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  • 星の王子さま
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    音楽の才能を持ち将来は声楽家に…と期待されていたマリー。だが、夢をあきらめ貧乏学生のダニエルと結婚、男の子・セバスチャンを授かった。ところが彼は幼稚園をクビになってしまうほど落ち着きのない少年で、両親ともに頭を抱える日々。そんなある日、セバスチャンにすばらしい歌の才能があったことがわかり、その歌声でたくさんの人々を魅了していくのだが…。人々を幸せにするためにやってきた少年の物語「星の王子さま」、ジャングルで動物たちと心を通わせる少年のお話「ジャングル・ブック」など、童話・小説を下敷きに描いたハートフルヒューマンドラマ。
  • 男は切れ味、かくし味
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    男だからこそ味がある。男にしか出せない味がある――。会社で、家庭で、酒場で、そして人生の岐路で……男はいかなる時に自分を抑え、いかなる時に真剣勝負に出るべきか? 本書は、マン=ウォッチングの達人・藤本義一が、「優柔不断も男の切れ味のひとつ」「男というのは、発見をするもの」「男の優しさはズルさ?」など、ユニークな視点から、波乱万丈の自らの経験を通して語る藤本流・男の行動哲学。
  • 昼下がりのおんなたち
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    1巻500円 (税込)
    結婚、夫の浮気、不倫の恋――様々なかたちの“愛”に、揺れ動く女心。身勝手な男の論理に翻弄されているかのように見えながら、時折、顔をのぞかせるしたたかな一面。昼下がりにうごめく彼女たちの生態を、鬼才の筆が、あざやかに浮かびあがらせる。女心の微妙な“あや”を描く、ちょっぴり危険な香りの漂う短編集。
  • おんなの敵はおんな
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    おんなの敵はおんな、男の敵もおんな。おんなの味方は男、男の味方も男……? 愛しきおんなも時には怖い。笑顔の陰で爪を研ぐ。恐れを知らないこの男、眉根にシワ寄せ一苦言。目尻を下げて一甘言。耳が痛いか片腹痛いか、まずはとくと、ごろうじろ。 ――昭和の西鶴が快刀乱麻に筆写する、現代女性の閻魔帳。
  • 男の顔は「領収書」
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    二十代の頃、おれは難解な本を読めば、愚かな頭が賢くなるものだと思っていた。……三十代のおれという男の顔は証明書だった。そして、四十代になって、おれという男の顔は、おれの持ち分の時間を食いつづけて、領収書面になってきた。小心で見栄っ張りな男の虚像を辛辣に抉りつつ、男の生き方とは何かを考えた異色の男性論。
  • 娘への十二通の手紙
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    「かつて女性は太陽だった」。惜しみなく男たちに希望と光を与えてくれた女たちは、いったいどうしてしまったのか? 本書は、女の虚栄心、女の可愛さ、女の感覚、女の愛のかたちなど、女の生態の不思議さを鬼才・藤本義一が快刀乱麻に綴る異色の女性論である。本書を読めば、女は図星をつかれて大笑いし、男は心の中でひそかに快哉を叫ぶことであろう。
  • 女の顔は「請求書」
