する恐怖や挫折に打ち勝ってこそ、生きる喜びになると著者は指摘し、挫折から立ち上がる力の中に人間の尊厳があると締めくくる。生きる勇気が湧き、明日に希望を託すメッセージ満載の書。

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  • エスの本 ある女友達への精神分析の手紙
    -
    「人間は、自分の知らないものに動かされている」。フロイトの理論に大きな影響を与えた医師グロデックが、フロイトへの書簡を元に、架空の女友達にむけて「エス」を説明したのが本書である。「知ろうとするのをやめ、空想する決心をすれば、無意識の奥深く突入することができます」。混沌として論理的な世界の理をあかし、「病」の概念すら変える心身治療論。
  • 大人になれないこの国の子どもたち 「壊れた心」の精神分析
    -
    本書は、精神科医の視点から、今の子どもたちがいかに成熟を拒否し、大人になる責任から逃れようとしているかを論じたものである。 そもそも大人になるとはどのようなことか。著者は4つのポイントをあげている。 まず、自己の内面や感情のコントロールができること。第二に、独立心の獲得。第三に、人生の目標や計画を主体的に形成できること。第四に、他人への思いやりや共感があることである。このような点から見れば、現代の子ども(青年)たちがいかに幼稚であるかがわかるだろう。そして数々の症例をもとに解説している。不登校の原因、普通の子どもによる凶悪犯罪、行きすぎた潔癖主義、ボーダーラインと閉じこもり、拒食症と強迫神経症等々。 著者の考えでは、これらの根本問題は「母子密着」をどう解決するかであると指摘する。母性社会ニッポンのゆがんだ構造がみえてくるだろう。豊かな国の寂しい子どもたちの心の危機がリアルに伝わってくる好著である。

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  • 希望の原理
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 自我も、他者も、正義も、精神も、肉体も、性欲も、この世のすべてのものは幻想である。本能の壊れてしまった人間に、未来はあるのか-。フロイドの精神分析をもとに築き上げた<唯幻論>を窮極までつきつめたとき初めて見えてくる人間にとっての「希望の原理」とは何か。

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  • 幻想の未来
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 自我とは本能の壊れた動物=人間がつくりあげた幻想である。対人恐怖症も甘えも卑屈さも近代的自我というまぼろしを追い求めた日本人の病なのだ―。フロイドを乗り越え独自の体系を構築したものぐさ流精神分析学による自我論の集大成。

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  • 史的唯幻論で読む世界史
    3.0
    古代ギリシア文明は黒人の文明であり、古代インド文明を築いたとされるアーリア人は存在しなかった――。ヨーロッパが語る白人中心主義の歴史観が彼らの誇りを支え、今なお世界を覆っている欺瞞と危うさを鮮やかに剔抉、その思想がいかにして成立・発展したかを大胆に描き出す。史的唯幻論が、白人によって作りあげられた「幻想の世界史」を鋭く告発する。
  • 醜形恐怖~人はなぜ「見た目」にこだわるのか~
    -
    「顔や体型が悪いから人に受け入れられない」「自分は臭いから人に嫌われる」「注目されるのが怖い。でも注目されたい」……。顔の美醜への過剰なコンプレックス、自己臭恐怖、極端な「痩せ願望」など、デオドラント社会の一方で急増する「醜形恐怖」。その知られざる病理と治療法を、精神科臨床歴35年の「こころの名医」が豊富な具体例から説き明かす。
  • 職場の心理学(1)「リストラ」首切り役の向き不向き
    1.0
    「おまえは会社の犬か」「自分だけぬくぬくと生き残るつもりか」「ローンが残っているんだ。頼む。助けてくれ」リストラの実行部隊に向けられる言葉は辛辣で厳しい。その任に耐えかねて心を病む人々が増えている。やはり「首切り役」にも向き不向きがあるのだ。株式会社プレジデント社東京都千代田区平河町2-13-12電話:03-3237-3711(代)

