あらすじ
近所に殺人犯が住んでいる!?
話題の新シリーズ第2弾、“事件を呼ぶ男”岩倉剛、定年9年前の事件!
女子大生殺人事件の容疑者として逮捕された田岡勇太が、地裁でまさかの無罪となり、自宅に戻った。
近所は不穏な空気に包まれ、田岡への嫌がらせも発生。
そんな中で女子大生の恋人だった男が殺される。
判決後も田岡に執拗に迫っていたため、返り討ちも疑われたが、一方で今度は田岡が襲われた――。
これは復讐の連鎖なのか?
ベテラン刑事の定年までの10年間を描く警察小説シリーズ第2弾!
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Posted by ブクログ
読み進めていくともしかして…という気持ちが膨らみ、間違いであって欲しいと思った結果だった。
発端となった殺害事件の犯人が極悪で
巻き込まれた全員が善人で
すごく面白かったがすごく哀しくもなった
誤認逮捕で周りから疑われ続け
それでも彼自身を見て守ろうとする家族や友達の優しさが多く描かれていて
その多さが哀しさを増幅させる気がする
実里さんがガンさんを生きた主人公にしてくれてるように思える
今回もなかなか厄介な事件、さすが事件付いているガンさんです。
しかも、自身(の脳)をつけ狙う組織に送り込まれたと思われるエージェントまで登場して、ややこしい事この上ない状況。
それでも、実里という恋人の存在に支えられて、精力的に捜査に邁進するガンさんの姿は、決してスマートではないけれど高感度大です。
毎回巻き起こる事件の内容もさることながら、実里との未来、川嶋との対決と今後のガンさんから目が離せません。
堂場さんのシリーズはこれで2つ目ですが、今回もあっと言う間に読み終えてしまいそうです。