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    嫁いでいくおまえに、親としてこれだけは言っておきたいことがある……藤本義一が愛娘に宛て、あふれる父の想い切々と綴った書簡集。結婚とは、男とは、夫婦とは、家族とは、愛とは、幸福とは、そして人生とは……。生き方についての深い知恵と、温かなやさしさでいっぱいのメッセージは、親子でぜひ一緒に味わってもらいたい。
  • 藤本義一の「自分史」教室 自分の知らない「自分」がわかる
    3.0
    旅先から自分あてに手紙を出してみる、古い手帳や家計簿もあなたの真実……自分史の意外な書き方、効用を藤本流に面白く説く。誰もが書ける、本人にしか書けない自分史を、人生の節目に書いてみませんか。
  • 旅に出る理由
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    「孤独に向かう旅」「道標に出会う旅」「情に触れる旅」――あなたは、いつ心の旅に出ますか? 出発準備の心構えや時差ボケの対処法など、旅に出る前のこと・旅で記憶したこと・旅から帰って考えたことを綴った、直木賞作家による旅にまつわる至高のエッセイ。
  • 地獄に堕ちてもあなたを愛してる
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    夫が傷害罪で収監され、保釈金を稼ぐために健気に働く人妻・マレーネ。ある日、大金が手に入る仕事があると謎の女・ドミニクに声をかけられる。その仕事とは「館の“マスター”と眠ったまま添い寝するだけ」というもの。お金のため仕事を引き受けたマレーネは、毎夜毎夜、睡眠薬を飲んで夢の中で謎の男に愛撫され続ける。初めは仕事と割り切っていたが、男が残す優しく温かいぬくもりがいつしかマレーネの心を揺れ動かしていき…。深い森の中の館で繰り広げられる愛憎劇「眠れる森の美女」のほか、夫を殺した元高級娼婦の人物伝「マルグリート・ファーミー」、呪われた王女が見つける真実の愛の物語「三羽の小鳥」など、様々な愛のカタチを描く珠玉の作品集。
  • 山本さんちのおやつ時(1)
    4.0
    1~3巻495円 (税込)
    この世には大きな子供と小さな子供しかいないのです!!時代は昭和40年頃、とある下町にある「山本写真館」はロマンチストな朔太郎お父さんが率いる、子供が6人の子だくさん一家。そこにご近所の詩人で文学青年の鏑木さん、バーのママの早苗さん、シニカルな小学校教師の紅林先生etc...癖のある大人たちがからんで、大人も子供も昭和のワイルドな空気を爆走する「山本さんちのおやつ時」登場!!作中に出てくる昭和の学校給食は必見!!
  • たとえ他の男に抱かれても愛しているのはあなただけ
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    さすらいの辻音楽師に恋をしてしまった裕福な家の令嬢・和子。だが、富める者と卑しい者、身分違いの恋は当然実るはずもなかった。そんなある日、父が事業に失敗。借金返済のため和子は吉原に女郎奉公することに。その前日、偶然にも辻音楽師と再会した和子は、男と一夜の契りを結ぶ。「吉原一の花魁になったら会いに行くよ」そう約束をして別れた二人だったが――。娼婦に落ちながらも愛する人を待ち続ける女の悲恋「夢十夜」、親のため金持ちと結婚させられた少女の恋愛奇譚「生まれつきの運」など、たとえ他の男に抱かれても恋人への想いを一途に貫く女たちの、儚くも美しい5つの物語。
  • 首狩族-picaresque- 1
    値引きあり
    3.3
    大阪でホステスをしている加納康子。野心と野望にあふれる彼女は、その肉体を武器に何人もの男を惑わせ、溺れさせてきた。しかし、彼女と関係を持った男が次々と死んでいってしまう。男と女が淫らに絡み合うハードボイルドサスペンス作品!
