デビュー10周年のヤマヲミ先生初のオメガバース作品。
番を事故で亡くしたシンママΩの千広が、元番であるナオ(故人)の魂を宿した政治家・直太朗と出会うのですが、アルファ至上主義の直太朗の第一印象は最悪。アルファとして何不自由なく育ち、オメガのことを何も知らずに改悪法案の旗手となっている――ヒートや抑制剤代に苦しみながらも我が子・未来に愛情を注ぎ、警備員として働く千広にとっては天敵のような相手です。
そんな相手の体に、最愛の番だったナオの魂が宿っていて、「直太朗くんと番になってよ」なんて言われるわ、なんだかんだ体は直太朗を求めてしまうわ、ナオの人格が顔を出すとほだされてしまうわで、心乱されまくりの千広。しかし、ヤマヲミ先生節のきいたコミカルな語り口や、とにかく天使な未来の存在に救われて、読んでいて辛くなりすぎることはありません。
そして、傲慢なアルファ様だった直太朗が千広の貧乏アパートに馴染んで未来と仲良くご飯を食べる風景や、「どこにもいかないで」いう千広の寝言を聞いたナオが見せる悲痛な表情に胸を揺さぶられ……。笑いと感動が交互に押し寄せてきて、感情がパンチドランカー状態。膝ガックガクです。
みちのくアタミ先生の『アダムの肋骨』(大洋図書)や、末広マチ先生の『ヤキモチはきつね色』(集英社)など、多重人格や憑依ものが人気の昨今。「純愛ものが読みたいけど、色んな攻めに愛される受けちゃんもしゅきぴ♡」という、強欲の壺も真っ青な腐女子の欲望を具現化した、雰囲気3Pブームがキているのかもしれません……!
感情タグBEST3
さすがこの作家さん、新しい切り口のオメガバースだと思いました!
1つの体に2つの魂を描く表現って難しいと思いますが、コミカルにしてて読みやすかった。
面白い中、ちょっと泣けました。
主人公がこれから幸せなのが嬉しい。
試し読みを読んだ時に、オメバギャグエロなのかな?と思って買ったら。
確かにベースはギャグだけど、こんな感動ストーリーだったなんて!
途中切なくなるシーンはあるけど、とってもハッピーな気持ちになれる作品でした。
新たなベビーも一緒の続編が出ないかな〜、出たら即買いですね!
作家買い
まさかヤマヲミ先生の話で泣く日が来るなんて〜〜。
何だコレ。泣ける。
めちゃくちゃいい話だった。
いつもの通り面白いしエロいのに泣ける。
タイトルは最初???でも読んで納得のタイトルでした。
買って良かった。
これは新しいオメガバース作品!さすがヤマヲミ先生!先生らしく笑いの要素もあるんで面白いんですけど、めちゃくちゃ泣けます(T_T)そして子供が可愛い♡評価高いの納得です!
なるほど!
表紙だけだと三角関係って思ったけど違う様子。
なんだろ?
エリート直太朗の中に事故でなくなった番のナオが入ってる?
気になる気になる。
そしてミクがかわいい♪
育児もの大好きです。
子持ちオメガの話だけど、他の作品とは違ってそんなに子供が可愛い、癒し要因って感じじゃ無いです。可愛いけども。話の展開的に必要な存在といいますか。まぁ予想してない角度から展開が広がっていって本当に面白かった。
まさか番が心臓移植によって、通じるちは!! とっても面白い設定です。それ故に、番の存在が2人いるということで、亡くなった方が少し寂しい気もしますが、今のふたりが幸せになるのなら、おっけいです!
なぜ今までこの作品を読まなかったのか。Ωバースもの好きなのですがやはり差別等で暗い話になりますよねー。ちーたんの番が死んでるからスタートしてそれだけでも涙が。読み終えるまで号泣鼻水たらたらです。素晴らしい作品です。読めて幸せです。おすすめです。
運命の番だったのに死別とか辛過ぎ、と思ったら、2人目の運命!?しかも、Ωの天敵!?
