あらすじ
ドラマ化もされた「大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう」シリーズの最新作! 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が発出される東京を離れ、関口優佳は自宅から200年前の江戸時代へと避難することに決めた。自主隔離をしたのち向かった江戸で、十手持ちの女親分として活躍する優佳=おゆうは、早速、南町奉行所の同心・伝三郎からとある調査を頼まれる。このひと月の間、子どもが攫われ、数日後に何事もなく戻ってくるという事件が続いているらしい。一方、跡目争いで世間の耳目を集めている材木商・信濃屋の周りでは、ついに殺人事件が発生して――。おゆうは現代科学を駆使し、二つの事件の謎に迫る!
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Posted by ブクログ
シリーズ8作目は現代がコロナ渦という設定でしたが、今回も楽しめました
さすがに現代の相棒の出番は無いと思いきや、ちゃんとある上に新型コロナに関するネタも盛り込まれています
最後には孫が本当に現れるかと思いましたが・・・
道久の現状には切ないものがありますね
また一つ、伝三郎の生い立ちも明かされています
シリーズは、まだまだ続きそうで今後も楽しみです
Posted by ブクログ
山本巧次さんの東京、江戸往ったり来たりのシリーズ。「ステイホームは江戸で」、大江戸科学捜査八丁堀のおゆうシリーズ№8、2021.11発行。東京はコロナが猛威を。江戸に来たおゆうは、同心の伝三郎がコロナではないかと心配。分析おたくの千住の先生こと宇田川聡史は江戸に来る前にPCR検査陰性を確認して。さて、今回は大店の跡目争いとそれに絡んだ殺人事件。DNA鑑定をすれば、事件の解明は簡単。難しいのは、DNA鑑定を表に出さないで解決の手順をどう説明するか、ですねw。いつか、伝三郎が東京に飛ぶ日は来るのか(^-^)
Posted by ブクログ
大江戸科学捜査の第八弾。
東京がコロナ禍になり、江戸と行き来するおゆうは
ひやひやすることに。
それはそうだ。
事件は子どものかどわかしと、
大店の後継ぎ問題。
もう一人のタイムトラベラー伝三郎が歯切れの悪いのは
自分の先祖が登場したからだった。
おゆうが持ち込んだコロナウィルスが
ファクターXかもしれないと匂合わせていたラストだったが、
いろいろなものが流れ着き受け継がれていたりする日本は、
免疫や抗体についても同じことが言えるのかもしれない・