  • 人生に公式なし。されど人生に解答あり
    値引きあり
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    心を癒し、心の軸をつくる――。「贅沢を妻子に教えるよりも、簡素を教えるために夫たるものがある」「蝋燭は周囲を照らすために、自分の身を焦がす」など、心に残る言葉と人生の訓(おし)え。現代人が避けて通れないストレスと上手につきあい、自分の心をやさしく癒すにはどうすればよいか。著者の体験と特異な視点から、対処する知恵と指針を示す1冊! ストレス社会をうまく切り抜ける処方箋!! 1.趣味はゴロ寝が第一になっている 2.煙草やアルコールの量が増してくる。 3.今までやらなかったギャンブル(麻雀とか競馬、競輪、競艇、パチンコ)に手を出し、たちまち深入り傾向を示す。 4.睡眠薬を用いていることを告白する。 5.覚醒剤に手を染め、情緒不安定、行動の緩慢度が甚だしくなり、喉をかわかせ、やたらに唾液を吐き散らしたりする。 6.家庭崩壊の兆し(不倫、経済無援助、暴力)を見せはじめる。 大体、以上の項目の3つがあれば要注意である。彼らは思いつきの自衛策に走った心弱きものなのだ。
  • 「H」学
    値引きあり
    -
    「助平」は人類を救う! 今、「母権社会」を生き抜くには、男はやさしいヒモになりきるのがいちばん!!――性を知れば知るほど男の女の本性が見える。現代の性事情からは明るい未来はない。一休・良寛・一茶らの先人たちは生きていくうえで性をどう考えていたのか。古今東西の「性生活」と「性表現」を検証し、よりよい「性」のあり方を探る。 ●働いて金を稼ぐのが男性だと考えるのは、すでに古いとしかいいようがない。そんなことを考えて生きてきたから、男女の平均寿命に大きな差が生まれたのだろう。働いてストレスを宿し、そのストレスを解くためにも不節制な行為を繰り返す必要はなにもないといってもいい。――本文より
  • なにわ魂 したたかに生きのびる知恵
    値引きあり
    -
    「知識」より「知恵」のある者が勝つ――。他人からはアホだのケッタイだのと言われようが、混迷した時代を生き抜くのは大阪人の「底力」! そこにはしたたかに生きのびる知恵が詰まっている!! ●現在でもガッコアタマ(学校頭)という言葉が大阪人の間では通用する。学歴、学校で教えられた知識がいくらあっても、それを応用する知恵がなくては世間的に評価されないということである。学歴があっても正しい知恵も具備する人間は滅多にいないということを知っている。もしも双方を兼ね具えていたなら役人になり悪知恵を発揮するだろうという。これは昨今の大蔵省、日銀の賄賂役人に通じる昔からの大阪商人の卓見だろう。――「まえがき――なにわ魂の原点」より ●大阪という土地から芽生える思考と表現はたしかにケッタイである。ケッタイは怪体であり、怪態であるというが、この奇妙さは決して意識して生まれたわけではない。 じわじわと歴史の土壌から湧き出したものが、無意識に骨の髄、脳髄の中枢の部分に宿ったと思われる。ナニワ遺伝子とでも名付けていいような気がする。拭おうとしても拭うことが出来ない。
  • 赤毛のアンテ 1
    -
    子どものいないマリラは、残りの人生を子育てに捧げるべく、孤児院から女の子を引き取ることに。だが、孤児院から送られて来たのは、赤毛の男の子・アンテだった。仕方なく受け入れるマリラだったが、アンテは仕事の手伝いにも熱心で、人の心を和ませる優しい子どもだった。マリラはそんなアンテを学校に通わせるのだが、授業中に地元の名家の孫娘とトラブルを起こしてしまう。さらにアンリの恋人がその娘の父親で、人間模様は複雑な方向へこじれていき……。名作「赤毛のアン」を下敷きに描く、愛くるしい少年が織りなす癒しのハートフルストーリー。
  • 春画屋惣介 壱 ―出逢い編―
    完結
    -
    まだ日本が貧しかったそう遠くない頃――。若くして女郎屋に売られてしまった田舎育ちの小夜(さよ)。家族の生活を支えるため、「わた雪」という名を与えられ、様々な男たちの相手をする日々を送っていた。ある日、客として来た謎の青年・惣介と出会う。一風変わったこの男は、小夜が眠っている間に、小夜をモデルにした美しい絵を描いていた。「え…これがわたし…?」見事な絵に感激する小夜は、いつしか惣介に恋心を抱くように。そんな小夜に、地元の名士から身請けの話を持ち掛けられる。だが、すっかり惣介に心を寄せていた小夜は、話を断り惣介のもとへ駆け出すのだったが……。昭和初期を舞台に、孤高の春画絵師と純真無垢な女郎の激動の人生を描く、長編時代ロマンス。
  • ~石巻からの復興情報コミック~ マンガッタン=デジタル Vol.1
    無料あり
    5.0
    石ノ森萬画館がある宮城県石巻市は、東日本大震災による日本最大の被災地となった。 あれから10年…、当時の様子や復興に向かう人々の姿をマンガで紹介!!