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  • 自分の顔が嫌いですか?
    3.0
    ◇本書の内容◇ 第1章 見た目にこだわるこころのゆがみ 第2章 症例からみる醜形恐怖 Part.1 第3章 症例からみる醜形恐怖 Part.2 第4章 うつ病・強迫性障害との関わり 第5章 摂食障害と醜形恐怖 第6章 症例からみる醜形恐怖 Part.3 第7章 醜形恐怖になりやすい性格・条件 第8章 美醜とはなにか 最終章 対談〔かづきれいこ×町沢静夫〕
  • 自分を消したいこの国の子どもたち [傷つきやすい自尊心]の精神分析
    -
    著者は言います。「今の青少年は『自分独自の存在感』が非常に希薄になった。他方で、母親の過保護で自尊心が自分の背丈以上に高まり、些細なことで決定的に傷つく。このため、簡単に『こんな人生(自分)だったら消してしまいたい』となってしまう。いじめられて引きこもってしまったり、自殺してしまったり、犯罪に走って自分の人生を破滅させようとしてしまう」と。序章/青少年の心に何が起きているのか。いじめ、不登校、引きこもり、少年犯罪などに心を痛め、思春期の子どもを持つ親として不安な日々を送る大人たちに、精神科医が豊富な臨床経験に基づいてアドバイスします。

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  • 人格障害とその治療
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人格障害の理解なしには精神障害の理解はあり得ない。その歴史的由来と理論展開、精神療法や薬物療法の現状を詳細に解説。
  • 人生の先が見えたとき読む本 「うつ」になる人、ならない人
    -
    定年前に突然「うつ」に陥った50代男性。息子夫婦との同居がきっかけで「うつ」になった60代主婦……。本書では、そんな「初老期うつ」の対処法について、精神科医が症例とともにやさしく解説する。人は年をとるほどに、意欲も希望も失ってしまうもの。だからこそ、心と脳が衰えない生活の智恵が大切である、と説く。その具体的な心構えとして、以下の九つをあげている。(1)ストレスを聞いてもらえる対人関係を確保する (2)自分のポリシーを持つ (3)無意味な疲労をため込まない (4)あるがままを受け入れる (5)恨み、嫉妬、後悔にとらわれない (6)スポーツや趣味を楽しむ (7)ユーモアやダジャレを口にしてみる (8)批判に強くなろう (9)安定した家庭、安定した経済状況を築く。いわば、「初老期うつ」に陥らない秘訣、ということだろう。六十代でリタイアしたとして、あと二十年をどのように生きるのか。人生の先が長いからこそ、「晩年力」を身につける一冊である。

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  • ストレスに克つ 心の健康法(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 「こころ」の名医が教えるストレス社会を生き抜くための処方箋。会社のリストラ、家族の崩壊、親子の断絶……。いまや日本社会は子どもから高齢者までストレスをかかえない人は少数者。なかでも病気といえるのは中高年の職場でのストレスの場合が多く、性格も影響するといわれる。アルコール依存症、うつ病など働き盛りに多い病、女性に多い不安から起こるパニック障害、青少年の閉じこもりなどこころの病の治療法を具体例にそって処方。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 成熟できない若者たち
    4.0
    「心の時代」は、むしろ「心の病気の時代」ではないか……。凄惨な事件を引き起こす、未成熟な若者たちの心の病いは、彼らだけのものなのか……。無関心、冷酷さ、それと裏腹の優しさに潜む精神病理──心気症、境界型人格障害、醜形恐怖、不潔恐怖、自己臭妄想などを豊富な臨床例から分析、成熟を阻む社会の病理を明らかにする。凄惨な事件を起こす未成熟な心の深層!
  • 絶望がやがて癒されるまで 精神科医が語るこころの処方箋
    4.5
    純粋ゆえに、まじめゆえに、抱え込んでしまう悲しみ、不安、孤独…。めまぐるしい源田試写会では、だれもが突然、絶望に陥る可能性を秘めている。絶望を潜り抜けるのに必要なものは、柔らかな思考と完成、そして深い見通し。精神科の臨床医が、フロイト・ユング心理学、そして自らの治療実践をもとに、心の病の癒し方を紹介。吉本ばなな氏との対談[心が癒される瞬間]を特別収録。

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  • 「他人の目」を気にするのはやめなさい 生きるのがラクになる、対人関係のヒント
    -
    一人でランチができなかったり、無駄話をするのが苦手だったりと、人目を気にしてうまく生きられない人がいます。本書では、そんな他人の目が気になってしまう人の心理を明らかにし、人とうまく付き合うための方法を教えます。「挨拶をする」「リラックスできる趣味を持つ」など、気楽に実践できるヒントが満載。自分らしい人生を歩むための一冊。

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  • 天才の法則 逆境を創造力に変える秘密
    -
    1巻850円 (税込)
    超常識の発想はいかに生まれたか?劣等感や孤独、失恋、躁うつをバネに偉業をなしとげた天才たち。チャーチル、フロイト、ニーチェ、高村光太郎らの足跡をたどり、想像力の秘密に迫る。精神科医が語る“歴史を変えた人間の条件”とは。

