検索結果
-
-17歳の純白の心に、キスの烙印を残した人――。 ケルシーは勤務先の社長の息子に言い寄られ困っていたが、恋愛経験のない彼女には、うまく断ることができない。そんなある日、カードを添えた一輪の赤い薔薇が届く。〈今夜、夕食をともにしたい。マーシャル・ヘンダーソン〉マーシャルですって? ケルシーの全身がかっと熱くなった。4年前、わたしの唇を奪い、そのまま姿を消した実業家……。しつこい相手に諦めてもらう口実よ、と自分に言い聞かせ、彼女はマーシャルのもとへ向かった。彼があのとき言い残した、「いずれ君は危険な女になる」という言葉を思い出しながら。 ■相手が若すぎたゆえに当時は身を引き、成長をずっと見守っていたマーシャル。ケルシーもあのキスをずっと忘れられずにいて……。切ない初恋と再会のロマンスです。
-
-これは現実!? 王子様にプロポーズされるなんて! ある日、マディの働く田舎町のカフェに場違いなふたり連れがやって来た。そのうちのひとり、浮世離れした高潔な雰囲気のワードがマディは気になる。観光中だという彼らを名所に案内し、ふたりの間に親密な空気が流れたかに見えたが、彼を見た人の叫び声で事態は一変した。「あの人、エドワード王子よ!」まさか、ワードが大西洋に浮かぶ島国のプリンスだなんて! 私をからかっていたの? しかし、マディは彼にさらに驚かされることになる。「僕と結婚してくれないか?」
-
-これは現実じゃないわ――白馬の騎士なんて、いるわけないもの。 ある日マディが働くカフェに、二人連れの男性客が現れた。二人とも明らかに場違いな印象だが、とくにそのうちの一人、深い海のようなサファイアブルーの瞳の彼にマディは目を奪われた。この町の人ではないし、普通の観光客でもなさそうね……。彼はワードと名乗ると、町の案内をしてほしいと申し出た。同僚のウェイトレスも誘って4人で出かけることにしたが、人の多い場所へ来たとき、雑踏の中で誰かがワードを見て叫んだ。「エドワード王子よ!」彼が、かの王国のプリンスですって?すると、ワードは突然こう言って、さらにマディを驚かせた。政略結婚から逃れるため、僕と期限付きで結婚してくれないか、と。 ■可愛くて楽しいロマンスが人気のカーラ・コールターが放つ、読み応えたっぷりのシンデレラ・ストーリーです! カフェでスコーンを焼くだけが取り柄だったマディが、不慣れな異国の宮殿で暮らすことに。持ち前の優しさと快活さで乗り切ろうと奮闘しますが……。
-
5.0【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】アントニアは浪費家だった亡き父の借金に追われ、途方に暮れていた。通訳と旅行ガイドで生計を立てる身に、とうてい返せる額ではない。そんな彼女のもとに、以前1度すれ違っただけの男性が突然現れ、借金は自分が一部立て替えたと言う。困惑するアントニアにレイフと名乗る彼はさらにつづけた。「僕の愛人になれば借金はすべて僕が肩代わりしよう」、と。まるで悪魔の誘惑のような申し出だが、アントニアは毅然として彼を追い払った。もう2度と会うことはないと思ったが?
-
4.5名付け親であるハリソンがアメリカ大統領選に出馬するにあたり、ダラは選挙活動の手伝いをすることになった。持ち前の美貌と知的なイメージで、彼女はあっという間に広告塔として人気を集めた。だがその分、危険も多くなったため、ハリソンは彼女のために一流のボディガードを手配した。それがリッジ・ジャクソンだ。彼の陰のある黄金色の瞳をみつめた瞬間、ダラの身体に電流が走った。なんてセクシーなの。こんな男性と24時間一緒にいるほうが危険じゃないかしら?
-
5.0我が子への愛、その養父への愛、どちらも打ち明けることは許されず……。 17歳のとき、アンジェラは男性に強要され、望まぬ妊娠をした。アルコール依存症の父と貧しい二人暮らしだった彼女は、なすすべもなく、生まれた子をある優しい夫婦の養子に出した。以来、彼らが送ってくれる娘の写真だけが心のよすがだ。そんなある日、娘の養父母が不慮の事故で亡くなる。我が子の不幸にいても立ってもいられなくなったアンジェラは、娘の後見人となった養母の弟ニックを必死になって探し当てた。ロンドンに邸宅を構えるニック・キャメロンは多国籍企業の経営者で、多忙な彼は、引き取ったばかりの姪のナニーを募集していた。■ハーレクイン・ロマンスでは珍しい、大富豪とナニーのロマンス。不憫な我が子のそばにいたい一心で、養母の古い友人だと素性を偽り、ナニーに採用されたアンジェラ。ところがニックは彼女をキャメロン家の財産を狙っているのではと疑い……。
-
3.5雪模様の12月のロンドン。メロディは病室の窓から外を眺めていた。今日は退院の日。ようやく背中と両脚の大怪我から歩けるまでになった。なのに心は晴れない。傷が完治することはむずかしいからだ。ジークと築いたダンサーのキャリアがすべて水の泡となってしまう。メロディは実業家の彼に見いだされて妻となり、公私ともに絶頂の時期を過ごしていた。でも彼の期待にはもう応えられない。メロディは夫に離婚を申し出た。華やかな世界から身を引いて、別の世界で生きていこうと決めて。メロディは誰にも告げず、すくむ足を励まして、ひとりで病室を出た。そのあとすぐ、病院に駆けつけたジークに会うとは思いもせずに……。
-
4.0「みんなに祝福されて愛しいあなたのもとに嫁ぎたい…」大好きなクラブの先輩・真一郎にプロポーズしたら、あっさり「いいよ」と返事をもらい幸せ絶頂の万里奈。このままトントン拍子に…のハズが、初対面のお義母様が、陰で文句タラタラなのを聞いてしまった!「あれじゃ私の若い頃の方がずっとキレイだったわ」なんて、ジョーダンじゃないわ!! それからというもの、式場にしてもウエディング・ドレスにしても、ましてや婚約指輪でさえ、お義母様が口を出す始末、まさか、新婚旅行にもついてきたらどうしよう…。そんな状況なのに真一郎は何も言ってくれない。やっぱり、自分からプロポーズしたから? 一方的な恋だったのかしら…でも…彼が大好きだから、絶対負けない!
-
4.0エリーは両親の死に衝撃を受け、訪れたラスベガスで捨て鉢な行動を取った。社交界の令嬢を装って知り合ったレオという男性と結婚式を挙げ、愛を交わしたのだ。翌朝、彼女は自分の所行に恐れをなし、イギリスに逃げ帰った。4年後、彼と再び会う定めとも知らず。
-
4.0それは誰の目にも、理想的な結婚に見えた。ザックはどんな女性をも虜にする容姿端麗な会社社長で、ヴィクトリアは美しくまだ初々しい、輝ける花嫁。二人は愛し合って結ばれたと、ヴィクトリアは信じていた――結婚の裏にはザックと父の会社との提携があり、さらに初夜の翌朝、彼が愛人のもとに駆けつけたと知るまでは。残酷な裏切りにヴィクトリアは深く傷つき、夫のもとを去った。おなかにザックの赤ちゃんが宿っているとわかったのは、それから間もなくのことだった……。
-
3.5上流家庭生まれでやさしく美しいヴィクトリアと、ワイルドでどんな女性も虜にしてしまう大企業の経営者ザック。ふたりは誰の目から見ても理想のカップルだった。夢のような結婚式を挙げたふたりは、これから幸せで美しい家庭を築くはずだった。初夜の明けた朝、ザックがヴィクトリアに対してひどい裏切りをするまでは! 裏切りを知ったヴィクトリアはザックのもとから逃げ出し、誰にも告げずひとり暮らしを始める。そのお腹にはすでに新たな命が宿っていて…!?