  • 女の犯罪告白シリーズ 1 花電車九十九折
    完結
    2.0
    荒木七重(あらき ななえ)は『クラブあずま』で働いている。そして店に客として来る黒田にプロポーズされた。しかし、七重には誰にも話していない前科があった。容疑は殺人。父親を殺していた…酒癖・女癖が悪く、事件当夜には七重を強姦しようと襲ってきた拍子に、包丁で刺し殺人…。そんな自分に幸せになる資格があるのかと苦悩していた最中、黒田の娘という人物が現れ父のために結婚してくれと頼みにきた!そして結婚を決め――七重は幸せな生活を送っていたかに見えたが……。幸せになりたいが犯罪に手を染めてしまう女性のヒューマンドラマ作品!!
  • 藤本義一の文章教室
    4.0
    自分らしい生き方は、自分らしい文章づくりからはじまる。でもはじめから、技術を用いて巧みに書こうと思ってはいけない。自分が今純粋に求めているテーマは何か、それを自分に問いかけるべきである。――本書では、人生の達人にして文章の達人、藤本義一が、「よい文章」の書き方を、テーマの見つけ方からドラマの組み立て方まで、豊富な具体例と共にわかりやすく解説。「自分」を表現する文章を書きたいと願う人なら誰でも参加自由のレッスンである。
  • カウンセリング教室へようこそ【分冊版】1話
    -
    1~4巻69円 (税込)
    見栄っ張り院長婦人、シンママキャバ嬢、引きこもりデイトレーダー。一見接点のなさそうな3人がカウンセリング教室で出会ったとき、女たちの内に秘めた本心が顔をのぞかせる。
  • 残酷な世界に生きる子どもたち 1
    -
    「僕は生まれてきちゃいけなかったの?」親に虐待される子ども、捨てられた子ども、苛酷な労働を強いられる子ども…。古今東西の童話・名作・実話をモチーフに、残酷な世界に生まれ大人たちに虐げられながらも、懸命に生きようとする子どもたちを描いた、愛らしくも切ないヒューマンドラマ!
  • 素直な女
    完結
    -
    全1巻495円 (税込)
    夫の留守中忍び込み、自分を強姦した男が腹上死。有名人の夫の名誉を守るため彼女がとった行動は?(「素直な女」)父の愛人の名前を飼っている小鳥につけて絞め殺す母の姿(「情景は溶解する」)不倫している若い女と家族に見捨てられた少年と、殺された嫌われ者の老女の接点は(「一番哀しい歌」)精神科に通う美少女と、その家族の隠された恐るべき素顔(「天の配剤」)円満に思えた結婚生活に静かに忍び寄る危機と狂気(「愛は崩れた」)日常生活に潜む静かな狂気と驚愕のラスト。読むほどに怖くなる、珠玉の心理サスペンス集
  • 好きになったら読む本
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    娘たちへ! いつも女性にこうあって欲しいという希いをこめて書いた。男が女に近づく方法、逃げる方法。これが悪妻への入り口。「金魚」の自覚こそ、精いっぱい生きるスタート。恋愛に方程式はない、とにかく臨気応変の心を忘れるな……。ホントの愛のために、父から娘へ21通の手紙。恋の予感の只中にいるアナタに。
  • お嬢さん、上手な恋をしませんか
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    いま彼の胸にとびこもうとしているあなたに。もう彼の心をつかんでいるあなたに。そして、ふり向いてくれない彼に胸をいためているあなたに――。愛の講師・藤本義一さんがやさしく、きびしく語ってくれます。これはこころ美しい魅力的なあなたをつくる、ちょっぴりスパイスのきいた愛のテキストです。
  • 首狩族 1
    完結
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    加納康子、28歳。その妖艶な裸体を晒し巨大なベッドに寝そべりながら、彼女は考えていた。「うちは男の生気を吸い取ってんかもしれへんな……」大阪でホステスをしている康子は、その肉体を武器に何人もの男を惑わせ、溺れさせてきた。しかし本当に愛した男はヤクザの抗争で殺された。彼のことを忘れられないまま金づるのオヤジに抱かれていた時……その親父が突如腹上死! 康子と関係した男は死んでしまう……本当に、彼女は男の命を吸い取って生きている魔女なのか……!?
