padam_padamさんのレビュー一覧
レビュアー
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購入済み
胸キュン!ありがとう!
胸キュンのラブストーリーが読みたくて検索し、評価上位の作品を中心に
ユーザーレビューを読んだり、試し読みをして作品を選ぶが、
「これは、文字にしたら純文学なのではないか」と思える作品から
「えぇー、これはただのエロ漫画だろぉー」と思える作品まで様々。
で、「ただのエロ漫画を読みたいわけじゃねぇーんだよぉ・・・」と
嘆くような作品を3本立て続けに読んでしまった次に読んだ作品がこちら。
secret1を読んだ段階では
「これはもしかしたら4本目だったのかなぁ・・・」と思ったけど、
secret2から徐々に胸キュンになって、読み終わった後は、
「よかった。ありがとう!」とい -
購入済み
スタイリッシュ
テーラーが舞台になっているからなのか、作家の画風なのか、
主人公の二人がとてもスタイリッシュだ。
テオが生吹に採寸の仕方を教わる、右上から俯瞰したシーンは、
テオはただ手を広げて立っているだけなのに、
そこはかとなく色気が感じられて個人的に好きだ。
生吹は、男が35歳にもなって泣くなよ、と一瞬思ったけど、
まぁ、35歳の男だって泣きたいときはあるだろうし、
女やってるのも大変だけど、男やっているのも大変なんだろうな、きっと。
BL漫画はエロシーンを必ず含むものらしいし、
作家も生みの苦しみを感じながら描いていると思うので、
「あん、あん」言っているシーンを否定は -
ネタバレ 購入済み
壮大な愛のドラマ
激しい。苦しい。
こんな壮大な愛のドラマを見せられたら、どうしていいかわからない。
感想を伝えたくても私の拙い文章では表現できない。
ただひたすら、多くの方に読んでいただきたいと思うだけである。
主人と家令、前を歩く者と後ろに従って歩かざるを得ない者、
対等に肩を並べて歩くことが決して許されないふたりの関係は、
舞台を現代ではなく明治時代にすることでリアリティを生む。
暁人と桂木の肉体関係は、
暁人が、桂木を愛するがゆえ暴力的に肌を重ねることから始まるが、
暁人の桂木に対する熱い思いは、肌を重ねるに従い、徐々に桂木の心を満たしていく。
最初は暁人にされるがままだ -
購入済み
ハッピーエンド
時間が緩やかに流れている気がする。
ふたりの日常が生活のリアル感を生んでいるので、そのせいかもしれない。
御園さんが言う。
「佐久間は、『今』は『先』に繋がっていることを考えて動けという。」
「今」が理不尽に断ち切られ、
「先」に繋がらなくなってしまうことがあるのは私の経験知だ。
昨日の朝と同じように普通の今朝を迎えられても、明日の朝ももそうだとは限らない。
今朝と同じように明日、普通の朝を迎えられるとしたら、それは奇跡なのだと思う。
「今」は瞬きをする間もなく「過去」になってしまう。
「今」は「先」に繋がっているのか、
「過去」が「先」に繋がっているのか。
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購入済み
面白い(葛藤・・・)
ドンパチものは好きじゃない。
戦争を含めて暴力は人間を描くには重くて大事なテーマかもしれないけど、
暴力が溢れている現実の中で、2次元の世界にまで暴力を見たくない。
つらいし痛いじゃん。現実逃避かもしれないけど。
だから、この作品を購入するのはすごく葛藤があった。
だけど、胸キュンで検索すると上位にランクインしているんだよ、この作品が。
で、ヤクザと胸キュンを天秤にかけたら胸キュンが勝った・・・。
正直言って面白かった。
暴力シーンは抑えられているので、それほど抵抗感はない。
むしろ虎さんの、風貌に似合わない胸キュンが可愛いというか、言動に笑える。
絵がいい -
購入済み
面白かった!