-
-ヴィクトリアの結婚は、誰の目にも理想的な結婚に見えた。夫のザックはどんな女性をも虜にする容姿端麗な会社社長で、二人は愛し合って結ばれたと、ヴィクトリアは信じていた――この結婚の裏に彼女の父とザックの会社の提携があり、さらに初夜の翌朝、夫が愛人のもとに駆けつけたと知るまでは。残酷な裏切りにヴィクトリアは深く傷つき、彼のもとを去った。お腹に赤ちゃんがいるとわかったのは、それからまもなくのことだった。やむなく妊娠をザックに告げると、なんと彼は自分の子と信じなかった!独りで育てようと心に決めるヴィクトリアだったが、この期に及んで、心の片隅でザックとの愛の夢を捨てきれずにいる自分が哀しかった……。 ■両親の愛を知らずに育った私のように惨めな子にはしたくない。たとえ独りでも、わが子を大切に、立派に育てようと決意し、小さな生花店で働き始めたヴィクトリア。それを知ったザックから小切手が送られてきても突き返しますが、彼はたびたび目の前に現れ……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
5.0父が、会社の金を横領したという。バラされたくなければ結婚しろとせまられ、はり裂けそうな胸の痛みを隠し、イザベルは愛するロレンツォに何も告げず、別の男性と結婚した。--そして4年後、イザベルの夫が事故で亡くなると、すぐさま彼女のもとにロレンツォが姿を現した!彼はアメリカに渡り、この4年で独力で成功をおさめていた。そして今、経営不振に陥っているイザベルの父の会社を買い取ろうと申し出たのだ! まさかこれは彼を捨てた私への復讐なの?
-
-イザベルは絶望的な思いで鏡の前に立っていた。目の前にウエディング・ドレス姿の自分がいる。数時間後には、幼なじみジェレミーの妻になるのだ。大学を中退して医学の道をあきらめての結婚だった。両親はもちろん親しい友人たちは皆、イザベルの決心をいぶかった。なかでも虚をつかれ傷ついたのはロレンツォだ。豹のような魅力をもつ、ハイスクールの時からの恋人。彼はイザベルの心変わりが信じられず、ジェレミーを愛しているという彼女の言葉をいまだに疑っている。その疑いは的を射ていた。本当はジェレミーを愛してなどいない。彼と結婚する理由は永遠に胸に秘めて、新しい一歩を踏み出すのだ。
-
-チェルシーはキング家の末娘として何不自由なく生きてきた。類まれな美貌と天真爛漫な性格でマスコミの人気者だ。そんな彼女に、ある日、父が有無を言わさず命令を下した。ボディガードとして雇ったランドと二人で田舎で農場を営む叔母の手伝いに行けという。初対面のランドは無愛想で、チェルシーに見向きもしない。だれもが私のことを好きになるのに、なぜなの?しかし、彼にはありきたりの男には望めない本物の魅力があった。チェルシーは生まれて初めて奇妙な予感を覚える。彼によって今まで知らなかった世界を知ることになるような……。★シルエット・ロマンスで皆様に愛された人気作家カーラ・コールターをハーレクイン・イマージュより刊行しています。医師から余命一年の宣告を受けた富豪の父親が愛娘たちに幸せな結婚をさせるため、ひそかに計略をめぐらせる連作も、いよいよ最終話です。★
-
5.0類まれな美貌をもつチェルシーはマスコミの人気者だ。ゴシップ紙には始終彼女の記事が載り、誰もがチェルシーのライフスタイルに惹かれていた。ところがある日、ストーカーからの度重なる脅迫状を目にした父ジェイコブは、彼女を田舎の叔母の農場に行かせた。お小遣い、クレジットカード、車の使用禁止――チェルシーは不満だらけ。おまけに新しいボディガードのランドは携帯電話も取りあげた。強烈な男っぽさを発揮するランドに、チェルシーは危険な予感を覚えた!!
-
5.0最愛の父の死から半年、新しい仕事も見つからず、スーザンは鬱々とした日々を過ごしていた。そんなある日、スーザンの家に思いもよらない人物が現れる。かつて恋焦がれていたデインが昔と変わらぬ魅力的な姿でやって来たのだ。父が運転手として働いていたサザランド家の子息、デイン。しかし父の葬儀にさえ来てくれなかったデインが、いったいなぜ、今頃スーザンの前に現れたのか? 戸惑うスーザンを尻目に、デインはスーザンに驚きの提案を持ちかけるのだが…!?
-
3.0スーザンは会計士の道をあきらめ、新たな夢を求めてロンドンに来た。だが現実は、安アパート暮らしに、つまらない仕事の毎日……。ストレスと甘いものの食べ過ぎで、今や以前の面影はどこにもない。鬱々としていたある日、玄関前に思いもよらない人物が現れる。かつて恋い焦がれたデインが、変わらぬ魅力的な姿で立っていたのだ。ああ、デインにだけは、こんな自分を見られたくなかったのに。彼は、スーザンの父親がお抱え運転手をしていた屋敷の子息だった。運転手の娘にとっては、永遠に手の届かない憧れの存在。『麗しのサブリナ』でもあるまいし、デインが私に関心を示すはずがない。父の葬儀にさえ来てくれなかった彼が、いったい何をしに来たの?■とんだ惨状を見かねたデインの申し出により、彼の所有する会社で雇ってもらうことになったスーザン。しかし、最愛の父を死に追いやったデインの継母を憎む彼女の思いは複雑で……。
-
4.0「シドニー1のプレイボーイを誘惑しろですって!?」その危険な男-“ニック”に妻を奪われたという従兄弟の頼みで、カイラは一肌脱ぐことに。ニックを骨抜きにして妻をとり戻す計画だ。だがパーティの夜、カイラは身も心も焦がす運命の相手と出会ってしまう。まさかそれが、“ニック”だったなんて!
-
4.3ディオ、私を縛る枷…! 事の始まりは、ルーシーの父親が進めた縁談だった。政略的な出会いだったが、その時確かにふたりは恋に落ちた。…が、薔薇色の幸せは結婚式の夜に打ち砕かれる。ディオはただ、父への復讐のために私に求婚したのだ! ショックを受けたルーシーだが「実業家の理想的な妻」として、彼も「よき夫」として仮面夫婦を演じる。だけどもう限界だわ…離婚を決意した彼女にディオはひとつ条件を提示した。それは最初で最後のハネムーン!?