  • クラシック リバイバル 日本名城紀行1
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    文豪たちが描いた日本の「名城紀行」が復刊。 1977~78年に小学館より発刊された「探訪日本の城」シリーズに掲載された作家の紀行文の復刊。 第1巻は森敦、藤沢周平、円地文子、杉浦明平、飯沢匡、永岡慶之助、奈良本辰也、北畠八穂、杉森久英の9名の文豪たちが個性豊かに描く日本各地の名城紀行である。 視点も作家により様々で、ガイドブックとはひと味もふた味も異なる城案内。史料をベースにまとめる作家もいれば、自分や家族とのかかわりから展開していく作家もいて、実にバラエティに富んでおり、時間が経っても色あせない名文揃いで、城マニアにもお勧めの一冊。
  • 情景は溶解する
    完結
    -
    バランスが崩れかけた私の心の闇には、何かがひそんでいた…。【情景は溶解する】 その美しい訪問者と初めてあった時、私はどうしてあの恐ろしい事実を予期できただろう【天の配剤】 北川玲子の未発表作品4編を収録。
  • 月の砂
    完結
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    綾子は父の葬儀で14年ぶりに姉の千秋と再会した。 容姿が美しく父に可愛がられていた千秋に対して綾子はコンプレックスを感じていたが、千秋が一人で暮らしていることを知り、夫と子供に恵まれた自分の幸せを実感するのだった。 しかし、夫と子供が千秋と親密になるにつれ、綾子は不安に駆られるようになる。そしてその不安は次第に現実になっていく…。 女の嫉妬や悪意が引き起こす人間ドラマを描いた北川玲子の作品集。 「お幸せなあなた」「風が吹く時」「ダブルリベンジ」「月の砂」の4作品を収録。
  • 驟雨
    完結
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    夫の雄二に女として扱われなくなったことに、良子は不満を抱いていた。 雄二が浮気をしている気配も感じていたが、ただ我慢して冷めた夫婦生活を送っていた。 そんな時、新聞配達の青年と親しくなり、彼と話をすることで良子は癒されるようになる。 彼の目が、以前から良子を追っていたことを知らずに…。 北川玲子が描く、不倫をテーマにした作品集。 「愛されたい」「蜜の味」「台湾的休日」「驟雨」の4作品を収録。
  • ガラスの天使
    完結
    -
    ちさとは夫の秀彦を殺害し、バラバラにした。 人に言えない過去の傷を持ちながら、秀彦と幸せな時間を過ごしていたちさとを追い詰めたものは何だったのか。 すれ違い、行き場を失った愛が狂気に変わる様を描く、北川玲子のホラーサスペンス作品集。 「ガラスの天使」「あなたに特別な私」「あなたの眼は美しい」「流れのお蘭」の4作品を収録。
  • 狂気の愛
    完結
