あらすじ
空を旅する捕龍船『クィン・ザザ号』。クオーン市を離れ、次の港に向かって旅を続ける彼らの前に、小型龍の群れが。食料も尽きそうな船にとっては実りの群れ! 勢い勇んで狩りをしていたその時、誤ってタキタが上空から落ちてしまう。九死に一生を得たタキタが目を覚ますと、そこには龍の赤ちゃんと、猟師・アスケラが……。龍の生態にせまる第3巻!
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ナウシカ+ラピュタ+ダンジョン飯…?
龍を獲り、その肉や油を売って生活する龍(おろち)捕りの人々の話。
異世界グルメものとしてのキャッチーさもありますが、それ以上に、世界観が素晴らしい。
ファンタジーとしてのリアルがしっかりと描かれているので、ためらいなくお話に飛び込んでいけます。
空飛ぶ捕龍船『クイン・ザザ』での生活風景が、またいいんです。読んでいると、幼い頃に抱いた冒険へのワクワク感や、憧れがよみがえってくるんです。
龍捕りの名手で変人のミカや、新人のタキタなど、個性あふれるキャラクターたちも魅力。生き物を殺すことに対する悩みや葛藤なども描かれていて、それがこの作品に奥行きを与えています。
もちろん、美味しそうな料理描写もたくさん!なぜか鯨カツが食べたくなります。
龍は強く大きく、襲われれば小さな街などひとたまりもありません。そんな龍を相手に戦う人々の勇気としたたかさに、思わず拍手を送りたくなる作品です。
感情タグBEST3
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龍の群れや猟師(マタギ)や
最初の方で小さな龍が群れになっているのは魚みたいでいた。新人のタキタさんが狩りの最中に龍にしがみつき、地上まで落下するという事故が発生し、この巻ではこれに関連するエピソードが中心でした。
何とか地上に落ちて命拾いはしたものの、のろしを炊いても救助は難しそうです。龍の子どもになつかれるタキタさん、左脚に怪我をしています。
幸いここに地元の猟師さんが通りかかり、彼女に助けてもらいつつ、龍の集まる山に行き、ここで再合流していました。
やはり獲物はきちんと獲って食べる話です。酒豪のヴァナベルさんとかも良いです。
匿名
この世界のドラゴンはファンタジーあるあるのドラゴンではなく、空を飛んで生活する巨大な生き物をドラゴンと呼んでいるだけで、触手があったり、種類によって全く見た目が異なったりする。