-
1.0契約結婚の義務はもう果たした。あとは夫に離婚を突きつけるだけ……。 ルーシーは夫のディオに離婚を迫った。結婚して1年半、夫が屋敷に招く客を妻としてもてなし、理想の夫婦を演じてきた。でも、それももうおしまい。父亡きいま、夫婦を続ける意味はない。この結婚は、夫が父の会社を救うという契約の一部だったのだから。結婚式の夜、それを知った彼女は夫とベッドをともにするのを拒み、その後も、人前に出るとき以外は一緒にいることさえ避けてきた。ところが、離婚を告げられたディオの反応は意外なものだった。まだ行ってないハネムーンのあとでなら別れてもいいというのだ。カリブの島で2週間、心ゆくまでベッドで過ごしたあとなら……。 ■ルーシーとディオ。実は二人のひと目惚れは本物でした。なのに、ルーシーは夫が会社を乗っ取るために結婚したと思い込み、ディオは妻が父親と結託して彼を利用したと信じていて……。甘く激しいハネムーンの夜を経て、二人の誤解が解けていきます。
-
-【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!ディオ、私を縛る枷…! 事の始まりは、ルーシーの父親が進めた縁談だった。政略的な出会いだったが、その時確かにふたりは恋に落ちた。…が、薔薇色の幸せは結婚式の夜に打ち砕かれる。ディオはただ、父への復讐のために私に求婚したのだ! ショックを受けたルーシーだが「実業家の理想的な妻」として、彼も「よき夫」として仮面夫婦を演じる。だけどもう限界だわ…離婚を決意した彼女にディオはひとつ条件を提示した。それは最初で最後のハネムーン!?
-
-美しい海辺の町を舞台に描かれる甘く切ない物語二編をお贈りする「永遠の愛を誓う日」。便宜的な花嫁と、再会に揺れる恋人たち。このうえなくロマンティックな作品です。どうぞお楽しみください。■「未来の花嫁」よし、あの女性に、ぼくの花嫁役を演じてもらおう!花嫁のブーケトスがサマンサという女性の手の中に落ちたとき、参列者の一人で不動産投資家イーサンは、名案を思いついた。彼には手に入れたい物件があるのだが、そのためにはどうしても便宜上の花嫁が必要だった。■「なくした恋の見つけ方」名家の出身で、現在町長のコルトン・セントジョンは苦悩していた。旧友の結婚式でかつての恋人、ヴィヴィアンと再会したせいだ。五年前、なぜ彼女は突然絶縁を宣言し、別の男性と消えたのか?しかも彼女は、今も自分を愛しているように思えてならない。なのに、彼女は頑として復縁を拒絶するのだ。
-
3.0
-
-【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!暗い夜道で暴漢に襲われかけたレイチェルを助けたのは、どこか危険な香りを漂わせる男性だった。突然の出来事に動揺するレイチェルを残し、彼は名乗りもせずに立ち去ってしまう。翌日、その男性が村でよくない噂が流れるカレン・ローガンだったと知るが、自分を守ってくれた彼が悪人だとは信じられなかった。彼がそんなに恐ろしい人には見えない、とても頼もしく、誠実に見えたわ――。噂と事実の狭間で揺れ動くレイチェルのもとに、カレンがひとり現れて―――!?
-
4.2ロンドンの広告会社で働くアレッサンドラの夫は、誰もが知る大企業社長・キャメロン・コールダー。初めて会ったとき、圧倒的なカリスマ性で、誰もが自分にひれ伏して当然とばかりふるまう彼を、アレッサンドラは冷たくあしらった。するとキャメロンは、思いどおりにならない「クールな女」に結婚を申し込んできたのだ! でも、アレッサンドラは知らなかった。この結婚が果てしない苦しみの日々になろうとは…。
-
-エーゲ海に浮かぶヘレニカ王国の第2王子のステファノは、娘に手をやいていた。そこで、ニューヨークからセラピニストを呼び、娘のゾーイを診察してもらおうとした。そして、やってきたセラピニストは、若くて美しい女性だったので驚いた。彼女はドロシーと名乗った。彼女は、たちどころにゾーイと仲良くなり、治療は順調に進んでいるようにみえた。だが、彼女には生きていればゾーイと同じ年頃の息子がいた。ゾーイと重なる思いは、彼女の心に重くのしかかって…。
-
-【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!エーゲ海に浮かぶヘレニカ王国の第2王子のステファノは、娘に手をやいていた。そこで、ニューヨークからセラピニストを呼び、娘のゾーイを診察してもらおうとした。そして、やってきたセラピニストは、若くて美しい女性だったので驚いた。彼女はドロシーと名乗った。彼女は、たちどころにゾーイと仲良くなり、治療は順調に進んでいるようにみえた。だが、彼女には生きていればソーイと同じ年頃の娘がいた。ソーイと重なる思いは、彼女の心に重くのしかかって…。
-
-「このセクシーで魅力的な女性が16歳の頃、僕に恋していたローザなのか!?」出迎えた空港で再会したローザ王女の変貌ぶりに、マックス王子は驚きを隠せなかった。彼はニローリ王国で発生した大問題を解決するため、ニュージーランドで働くローザに協力を求め、緊急帰国してもらったのだ。しかしローザは禁断の果実だ!!絶対に惹かれるわけにはいかない。王室では親戚同士の婚姻を固く禁じているのだから--。正統なる王族ロマンス<ニローリ・ルールズ>第6話。
-
-まじめ人間のエリナーが、プレイボーイの億万長者ニッコロと、1週間リゾートで過ごすことに!? きっかけは広告代理店で働く彼女が、ニッコロが経営する高級リゾートに向けて行ったプレゼン。堅苦しいアイデアは自由奔放な彼のお気に召さず、セクシャルなものを求められて困ったところ、現地でリサーチしてはと提案されたのだが…。ニッコロのニーズに応えるために、セクシーな彼と過ごすことはいい参考になるわ。でも恋人のふりをしろとまで言われるなんて――!!
-
-魅惑の富豪と冴えない私。不自然すぎる“恋人同士”。 高級リゾート施設の広告提案に臨んだエリーは、広告主であるニッコロ・ロッシの姿をひと目見た瞬間にまるで流砂に落ち込むような感覚を味わった。端整な顔、漆黒の髪と瞳、しなやかでたくましい体つき――ギリシア神話の彫像のように美しい冷徹なプレイボーイ富豪は色気に欠けるエリーの広告案を一蹴し、悪魔のように微笑した。「1週間、現地のヴィラに泊まるんだ。僕の恋人のふりをして」わけあってこの仕事を逃すわけにいかないエリーは彼に従った。これは純粋な現地視察よ――ざわめく胸にそう言い聞かせながら。 ■安全第一の人生を送ってきた仕事人間のエリーにとって、ニッコロの危険な提案は青天の霹靂でした。この世の楽園のように美しいリゾートで心と体を解きほぐされ、募りゆく恋心を自覚したエリーは、束の間の喜びと知りながら独身主義のニッコロに純潔を捧げて……。
-
-ロンドンの画廊で働くヒービーは、憧れのボス・ニックと1夜をともにした。幸せに酔ったのもつかの間、朝になるなり彼女はニックに追いだされてしまう。「まさか君がサザンの愛人だったとは!」ショックから立ち直れないヒービーにつきつけられた1枚の絵--伝説の画家によって描かれているのは…私!?瞳を潤ませベッドでほほえむヒービーに瓜ふたつの女性を見て、苛立ちを隠そうともしないニック。金目当てのレッテルを貼られ、彼への恋心まで疑われてしまい!?