設定が斜め上で予想外だったけど、切なくて優しくて可愛くて苦しいって、感情を揺さぶられる作品。臓器移植したら、感情や性格を引き継いじゃうって不思議な話は実際もあるみたい。それも奇跡なのかも。運命とか奇跡とかを信じたく...続きを読むなる優しいお話。
絵があまり好みじゃないな〜なんて
思っていましたが、オメガバースが
大好きで少し変わった設定で気になったため
読んでみました。
本当に読んで良かったです。
描き下ろしの甘々なお話しが
特に大好きでした!
オメガバース好きであらかた漁ったと思ったのに最初から子供かつ未亡人ってのが新しかった。
子供がこれまた可愛い…!続き気になるから買おうかなーどうしよう、と迷うとこ(笑)
泣ける
匿名 2022年05月01日
オメガバース大好きで、色々読んでますが、最初から子供がいる設定が面白い。さらに、アルファが・・・ここは、ネタバレ無しでおすすめ!
1巻だけ読みました。なかなか悲しい感じの始まりですが面白そうだな〜と思いました。ヤマヲミ先生といえばあとがきですよね。いつも楽しみにしてます。
先生のはじめてのオメガバース作品らしいのですがすごく良かった
番を亡くしてしまった受けの悲しいところからのはじまったのでこれからですね お子様が可愛いです
久しぶりにこの方の作品読みましたが、、、
やっぱり天才ですね(笑)
お陰様でドスケベフレンズ復活です(笑)
設定とか展開とか面白いし何か新しい感じするし
でもちゃんと笑いもあって、
纏められててしっかり泣かせてきて、、、!
オススメです!!
格差のあるタイプの世界観ですが、オメガとの出会いによりアルファの考えが変わっていく?ようなストーリーです。2人以外だと、子供が可愛すぎるしオメトモが優しくて良かったです。お互い好きになってからの展開たまらんですね。
オメガバースの設定を生かしている。発情期、番、子供などΩには避けて通れない問題が描いてある。
運命の番だから、流れですぐ好きになるのではなく、迷ったり考えているところが良かった。
ただ、あんな年中発情期な状態で良く無事だったなぁと心配になった。
最後は、ラブラブで良かった。
びっくりしました。
ヤマヲミさんがオメガバースを描かれるとは!!
でも、他の話と同じくラブラブでしたね。
何故、死別した旦那さんがオメガを敵視する政治家に乗り移ったのか分からずでしたが、読み進めていくうちに分かって納得。
やっぱり残していった家族には幸せになって欲しいよね。
家...続きを読む族愛が伝わる作品でした。
心臓移植で心臓と共にナオ(α)の意識が直太朗(α)の体の中に同居。
ナオと直太朗はΩに対する考えが正反対。
直太朗は、ナオの番に出会った事でΩに対する考えを180度変え、政治家としてもΩの為に法を変えていく。
最初は1つの体の中で2人のαがせめぎ合っていたが、徐々にナオが引いていく感じが、特に息子が...続きを読む夜中にトイレに起きて世話しながら心の整理をしている感じが切なかった。
いつの間にかナオが出て来る事がなくなったが、いざという時には心臓が教えてくれて、2人で番を守り愛しているというのが良かった。
ただ、私的にはナオが直太朗に番を頼むだったり、番に直太朗の中でずっと見守っている……等の引き継ぐ場面みたいなモノが有ったらもっと良かったと思いました。
1回目読んだ時は設定が新しくて困惑したけど、2回目読み直してみたら、面白いなって!
ナオの気持ち考えたらツラァって思ったけどええ男やなってなったし、直太朗は行動力あるええ男やなってなった!2人のギャップもおもろい!
