あらすじ
【時を超えた、運命の再会。】
かつて「悪の道に堕ちた」と人々から恐れられた魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は、すべてを失い非業の死を遂げた。しかし、それは自らの信念を貫いた証だった。
それから13年後――別人の体に召喚され、思いがけず現世に蘇る。
正体を隠し過去と決別しようとするが、よりによって少年の頃から文武を競い合った宿命の相手、藍忘機(ラン・ワンジー)と再会してしまう。
自由奔放で快活な魏無羨(ウェイ・ウーシエン)と、品行方正で寡黙な藍忘機(ラン・ワンジー)。
前世の記憶の中では衝突してばかりいたはずなのに、なぜか彼はそばを離れようとせず――。
あの日の旋律が、再び二人を巡りあわせる。
※本作品には挿絵はございません
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BL初心者でも読める!
魔道祖師はアニメを見始めてハマりました。
早く続きが見たくて原作を調べると、BL小説と書いてあり初めはびっくりしましたが読み進めると、1巻はほんのりBL要素があるかな?ぐらいでした。むしろ、藍忘機は昔から魏無羨に対する想いを募らせていたんだなーと思いながら読んでいくと、現代で魏無羨を見つけた時ようやく姑蘇に連れて帰れて良かったねと思いました!
魏無羨は正体がバレてないと思い、藍忘機を怒らせて追い出されるために、藍忘機の布団と中に入ったり他色々やるのですが、好きな人にそんなことされてよく我慢できたなと思うし、表情に出ていなくて内心嬉しいのではとも思いました!
アニメでも過去編は辛いことばかりなので、今後の展開で読みたくないなーと思う場面があると思うとしんどいですね。でも、過去と現代を交互に行き来するため現代の魏無羨は1人じゃない、藍忘機がいつどんな時も守ってくれると思うと少し心が晴れますね!藍忘機は完全に魏無羨のセコムですね笑
物語の展開はとても読みやすいのですが、中国ならではの言い方が難しく、なんて読むんだっけ?この意味なんだっけ?と思うこともありましたが、アニメを見ていたため、あーあの場面のことかな?と分かる部分もありました。まだアニメを見ていない方は、より魔道祖師を楽しめるためにも小説と合わせて見て頂きたいですね。
切ない古代中国ラブロマンス
特装版で全巻揃えましたが、劣化を鑑みて保存用に電子書籍も購入。
何より、老眼に優しく読みやすいですね!!
アニメやドラマでは聞いただけでは分からなかった単語や風習なども説明されており、
分かりやすいです。
なにより主人公で受けの魏嬰が13年後蘇ってから、その流れで進んで行くので一気に読めます!
アニメやドラマで無かったBL要素もしっかりあるので、アニメでハマった方はオススメですよ!!!
Posted by ブクログ
アニメを見ていたので内容は知っているとは言え、それでも面白い。
いたずら好きでおしゃべりな魏嬰と、それに動じない藍湛。
普段へらへらしている魏嬰も、戦いの場面では頭が切れて、腕が立つ一面を見せる。
そのコミカルさとシリアスさの対比が、どんどん夢中にさせる。
1巻目は、左腕の謎解きがメイン。と言っても、まだまだ謎が謎を呼ぶ状況だけれど。
1巻目で描かれる前世での魏嬰は、藍湛をからかいはするものの、好意どころか、いけ好かない奴だと思っているようだ。
アニメではずっと興味を持っていたような感じだったので、原作ではどこから気持ちが変わっていくのかが気になる。
魔道祖師沼へGO!