-
3.5画家を志すケイティは幸運にもある資産家の高級住宅の留守を預かることになった。だが、友人と楽しく荷物を運んでいる最中に、ハンサムな男性に静かにしろと注意される。そう言えば隣人は神経質な億万長者だと忠告されてたけど…彼が? まさか。億万長者は悠々自適な老人と決まっているわ。その日の午後、庭のスケッチをしていたケイティは、ライラックの枝を取ろうとして木によじ登り、隣家の庭に落ちてしまう。しかも、落ちた場所はさっきの男性の腕のなか…!
-
4.0マットは困り果てていた。ただでさえ自分の経営している会社の取引きでてんてこ舞いなのに、離婚した妻が亡くなくなり、10歳の娘サマンサをひき取ることになったのだ。サマンサはマットが用意したナニーをことごとく追い払い、ついには派遣会社に相手してもらえなくなってしまう。そんな時、部下の女性から、夏休みで遊びに来ている彼女の妹テスを紹介され、ナニーとして雇うことにする。テスはサマンサとすぐに打ち解けるが、マットは自由奔放な彼女に振り回され…!?
-
3.5アイルランドから、姉が住むニューヨークを訪れたテスは、ふとしたきっかけで、サマンサという女の子の面倒を見るようになった。サマンサは姉の上司の娘で、父親のマットはまだ30代前半。目を奪われるほどすてきなのに、会社の経営に明け暮れてばかりいる。彼は離婚した妻が亡くなり、仕方なく子供を引き取ることにしたらしい。サマンサは何人ものナニーをやめさせてきた手のかかる女の子だが、ファッションの話題で盛りあがり、テスとはすぐに打ち解けた。そしてマットも娘と話ができる機会が徐々に増え、子供を持つ夫婦のような時間を、テスと過ごすようになっていく……。ある夜、テスは彼にバージンを捧げた。だがそのあと待っていたのは、2人の関係が結婚に行き着くことはないと言う、彼の冷たい拒絶だった。
-
-富も地位も手にしたイタリア人実業家のアンジェロには、唯一手に入れることのできない女がいた。それは3年前、愛人関係にあったモデルのフランチェスカ。関係を公にすることを拒まれ、アンジェロが怒りのあまりに別れを告げると、彼女は姿を消した。そして今、アンジェロは良家の娘との結婚を目前に、フランチェスカと信じられない形で再会する。凍りつく彼女を見て、アンジェロは残忍な喜びに震えた。もう逃がさない。その体を思う存分もてあそんでやる!
-
3.0この1年、イギリス出身のフランチェスカは実業家アンジェロ・ファルコーネの愛人を務めてきた。金と地位があるうえにハンサムな彼は結婚相手として垂涎の的だが、フランチェスカは束の間の逢瀬を重ねるだけで満たされていた。しかし、突然アンジェロから一緒に暮らそうと言われ、フランチェスカは激しく動揺した。彼女には、アンジェロを愛しているからこそ、二人の関係をこれ以上深められない理由があったのだ。だからフランチェスカはアンジェロの前から姿を消した。3年後、信じられない形で彼と再会することになるとは思わずに。
-
-伝説の生き物ハルピュイアを宿すグウェンは、実験のため囚われていた。そんなある日、屈強な戦士サビンが現れ、グウェンを解放する。だが安堵したのもつかの間、サビンは遠い昔、神の怒りにふれて身の内に災厄を封じられた暗黒の戦士・疑念の番人だったのだ!彼はハルピュイアの高い殺傷能力を利用しようとグウェンを居城へと連れていき、「おまえは俺のものだ」と、所有の印を刻む。グウェンは不安に揺れながらも、甘い温もりを放つ彼のそばにいたいと感じて…!?
-
-両親のつくった古き良き遊園地が、大企業に買収され、なくなってしまう--。アンバーは、父の夢である遊園地をどうしても守りたかったが、経営難に打つ手はないかに思われた。ところが、交渉にやって来たゴージャスな雰囲気の男性は、傲慢な態度でアンバーに申し出た。「これは取引きだ。きみがぼくと結婚するのなら、遊園地を救う資金を提供しよう」と。わからないわ…この結婚で、いったい彼にどんなメリットがあるというの!?
-
3.0【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】セリーナの一族、ルーヴァーディス家の宿敵、海運王のアリステデス・サラントスが父の告別式に現れた。ビジネスのためなら手段は選ばず、奪えるものは冷徹に奪いつくすと恐れられているサラントス。その彼が誰よりも悲しみに満ちた目をしているのはなぜ? セリーナは胸騒ぎを覚えた。それは葬儀のあと、彼に再会し、ふたりきりで熱く甘い2日間を過ごすことの予感だったのか、それとも置き去りにされ、彼の子供を身籠もることへの未来への恐れだったのか――。
-
4.2あなたへの恋心は募る一方、もうこれ以上そばにはいられない――社長秘書のジーナはボスのハリーに片想い中。けれどプレイボーイの彼がつれ歩くのはいつもモデル顔負けのスレンダーな美女ばかりで、ごくごく平凡なジーナは最初から手の届かない相手だと諦めていた。だからと言って、彼のラブレターの整理やデートの手配まで頼まれて平静でいられるわけではない。これ以上は自分のためにならないと切ない思いで別離を決めたジーナだが、その途端彼の態度が変わって!?
-
4.0彼が振り向いてくれないなら、故郷を去るしかない。社長の息子、ハリーへの片思いに苦しむジーナは、秘書の職をなげうち、ロンドンへ移り住む決意を固めた。会社を去る日、ジーナはハリーからディナーに誘われる。上司としての義務感から誘っただけだと知りつつも、最後の思い出にと、ジーナは承諾した。だが、その席でハリーが口にした言葉に、ひどく動揺する。「ロンドンに行くのは、恋人に裏切られたせいか?」恋人なんていないのに。皮肉な誤解を解く気にもなれず、ジーナは永遠の別れを覚悟したが……。
-
-彼は32歳、独身、非情な銀行家。 そして14歳の隠し子がひとり……。 フィットネスクラブに勤めるメリッサは、ネット検索したエリオット・ジェイの略歴に目を凝らした。経済界の大物。32歳にして投資銀行の経営者……。でも家族や私生活についての情報はない。つまりお金儲けにしか興味のない、非情な銀行家ということだ。そんな彼が娘の体調管理の仕事を依頼してきた。その娘というのが14歳! 隠し子がいたことすら驚きなのに、いったいいくつのときにできた子供なの?面接で会ったエリオットは予想どおり仕事一筋の傲慢な冷血漢だった。いくら高額の報酬を提示されても、頭では断るべきだとわかっている。なのに、メリッサは危険と知りつつ好奇心を抑えられなくなっていた。■愛を知らずに生きてきた非情で傲慢な銀行家エリオットと、 純真無垢で不器用なメリッサの、ロマンティックなストーリーをぜひお楽しみください!
