【感想・ネタバレ】戦争は女の顔をしていない 3のレビュー

あらすじ

500人以上の従軍女性を取材し、その内容から出版を拒否され続けた、ノーベル文学賞受賞作家の主著。『狼と香辛料』小梅けいとによるコミカライズ、第3巻が登場。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 今、ウクライナで起こっていることは、わずか百年もたたない前に他国によって行われていたことだ。

 百年も平和が持たない世界。男も女も銃を取り、大統領は核ボタンを押すことをためらわないと語る。

 わずか30年前、世界は一つの節目を迎えたソ連邦の解体、ベルリンの壁の崩壊。そして、偉大な研究と言われたEUができた。

 長い歴史の中ではまばたきのような一瞬であることが哀しい。

 ここに描かれている彼女たちはどう思うのだろう。

 『戦争が終わるまで生き延びられたら、戦争の後の人々はどんなに幸せな人だろう!』

 『どんなに素晴らしい生活が始まるんだろう』
 『こんなに辛い思いをした人たちはお互いをいたわりあう』

 『それはもう違う人間になるんだね』

 その言葉は焔の中で今も焼かれている。

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2022年03月28日

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