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多数組のラブコメも偶には好いね
生徒会役員+元会長+書記の関係者の男女合計10名での2泊3日での温泉旅行って、現実的には保護者の許可が簡単には貰えそうにないシチュエーションですが、思っていた以上に健全な旅程でしたね…。
本気の女子勢に対するは、何とも受動的な感のある男子4名。
亜霜vs星辺、紅vs羽場、南vs川波の三組は、三者三様なれ相応の処に落ち着けど、恋愛フラグの薄い明日葉院は後日何かが起こる振りだろうか?
東頭いさなの才能開花の予兆に傾倒してしまいそうな水斗。
恋愛感情とは別とはいえ、結女との仲は…?
他人に戻れないリスクは、お互いに踏み込みにくい壁である事は判るけど…。
でも結女は密かに期限を決めたんだよね。
結女の実父、次巻何が起こるのでしょう?
結女と水斗のラブラブも読みたい
自分の気持ちを自覚した水斗くんは、正直な態度と言葉を伝えるだけなのに・・・
そろそろ本気を出してみたのは、周りの暁月ちゃんや愛沙ちゃんたちでした。次巻では触発されて、気合入れ直してほしいな!
結女ちゃんと水斗くんのベタベタデレデレの話も読んでみたいな。
匿名
ヒロイン推としては物足り無さも
主人公とヒロイン推しの自分としては少し物足りなさを感じましたが、その他が色んな意味で大きく動き物語としては重要な巻だったんじゃないかと思います。
Posted by ブクログ
2022年2月刊。京都の進学校の生徒会長・鈴理は、生徒会メンバーによる神戸への親睦旅行(二泊三日)を提案。「これを機会に、水斗との仲の進展させたい!」と考えた結女は、水斗の旅行への同行を、鈴理へ願い出る。結局、水斗、いさな(水斗の推薦枠)、暁月、川波ら、部外者の同行が決まり、総勢10人の大所帯での旅行に。そして、旅行中に、想い人との仲を進展させたいのは、結女だけではなかった……。
様々な想いと思惑が激突する「恋のガチバトル」が、神戸の地を舞台に、繰り広げられる!
本巻は、いさなと蘭の安定のおっぱいネタを前半に置き、笑いをとりつつも、中盤以降は、男女の恋愛感情と、それにまつわる情欲の問題、男女交際における「お守り」など、いろいろと踏み込んだ巻。その冒険心は買いたい。
水斗と結女が足湯で、情熱的に手の指を絡める場面で、『機動警察パトレイバー』の映画第2作を思い出したロートル読者は私だけだろうか?(苦笑) いさなと蘭以外のメンバーには、各人が語り手となる「項」が設けられ、頻繁に、己が心情を吐露する。その手法ゆえに、各人の心の動きは、確かによく分かる。
だが、その分、本は厚くなったし、本来、メインであるべき、水斗と結女の存在感が薄れてしまった感があるのは、個人的には減点。
まぁ本巻ラストの引きを見る限り、次巻は、水斗と結女のパーソナルな話になりそうだし、生徒会メンバーはお休みだろう。原点回帰を期待したい。
少々、くさしたが、本巻終盤で、いさなの画才の覚醒に気づいた水斗が「彼女の才能に奉仕したい」と考えたことが、結女との関係に何をもたらすのか? 水斗の進路が決まってしまうのか? そして、本巻のあとがき終盤での筆者の「挑戦的な」問いかけは、何を意味するのか? 今後の波乱の展開へのタネは播かれたと思うので、筆者の手腕に期待したい。