-
3.0会社を起こし、女手ひとつでメロディーを育ててくれた母が仕事上のトラブルに巻き込まれてしまった。母を窮地から救えるに違いない人を、メロディーは一人だけ知っている。ジーク・ラッセル――敏腕弁護士にして、半年前までメロディーのフィアンセだった男性だ。ジークが出張先で秘書と浮気していたと知り、彼女は許せなかった。あのときのことを思うと頼み事を持ち込むのは気が引けたが、勇気をかき集め、断られるのを覚悟で連絡を取った。すると意外にも、ジークは依頼を引き受けてくれた。ただし、メロディーが友人として彼とつき合うという条件つきで。
-
-花屋のケイティは恥ずかしがり屋で地味な女性。でもそんなケイティにも、ひそかな楽しみがあった。それは、近くに住む有名人ディランを観察すること。元一流アスリートで今は会社を経営する彼は、ケイティとはまるで違う世界の住人で、彼が女性たちに花束を贈るプレイボーイぶりや、運動をする美しい姿をそっと見つめるだけでとても楽しかったのだ。でもある日、そんな彼女の様子に気づいたディランが、あの手この手でケイティをデートに誘うようになり…?
-
-花店を営むケイティは、男性を拒むようにひっそりと暮らしていた。けれどそんな彼女にも一つだけ、ひそかな楽しみがあった。花束を注文しに店に現れる得意客ディランの存在だ。ディランは、二軒先にオフィスをかまえる会社の経営者で、毎月のように違う女性に花を贈る名うてのプレイボーイ。彼みたいな男性とは、付き合ったら最後、確実に別れがやってくる。だからディランに心引かれながらも、あの手この手で彼からデートに誘われだしたとき、ケイティはかたくなに拒絶したのだ。もしかしたら、退屈した彼が始めた新しいゲームかもしれない……。
-
-離婚と結婚をくり返す奔放な母親のせいで、愛なんて信じられないリバティー。恋人もいたけれど、浮気現場を目撃して別れたばかり。彼氏ナシの30歳でも寂しくなんてない、愛なんて気の迷いよ! そう思っていたのに、車の接触事故をきっかけに出会ったカーターは「ディナーにつきあってくれたら、事故のことは忘れよう」と大胆に誘ってくる。さらにリバティーに気持ちが通じたと思うやいなや、頭の中が真っ白になるような欲望をかき立てるキスで一途に求愛してきて…?
-
3.8リバティーはわが身の不運を呪った。恋人の浮気現場を目撃したうえに、今度は不注意な運転のせいで最新型のメルセデスベンツと接触事故を起こしてしまったのだ。車から降りてきた男性は、弁償するという彼女の連絡先もきかず自分の名刺を渡すと、さっさと立ち去ってしまった。いったいどういう人なのかしら?疑問はその夜すぐに解けた。父と出かけたロンドンの高級ナイトクラブで、あの男性カーターが有名モデルと親しげにしていた。彼はここの経営者で、ロンドンの半分を手中に収める人物だという。彼女に気づいたカーターは、大胆にも誘いを仕掛けてきた。「もしディナーにつきあってくれたら、保険のことは忘れよう」
-
5.0マティーは、ナイトクラブで働きながら、公開講座で学んできた。職を得て、無職の恋人との同棲生活を立て直すためだ。しかし、求職活動は苦戦の連続。お酒に溺れる彼氏の帰らぬ日々が続いた。そんな時、上品な身のこなしの客、ドミニクからの突然の魅惑的な誘惑…。でもダメ。あなたとは住む世界が違う…それに私には同棲している恋人がいるのよ! そう断ったものの、マティーの家を訪れたドミニクは、突然、唇を奪ってきた。そこへ、マティーの恋人が帰ってきて…!?
-
3.0マティーは幸せに酔いしれていた。ここ1年、ナイトクラブで働きながら、公開講座で学んできた。無職の恋人との惨めな同棲生活にピリオドを打ち、職を得るためだ。ちゃんとした学歴がないため求職活動は苦戦の連続だったが、ついに、ある企業から理想のポジションを提示された。これで悲惨な過去とはさよならだわ。はりきって出社したマティーは、偶然目についた書類にある名前を見つけて言葉を失った。数週間前に誘われたものの、啖呵を切るようにして断った、ナイトクラブの客! 彼が私のボスですって?■情熱的でセクシーなストーリーが得意なキャシー・ウィリアムズがお届けするのは、ちょっぴり気の強いヒロインとギリシアの大富豪との恋物語です。
-
-18歳のシャーロットは、セクシーなリカルドと恋に落ちた。 すべてを捧げ、二人の甘い将来を夢見てすらいた。 リカルドの実家を訪ね、彼がイタリア屈指の名家の御曹子であり、 一夏の情事を楽しんでいただけと知るまでは。 しかも彼の母親には品位に欠ける女と蔑まれ、追いだされたのだ。 破局ののちに妊娠が発覚して、子供をひそかに出産し、8年。 いまは不動産会社に働く彼女は大富豪の客のもとへ向かっていた。 「これは驚いた」そこにいたのは紛れもない、リカルドだった。 平然とした彼の声に、シャーロットの胸はねじれるように痛んだ。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
2.5その夏、まだ若かったシャーロットはリカルドと出逢い、恋に落ちた。身も心も、すべてを捧げた日々。けれどそれは、無惨な終わりを告げた。彼がイタリア名家の御曹子で、ひと夏の恋を楽しんでいただけだと思い知ったときに。別れの時のリカルドの冷たさを思い出すと、今でも胸がうずく。――その数年後。不動産会社で働くシャーロットは、物件を見たいという客の案内をすることになった。それがまさか、忘れもしないリカルドだったなんて!
-
3.0シャーロットはトスカーナのワイナリーで働いていたとき、リカルドと知り合い、初めての恋に落ちた。すべてを捧げ、二人の甘い将来を夢見ていた。リカルドの実家を訪ねて、彼が名家の御曹子であり、一夏の情事を楽しんでいただけだと知るまでは。あのときのリカルドの冷たさを思い出すと今でも胸がうずく。それから八年。不動産会社で働くシャーロットは、物件を見たいという客に会いに行く。「これは驚いた」待っていたのは、忘れもしないリカルドだった!平然とした彼の声を聞き、シャーロットは気を失った。
-
3.5孤児だったことを知らずに育ったイアンテは、それまで育ててくれた両親への混乱する気持ちを落ち着かせるため、ひとりギリシアの孤島へ旅に出た。そこで出会ったのは1枚の写真と、ハンサムな男性、リュサンドロス。カメラマンの彼は魅力的だけど、どこか悲しい影を瞳に宿していた。どうしてそんな目をするの?もっと彼のことが知りたい…。ふたりは楽しい時間を過ごすが、ある日突然、豪華な船が彼を迎えに来た。あなたはいったい何者なの!?