まずはアニメの魔道祖師をみて、この小説に辿りついた一人です。
すっかり魔道祖師の沼にハマりました。
アニメの映像では言語化されてこなかった細かな人物の設定や物語の背景の記述があり、アニメで登場してきた人物や屍の気持ちや思いも分かります。
アニメは映像がとても美しく、細かな表情が表現されているのですが、読む人がかなり想像して考えないと分からないところもあります。
そのため、アニメも小説も同様にそれぞれ別々の意味で楽しめます。
冒頭の場面の一つ一つの描写も続巻の小説を読むと、実は後々に繋がっている(伏線回収)ので、後でなるほど!なります。
魏無羨が大梵山で再会する含光君が「妻を亡くして苦しみと深い憎しみの底にいるかの表情」と形容している理由も最終巻まで読むとすごくよくわかります。
Posted by ブクログ
かつて「悪の道に堕ちた」と人々から恐れられた魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は、すべてを失い非業の死を遂げた。
それから13年後――別人の体に召喚され、思いがけず現世に蘇る。
正体を隠し過去と決別しようとするが、よりによって少年の頃から文武を競い合った宿命の相手、藍忘機(ラン・ワンジー)と再会してしまい――。
超悪名高い存在だった主人公が殺されて、13年後に召喚されて別人の身体で復活するところから始まる時点でもう面白い。1回逃げたのに、藍忘機と再会してからがまたさらに面白いし。BL覚悟してましたけど、1巻はそこはかとなくって感じでまだ全然抵抗なく読めます。藍忘機は主人公のことすごい好きなんだろうな、というのはすでに伝わってきているけれども(笑)
また主人公の性格が面白いよなぁと。悪者として殺された割には、悪いことしないでみんなを助けてくれるいいお兄さんというか(笑)
確かに言動が突飛なところがあるけれども、根は悪い奴じゃないよなぁと思う。なんだかんだ言って、金凌とか藍景儀とか助けてあげてるし。邪道なんだろうけど、その力のおかげでみんなを守ってくれる。
だからむしろなぜ過去は悪者として殺されてしまったのか、彼に何があったのかが気になる。
あとすべての始まりの片腕兄さんの正体もすごい気になる。1巻ですでに大分集まってきたけど、これから一波乱ありそうなところで終わってしまった…。
続きも楽しみ。
匿名
めっちゃイイ小説!
ドラマ観て、アニメ観てからの、原作小説読んでみた。
小説読んで、ドラマは小説に忠実に作ってたんだーっと思ったけど、
小説読んでから、も一回ドラマ見直したら、構成が全然違った!
ドラマでは、前半、温氏がかなりの極悪人で、対温氏との戦いを通じて、
主人公2人が友情を深める的な感じになってますな。
小説では温氏の出番が少ないですよね。
ドラマの方がドラマチックです。ドラマの脚本、すげ〜と思いました。
ただし、小説よりスゴイってことではなく、小説には小説の良さがあります。
主人公2人がずっとイチャイチャしてるように見えて微笑ましいとこ。
やっぱBL小説なんよね。
ちなみにアニメは、尺が短か過ぎてものたりない感じでした。
設定が絶妙
動画再生率がすごいことになっているこの物語。難解だったためテレビアニメの「完結編」に合わせてまず最終巻を購入した。1人に対しいくつかの名前がある上、登場人物が多く、また転生後も同じ顔だから余計に混乱してしまった。同じ顔なのに何故皆気が付かないのだろうかと。又、始終むかしの思い出話になるが、同じ顔なので昔か今か見分けがつかない。もうお手上げでした。
魔道祖師は陳情令という名前で華ドラマがある。50作の大作だ。実写だと傀儡(ゾンビ)に笑えてしまい、視聴し始めた頃は私の中ではアニメが一番だった。ところがエンディングの2人の主役の歌声にすっかり魅了されてしまい、難解だと思っていた物語の世界に引き込まれていった。
音楽によって世界に彩りが与えられた途端、私は沼にはまった。アニメを見てわからなかったことがドラマを見ると理解できたし、その二つにないものが当然原作には描かれている。
魔道祖師、第一巻。16年後の時を経て歳を重ねた江宗主にやはり歳を重ねた含光君が言う。「この者は私が連れて帰る」彼はなぜ莫玄羽が魏無羨だと確信したのか。
時を超え、姿を変えても変わらぬものがここにある。
夷陵老祖 魏無羨を陥れた大きな野望とは何か。壮大な物語の始まりだ。
匿名
高いので購入を迷っていましたが、天官賜福の小説がとても良かったので魔道祖師も買いました。アニメの分かりづらいところを、じっくりと読み込めます。ご都合主義ではなく、巧みに構成されていて面白かったです。
小説では過去と現在が並行して描かれており、感情表現少なめな藍湛に対する解釈が2倍で変わっていきます。当初、魏嬰が、藍湛とは生前親しくなかったと思っていたのが、少し哀れでしたが。
なぜ魏嬰が鬼道を進んだのかという点については思いもよらない理由があり、言葉には表れない江澄との友情が胸にぐっときました。その後の関係性をもっと見たかったけれど、二人の性格を考えれば、あまり変化はないのかな…。
BL要素はあまり期待していませんでしたが、最終巻まで読むと、思っていた数倍甘く、かつ性描写もありました。
匿名
アニメを見て、原作が小説だと知りました。アニメも楽しめますが、小説はより詳しくまた少しアニメとは違うとこもあり面白く書いてあって、ゆっくりじっくり読む事ができます。
Posted by ブクログ
アニメを見て、キャラと名前をある程度理解して読み始めましたがアニメと構成が違いそれがまた楽しい
カナ読みが有難い助かる
勿論アニメはブロマンスと小説のBIGLOVEでは愛情の表現がちがいますがそれもまた良き…
文から滲み出る表現がたまりません
『妻を亡くして苦しみと深い憎しみの底にいるかのような表情』
↑流石としか言えないすごく好きな1文
藍湛と魏無羨のやり取りにニヤニヤが止まりません
とりあえず1巻だけ読み終わり2巻への誘導の仕方が上手すぎてこれだから文も最高なんだよ!!と感想書かずにはいれなかった!