試し読みからしてコメディ要素が強いのかな、と思っていました。まさか泣かされるとは…苦しいとかんじる部分はありますが、重すぎないのでオススメです。絵の好みは分かれると思いますが…
なるほどそう来るか、という徹底した「運命」に翻弄されるΩとαのストーリー。
内容は良かったけれど、個人的に画質が硬いというか描き慣れ感が足りていなかったので☆4で。
今までに見たことない設定で面白い!!
外見は議員で中身はナオ?いくら中身はナオでも外見違うし、ちゃんと会えないし辛い。
みーくんが可愛くて癒し!!
ヤマヲミ先生の作品は「ひみつのセフレちゃん」を読ませていただいてますが、こちらも面白いです!
同じナオちゃんでも、今は亡き番のナオちゃんと対Ω議員のナオちゃんでは大きな違いですね
でもそんな議員のナオちゃんが柔らかくなっていくのが楽しみです
番が死んでもヒートが来続けてたのは、ナオちゃんが成仏...続きを読むしてなかったからなのかなぁ?
ギャグとシリアスが良い具合に混ざっていた。
駆け落ちまでした大好きなαの旦那さんが事故死
して子供と2人小さな古いアパートで懸命に
生きているΩのちーちゃん。
死んでしまった旦那のナオが別の直に憑依して
戻ってくるんだけどこれまた直の時にいきなり
ナオになっちゃって2人の性格が真逆だから...続きを読む
笑えちゃって仕方ない。
こーゆーのって大体は最終的に愛する人を
新しい人に託して安心して成仏するんだけど
どうやら直はナオの魂は消さないらしいし
ナオの心臓はナオの中にあるんだもんね。
凄く良い話だしヒート中のセッ●スは
すごーくエロくて俺は大満足でした。
仕事で偶然会った人の体に事故で死んでしまった元番の魂が宿っているというお話し。
主人公はシングルで子育てしてるけど、子供の未来がプクプクしてて可愛い。
試し読みまでだけど、この2人(ちーちゃんと未来)には幸せになって欲しい。
Posted by ブクログ 2021年01月01日
▼あらすじ
駆け落ちした夫αと死に別れ失意の中、子供だけが生きがいのシングルマザーΩ。
「もう生きてる意味なんてないけど、Ω手ひとつでこの子を立派に育ててみせるー」
警備員で細々と生計をたてていたが、突然エリート政治家に「運命の番」認定されて…
その強引さに心は抗うも体は激しく感じてしまうが、彼には...続きを読む大きな秘密があった!?
赤い糸を結び直す感動のドラマチックラブ、幸せすぎる後日談描き下ろし付き
***
ストーリーの完全度:高い
トーン:コミコミ・せつない
エロ度:高い
萌え度:非常に高い
総合評価:★4.8
オメガバースは一時期読み漁り過ぎて若干、食傷気味になっていたのですがヤマヲミ先生のこちらの作品はそんな私でも夢中になれるほど面白かったです。
まず、何が良かったって設定ですよ。一般的なオメガバース作品って、αとΩの出逢いから番になるまでのストーリーを描いていると思うんですけど、こちらの作品は番が成立しているところからスタートなんですよね。
ですが、番を成立させた当の本人は既に他界してしまっており、初っ端からせつないムードが漂います…。
千広にとっては息子である未来(みく)の存在が唯一の希望であり生きる支えでありますが、生活は決して楽なものではないですし、愛するパートナーを亡くした悲しみだってそう簡単に癒えるものではありません。
そんな中で出逢ったのがアンチΩ派のエリート政治家、新道。鼻持ちならない態度でΩを見下す新道ですが、何と彼の中には亡くなったはずの千広のパートナー、ナオが入り込んでいて、千広は思いもよらない形で愛する人との再会を果たします(笑)
これ、面白いのが新道とナオの性格が正反対ってところなんですよね。新道はいかにもな傲慢俺様タイプだけど、ナオは人懐こくて愛嬌があって良い意味で子供っぽい感じ。基本的には新道が人格の主導権を握っているのですが、いきなりナオが表に出て来る事もあり、その予測できない登場の仕方が面白かったです。
そもそも何故、新道の体にナオが入っているのか、という謎についてですが…これは新道が心臓移植を受けており、そのドナー提供者がナオだったんですね。
事故に巻き込まれて亡くなってしまったナオですが、千広の事が好き過ぎて死にきれなくて、どうにかしないとって考えた結果、ナオの心臓を貰い受ける新道に千広の事を託したんですよ。
本当は自分の手で千広の事を幸せにしたかったであろうナオの気持ちを考えるともう切なくて切なくて…。ていうか健気過ぎるよ、ナオ…(T-T)
そうなってくると、新道が千広に惹かれる気持ちは新道自身のものなのか、それともナオによる作られたものなのか…判断が難しいところではありますが、そんな細かい事はもうどうでもいいんです!(笑)
ナオも新道も千広の事を心の底から愛してる。それだけでもう十分なんです!
