あらすじ
アニメ化で話題のグルメ冒険活劇!
捕龍船「クィン・ザザ」号のミカ達は、失踪した仲間のヴァニーを追い、彼女の故郷であるアレーナへと向かう。内戦続く現地で、アレーナを悩ます「霧の龍」の存在と、ヴァニーが王室の血を引くお姫様であるという衝撃の事実を知ったミカ達は、一番銛を刺した「霧の龍」を捕るため、反体制派の軍人たちと行動を開始する! 一方ヴァニーは、霧の影響で昏睡状態となったかつての恩人・ツィータを救うため、国王軍と共に「霧の龍」討伐に動き出す。
ミカ達が行動を共にする反体制派、ヴァニーを擁する国王軍、そして「霧の龍」。三つ巴の戦いが、決着を迎える!
ナウシカ+ラピュタ+ダンジョン飯…?
龍を獲り、その肉や油を売って生活する龍(おろち)捕りの人々の話。
異世界グルメものとしてのキャッチーさもありますが、それ以上に、世界観が素晴らしい。
ファンタジーとしてのリアルがしっかりと描かれているので、ためらいなくお話に飛び込んでいけます。
空飛ぶ捕龍船『クイン・ザザ』での生活風景が、またいいんです。読んでいると、幼い頃に抱いた冒険へのワクワク感や、憧れがよみがえってくるんです。
龍捕りの名手で変人のミカや、新人のタキタなど、個性あふれるキャラクターたちも魅力。生き物を殺すことに対する悩みや葛藤なども描かれていて、それがこの作品に奥行きを与えています。
もちろん、美味しそうな料理描写もたくさん!なぜか鯨カツが食べたくなります。
龍は強く大きく、襲われれば小さな街などひとたまりもありません。そんな龍を相手に戦う人々の勇気としたたかさに、思わず拍手を送りたくなる作品です。
感情タグBEST3
匿名
ヴァナベルと言えば常に冷静に物事を対処するイメージだが、それは仲間がいるから。
一人だけになった時の覚悟がすごい。
美しい
なんといっても絵が美しい。表紙もすごく綺麗。
毎回、ナウシカのように見えるが、料理だったり冒険だったりと全然違う独自の世界観。
続巻出るたびに、読むたびに、すぐに次の話を読みたくなります。
ヴァニーさん
前巻に引き続きヴァニーさんのお話。
相変わらず、『空挺ドラゴンズ』は絵の書き込み量や世界観、ストーリ、キャラクターが素晴らしいです!
Posted by ブクログ
龍の生態系について詳しい話が出てきて、空想が膨らんできた!
中世の西洋的な世界観が王道ファンタジーって感じだけど、それに空の生活と龍の存在が組み合わさることで唯一無二の最高ファンタジーになってる。
ヴァニーさんはどうなっちゃうんだろう、、。
個人的には電子で読むより紙で読む方がお勧め、紙の質感が最高。桑原さん、編集者さん、デザイナーさん、ありがとうございます。
戦闘と
ごはん食べてほっこりは、この巻では少なめです。かしこい竜と闘って、倒して、結局解体して頂きます。それより、これからヴァニーどうなるので、次巻に続きます。お好みで。
霧
霧に覆われた国の理由と、ヴァニーの出自とが明らかに。
じっとしてられない船の面々は共闘するも・・・
クールなヴァニーは故郷にどういう結論を下すのか。