名称未設定さんのレビュー一覧
レビュアー
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良かった!
付き合っていた恋人が、偶然に運命の番に出会ったら。
運命の番が幸せになる様子を描くのとは、違う視点のオメガバース。
目の前で惹かれ合う姿を目の当たりにして、αを避けるようになったΩの旭。
二十歳の誕生日に番になる約束だったけれど、それは叶わず、友人と誕生日を祝っていた。飲み過ぎた旭はその店で元恋人、誠臣にそっくりの人物に出会う。酔っていた旭は夢だと勘違いをして、フェロモンを抑えられず一夜を共にしてしまった。
相手は同じ大学に通う煌臣。誠臣とは一卵性の双子で、幼い頃に両親が離婚して別々に暮らしていたという。
α目当てで近づいてくる人々にうんざりしていた煌臣は、旭に偽の恋人役を頼んだ。
実は煌臣は以前、誠臣から恋人の話しを聞かされていた。α目当てではなく、素直で可愛くて、一杯に愛情を表現してくれる。煌臣はそんなΩがいるなら会ってみたいと言ったが、誠臣に番になるまでは合わせないと言われていたのだ。
旭がその相手だったと気付いた煌臣は、誠臣が言うようなΩが本当にいるのか、確かめてみたかった。
旭と煌臣は惹かれ合うようになる。そんなとき、誠臣とその運命の番に偶然出会ってしまった。
4人の間に起こる出来事と、その結末。運命の番とはどういうものなのか、何が幸せなのか。
煌臣は現実主義者でしっかり自分を持っている頼りがいのある人。旭は可愛くて健気で一生懸命。
最後はハッピーエンドで本当に良かった。
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ネタバレ 購入済み
切ないけれどこれも幸せ
待ちに待ったβの完結3巻!
本当に重くて深い話しだけれど、救われる何かがある。
白取と番になったすみ。鵜藤と両想いなのにすれ違ってしまったその後。
白取の思惑が明かされ、すみは鵜藤の元へ。
代償を払って笑顔で番を解消するすみ。そんなすみを大きな愛情で包む鵜藤。
βとΩは番にはなれないけれど、お互いの想いを確かめあって結ばれて、本当に良かった。双子ちゃんの誕生は、白取がそうだったからかな…と勝手に想像。彼が求めた唯ひとりは双子でΩの兄だった。白取も何かのかたちで答えを出してほしいし、幸せになってほしい。
烏丸と高羽は続編が始まるという嬉しい告知が!!!
いや、いろいろあるだろうけど、二人の絆がますます深まってほしい。
番外編の飛永については、もう切ないのひとこと。結局、自分の弱さに負けて仕事を選んだことで、烏丸を手放すことになった。飛永をなぜか憎めないキャラだと感じていて、自分でも不思議だったけど、理由がわかった。飛永にとって、やっぱり烏丸は特別で、愛していたんだなっていうのがなんとなく伝わっていたんだな。
彼は幸せになれるんだろうか?
余すところなくひとりひとりにドラマがある。
愛しさ切なさ、喜び苦しみ、胸が痛くなったり温かくなったり。
続編にも期待です。楽しみ過ぎる~~~ -
ネタバレ 購入済み
浮び上る紋様が美しい。
オメガバースにプラスされたマーキングの世界観が良き。
高校教師の吉田はΩだけれどヒートの経験がなく、できそこないだと自分も周囲も認識していた。ある日、吉田のクラスの副担任が産休に入ることになり、代替でやって来たのが日高というイギリス帰りの英語教師。誰が見てもαにしか見えない容姿と雰囲気だったが、βだと紹介される。
ところが、あるとき、ヒートがないはずの吉田から濃厚な甘い香りを感じた日高は、それに当てられて抑えられない突発的なヒートを起こしてしまう。実は日高はα抑制剤でβのふりをしていたのだ。
日高は吉田の額に大輪の薔薇のマーキングを浮かび上がらせる。
ヒートがはじまった吉田は教師を続けられるのかという問題に直面。一方の日高は自分がαであることを隠したい。二人はお互いの利を考えて、一定の間隔で関係を持つことに。
二人の抱える事情で、惹かれ合っているのに距離をおいてしまう葛藤が描かれてる。
私は藤河先生の描くキャラクターが魅力的で好き。続編があったら読みたいな。
番になること+大輪の薔薇のマーキング。この世界観も両想いの二人を結びつける強い絆を感じさせて好き。 -
ネタバレ 購入済み
安定して面白い。
同棲先を出てから、きちんと話すことのなかった朱里と北島。課長は2人がちゃんと話すべきだと考えて、間を取り持つ。
