【感想・ネタバレ】さらさら鰹茶漬け 居酒屋ぜんやのレビュー

あらすじ

夏の暑い盛り、往来を歩いていた只次郎は、いきなり倒れた少女を介抱した。少女の名は、お花。痩せた体と歳に似あわぬ拙い言葉に、只次郎は虐待を疑うが……。少女を救うため、奔走する只次郎。一方、結ばれたはずのお妙との仲は、どこかぎこちなくて!? やがて、ついにお妙の両親と良人を殺した黒幕と対峙することに……! 只次郎とお妙は過去と今の苦難を乗り越え、幸せを掴むことはできるのか。温かい林檎煮、納豆、アカエイの刺身に、心温まる鰹茶漬け。彩り豊かな料理が心を救う、傑作人情時代小説、最終巻!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

また江戸時代のお料理の小説家ぁ、流石に飽きてきたかなぁなんて思いなら読み始めたら、気づけば夜中の3時。面白かったぁ。
山本一力さんのおたふく、高田 郁さんのみをつくしシリーズ、知野みさきさんの深川二幸堂シリーズ(これはお菓子だけど)ときて、また江戸時代のお料理の本を読んでいます。
江戸時代の料理人といえば、大火でひどい目にあって、遊女にやきもきさせられて、気風の良い職人に助けられたり、長屋のご近所さんと助け合いながら、相手の体を思う料理がお客さんの心をつかむんでしょ、とか思いつつ、
この小説も実際その通りなんだけど、
ジャンプの主人公はいつでも仲間思いで冒険心があるし、
サンデーの主人公は迷いながらも自分を見つめて前へ進む、
セオリー通りの何が悪い、
きっと、江戸時代の良い料理人はまごころでお料理を作っていたんだ、と納得した。
こういう料理人の才能が花開いたから、江戸は世界トップクラスの人口があったんだろうな、と納得した。

0
2024年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ああ、大団円だ。

第一巻を読んだ時には、こんなにハラハラさせられるなんて思わなかった‼️

ラストシーン、ドキドキしましたよ。

只次郎もお妙さんも収まるところに収まり、めでたい(^^)

0
2021年03月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後は結ばれて終わって、只次郎が町人になって良かった。ただ、何だか真の悪者が少し痛い目みるわけでもなく、お妙とのもっと甘いシーンがあっても良いのになあと。物足りなさを感じた。

0
2024年07月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 坂井希久子「さらさら鰹茶漬け」、居酒屋ぜんやシリーズ№10、最終巻、2021.4発行。武士の林只次郎、武士をやめて町人に。そして居酒屋ぜんやのお妙と一緒に。無宿のお花を二人で引き取る。

0
2022年01月13日

「歴史・時代」ランキング