【感想・ネタバレ】千歳くんはラムネ瓶のなか 8のレビュー

あらすじ

ーー鏡よ鏡。あの月にふさわしい女は、誰?

「昔むかし、あるところに、暗雲姫と呼ばれる美しいお姫さまがいましたーー」

穏やかな9月が終わり、10月。
藤志高祭の準備は佳境を迎えている。俺たちのクラスの出し物は、オリジナル演劇『白雪姫と暗雲姫と優柔不断な王子さま』。

白雪姫は夕湖で……あとはわかるな?
なずなの意図を感じつつ、俺たちは映し鏡のような物語を演じていく。

はふう、と。真夜中みたいな吐息を漏らして、暗雲姫が口を開いた。

「鏡よ鏡。ーーこの世でいちばん美しいのは、誰?」

朱々しい毒りんごを胸に潜ませて。七瀬悠月の舞台が、幕を開けるーー。

※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

とっても感動しました!七瀬がナナに全てを委ねて奪ってしまおうとしたところ、ヒーローがいつもの七瀬悠月に戻してくれた!!いつもの冗談を交えながら彼女の罪悪感を受け止めながら、自分を押し殺しながら、最後の2人の掛け合いに涙が出てきました!!「抱く」以上にあの2人がくっついて冗談を交わし合ってるシーンがより特別に見えた!!素敵なシーンを見させていただきありがとうございました!!

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2024年09月22日

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ネタバレ

ヘラヘラしているように見えて、蔵センはちゃんと生徒のことを見ているんだなぁ。ヒーローとしての朔じゃなく、1人の男としての朔にならなきゃいけないときが来たな。

紅葉に駆り立てられ、悠月のタガが外れる。バスケのプレーも別人だし、色気も半端ない。その勢いで朔を落とそうとするけど、2巻で出て来た他校の先輩と同じことをしているのに気付くのが皮肉なんだよな。でもちゃんと朔は悠月の心を見ているところがかっこいい。お互いに一生に一度しかない「今」の中で悩みながら過ごすところが青春だなと思う。

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2023年10月04日

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ネタバレ

前巻で紅葉とやりあい、ナナとして覚醒した七瀬がメインの回。
文化祭の演劇に向けた準備を主軸に、七瀬が色んな顔を見せていく。
そして最後にはかなり官能的なシーンを経て、6巻の夕湖のように一皮むけた七瀬になった気がする。前巻で紅葉に色々突き付けられて、その後どうなるかというところで、最初に七瀬と紅葉がお茶するシーンから始まるのも印象的。紅葉が今後も重要な人物になっていく、していくという感じだ。

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2025年10月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

悠月さんの勝負回。
と言うか自爆回^^ 

後輩紅葉に焚き付けられる形で悠月が今まで踏み込まなかったところへ踏み込もうとしてこれまでの美学をかなぐり捨てて暴走し結局自爆するというね。
いや恋って怖いね。
でも周りにライバルがいっぱいて、もう一つ信じられるものがないとしたらそれは焦るだろうし、これは責められないよなあ。
誰がいちばん悪いって言ったら悠月でも紅葉でもなくやっぱり千歳なんだよなあ。
ヒーローから滑り降りた彼はこの先どうしていくのか?
今の俯きがちな状態が続くのはきつい気がする。

でもこれで悠月さんのさらなる攻めはなくなるのだろうか?
だとしたらあとは紅葉の独断場?
ただ今一番強いのは夕湖さんなんだよなあ。

次回、学祭編が楽しみ。
劇のラストに期待してますよ^^

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2023年09月25日

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