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  • 幸福について
    4.2
    「人は幸福になるために生きている」という考えは迷妄であり、間違いだと逆説的に説く幸福論。自分を他人と比較し、他人の評価をたえず気にすることが不幸の元凶であり、名誉、地位、財産、他人の評価に惑わされず、自分自身が本来そなえているものを育むことが幸せへの第一の鍵であると説く。『読書について』の哲人が授ける、この七面倒くさい人間社会を生き抜く知恵。
  • 意志と表象としての世界I
    4.2
    ショーペンハウアーの魅力は、ドイツ神秘主義と18世紀啓蒙思想という相反する二要素を一身に合流させていたその矛盾と二重性にある。いまその哲学を再評価する時節を迎えつつある。
  • 意志と表象としての世界ⅠⅡⅢ(合本)
    -
    ショーペンハウアーの魅力は、ドイツ神秘主義と18世紀啓蒙思想という相反する二要素を一身に合流させていたその矛盾と二重性にある。原書全4巻(認識論・自然哲学・芸術哲学・倫理学)を収める。
  • 幸福について
    完結
    3.8
    あなたはいま幸せですか?と問われたらなんと答えよう。幸せな人も、そうでない人も。しばしショーペンハウアー先生に耳を傾け、幸福について考えてみよう。自身の生涯を通じて、幸福とは何かについて思索したエッセイ「幸福について」を、ドラマチックに描き幸福の本質に迫ります。"人間が幸福になることは難しい。しかし、出来る限り楽しく生きる術はある"。読むと幸せになれる一冊です。
  • 幸福について 分冊版(1)
    完結
    -
    あなたはいま幸せですか?と問われたらなんと答えよう。幸せな人も、そうでない人も。しばしショーペンハウアー先生に耳を傾け、幸福について考えてみよう。自身の生涯を通じて、幸福とは何かについて思索したエッセイ「幸福について」を、ドラマチックに描き幸福の本質に迫ります。"人間が幸福になることは難しい。しかし、出来る限り楽しく生きる術はある"。第一章 「人間の3つの根本規定」を収録。
  • 自殺について
    完結
    3.0
    死にたくなったらこれを読め! 生きるのが辛い時はちょっと哲学を。時空を超えて旅するショーペンハウアー先生の思想を、美しい女性と、道に迷う若者の恋の物語に仕上げました。
  • 自殺について 分冊版(1)
    完結
    -
    死にたくなったらこれを読め! 辛い時はちょっと哲学を。「自殺について」。ショーペンハウアーが残したこの短い論考には、"自殺をしてはいけない"と直接的な言葉はありません。だが、死について深く考えることで、自殺することの愚かさは理解できるのです。時空を超えて旅するショーペンハウアー先生の考えを、美しい女性と、道に迷う若者の物語に仕上げました。第一章 「表象の世界」を収録。
  • 自殺について 他四篇
    -
    『意志と表象としての世界』を著したショーペンハウアー(一七八八―一八六〇)の『余録と補遺』から,生と死をめぐる五篇を収録.人生とは意志=欲望が満たされぬ苦しみの連続であるが,自殺は偽りの解決策として斥ける.皮肉と遊び心に富んだ人生観察家による珠玉の哲学的散文.新訳.

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  • 哲学を愉しく学ぶ──哲学の授業法
    完結
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大学哲学科1年生の「基礎演習」の授業実践から育まれた、哲学者による日本初(?)の「哲学の授業法」! 哲学は「わかる」ものではない、学ぶものだ。哲学することは学ぶことができるとカントも言っている。そして哲学することはとても愉しい。何しろ、それは哲学書との対話であり、哲学者と共に考えることなのだから。
  • 読書について
    4.1
    「読書は自分で考えることの代わりにしかならない。自分の思索の手綱を他人にゆだねることだ」……。率直さゆえに辛辣に響くアフォリズムの数々。その奥底には、哲学者ショーペンハウアーならではの人生哲学と深いヒューマニズムがあります。それが本書の最大の魅力です。
  • 友情の哲学――緩いつながりの思想
    NEW
    4.0
    「友達」との関係は、もっと緩やかでいいはずだ。 人びとの生き方が多様化し、SNSが日常化した社会の中で、私たちはどう歩んでいくべきか? 「友情」という承認の形に注目し、その定義から未来像まで哲学する! 【目次】 プロローグ 友情という承認の形  第Ⅰ部 友情の原理  第1章 友情とはどのような関係か  1アリストテレスに問い合わせる    2真/偽の友情、完全/不完全な友情    3友情の四つの構成成分    4友情ではない関係  第2章 (なぜ)私たちは友達を必要とするのか    1「必要」としての友情    2「友達がいない」ことと「幸福である」ことは両立するか    3神ならぬ存在としての人間  第3章 友達を必要とするのは弱い人か    1友達を必要とするのは自立していない人か    2私に友達が少ないのはカントのせいか    3「自足」と「自立」    4「自立」と「自律」    5普遍性という問題  第4章 友情はもっぱら倫理学の問題か    1カントの友情論の場所    2普遍性と個別性     3倫理学から美学へ  第5章 友達は多ければ多いほどよいのか    1なぜ友達の数が問題になるのか    2唯一無二の親友という間違った理想    3たくさんの友達という間違った理想  これまでのまとめ  第Ⅱ部 変化の中の友情  第6章 時間と友情  1時間が友情を壊すということ   2フーコーのぼやき   3友情は若者の専売特許か   4高齢化社会における友情   5年齢差と友情  第7章 セクシュアリティと友情  1「男と女の間にも友情は可能か」という問い   2性愛と友情は両立しないのではないか   3性意識の変化  4新しい「生の形」の発明  第8章 家族と友情  1家族を論じることの難しさ   2高齢化社会の中の家族  3家族という制度そのものの不安定化(流動化)   4友達のような家族関係 第9章 ジェンダーと友情   1友情は男の世界か  2女同士の友情の時代   3他者の欲求を繊細に受け止めること   4人目を気にするということ  5男おひとりさまの友情  第10章 SNSの世界の友情   1SNSの世界の友達の数  2SNSの世界の友達とは観客である  3SNSの世界の公開性  4「承認をめぐる闘争」でsocial であること エピローグ 必要・中間性・緩さ  あとがき  参照文献  註 索引 【著者略歴】 藤野寛(ふじの・ひろし) 1956年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程学修退学。フランクフルト大学学位取得。高崎経済大学経済学部教授、一橋大学大学院言語社会研究科教授などを経て、現在、國學院大學文学部教授。専門は哲学・倫理学。著書に、『アドルノ/ホルクハイマーの問題圏(コンテクスト)――同一性批判の哲学』(勁草書房)、『アウシュヴィッツ以後、詩を書くことだけが野蛮なのか――アドルノと〈文化と野蛮の弁証法〉』(平凡社)、『高校生と大学一年生のための倫理学講義』(ナカニシヤ出版)、『キルケゴール――美と倫理のはざまに立つ哲学』(岩波現代全書)、『「承認」の哲学――他者に認められるとはどういうことか』(青土社)など。

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