【感想・ネタバレ】25時、赤坂で(5)特装版のレビュー

芸能系BL、キラキラしてていいですよねぇ…。

同性愛ドラマで超人気俳優の羽山麻水と共演することになった新人の白崎由岐。
役作りのために訪れたゲイバーで声をかけてきたのはまさかの羽山!
芝居のために始めた関係と思っていた白崎だったが、羽山の魅力に惹き込まれ、少しづつ本気の恋心を自覚してゆく―――。 

ドラマでの共演がきっかけで急接近するふたり。
実は大学の映画研究会では先輩後輩の関係でした。
とはいっても特に絡みはなく、たったの一度だけ言葉を交わした程度。
しかし、その一度の会話が羽山の芸能活動に大きな影響を与えていたりします。

芸能人同士でありながら、ただの大学生だったころのお互いも知っている、という関係性がまた絶妙ですね…。
芸能人としての自分たちをどこか俯瞰的にみているところが面白かったです。
「涙を流す演技が美しい俳優ランキング」1位だからっていい気になんなよ…というセリフがツボでした。

ドラマがヒットして俳優としての注目度が上がっていく白崎ですが、どんなに大きなニュースよりも、羽山に一言「うまかったから 元々」と言われた時の方が嬉しそうなのが可愛い。
キャラクターの細かい心理描写が刺さる作品でした。
「心臓の場所、痛い時にわかるんだ」というモノローグの切なさよ…。
今年はまだ始まったばかりですが、決まっちゃいましたね。名言of the year 2023。

美形同士のBLを浴びて、いい一年のスタートを切りましょう。
オススメです。是非ご覧あれ!

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