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    昭和24年、満州に出兵していった夫の帰りを絹江は待っていた。 しかし夫はなかなか帰ってこず、気難しい姑との二人暮らしは息の詰まるものだった。 日々の生活に希望をなくしていた絹江は、殺人事件を起こして逃走中の山崎という男と肉体関係を持ってしまう…。 北川玲子が描く、心理サスペンス作品集。 「狂気の愛」「夜叉の家」「デシジョン」「風紋」の4作品を収録。
  • 夜のともだち
    完結
    -
    幼い少年が森の中で自殺しようとして失敗する。すると突然地面から小さな手がはえてくる。少年は怖くなって逃げるが、その手の正体は・・・ ちょっとホラーなファンタジー。 オールカラー「夜のともだち」を含めた全4編。
  • 箱男
    完結
    -
    孤独な少年に甘美な夢を見せる、怪しげな男。 彼は生きている人間なのか、そうではないのか。 何をたくらんでいるのか。何が目的なのか? それとも私たちに何かを教えようとしているのか? オールカラー最新作である「箱男」を含めた全4編。
  • うろこ少年
    完結
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    天使の微笑みにひそむ魔性。 悪魔の魂が宿ったとき、子供たちが豹変する。北川玲子が巻き起こすサイコ・サスペンスの嵐がやってくる。 「うろこ少年」「僕を殺さないで」「アレクセンシア」「バーン・アップ」「悪魔の微笑み」の全5編。
  • ラ・マルディシオン 1巻
    完結
    -
    全1巻660円 (税込)
    人間によって捨てられた有毒な産業廃棄物を集めた島と知らず、家族旅行で訪れた水島さやか。しかし、旅行から帰ってくると、さやかの家族に次々と不幸が訪れる・・・。北川玲子が人間の心の闇を的確に捉え、多彩なストーリーで読者を恐怖へと陥れるホラー・コミック!!!
  • 鬼の詩/生きいそぎの記
    3.2
    二〇一二年十月に亡くなった著者の代表作集。直木賞受賞作「鬼の詩」、運命的な師・映画監督川島雄三のモデル小説「生きいそぎの記」他、「贋芸人抄」「下座地獄」、講演「師匠・川島雄三を語る」。
  • 元禄流行作家 わが西鶴
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    「わしは俳諧師という商人や」と豪語し、知恵才覚を駆使して版元を巧みに操ってゆく西鶴。「俳諧は興行や」といい、大坂住吉大社に人集めして昼夜ぶっつづけの矢数俳諧を行ない、世間を驚かせる西鶴。そんな彼が、芭蕉についに比肩することあたわず、俳諧へのこだわりをきっぱりと捨て、「好色一代男」をはじめとする浮世草紙作家へと変貌してゆくまで。――著者渾身の力作長編小説。
  • にっぽん口八丁目
    -
    金城京助は集団見合いに参加し、詐欺事件に巻き込まれた縁で、奇妙な詐話師グループと知り合う。彼らはQYZという会社を組織し、鮮やかな弁舌とだましテクニックで世をわたる。京助は感動して転職を決意、色と欲と法律の特訓を。彼の初仕事は、女子大生を味方に大儲けをやってのけることだった。現代社会を揶揄する会心作!
