孤独と人生:幸福について

孤独と人生:幸福について

ビジネス・実用
1,782円 (税込)

8pt

4.0

ショーペンハウアーの「幸福論」

「いっさいの生は苦しみである」とみなしたショーペンハウアーが、逆に「生活をできるだけ快く、しかも幸福に過ごす」方法を説いたのが本書である。
『意志と表象としての世界』の哲学が「生活の知恵」として日常生活のなかにいかに応用されるか、ショーペンハウアー本人が具体的に記述している。
ショーペンハウアーにとって「生活の知恵」とは、襲いかかる運命から身を守る方法、この世でもてはやされるものの空虚さを知り、本質的なものを考える力であった。
「私は生活の知恵という概念をまったく独特な意味にとる。つまり生活をできるだけ快く、しかも幸福にすごすてだてと考える。そのための方策を幸福論と名づけてもよい。生活の知恵とは、実は幸福な暮らしかたを教えるものである。」
ゲーテやシェイクスピアなどの引用に富み、楽しく高雅な、厭世的哲学者による「幸福論」。

【目次】
はじめに
第一章 基礎になるまえがき
第二章 人にそなわるものについて
第三章 人が所有するものについて
第四章 他人がいかに思うかについて
第五章 さまざまな教訓と原則について
第六章 年齢のちがいについて
あとがき(金森誠也)
解説(梅田孝太)

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    Posted by ブクログ

    幸福な暮らしのための生き方について論じた本


    不幸が少ない生き方が 幸福であるという結論。不幸が少ない生き方として 孤独や非社交をあげている


    白水社 ショーペンハウアー 「 孤独と人生 」


    他人との社交を楽しみでなく、苦しみと捉える著者の厭世観は、老年者向けの人生哲学と思う


    人間の運命を決めるもの
    *人格(朗らかさ、健康)
    *財産
    *他人の評価(名誉、地位、名声)

    幸福の要素
    *人格(朗らかさ、健康)
    *精神の落ち着き〜社交の制限


    精神の落ち着きは、社交によって損なわれる〜われわれの苦しみは社交から生じる

    愚業を推進するのは
    *野心
    *虚栄心〜他人に自分の価値を認めさせる努力
    *自負〜自分の価値を高く評価する

    理性的な者は、満足を追求するより苦痛のないことを追求する

    この世で素晴らしいとされているものは、劇場の装飾のように単なる仮象であり、内容のない存在である

    すべての制限は人を幸せにする。われわれの視野や活動範囲は 狭ければ狭いほど、幸せになる〜広がるとともに、不安、欲望、恐怖も増す

    孤独の利益
    *おのれ自身でありうる利益
    *他の人といなくていい利益

    名言
    *世渡りをするためには用心と寛容を大量に貯え、これをたずさえていくことが役に立つ
    *だましとられた金ほど有効に使われたものはない。その代わりに賢知を手に入れたから
    *怒りや憎しみを言葉や態度に示すことは不必要であり〜下品である
    *人間は甘やかされると行儀が悪くなる〜誰に対しても寛大になったり、親切すぎてはいけない









    0
    2025年12月27日

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