-
-「違いすぎるのよ、わたしたち」「いや、違う。ぼくらは二人で一つなんだ」 児童養護施設で育ち、イギリスからイタリアへ渡ったグレイス。名家の御曹司ドナートに見初められ、19歳の時に結婚した。まるで夢のようだった。財力、名声、容貌、知力、すべてに最高のものを備えた男性の妻になるなんて。彼は熱愛してくれた。1年が過ぎ、玉のような男の子に恵まれ、幸せの絶頂にいたある日しかし、突然息子を亡くしたのだ。そして悲しみの淵で心の傷が癒える間もなく、夫の浮気を知る。絶望したグレイスは家を出た。ドナートに置き手紙を残して。だが夫から返事はこなかった。1年後……。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
3.0ジェシカは新進の映画監督。彼女は映画化を嫌うベストセラー作家・マシューの作品の映画化の許可を取ることに成功した。撮影の予定場所に着いた彼女は、スタッフのひとりが倒れているのを見つけたが、そこに現れたのが原作者のマシューだった。そして、その時からふたりの周りには怪奇事件が立て続けに起こり始める。そんななか、ジェシカは思いのほか若くて美しいマシューと親密になっていくが、彼には何か人には言えない秘密がありそうだった…!!
-
3.8小学校教師のリジーは心はずませスコットランドに帰郷した。姉に好きな人ができ、ぜひ会ってほしいというのだ。途中、車が故障して立ち往生していたルイスという男性に出会う。困り果てているようすを見て、目的地まで送ると申し出ると、彼はいかにも“気取り屋”といった高慢な態度で応じてきた。リジーは憎らしく思う一方、彼の完璧なまでの美しさに惹かれてしまう。だが、道すがら言葉を交わすうちに、ルイスの正体を知って驚いた。彼は姉の恋人の親友で、どうやらふたりの仲を壊しにきたらしい。「僕の親友は資産家でお人好しだから金目当ての一家にだまされている」その“一家”の次女が相手とも知らず、ルイスは中傷をくりひろげた。彼の偏見に満ちた発言を聞いて、リジーは怒りのあまり……。■英国を代表する小説家、オースティンとブロンテ姉妹の傑作を題材に、4人のハーレクイン作家が現代ロマンスを描く“古典モチーフ”企画第2弾! オースティンの『高慢と偏見』を下敷きに、人気急上昇中のC・ウィリアムズが描く男女の心の力学をご堪能ください。
-
-会計士のエマは母の言いつけを守り、地味に仕事一筋な毎日を送っていた。友人に誘われ仮装パーティーに行った夜、偶然出会った魅惑的な男性と素顔を隠したまま情熱の一夜をともにする。夢の終わりを迎え、顔を明かさないかわりに会えるその時のために片割れずつのハートのタトゥーを彫り一夜の証にした。エマが調査員として派遣された会社に向かうとCEOジョナは、あの男性だった! 再会は嬉しい、でも彼が愛した女性は奔放な私、正体を打ち明けるわけにはいかない。
-
4.0ハリウッドから牧場の共同経営者としてやって来たゾーイ。牧場主J・Dはそんなセレブに牧場の仕事が務まるわけがないとゾーイに冷たくあたるが、彼女の手綱さばきと最高級の笑顔は、みんなを一瞬で虜にした。だが、大地に根づき暮らすJ・Dは、彼女の偽りの笑顔の奥のもうひとりの彼女の存在に気づいていた。一方、ゾーイも彼の瞳に見つめられるとすべてを見透かされているよう感じた。彼に惹かれてはダメ! 私の本当の目的を知られれば、嫌われるに違いないから。
-
-父を病で亡くし、暴君の夫も事故で失った今、ソフィーに遺されたのは破産寸前の会社と古びた屋敷だけだった。窮状にあえぐ彼女に援助を申し出たのはハビエル・バスケス、企業の買収と合併で頭角を現したスペインの若き実業家だ。条件のいい申し出にソフィーは戸惑う。なぜならハビエルは7年前、彼女が家業のために政略結婚することになり、涙ながらに別れた元恋人だった。貧乏学生だった彼は今や億万長者…逆転した立場と財力で屈辱を晴らすつもりなの?
-
3.0忘れられない面影。でも彼はもう、あの日の彼じゃない。 父を病で亡くし、形だけの結婚をした夫も事故で失った今、ソフィーに遺されたのは破産寸前の会社と古びた屋敷だけだった。窮状にあえぐ彼女に援助を申し出たのはハビエル・バスケス、企業の買収と合併で頭角を現したスペインの若き実業家だ。だがソフィーは気がかりだった。その裏に、企みがあるように思えてならなかったから。なぜならハビエルこそ、彼女が7年前に別れた恋人なのだ――家業のために、やむを得ず裕福な男性に嫁いだせいで。今、彼は億万長者となり、財力で屈辱を晴らすつもりなの?■若き日に逃したすべてを強欲なまでに手に入れようとする、セクシーでゴージャスなヒーローにご注目! 著者のキャシー・ウィリアムズは編集部が最も信頼を置く人気作家のひとりで、HQロマンスならではの王道ストーリーで常にファンを楽しませてくれています。
-
3.0監獄内レイプ!! 女囚同士の壮絶私刑(リンチ)! カルト宗教による洗脳地獄! 「いっそ死んだほうがまし」 姉の死の真相を探るため自ら監獄に入った女を待つ生き地獄とは!? 汚職で投獄されていた元大統領のヨウ・スジョンが獄中自殺をしたとの報道が国内を騒がせていた。スジョンの死を受け入れられないのは、彼女の妹のユンナだった。ユンナは妾腹の娘で、幼いころ実母の死をきっかけにヨウ家に引き取られ、義母に冷遇される中、唯一自分を愛してくれた姉のスジョンを慕っていた。スジョンは生前、宗教組織「聖光会」に傾倒しており、ユンナは姉の死に組織が関係しているのではないかと考える。
-
-ロンドンで名うてのプレイボーイ。そんなボスにまったくなびかなかった秘書エミリーが結婚を理由に辞表を出した。異性に興味がなさそうな彼女がいきなり結婚!? 納得のいかないレアンドロはエミリーに2週間の出張に同行するよう命じる。2か月ごとに恋人を替えるボスの世話に疲れたエミリーだったが、最後の仕事と割りきり、高級リゾートの出張に同行する。しかしそこでレアンドロに心変わりを迫られるとは思いもしなかった。彼が最も得意とする誘惑という方法で…。
-
-私など眼中にないくせに、そんなふうに引き留めないで。 プレゼント選びから別れる時のいざこざに至るまで、ボスの派手な女性関係の世話をさせられてきた秘書のエミリーは、ある朝、意を決して退職を申し出た。「私、結婚するんです……」レアンドロは一瞬だけ眉を上げたが、すぐに無表情になって言った。「嘘だな。この1年半、君は仕事漬けで恋人のいる気配はなかった」そのとおり、恋人なんていない。エミリーが恋しているのはボスだった。レアンドロは退職の条件として、2週間の出張へ同行するよう命じる。愛する男性との最後の仕事。せつない想いでエミリーは承知したが、出張先の高級リゾートで、レアンドロに心変わりを迫られるとは。彼が最も得意とする、“誘惑”という方法で。 ■C・ウィリアムズが描く生真面目でお堅い秘書エミリーのかわいらしさといったら。プレイボーイのボス、レアンドロにセクシーで熱い慰留作戦を仕掛けられ、心揺れずにおれません。そんな彼女を見て、ボスの気持ちにもある変化が……? 世にもスイートなボス秘書ロマンス!