買ってよかった!
アニメの魔道祖師を観てすっかりファンになり小説を全巻購入しました。
本当は紙の書籍を購入しようと思っていたのですが、BL小説ということで家の本棚に置くのが少し恥ずかしかったので、悩んだすえに初めて電子書籍を買う事にしました。
スマホで読むので画面が小さくて読みづらいかと思っていたのですが、意外と読みやすく何時でも読めるのでとても気に入りました。
周りから見られても何を読んでいるか分からないのもありがたいです。
気になった所にしおりを付けて後で読み返すことが出来るのもとても便利ですね。
まだ1巻しか読み終わっていないのですが、アニメとは話の進み方が違っていたり、登場人物の心情や情景などが細かく書かれていたりして、とても面白いです。
アニメを観ているので映像や途中で流れる音楽、登場人物の声などもイメージできるのでスイスイと読み進めてあっという間に1冊読み終わってしまいました。
1巻は忘羡の微笑ましいやり取りなどで楽しい内容が多かったのですが、2巻ぐらいからはきっと過去のお話になるのだろうと思うとある程度内容を知っているので少しテンションが下がりますが、アニメでは描かれていなかった事が色々分かるのではないかと楽しみにしています。
早速2巻を読み始めようと思います!
Posted by ブクログ
ドラマ「陳情令」にハマりにハマって、ついに原作にまで手を出してしまった……。全4巻大人買い。だが後悔はしていない!
2段組みの小説(ついでにBLも)は初めて。かなり読みやすい訳だったので、ストレスなく読めた。ドラマの補完版としてもいい感じ。
驚いたのが大梵山での運命の再会シーン。ドラマとはちょっと違う!
魏嬰「江宗主、あのさ……これ以上つきまとわれると、本当に困るよ」
魏嬰「あんたのその情熱はありがたいんだけど、ちょっと勘違いしてないか? いくら俺が男が好きでも、男だったら誰でもいいってわけじゃないから。ましてや『うちにおいで』と言われてほいほいついていくなんてとんでもない。というか、あんたみたいな男には興味ないんだよね」
江澄「ほう、それなら聞くが、どんな男が好みだというんだ?」
魏嬰「どんなって……そうだな、含光君みたいな男が好きだ」
藍湛「言ったな」
魏嬰「え?」
藍湛「この人は私が藍家に連れて帰る」
魏嬰「…………はあ?」
この流れがもう最っ高! ここはドラマでも見たかったなぁ~(ドラマでは魏嬰が倒れた後、過去編に突入)。藍湛、とりあえず十数年越しの願いが叶って良かったね!
そして、酔っぱ藍湛がかわいすぎて辛い。左右逆に靴履いてるし、魏嬰が密会してた温寧に嫉妬して「離れろ!」とか怒ってるし(笑) 翌朝何も覚えていなくて、魏嬰の「大好きな……」って言葉に反応してるのがかわいすぎる! 魏嬰が大好きなのバレたのかと思ってビクビクしてたんだね(笑)
ドラマでは後半にあった義城編、1巻でもう突入か~。少年組はかわいいから好きよ。
1巻はまだ物語の導入的な感じだから楽しく読めたけど、2巻は義城編の続き~・3巻は初っ端から蓮花塢が……と、気が重くなるような展開が続くので(その間に藍湛の楽しい酔っ払いシーンとかがあるものの)、ちとペースダウンした。
Posted by ブクログ
ドラマ見てまんまとハマって、原作の和訳版を妹が買ってくれていたためうっかり読んでしまったのが運のツキ。500ページを超えるものをあっという間に読んでしまって、あ、自分本読む時間ぐらいさっと取れるんだなってことに気付かされた。
ドラマと違って過去と現在を行ったり来たりする分、しんどさは緩和される気がする。
素晴らしい作品です
紙媒体の特装版が発売される前に試し読みをしました。
昨年にドラマ版にハマりアニメ・ラジドラなど、ほぼ全てのメディアに目を通してきました。やっと今年、待望の原作が発売されて本当に嬉しいです。
本作品はBLに分類されますが、本格的なイチャイチャシーンが出てくるのはかなり後です。
過去編、義城編のところではかなり辛いシーンもあります。ハンカチなどを用意して読むのをオススメします。
ストーリー展開がとても素晴らしく、BL抜きでも楽しめる作品です。長いし高いからな〜と迷っている方は是非読んでください!
