あらすじ
林家では、只次郎の姪・お栄の桃の節句を祝うこととなった。故あってあまり会えずにいた祖父・柳井もぜひ宴にと、声をかけられる。孫娘の祝いの席に何か特別な土産をと張り切る柳井だったが、お栄の母である娘からは「贅沢なものは不要」と言われてしまった。困り果て、居酒屋「ぜんや」で女将のお妙に相談を持ちかけると……。一方、お妙の笑顔と料理にぞっこんの只次郎に恋敵が現れる。小さな悩みも大きな悲しみも、まずはお腹を満たしてから。酒と箸が止まらない!ゆったり嗜む傑作人情小説、第四巻。
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Posted by ブクログ
あらま。格好良い人が出てきてしまった。
胡散臭さはともすれば色気。
おぼろ豆腐丼がおいしそうだったな。
怪しげな登場人物が増える中、柏木さんが良い人で嬉しい。
Posted by ブクログ
2022/3/29
只次郎に強力なライバル登場やん。
ややや、只次郎がんばれ~!
只次郎めっちゃ応援してしまう。土下座しようとしたのはイマイチだけども。
でも好きな人の前でも好きな人を守るためになら土下座しようとするのもまた力なのかもしれないなぁ。
相変わらず読んでたらお腹がすいてすいて困る。
Posted by ブクログ
卑屈になることをお勝が許してくれなかった。
「不幸せと思って生きるなんざ、ちゃんちゃらおかしいねぇ。おとっつぁんもおっ母さんもあんたの幸せを望んでる。だけどあんたを幸せをにできるのは、あんただけだよ。わかるだろ?」
さうやって導いてくれる大人が、彼の周りにはいないのだ。
「不幸せな人ってさ、失くしちまったものの数ばっかり数えてんだ。ずうっと悔やんでる。なんかそれ、馬鹿らしいよね。」