-
-
-
-両親の死後サンディは、か弱い妹アンの親代わりをつとめてきた。妹が愛し合うエミールと学生結婚をしたとき、彼女は心から喜んだ。ところがエミールはフランスの大富豪シャリエ家の末子で、家族は結婚に猛反対だった。折しも、エミールが事故で他界。葬儀のあと訪ねてきたシャリエ家の長男ジャックの提案に、サンディは激しい憤りを覚えた。跡継ぎを身ごもったアンと一緒に、姉もフランスに来いというのだ。
-
4.0大富豪の邸宅で掃除人の仕事を得たクレア。お城のような家の主人は王子様のような容貌の持ち主。すっかり舞い上がるクレアだが、雇い主のジェイムズは美術の学位もある彼女がなぜ掃除人で満足しているのか不審に思う。答えは簡単、彼女は彼に恋をしたのだ。若く純粋なクレアのアタックを受け入れ、つきあい始めたふたり。恋人同士として幸せの絶頂にあったクレアだが、彼の書斎で女性の写真を見つけてしまう。詰め寄るクレアに彼は冷たい瞳で言った。「僕の妻だ」
-
-いくら愛しても、愛されない。でも、すべてはおなかの子のため……。 「提案を受け入れたくなったのだろうが、その件はもう締め切ったよ」大富豪レアンドロのオフィスを訪ねたセリアに、彼は冷たく告げた。3週間前、愛を信じない彼にベッドだけの関係を続けようと提案された。駆け落ちしたレアンドロの婚約者とセリアの兄を二人で捜す間に、互いに惹かれて分かち合った情熱の時はたしかにすばらしかった。でもセリアは自分だけ夢中になることを恐れて彼の提案を断っていた。レアンドロとの関係を続けていれば、リゾートでの休暇や劇場の特等席、最高級の食事、そして何より彼というすてきな恋人が手に入ったのに……。だが今、セリアはそんなことよりはるかに重い現実を告げに来たのだった。「わたしがここに来たのは、妊娠したことをあなたに伝えるためよ」 ■レアンドロは予期せぬ妊娠に愕然としながらも、生まれてくる子のために愛情抜きの結婚に踏みきります。彼を愛し始めていたセリアは、愛する人から愛してもらえず、ベッドで愛を交わし合うこともできない結婚生活の苦しみにしだいに耐えられなくなっていき……。
-
-離婚した挿絵画家のヘザーは、新生活のためにロンドンの郊外に引っ越した。お隣に住む実業家のシングルファーザー、レオナルドは一見、好みのタイプなのだが気難しい印象。ある日、彼女になついているレオナルドの息子が、映画に誘ってきた。そこになぜかレオナルドまでついて来るが、打ち解けた雰囲気は不用意な質問で凍りついてしまい…。十分、大人になったはずなのに、うまく恋ができない。向いてないんだと諦めていたのに偶然の出会いが人生を輝かせる。
-
-挿絵画家としてロンドン郊外で暮らすヘザーの家には、母親のいない近所の少年がときどき遊びに来ていた。そんなある日、少年の父親だという人物が玄関先に現れた。華々しい成功を収めている実業家レオナルド・ウェストだ。勝手に上がりこんでいる息子を迎えに来たという。烏の羽のように真っ黒な髪と彫りの深い顔のレオナルドにはクールで荒々しい雰囲気があり、なんとも魅力的だ。ヘザーの全身に震えが走ったが、すぐに反感でかき消された。彼は敵意をむき出しにして、批判的な言葉をヘザーに投げつけてきたのだ。
-
3.0意地悪な同僚に「アマゾネス」と長身を中傷されたキムは、周囲を見返そうと本社の求人に応募する。経営者ブレイズの秘書という、夢のような仕事だ。社長面接に臨んだキムは、ブレイズの野性的な男らしさに衝撃を受ける。ヒールを履いたキムが見上げるほど大柄の彼は最高に魅力的に見えた。願いが叶い、彼の秘書になったキムは、ブレイズにどんどん惹かれていく自分に戸惑う…。「愛とはひとつの単語にすぎない」というボスに恋をしても無駄なのに!?
-
3.0ある日、意地悪な同僚が本社の求人に応募したと知り、キムの中で対抗心が頭をもたげた。経営者ブレイズ・ウェストの秘書という、夢のような仕事だ。書類審査を通り、社長面接に臨んだキムは、ブレイズの野性的な男らしさに衝撃を受けた。オフィスにいるより、鰐と格闘するほうがふさわしいくらい……。かねてより身長が高すぎるのを気にしていたキムの目に、とびきり大柄の彼は最高に魅力的な男性に見えた。だが、願いかなって採用されたものの、新しいボスは愛や結婚に価値を認めない男性だった。
-
-
-
3.0アビーは上司ミハエルの婚約者として、彼の故郷ギリシアの島にやって来た。彼の家族は皆、ミハエルが初めて女性をつれて来たことを喜び、アビーを歓迎した。ただひとり、彼の兄で海運王国を支配するテオを除いて。「ずいぶんすばやい婚約だな」テオはアビーにあからさまに財産目当ての疑いを向けてくる。でもこの婚約の事情を明かすことはできない…。アビーは威圧的なテオの追及に黙って耐えた。けれど彼のオリンポスの神のような圧倒的な魅力に、心はざわついて…。
-
3.0勤め先のレストランを経営するミハエルの婚約者として、アビーは彼の家族がいるギリシアの島にやってきた。ミハエルが初めて女性を連れてきたことを喜び、家族はみなアビーを歓迎した。ただひとり、彼の兄で海運王国を支配するテオを除いて。「ずいぶんすばやい婚約だな」テオはアビーにささやき、あからさまに疑いの視線を向けてくる。でも、この婚約の事情を明かすことはできない。威圧的なテオの追及はますます厳しくなっていったが、アビーはだまって耐えるしかなかった。
-
-コミューンから逃げ出したリーザがようやく手に入れた大切な居場所──だが、亡き父から受け継いだ会社は今や破産の危機に瀕していた。会社を立て直すにはギリシア人の大富豪ザゴラキスの支援が必要だ。しかし彼の興味は会社ではなく、金融界で才媛と名高いリーザに移っていた。獲物を狙う獣のように、彼はとんでもない条件を提示した。ギリシアの別荘で1週間かけて僕を説得してほしいと。まるでリーザがその挑発を拒むことなどできないと確信しているかのように…。
-
2.5ギリシアの大富豪ディミトリと結婚したオリヴィアは永遠に愛が続くと信じていた。しかし幸せな時間はたった6か月で終わる。オリヴィアはディミトリの愛人の存在と、その愛人との間に子供までいることを知ってしまったのだ。他の女性と彼を共有することなんて耐えられない! 彼のもとから姿を消して3年、正式に離婚して自由になるため再びギリシアへ向かったオリヴィア。そこには変わらず魅力的な彼が待っていた。もう、あなたへの愛なんて消えたはずなのに…!