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  • なぜいい人は心を病むのか
    4.5
    「ノーと言えない人」「真面目な人」……。「いい人」は、なぜ心を病んでしまうのだろうか。それは「いい人」が他人との衝突を恐れ、人に嫌われないように生きようとするからだ。本書は、精神科医である著者が、長年の臨床経験に基づいて傷つきやすい人の心理を読み解き、人と関わりながら自然に生きるための処方箋を説いた本である。「いい人」が、「必要な人」に生まれ変わるためのきっかけが掴める一冊。

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  • なぜ「いい人」は心を病むのか(愛蔵版)
    -
    「いい人」――それは、すぐに人の立場を考えて気を使い、自分を犠牲にしてしまう人。「ノー」と言えない人、「真面目で純粋な人」「めんどう見がいい人」「謙虚な人」……ひと言でいえば「やさしい人」です。やさしさは善とされています。しかし現代は、そんな「いい人」が、おおぜい心を病んでいく時代なのです。「いい人」が傷つきやすいのはなぜでしょうか? 「いい人」でいる限り、辛さを抱えて生きるしかないのでしょうか? 精神科医として多くの症例を見てきた著者は、やさしさの裏側にひそむ「弱さ」を指摘します。そして、「弱いなりの力で、生きる技術、生き抜くストラテジー(戦略)を学ぶべき」と説きます。傷つくことを恐れず、勇気を持って人と対話すること。そして自らのアイデンティティを築き上げ、強さと生きる自信を身につけること。「いい人」よりも「必要な人」となるために、人生のヒントが見つかる心の処方箋です。

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  • なぜ心が病むのか ストレスが喜びに変わるとき
    -
    心のストレスは、誰もが抱えているもの。本書は、精神科医が様々な症例を分析し、現代人の心にしのび寄る病いの原因を解明。本当の生きる喜びを見つけるコツを説く。

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  • なぜ日本人はいつも不安なのか 寄る辺なき時代の精神分析
    -
    新潟女性監禁事件、腐敗する官僚・警察組織、幼児虐待、醜形恐怖、引きこもり……。本書は、90年代のバブル崩壊以降、悲観論が渦巻く日本の世情をふまえ、この国の不安、不満の本質を読みといている。まず、最近の異常犯罪の傾向について、町沢氏は80年代の快楽犯罪と比べ、90年代以降は自己愛的犯罪になったと指摘する。つまり、自分の存在を知らしめようとする犯罪である。一方、岸田氏は、共同幻想が崩れてから犯罪者の心理が見えにくくなったと言う。恨みの対象が必ずしもはっきりしないため、どこへ矛先が向くか、全くわからなくなってしまったのだ。さらに議論の焦点は、父性、母性論、日本人の官僚病、アメリカという呪縛、若者たちの身体と性、そして、フロイト、ユング以後の精神分析について等、興味深い話題がつきない。幻想にすがり、現実から目をそらすこの国の病理とは? 現代日本人の「自己愛症候群」を鋭く分析した刺激的対論である。

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  • なぜ人は心が疲れてしまうのか
    -
    「心が疲れる」というのは誰にでもあることです。ほどなく回復し、元気を取り戻すことができればいいのですが、簡単には「心の疲れ」がとれないことがあります。本書は、精神科医として、「心が疲れた人」と長年向き合ってきた著者が、つらい思いを癒すために、周囲はどう対応したらいいのか、本人はどう対処していくのがよいのかを語りました。大学へ行っても友達が一人もいなくて、孤独感に苛まれている人。出世コースから外され、自分はダメな人間だとの思いに縛られ、心に変調をきたしてしまった人。夫婦関係の寂しさから、ギャンブルをやめられなくなってしまった人。好きな人との別れを乗り越えられず、延々と思い悩んでいる人。自分の子をかわいいと思えず、育児ノイローゼになってしまった人…誰にでもおこりうる状況から、いかに立ち直るか、心に疲れをためこまないようにするにはどうしたよいのか、現代を生きる人に必須のアドバイスです。

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  • フロイドを読む
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 小説より奇なる自己分析の物語。精神分析の話をさせたら、その面白さにかけて右に出る者のいない著者が、フロイドに初めて真正面から挑む。自らの生い立ち、母との愛憎などを素材として、ユニークな「自己分析」を展開、フロイド理論の基礎から核心までを具体的にあとづけ、「本能の壊れた動物」としての人間精神の深層に迫る。