朱里はそんな課長の行動にどこか寂しさを感じながらも、北島の部屋へ戻った。2人はいよいよ同じベッドで眠ることに。そのとき、改めて北島とキスをした朱里は何かが違うと気づいてしまう。そのことを告げると、北島は課長から朱里の不感症について聞いていたことを話した。そして、朱里が自分を選ばないことを納得していた。お互いに嫌いな訳じゃない。でも別れる。そんなこともあるなと思うエピソードだった。
朱里は課長のマンションに戻り、なんとなく静かになった部屋は、また明るくなったみたいに感じる。
結局、北島との間には何もなかったと朱里に聞かされ、さらに、初めては課長がいいと言われて驚く。
笑いもありつつ、悩める心情もしっかり描かれていて、安定の面白さ。 -
ネタバレ 購入済み
繊細な絵が合ってる
異能、いわゆる超能力を持つ家系が一部にいる世界。能力のために恋人と別れさせられ結婚したが、生まれてきた女の子は能力を受け継いでいなかった。やがて母が亡くなり、元恋人が継母となる。生まれてきた妹には異能の才があり、姉は家で虐げられて育った。幼馴染みへの淡い恋心は、妹との婚約という形で消える。
斎森美世は、冷酷非道と言われる異能のエリートである久堂清霞の元へ、家を追い出され婚約させられた。
久堂清霞は美しい男性だったが、華美を嫌い令嬢の図々しさに飽き飽きしていた。美世もそんな女性だろうと考え追い出そうとする。しかし、彼女は他の令嬢たちとは違っていた。良家の娘とは思えない身なりに立ち振る舞い。彼は彼女のことが気にかかり生い立ちを調べる。そうして、欲のない遠慮がちな彼女に惹かれ始めた。
美世もまた、噂に聴いていたのとは違い、少し不器用で率直な久堂の優しさを知り、惹かれていく。
いずれは追い出されるだろうと考えていた美世は、ひとときでも、久堂の婚約者として幸せな時間を過ごしたいと思った。
繊細な絵が物語と合っていて、静かに引き込まれる。これからの展開が楽しみ。辛いこともあるだろうけど、幸せになってほしい。
購入するか迷っていたけど、買って良かった。 -
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面白い~
魔法のある世界が大好きな私好みのお話し。絵も好みだし内容も面白い。
希少な封印魔法が使えるカレンは、魔法学園で実技の天才だけど筆記は最悪。理由は魔法が視覚的に見えるから。例えば動物や植物に見える。
他の人たちには、魔法は複雑な数式に見えるから、筆記試験の問題も解答も数字。カレンには数式なんて見えないから、結果は最悪で退学の危機に。
退学を免れる方法として、この国の聖王が創り出す魔法を封じることをが提案される。
聖王レオンが使うのは呪術魔法で攻撃的で威力も凄い。しかも、本人の意思とは関係なく新しい魔法を生み出してしまうという。
普通の封印魔法は、数式を分解して封じるから、凄い速さで組み立てられるレオンの魔法についていけない。そんな魔法をカレンは視覚的に本質を捉え封印に成功する。
人一倍、魔法の好きなカレンは、レオンの創り出す魔法にすっかり魅せられてしまう。
一方、常に周囲から恐れられてきた聖王レオンは、臆することなく綺麗な魔法だからもっと知りたい、というカレンに惹かれていく。
レオンは積極的にカレンにアプローチするけれど、カレンは魔法に夢中で恋愛偏差値が低く気づかない。
そんな二人の噛み合わないやり取りがコミカルで楽しい。
その他にも、物語に関わってくるのは、毒魔法の事件や聖王と教会の確執。これから、そうした内容も少しずつ明らかになっていくだろうから、今後の展開に期待。早く続きが読みたいなー。 -
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面白い~
見た目が派手でフェロモン全開なのに、本人はいたって真面目で純粋な星名朱里。彼女の悩みは不感症なことプラス見た目で固定されたイメージ。
そんな朱里の課の課長は、イケメンで仕事もでき上司にも一目置かれる浅倉浩之。女性社員からの人気は高いけれど、近寄りがたい雰囲気をもってる。
そんな二人が、飲み会で偶然、朱里の彼の浮気現場を目撃。同棲していて帰る場所のなくなった彼女は、事情を聞いた課長のマンションで住み込みの家政婦として居候することに。おまけに、朱里の不感症を克服すべく、課長が訓練するという展開。
訓練て、、、設定が面白い(笑)