すごいです
BL小説を読むのは初めてでしたが、この作品を読んでからあらゆるBL小説を漁る様になってしまいました。語彙力が乏しいので、一言で表すと凄いとしか言えないのが悔しいです泣(実際凄いなんてもんじゃないんです、本当に…)
設定も細かく壮大で、伏線が張り巡らされており、色んな謎や事実が解き明かされる度により物語に引き込まれます。一冊一冊が大ボリュームなのでお値段以上の価値があります。
3巻まで電子書籍を買いましたが、待ちきれなくて4巻は紙の書籍を買っちゃいました…
4巻は濡れ場があり終始ラブラブな2人が描かれているので、途中BL要素が物足りないと思っても最後までぜひ読んで欲しいです。大大大満足出来ます‼︎(勿論、3巻までの2人の恋模様にもキュン要素はたっぷりです😉)
BL小説ですが一つの作品として本当に素晴らしいので、BLが苦手な方にも、そういったシーンは読み飛ばすなりしてぜひ読んで欲しいなと切実に思います。こんな傑作を見逃すなんて勿体ないです‼︎
Posted by ブクログ
『陳情令』履修済みでいよいよ日本語版の原作『魔道祖師』を読む。
ドラマとはストーリーの順番が色々違っているので1巻で義城が来たのにビックリした(ドラマではかなり後半のエピソード)。
原作はBLだがドラマはブロマンス、という事でどの程度改編があったのかと思いながら読みましたが、原作の藍湛はかなりあからさまに魏嬰が好きだな…?
<酔っぱ藍湛>の時の温寧に対する敵意がかなり剥き出しで笑った。突き飛ばすなよ(笑)。
ドラマ藍湛は視線や表情が思わせぶり、なぐらいで精一杯だった所、原作藍湛は普通に手が出るな…おもろ…
子供達が射日の征戦ごっこしてるシーン、これはドラマも原作通りにやってくれて良かったのになと。
ちゃんと夷陵老祖役の子もいて、魏嬰が子供達に囲まれてキャッキャしていて、笛の格好いい回し方を子供に教えてやって、「すげぇ!」って思って貰える…そんなシーンを肖战の魏嬰で見たかったな…
Posted by ブクログ
アニメ見ていてよく分からない部分が多かったので原作小説読んでみました。
小説買ってからBLだと言う事に気付く。1巻はBL感無かったけど…。
大好きな設定古代中国ファンタジー♡久しぶりに2段組の厚めの本を読みましたがあっという間に読めました。ツボにハマった。面白い。
訳者さんの力量が凄いと思う。読み易い訳。人名にふりがなしてあるし日本に無い風習とか説明もしてくれているし。
戦闘シーンや呪術、呪具宝器の説明もわかりやすい。
あっという間に全巻読破しそう。
続きが気になる終わり方
試し読みを読んでいるとき、この試し読みを読むのは2度目だと思いました。2度目の試し読みは、もしかしたら1度目より長い試し読みだったのかもしれません。
試し読みの最後に主人公が「含光君みたいな男が好きだ」とくだらない冗談を言って嫌がる反応を楽しもうとすると、予想に反し含光君が主人公を「連れてかえる」というよくある展開なのですが続きが気になり購入しました。
翻訳なので、世界観や人物像を捉えるのに少し混乱しますが、物語は読みやすくて世界描写もホラーで壮大で、大変綺麗で素敵です。
続きでは、主人公の前世?の含光君との出会が描かれていますが、私はこの辺りで主人公の人物像が固まり魅力がわかってきました。
含光君の沐浴を覗き見た主人公が、含光君の美しい裸体に刻まれた数多くの古傷を目撃するシーンがとても好きです。ここの年少組との会話も好き。
前世?時代の含光君が主人公に惹かれる様が不器用すぎて、もう愛しい。
主人公が新しい身体を得たときの怪異である左腕の人物を探す旅の中で、札や剣を使ったアクション要素や呪術的な戦いも描かれていて、臨場感があって楽しかったです。
1巻もすごく気になる終わりで…次巻も購入しなくてはならなくなったようです。