【感想・ネタバレ】ブルーピリオド(18)のレビュー

あらすじ

高2で絵を描くことの楽しさに目覚め、猛烈な努力の末に東京藝大に合格した矢口八虎。
藝大で学びながらたくさんの試行錯誤や学外での経験から、次第に「作家」になる覚悟を固める。
2年最後の講評、新しい課題「2人展」に歌舞伎町のホストクラブで得た知見を反映した作品を制作した八虎は表現について学ぶ。
そして高校時代の美術部メンバーのコミケでの手伝いをすることになった八虎は、美術部の同志でグループ展を開催することになった。
展示のテーマは「あなたへ」。
美術部へ入るきっかけになった絵を描いた森先輩と再会した八虎は久しぶりの会話で彼女への敬意と好意を新たにする。
制作、展示と一緒に過ごす時間が楽しくて「何回も一緒に展示したい」 と話す八虎に、森先輩は「自分は作家にならない」と告げる……。
美大に進学した青年たちの情熱や奮闘を通して、表現を志す者の歓喜と苦悩を活写する、
今までになかった美術系青春漫画、最新刊登場!

...続きを読む

スクールカースト上位のリア充高校生が、知識・経験ゼロの状態から美大を目指す青春物語です。
第1巻では、それまでやりたいことも情熱を注ぐようなものもなかった主人公が、絵を描くと自分の好きなものと向き合うことができる、と気づくシーンが印象的です。
彼は、美術の授業で「私の好きな風景」という課題を与えられ、「まどろみの中で青く見える早朝の渋谷」が好きだが、それを好きと言うことを怖がっていた自分を自覚します。
そして、完成させた絵を褒められたことで、彼は美術に関心を抱き、実質倍率200倍(!)の超難関大学である東京藝術大学を目指すことになるのです。
「好きなことは趣味でいい」とよく聞く大人の理論がありますが、それを言い訳にせず、好きなことに人生を賭けようとする主人公の若さとひたむきさが眩しい作品です。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

好きな人に対してこう生きてて欲しいみたいな理想像はあるけど、その人の人生に対して責任を取れないみたいな経験はずっとあるので今回も矢虎に共感しながら読みました。前作から香りがテーマの展示どんな形になるんだろうと楽しみにしていたので、面白い作品ができて良かったです☺︎ 作品作りをご両親が心配しながら見守ってあげてる描写も良かったです。

1
2025年11月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この巻を読むために今までのエピソードがあったと言ってもいい…それくらい心動かされた。
好きなことを趣味にするか仕事にするかは人生の課題であって誰しもが悩みながら決断していく。そこに正解はないのだけど納得はしたいよね。

0
2025年12月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

矢虎が森先輩に憧れ続けたいのわかるけど、そこまで落ち込む??
絵を描くこと辞めずにいられた話を森先輩がしてくれて良かったね。
3年生になったら古美術研修があったり、作品のジャンルが専門的になっていく。
廣澤美術館の様々な作品を思い出した。
自分を表現するための技法って、本当に沢山ある。

0
2025年11月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

君は戦場に立つと怖いと同時にわくわくしてしまうでしょ


古美術研究旅行で 三木きみね どうなるのか?

0
2025年11月26日

「青年マンガ」ランキング