あらすじ
Q.七草ナズナとは一体、何者なのか__?
ナズナの人間時代の記憶を求め、本田カブラに接触したコウ達。
カブラは自身が人間だった頃の血液をナズナに与え、
自らの過去を語り始める。
「私の血を飲みなさい
全て話してあげる。」
カブラの血に潜む記憶と感情……
「よろしくね カブラちゃん」
カブラの記憶の中で微笑む者の正体は__?
深夜の病院に隠されたナズナの「秘密」が今明かされる!
「知らないのか?お前の血って
すげー美味いんだよ」
口が悪くてシャイな女吸血鬼と、眠れない14歳のおかしな夜が始まる。
クラスでの人間関係に行き詰まり、学校に行かなくなった主人公の中学2年生・コウ。
夜も眠れなくなり、気晴らしに散歩に出かけたところ
出会った謎の女に声をかけられ、マンションの一室に。
そこでコウは、彼女・ナズナが吸血鬼であると知らされる。
「人が吸血鬼になる方法…人が吸血鬼に恋をすることだ」
「今日に満足できるまで夜ふかししてみろよ」
ナズナの言動に魅了されたコウは、彼女に自分を吸血鬼にしてくれるように頼むが…!?
恋愛の機微には疎いけれどナズナへの興味を隠さないコウと、
彼のまっすぐさを受け止めきれず照れたりふざけたりするナズナ。
友達というにはちょっと濃厚で、恋人というにはあまりにもいろいろ足りない2人は
夜を共に過ごしながらいろいろな人々に出会っていきます。
コウは果たして吸血鬼になれるのか、
そして2人の関係はどう変わっていくのか。
宵っ張りの人はもちろん、「夜ふかしなんて何が楽しいの!?」という人にも読んでほしい作品です。
感情タグBEST3
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カブラという女について。
・カブラの過去重たかったですけどこういうの好きです。彼女も苦労人だったんですね。しかし彼女の周りに居たヤツらは許せないですね。
・ミドリちゃんの眷属の話は笑いました笑 前半が重かったので尚更…構成力凄いっすね。
Posted by ブクログ
読む前に一回6巻読み返してて、普通の吸血鬼じゃないんじゃないか、って思ったら(根拠は弱かったけど)やっぱりそうだった。
深夜の病棟編も面白かったけど、また違うベクトルでLG編も良かった。
あとはなんと言っても、だがしかしの番外編。わちゃわちゃしてるのが見れて良かったし、夜明け前の青い空は個人的にも好きなので、それを扱ってくれて良かった。何かを達成した徹夜明けって、気分良いよね...
Posted by ブクログ
カブラの過去とナズナの正体が判明。陰の多いカブラ、好きだな。眷族が7人もいるみたいだし、他にも複雑な背景がありそうで気になる。ハルへの想いに依るナズナへの複雑な思いを隠してきた(過去形)良心がいいなぁ。…カッコイイシーンがいつも面白いことになる。
カブラが吸血鬼になった瞬間って、62夜の最後だと思うんだけど、淡くとも恋心の範囲だったということかな?ハツカの眷族の過去は描かれてないから実際はわからないけど、洗脳でも恋になるのか。架空の存在だから科学的に考えるのもナンセンスだけど…主観的な気持ちの違いに関わらず、人知の至らないある条件を満たした状態が、吸血鬼に恋に落ちてる状態とほぼ同じということかもしれない。それか、コウが吸血鬼にならない心情的な理由か別の条件が示されるのかもしれないけど。
そういえば、血液の確保、他の人はどうやってるんだろう。セリはナンパでどさくさに紛れて吸うとか?今だとあっくんが嫉妬しそうだけど、あっくんもどうしてるのか…
みどりとラヴ、ホント幸せそうだな~みどりの話はいつも明るくて、そういうのも好き。
次巻、ナズナの学生時代?とニコについて明らかになりそう…楽しみ。