これで最後にナオの人格が消えてしまうような終わり方なら切な過ぎてしんみりしていたでしょうが、新道がナオを消させないって言ってくれたのできっとこれからもナオは新道と一緒に千広と未来を見守り続けてくれるんだと思います。
ていうか、新道とナオって意外と良いコンビなので、これからも仲良く共存していってほしいです。
今回はどちらかと言うとせつなめのストーリーでしたが、ヤマヲミ先生らしいコミカルなシーンもバランスよく織り交ぜられているのでせつない中にも笑いあり涙ありで最後まで楽しく読ませていただきました。
エロシーンについてはオメガバース特有の濃厚さで、特に押し入れの中でエッチするシーンは何だか見てはいけないものを覗き見しているような背徳感がありドキドキしてしまいました(笑)
ヤマヲミ先生の作品は今まで何冊か読みましたが、 今作が一番自分の好み合っていたようです。オメガバース作品としても斬新で面白かったですし、読み応えもバッチリで大満足の一冊でした。何度でも読み返したい作品の一つです。
高評価なので購入しました。
新しいオメガバースの展開でした。面白かった。
その後の2人も気になる。続きがもしでたら買いたいです。
オメガバース自体がファンタジーなので、それを更にファンタジーにした内容ですが、分かりやすく描かれているので難なく読めました。二重人格ものって暗くて苦手なんですが、こちらの作品は笑えるところがあって明るいので、安心して読めます。
レビュー評価高かったので購入しました。タイトルからふたりの彼が気になったのですが、まさか亡くなった番がこのような形で出てくるとは思いませんでした。ちょっとギャグっぽい感じだなと思って読んでましたがなかなか切なかった。幸せには変わりないけどナオの事を思うとちょっと切ない。
赤ん坊の顔がブサイクすぎてずっと嫌悪感。
二人の関係性が新鮮で面白かった。
オメガとつがうなんて嫌だけど、攻めの中にいる受けの元番のためにしかたなく番になれ、な攻め。だったけど、うなじを噛んでからはイチャイチャ溺愛攻めにコロッと変わる。
切ない話でした。死んじゃってもなんとかしたい気持ちは読んでて辛かった!でも。なおと直太朗が入れ替わるのがコロコロ激しくて、ギャグっぽくてホッコリしました
番になると他の人は受け付けないんだから、番のアルファが亡くなってヒートだけ残されてもどうすればよいのか…心臓移植手術で心臓が他の人の中で生きてるからヒートもおさまらないってことなんだろうけど。
作者様のお話は受けでも攻めでも心が綺麗でがんばり屋さんな人がよくでてくる気がします。
今回のお話もそう思いました。
番が死んで心臓移植した相手と再度一緒になるなんてファンタスティック☆
よくできたストーリーでしたが、個人的には亡くなった番と移植されたαは名前をかぶせないでほしかった(´Д`)