  • まんがで読む戦争悲話 戦火の中の子どもたち
    完結
    2.0
    戦争の犠牲になった多くの幼い命! 二度と繰り返したくないリアルな戦争を漫画で伝える北川玲子の作品群! ◆収録作品「グラウンド・ゼロ 広島」“私はあなたと親しくなりたくありません” 世界で初めて実戦で原子爆弾が投下された広島。被害者少女と米兵の交流を描く。「アウシュビッツ1945」ナチス・ドイツの恐怖支配のもとに作られたアウシュビッツ収容所。そこから奇跡的に生還した少年の悲痛の叫び。「小人の靴屋」多くの日本人が移民政策に夢を託して満州に渡ったという。しかしソ連軍の侵攻が始まり……。「かわいそうなゾウ」上野動物園のゾウ・トンキーは子供たちの明るい声に囲まれて平和に過ごしていた。しかし徐々に戦争の影が近づき……。「白旗の少年」地獄の沖縄戦の最中、少年の家族は次々と「戦争」に奪われていく。
  • 少年と拳銃
    -
    今津少年は、本気で撃った! 友人の安田少年は鞠のように飛んだ。静かな渓谷である。今津は、実業家で弁護士の安田の家に駆けつけ、「彼がお宅から持ち出した拳銃で重傷を…」と告げた。父親と角刈りの男が現場へ急いだ。今津少年は再び至近距離から二人を撃殺!! 少年をここまで激昂させた動機とは? 直木賞作家が社会の盲点を撃つ表題作ほか四編の秀作。
  • 香色代理人
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    太田桐子が主婦売春の組織に入ったのは、重い住宅ローン返済のためである。相手の男性は、地位や年金や財産に恵まれた孤老ばかり。桐子は30代の夫より生彩のある老人に瞠目しながら裸身をさらす。やがて主宰者の水本京子が検挙され、服役。その間、桐子は水本の代わりに組織の経営を企むが、思いがけない陥穽が仕組まれていた。
  • 白い血が流れる~覚醒剤の白地獄~
    -
    誰かが来る。玄関のノブが回転した。浄子(きよこ)は、その金具が外され、あいた穴から毒矢が心臓を貫く恐怖に震えた。慌てて注射器に覚醒剤を吸い上げ腕に打つ。幻聴・幻覚はひどくなるばかりだ。覚醒剤患者は激増中。ことに主婦の廃人化が話題を呼んでいる。平穏な生活が白濁の液体で崩壊する過程を現実に即して追う犯罪小説傑作集。
  • 西鶴名作集
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    元禄時代、経済力で武士にかわって社会の表舞台におどりでた商人たちの生き方を、鋭く、ときには滑稽に描いた井原西鶴の代表的名作を集める。封建社会の掟に刃向かう命がけの純愛物語『好色五人女』、たいせつな金を知恵と才覚でふやして大金持ちになる成功秘話『日本永代蔵』。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
  • 愛のあやまち
    完結
    -
    ウィンは若い頃結婚に失敗し、息子チャーリーを引きとった。離婚して10年、再婚を考える相手も現れたところだ、なのに別れた夫ジェイムズが、この町に戻ってくるという…。もしかして息子を連れ戻すつもりかしら?不安な思いで帰宅したウィンが見たものは、居間でチャーリーとくつろぐジェイムズの姿だった!!
  • 古典落語・上方艶ばなし
    -
    「女護(にょうご)が島」「おさがり」「赤貝猫」「金箔屋」「建礼門院」「茶漬け間男」「からくり医者」「揚子江」「松茸」「張形(はりがた)」など24編の上方艶笑落語の傑作が勢ぞろい。

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  • 極道虫一匹(電子復刻版)
    -
    情婦の浮気相手を刺し、六年半の刑期を終えて娑婆に出た辰は、女郎の足止め稼業を紹介され大坂・飛田遊郭に流れ込んだ。そこは、親の借金のかたに体を売らねばならない女たちの地獄だったが、地獄にあっても人の情を失わぬ女・千龍を知って、辰は変った。米騒動後の大阪を舞台に極道虫“だるまの辰”が体を張って娼婦のために奔走する姿を直木賞作家が哀歓を込めて描く。

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  • 女囚犯歴簿(電子復刻版)
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    生まれながらの盗癖ゆえに人並の恋もできず、拘置所入りを繰り返すことに心の安逸を求める哀れな女。執拗な情夫(ヒモ)からのがれるため、堅固なアリバイをつくって男を殺すが、刑事に追いつめられたホステス……。ありふれた人生を夢見ていたのに、一転して犯罪者に堕ちてゆく女たち――その歪んだ環境と心理の哀れさを、“実際の女囚の犯歴を参考にして小説風に組み立てた”という藤本義一独特の語り口で描く異色作。

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