【感想・ネタバレ】囮物語のレビュー

強烈な個性を持つ登場人物たち、ドライブ感あふれる独特の文章、先の読めないストーリー展開、そして唯一無二の世界観。人気ライトノベル作家・西尾維新の魅力が全て詰まっているのが、本作「物語シリーズ」です。

ツンデレというよりツンドラって感じの毒舌ヒロイン・戦場ヶ原ひたぎをはじめとした、怪異と出会った少女たちと巻き込まれ型主人公・阿良々木暦が繰り広げる、不可解で不条理な物語群。独特な新房演出と物語世界がハマりすぎて、7シリーズ+2作の劇場版が制作されたアニメ版から入った人も多いのでは?(阿良々木くんのセリフが全てCV神谷浩史で再現される〜)
1冊あたりが分厚いうえに巻数も多く手を出しにくいイメージの西尾維新作品ですが、本シリーズは1話あたりがサクッと読みやすいボリュームになっているので、入門編にもぴったり。というか、サクサク読みやすすぎ、面白すぎで日常生活に支障をきたす……!

西尾作品らしいキャラクターのポップな破天荒さで読ませ、「人間の弱さが怪異を呼ぶ」というテーマで沼に引きずり込む――清く正しく読書を楽しんでいたはずなのに、いつの間にかぬかるみに足を取られたように心を囚われてしまっているだと……?
自分で自分がコントロールできなくなるほどに、猛烈に何かにハマりたい。そんな願望を持っている人なら読まない手はありません。めくるめく西尾維新ワールドに「蕩れ」ちゃってください!

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Posted by ブクログ

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1日で読み終えちゃいました。
撫子ちゃん満載のお話です。
撫子ちゃんファンで好き過ぎる方はきっと読んでいて辛いです…(。´Д⊂)
猫物語白と傷物語がツートップでしたが囮は2位まで付けました。
撫子ちゃんは一番普通の人間、女の子なので感情の起伏が分かりやすく感情移入できました。
恋物語が気になります。

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2014年11月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 ネタバレ大。

 今のところ(「憑物語」まで読んだ)物語シリーズの最高傑作だと、アタクシ思っております。
 あの魔性の可愛いオンナこと(原作にゃそんなこと書いてないが)千石撫子が単なる莫迦だった、ということが一冊かけて明かされる。いい趣味してる。「カワイイとは」に対する痛烈な批評にもなってる。月火が前髪をちょん切ったアタリからラストまでの一気呵成な転がり落ちっぷりは名人芸でした。

 面白かった。舌を巻いた。
 これもアニメになるんだな。楽しみにすぎる。

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2013年07月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

評価:☆5

物語シリーズ第10弾。今巻の主役は撫子。

やってくれましたね、西尾維新(笑)
これは全国の撫子ファンの心境を伺いたいところですw

今作ではこれでもかというぐらい「可愛い」撫子の内面が抉られていきます。
もう読んでて辛かったし、色々考えさせられた。でも撫子の言動は理解できても納得はできないかな。自分はどっちかというと忍の考え方。
しかしよく考えると撫子はまだ中学2年と思春期真っ盛りの青臭いガキなわけで・・・そう考えると「仕方ない」ことなのか。

後、月火ちゃんの株も落ちたな。
他人のために怒るったって、いきなり女の子の前髪切るのはないだろw
でもまぁ、月火ちゃんみたいにハッキリ言ってくれる存在は貴重だよね。・・・と思ったけど、忍と言い戦場ヶ原さんと言い、結構ハッキリ言うキャラ多いか(笑)

ラストの展開はまさかのまさか。
まさかのラスボス!
そしてヶ原さん、最後にちょろっと出てきただけなのにインパクトありすぎwやっぱ良いキャラしてるわ。

この物語の終末がどうなるのか気になってしょうがない!さっさと読んでしまおう。

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2013年06月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

千石撫子の物語。
千石が語り手なのはいまひとつ入っていきづらかった。言葉遣いが阿良々木くんとちょっと違うからというのもあるし、作者曰く、撫子ちゃん可愛い可愛いという話らしいが、あまり可愛いと感じなかったせいもある。
阿良々木×戦場ヶ原からしてみれば邪魔にしかならない彼女。なのにこの二人は、他の誰かに対する態度とまるで変わらない。そこも謎。性格的にかなり問題はあるかもしれないけれど、月火ちゃんのほうがよっぽど可愛いと感じたのですが。
しかし暦お兄ちゃん、千石から見るのは勿論、妹の目から見てもお兄ちゃんは格好良いのだな。

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2018年01月10日

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ネタバレ

前半は、なかなか読み進まないカンジでした(撫子ちゃんの語りが、ちょっとタルくって)、、、というか、出だしの部分が?ってかんじなのもあって、、、。
でも、後半一気に読んで、もう一回、はじめのほう読みなおして、なるほど、、こうきたか〜!!と思いましたね。

撫子ちゃんが、学校で暴言はくところもスカッとしましたね。
あと、クチナワさんが、なんだか可愛かった。w

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2013年05月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

千石撫子のお話。なんだけど、最後の戦場ヶ原のかっこよさに全部やられた。あれで更生した後、なのかな。
月火ちゃんの毒舌というかストレートな物言いも好き。あんなふうにざっくり切り捨ててくれる人が身近にいたらいいのに。

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2013年04月02日

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ネタバレ

撫子ちゃんが振り切って振り切って振り切れる話。もうそう☆えくすぷれすの不穏感をBGMに読みたい闇堕ち話。

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2024年02月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

千石撫子の全て妄想と捏造だった。
最終章につながる話になってる。
執行猶予期間がどのように取り決めたかが明らかになってよかった。
※恋物語を先に読んでしまったので。

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2020年12月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『キレて』しまった撫子ちゃんのセリフに結構ぐさぐさきた。「だけどどっかに本当もあったはずだろうが!」「嘘だって、本当だったかもしれねーだろ!」ってそれは撫子ちゃんが心のどこかで望んでいたことじゃあないのかなと感じた。 とりあえず、この展開はいろんな意味で予想外だった。途中読んでて辛くなったけど、後半の疾走感はさすがってかんじ。撫子ちゃんの物語がどう展開するのか、終わっていくのか楽しみ。

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2013年08月09日

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