2巻で完結だからサクッと読めそうだし、絵もまぁ普通?
だけど、高校生の初恋物のようだし、
クーポンあるから買っておこう、と軽い気持ちで買った作品。
なめてました。
すっごく面白かった。
斗和くんの心の変化にフォーカスを当てることで
胸キュンがより際立つ作品になっているし、
斗和くんが成長していく過程もわかる。
斗和くんの成長を見た柾木先生の
「お前たちの方がきっと、何だってできるんだって思うよ」というセリフと
終盤の斗和くんの告白にじ~んときた。
5をつけたいとも思うけど、5の乱発は止めようと思っているので4に。
4.5があれば迷わずつける。 -
購入済み
安定のラブストーリー
主役の二人が思っていたよりも早く両想いに気付き、
そのあとはラブラブ一直線。
もう一組のこじらせカップルも、長くこじらせていた割には
あっさり両想いを確認してラブラブに。
タイトルがひねった感じがしたので、
もう少しこじらせるのかなと思っていたが、そうでもなく。
楽しく読めたし、絵も可愛いし、安定のラブストーリーだ。 -
購入済み
面白くて考えさせられる
冒頭で少女が問う。
「どうして男は戦いが好きなの? なぜ男は戦うの?」
多くの場合において、暴力が人間のルールを決めてきたと思う。
戦争を縮減しようとする試みは、皮肉にも暴力によって断ち切られる。
今年もロシアがウクライナを武力侵略した。応じるほうも暴力だ。
世界は、それを認識する人間によって、存在の仕方が違うと思う。
物理学者にとっては数式だらけの世界かもしれないし、
生まれたときから戦乱の中で生きる子供たちにとっては
安全か危険かの区別しか存在しない世界かもしれない。
あなたを愛する人にとっては、あなたとあなた以外の2種類しか
存在しない世界なのかもしれない。
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購入済み
笑える
バカップル。
それゆえか、笑えるのがよい。
柏木くんと瑞稀くんのハッピーライフは、読者もハッピーな気分にさせる。
お互いにメリットがあるからと、恋人同士のフリを始めた友人の関係から、
本当の恋人の関係になってセックスに行きつくまでの流れが少し早くて、
若干ご都合主義的な感じがしないでもないが、限られたページ数の中で、
戸惑い、胸の高鳴り、不安、嫉妬、喜び、そういった二人の心の動きが
伝わるように描かれている。
個人的には、高校生のセックスシーンには心理的抵抗があるが、
同性の高校生の純愛が描かれているわけだし、
性欲が伴わない純愛というのも嘘くさいし、
逆にBL漫 -
購入済み
ツボにはまる
なぜかツボにはまる。
33ページの中に起承転結があり、すっきりしている。
ただ生きているだけ、そう思っていたイルグ・カイルの心に、
妻を娶ることによって、妻を幸せにしたいという情動が生まれ、
生きることの意味を生成し、生きるための行動につながっていく。
生きているというだけでも奇跡に近いのに、
生きることの意味、生きるための行動は、
昨日と同じ幸せな朝を今朝も迎えられたという奇跡を生む。
きっと、明日も、その先も・・・。
ああ、本当に、生きることは素晴らしい! -
購入済み
心に残る作品
途中からBLだと気がついた。
でも、二人の胸キュンの初恋の前では、そんなことはどうでもよくなってくる。
お互いに相手を好きなら、もうそれだけでいいんじゃないか?
LGBTなんて特別な言葉は要らない。だって、そんなのフツーのことだろ?
そんな気がする。
とにかく面白かった。
毎月買い増ししていこうと思って2冊買ったら、あまりの面白さに大人買いをしてしまい、
仕事も家事も介護もほったらかしで読み切ってしまった・・・。
大笑いしそうな場面では慌てて下を向いて口元を手で押さえたり、感情移入して涙をぬぐったり。
絵は綺麗だったし、キャラクターもみんなが魅力的だった。
作品の主