お互い恋愛感情はないといっているけど、多少なりとも好意がなかったら同意できないと思う。この時点で、恋愛に発展しそうな可能性は十分かと。
一緒に暮らすことになって、お互いのことを少しずつ知っていく過程も面白い。課長は会社のイメージとは全く違う人で、朱里も見た目とのギャップは想像以上。
大人でちょっと軽いところもあるけど真面目な課長。見た目よりもずっと純粋で嘘のつけない真っ直ぐな朱里。
二人の関係が、コミカルかつ真剣にバランスよく描かれてるなと思う。
キャラの表情がとてもいいし、癖のないスッキリした絵も好感が持てる。話の展開も遅すぎず速すぎず、次が気になる感じでするする読める。
次は2巻だー楽しみ。 -
ネタバレ 購入済み
胸が痛む。
続編の2巻。
すでに3巻が気になって仕方ない。
すみは部長に接待を強要され、それを鵜藤に言えずに辛い思いをすることに。でも、結局は鵜藤に気づかれることになる。
2人はお互いを思いやりすぎてすれ違いばかり。素直になれないまま毎日が過ぎていく。
烏丸は、自分のせいですみが接待に連れていかれることに責任を感じていた。自分を追い詰める烏丸を救ってくれたのは、やっぱり高羽の愛情。本当に、この2人の変わらない気持ちには癒される。もう、烏丸と高羽は離れたらダメで、一緒にいるだけで幸せを振りまいてる感じは、重いこの世界観を救ってる気がする。
一方の鵜藤とすみは、自分の気持ちに向き合おうと一歩踏み出したのに、、、結局はすれ違ってしまった。
すみは以前、自分を助けてくれたαの白取に番にしてほしいと頼んでしまう。
鵜藤と両思いだと知ったのはその後。鵜藤はそれほど辛い思いをしていたのだと、すみを責めずに見守ることを選ぶ。
お互い好きあってるのに、切なすぎ。そんな2人の気持ちに気づいていそうな白取は、この後どんな行動を取るのだろう。
早く続きが読みたい。幸せいっぱいの3巻になってほしいなぁ、、、お願いします。 -
ネタバレ 購入済み
びっくりした。。。
こういうお話しでしたか。
普通にびっくりしたけど、とても切ない。
3つの性別で差別される世界。こういう世界観があったのか。すごくハッキリと分けられてて、生きづらい人とそうでない人がいる。悪循環にはまると抜け出すのは難しい世の中。
烏丸の潔さは薄氷みたいで、すごく痛い。烏丸を取り巻く人の暗い好奇心とか、欲望とか、現実にもあるんだろうと思って考えてしまった。
それでも、鵜藤がいて支えになってたから、のし上がっていけたんだろうな。
高羽に出会って、お互いが大切になって、番になるまでが長かった。
でも、ハッピーエンドになってすごく嬉しい。2人が一緒にいるのは物凄く微笑ましくて、絶対に離れないでほしい。
鵜藤のこれからが気になる。烏丸のこと好きだっただろうから。でも、2人の幸せを心から祝福してる、とってもいい人。
次は鵜藤が幸せになる番。 -
ネタバレ 購入済み
穏やかな時間。
待ってた〜続きが読めて嬉しい。
今回はユランとヴィオのお話しで、なんとも優しい穏やかな時間が流れてた。
お互いの事情も分かっていて、一緒にいるのが普通みたいで微笑ましい。
ユランはヴィオが好きで、ちゃんといろんなことを自覚してる。今回ヴィオは、いつも弟のように思っていたユランが、素敵な紳士に成長していたことに気づく。それってとっても大切なシーンだなーと思った。
ヴィオが、試験を頑張ったご褒美に、ユランに贈る懐中時計。ヴィオの名前と同じ、スミレが彫刻されたデザインを選ぶユランが描かれているところは、なんとも言えない気持ちになる。
これからの恋がどう展開していくのか、楽しみでもあり、心配でもあり。また続きが気になるなぁ。 -
ネタバレ 購入済み
それぞれの気持ち。
勉強会の小休憩に飲み物と茶菓子を用意する、というミラはユランを連れて、生徒会の自習室を出た。
ミラがユランを連れ出したのは、もちろん、釘を刺すためだった。
3人の間に話題もなく困っていると、クローディアが茶葉についてヴィオレットに意見を求めた。
茶葉について話した時のヴィオレットの表情に、クローディアは密かに胸が高鳴るのを感じていたが、ヴィオレットは気づいていない。
ユランが誰よりもヴィオレットの気持ちを理解していた。今のヴィオレットは人を避けている。ミラにそう言って部屋に戻った時、ユランが見たのは、頬を染めて話すヴィオレットの顔だった。
ヴィオレットの本当の気持ちはどこにあるのか。ユランの気持ちはヴィオレットに届くのか。
なんだかちょっと切ない気持ちになる10話。