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  • 不惑の雑考
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 すべての文化・文明は人間がでっちあげた幻想にすぎない-。フロイドの心理学理論を発展させて築き上げた「唯幻論」をひっさげて、スポーツ・ブームから差別、保安処分問題、家庭、教育、道徳、死生観、セックスの問題にいたるまで、日本のあらゆる事件・事象を面白いように斬りまくるものぐさ精神分析応用編。

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  • 「本当は関わりたくない人」とのつき合い方
    3.0
    どんな人でも必ず人格障害の傾向をもっています。そんな人それぞれ性格傾向がわかれば、人間関係がとっても楽になります。仕事だから、学校だから、サークルだから、近所だから…しかたがないからみんな悩んでいる!
  • ボーダーラインの心の病理 自己不確実に悩む人々 [改訂新版]
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 精神科での診断困難例の典型とも言うべきボーダーライン。その病像を、さまざまなデータや事例をもとに明らかにし、社会とのかかわりについて言及したロングセラーの改訂新版。新しい研究成果を随所に反映。
  • ものぐさ精神分析
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ユダヤ人の脳味噌から生れた精神分析学なるものを自家薬篭中のものにして、快刀乱麻を断つごとく、この湿っぽい日本の現実や、私たちの卑小な自意識のドラマの構造を、白日のもとにあばき出してくれる。

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  • ものぐさ精神分析 増補新版
    -
    人間の本能は現実との接触を失っており、適応の機能を果たさない。本能の代わりに自我がその機能を果たさなければならない。――日本は黒船来航ショックを病因的精神的外傷とする精神分裂病質であると診断した「日本近代を精神分析する」以下、歴史、性から自己まで、五つのテーマに迫る唯幻論の代表作。 〈解説〉伊丹十三 〈対談〉橋本治 (目次より) 歴史について 日本近代を精神分析する/吉田松陰と日本近代/国家論/日常性とスキャンダル 性について 性の倒錯とタブー/エロスの発達/性欲論/性的唯幻論/恋愛論/何のために親は子を育てるか 人間について 擬人論の復権/時間と空間の起源/言語の起源/現実と超現実/精神分裂病 心理学について 一人称の心理学/心理学者の解説はなぜつまらないか/心理学無用論 自己について ナルチシズム論/自己嫌悪の効用/セルフ・イメージの構造/自我構造の危機/詩人のなりそこね/我発見被殴打的根本原因/忙しい人とひまな人/一期一会/わたしの原点 あとがき 解説 伊丹十三 対談「幻想と妄想」 橋本治×岸田秀
  • 歴史を精神分析する
    4.5
    戦争、薬害エイズ事件などで、官僚はなぜ国家や国民の利益に反する行動をしたのか、アメリカは何ゆえに日本への原爆投下を謝罪しないのか、どうして日本人はアジア人の中で英語がいちばん下手なのか……歴史的事件の背景にあるものを精神分析の手法で考察。(『官僚病の起源』を改題。)

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  • 若者の「心の病」がわかる本 「ひきこもり」から「家庭内暴力」まで・精神科医のカルテ
    -
    十七歳前後の若者による凶悪犯罪が続発している。事件を起こした若者の周辺の大人や同世代の反応は決まって「普通の子がなぜ?」という驚きや戸惑いばかりである。同じ年頃の子をもつ親は、わが子がわずかな変化を見せたとき「もしやうちの子も」と不安を感じることが多いのではなかろうか?本書では、大人には見えにくい若者の内面に隠された「心の闇」の存在を指摘する精神科医が、若者の心の叫びを解明し、その解決の糸口を探ろうと試みている。ひきこもりや家庭内暴力、いじめ、不登校等に直面した若者への臨床を通し著者は、豊かさの中で何不自由なく生きてきた結果、生きる目標を見失い、虚無感に苦しむ若者が多いと警告する。だが著者は、若者自身にその苦悩を克服する勇気が必要で、若さを立ち直る力として、決して親も子も希望を捨てないことを訴える。現代の若者が何を考えているか、本書の具体例は年頃の子をもつ親にとっては、大変参考になるであろう。

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  • わが息子の心の闇 バスジャック少年両親の「叫び」&子どもを幸せにするアドバイス(小学館文庫)
    3.5
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 2000年、ゴールデンウイークの日本を震撼させた豊川主婦刺殺と西鉄バスジャック。犯人は共に17歳の少年だった。激変する社会の中、子どもたちは明らかに変わりつつある。子どもたちが心の奥であえぎ声をあげている今、親の果たすべき役割と責任はますます重い。本書では、西鉄バスジャックの全ドキュメントと共に、心理学や教育学の第一人者7名の寄稿から、親と子のあるべき姿を改めて問い直す。

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