あらすじ
脳疾患が招く麻痺、記憶障害、失語症――。脳外科医が診るのは、脳ではなく人生。元・脳外科医が書く超本格医療ドラマ!/日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。そして患者の多くが何らかの後遺症と闘っている。アメリカの病院から郊外の主幹病院にやってきた三瓶友治は空気を読まない。それは、少しの遅れが人生を左右する脳外科医ならではのふるまいでもあった。「脳内血腫」「第4脳室腫瘍」「失語症」の症例を収録。
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匿名
読み応えがある
丘陵セントラル病院の総合診療科で働く川内ミヤビは、アメリカのフィラデルフィア大学病院に勤めていた経験のある30代の男性医師がこの病院にやってくると聞いて浮足立っていた。
少しは出会いとかも考えたが、やってきた脳外科医の三瓶友治は家があるにもかかわらず病院内の仮眠室に生活道具を持ち込むほどのワーカーホリックだった。
そんな彼に少しヒく川内だったがその後緊急搬送されてきた半身まひの患者を受け入れ緊急手術をするなど脳外科医としての実力は本物だった。
しかし患者を助けるための行動がいささか日本の病院勤務の人たちから見たら突飛に見える言動も多く川内と救急部長の星前宏太が脳外科を兼務して三瓶の監視にあたることになる。
しかし川内にはある事情を抱えているのだった。
手術そのもの、命を取り留めることより、その後の方が大変ってすごく現実感があります。そのためにも、早い処置をってすごく響いてきます。