あらすじ
それは、ニセモノの恋の物語。
「千歳しかいないの。どうかお願いします。私と付き合ってください」
面と向かって女の子にこんなことを言われたら、大概悪い気はしないだろう。
それが、七瀬悠月のようなとびっきりの美少女ならなおさらだ。
でも、うまい話には大概裏がある。
美しい月の光が、ときに人を狂わせるように。
これは、そうして始まった、俺と七瀬悠月の偽りの恋の物語だ。
――人気沸騰の“リア充側”青春ラブコメ、待望の第2弾登場!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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千歳の策
七瀬を助けるために千歳が彼氏のフリをする。
初めは一人で無茶をしていたが仲間に伝えて、でも無茶なやり方をするのが千歳らしかった。
Posted by ブクログ
悠月回。朔と悠月の会話を始めとした文章表記が上手くてら登場人物全てに個性があって相変わらず読みやすかったし、内容も面白かった。これを読んでる時の、心が沸き立つ感じがたまらん。あと推しが悠月に変わりました。…読む事に推しが変わるヤツやこれ笑
千歳朔の恋愛論
本気で悠月と付き合いたいならまずちゃんと話しかけて関係を持て。連絡先を聞いて毎日少しでも会話をしてあいつのことを知って、そのたびに少しだけ想像してたのとは違う一面が見えてきて、それでも大好きだって思ったらちゃんと気持ちを伝えるんだ
Posted by ブクログ
ストーカーの気配を感じる七瀬悠月が、千歳朔に偽の恋人になってほしいとお願いする。徐々に被害が表面化していき、ガラの悪いヤン高の関わり、そして悠月の過去も絡んできて…という展開。
1巻ではひきこもりの更生から始まったが、ここから本格的なラブコメ展開が始まる。ありがちな設定ではありながら、文章が良くて物語に引き込まれる。ラノベらしい読みやすさはありつつ、文学的な表現だったり、ウィットに富んだやり取りだったりで軽い物語を読んでる感があまりない。また舞台である福井の高校生っぽさもあってなんかエモさを感じる。
プロローグとエピローグが印象的。プロローグの男の子っていうのは智也のような人を指していたんだろうか。そしてエピローグでは「とめられない気持ちをさっさと恋って名前で呼んであげればいい」という。プロローグでは想い人のことを知って、憧憬を裏切られて、それでも残った感情に恋と名付けようということだったが、エピローグでは、先に進むために恋と名付けようとなる。ここでは恋の話だったけど、色んなことに当てはまりそうな話だなと思う。