-
4.0
-
-
-
2.0結婚を4カ月後に控えていたキットは、フィアンセが別の女性と同じベッドにいる現場を見た。婚約指輪も2人で買ったフラットも、全部いらない。キットは今後のことを考えるため、すべてを放り出してモロッコに来た。だが、エッサウィラという町で暴漢に頭を思いきり殴られ、彼女の意識は底知れぬ暗闇にのみ込まれていった。「もう安全だ」目覚めた時に聞こえたのは、深みのある男の声。その男性はジェラール・デュモンと自己紹介し、彼女の名前を尋ねた。「わたし……自分がだれなのかわからないわ」キットは記憶を失っていた。信じられないほど親切にしてくれるジェラールに、彼女は不安を覚える。この人はきっと見返りを求めているんだわ。早く逃げ出さなくては。★自分を救ってくれた男性に、恐怖心を覚えるのはなぜ?モロッコを舞台にエキゾチックな愛の世界が繰り広げられます。
-
-後ろから誰かに強く殴られて、彼女は暗闇にのみ込まれていった。やがて目覚めると、彼女の目の前には見知らぬ男がいた。自分が誰なのか、ここはどこなのかすらわからない。その男性が、彼女は記憶喪失になったのだと教えてくれた。男性はジェラール・デュモンと名乗り、彼女を仔猫と呼んだ。この地に別荘を持つ若き大富豪で、魅力的な彼は、素性すら知れない彼女に好きなだけ屋敷にいてくれていいと言う。しかし、優しくされればされるほど、彼女はジェラールを、怖い、あなたなんか大嫌いとなぜか激しく拒絶してしまい……。 *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-『旅路の果てに』―マリアンは赤ん坊を抱えながら、ようやくのことで亡くなった夫の生まれ故郷の町にたどり着いた。この町に来たのは、臨終の際に夫と交わした約束を果たすためだ。寒風の吹きつけるなか、マリアンはある屋敷を訪ね、その主人ヘイウッドに家政婦として雇ってくれるよう頼んだ。 『愛に救われて』―両親を亡くしたコニーは工場での重労働に耐え、切りつめた生活を送っていた。妹と弟四人を養っていくために。だが過労がたたって、仕事帰りに気を失い、雪のなかで倒れてしまう。彼女は偶然通りかかった農場主ルークに助けられ、弟妹と一緒に彼の農場で暮らすことになった。 『診療所の天使』―ロンドンの貧しい人々が暮らす地区にある診療所でティリーは助手を務めている。ある日、診療所の老医師が病に倒れ、その甥で医師のハリーが急遽、代役を務めることになった。しかしティリーは上流階級育ちのハリーのよそよそしい態度と診療の方法にいらだちと反発を覚える。 『大尉の花嫁』―アビゲイルは一人ではるばるナポリまでやってきた。英国大使の所有する古美術品のコレクションを、目録を作ったうえで祖国まで無事に輸送するためだ。彼女は大使館の晩餐会で海軍大尉ジェームズと出会い、ひと目で惹かれる。ところがフランス軍の攻撃がナポリに迫り……。 *本書に収録されている「旅路の果てに」は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
3.5双子の姉が緊急入院したと聞き、ブロッサムは子守りに駆けつけた。夜、子供たちがようやく寝てくれたとき、来客があった。ザック・ハミルトン。姉の夫が勤める会社のオーナーだ。長身でハンサムなザックに、ブロッサムは心を動かされたものの、過去のつらい経験から、もう恋はしないと決めている。ザックの強引な誘いにも抗いつづけた彼女だが、ついに食事に行く約束をしてしまう。退院してきた姉は彼の女性遍歴を耳にしていて、あんな男性は絶対にやめたほうがいいと忠告する。わかっているわ。一度つき合うだけ。絶対に、二度目はない。
-
-『キスの魔法で』 モーリーン・チャイルド■アナは賑わうパーティ会場で、資産家の元恋人とよりを戻せとうるさい継母の撃退法を必死に考えていた。やがて、宿り木の下に立つ男性に狙いを定めると、近づいて背後から肩を叩いて言った。「お願い、私にキスして」振り返ったのは青い瞳のゴージャスな男性。にっこり笑い唇を重ねてくる。その瞬間、不思議な火花がアナの体を駆け巡った。 『もう一度愛を教えて』 サンドラ・ハイアット■「ただいま、ダーリン」――メグは目を疑った。彼が戻ってくるなんて。瀕死の大富豪ルークは、自分の死後、義弟に財産が渡ることを恐れ苦肉の策として、看護師のメグと便宜的な結婚をしたのだった。それから3カ月、瀟洒な邸宅で妻を演じていたメグに死んだと思い込んでいた名ばかりの夫は、ベッドを共にするよう命じた。■クリスマスをテーマにした短編2編――人気作家M・チャイルドの巧みな人物描写と、本作がRITA賞にノミネートされた日本初登場の実力派作家、S・ハイアットの斬新なプロットにご注目ください!
-
-【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】アンジーの愛する妹は、ギリシアのニコラウス・キリアクー邸のバルコニーから転落して亡くなった。その悲しい事故から半年後、アンジーの元に訪れた大富豪ニコラウスは、妹の遺品であるダイヤをキリアクー家に伝わる大切な品だから返せと冷酷に言い放った。華やかな生活を好んだ妹とは異なり、考古学ひとすじに生きる真面目なアンジーは、ニコラウスへの怒りと憎しみのあまり、彼を苦しめるためだけに大胆なダイヤの返還条件――彼女自身との結婚を提示するのだが…。
-
4.5オフィスのドアを開けたアレックスは我が目を疑った。黒い髪、堂々とした風貌…確かにニック・サントスが目の前にいる。9年前クレタ島で過ごした日々と残酷な別れがよみがえり、アレックスの胸をしめつけた。でも彼は故郷のギリシアで一族の帝国を動かしているはず。なぜシドニーの不動産会社なんかにいるのだろう。その答えはすぐにわかった。亡き社長の後任として来たのだという。でも彼のもとで働くなんて無理よ。だって、知られてはならない秘密があるのだから。
-
-■過去に置き忘れてきた恋の相手と、突然、新しい関係が始まるなんて!■レベッカは女子寄宿学校の教師。だれからも慕われている彼女のもとを訪れる生徒は多かった。でも、まさかエミリー・パーから悩みを打ち明けられるとは!エミリーは教師に相談するようなタイプではなかった。反抗的で、転校してきて以来起こした問題は数えきれない。しかも、その告白が妊娠しているという内容では驚きもひとしおだ。父親を呼び出したものの、なんと伝えればいいのだろう。「ミスター・ナイトがみえました」彼の到着を知らせる校長の秘書の言葉に、レベッカは不審を抱く。ミスター・ナイトですって? エミリーと姓が違う。ナイト……。それは、かつてレベッカが思いを寄せた人の姓だった。校長室の扉が開き、父親が姿を現したとたん、レベッカは息をのんだ。ニコラス・ナイト! 十七年前の記憶が彼女の心によみがえった。