あらすじ
定年まであと10年のベテラン刑事・岩倉剛。
その特異な記憶力と勘を武器に、相棒の若い女性刑事とともに事件を追う!
定年まであと10年の岩倉剛は50歳になる誕生日の目前、捜査一課から所轄の南大田署に異動となる。
その直後に管内で独居老人が殺される事件が発生。
彼は、元交番勤務で同じく異動してきたばかりの後輩女性刑事・伊東彩香と共に事件の捜査に加わる。
一方、さらに管内では新聞記者の自殺が発覚し――。
行く先々で事件を呼ぶと言われるベテラン刑事。
アナザーフェイス・シリーズに次ぐ新たな警察小説の誕生!
週刊文春に連載され話題となった、待望の新作第一弾。
感情タグBEST3
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は〜読み終えた…
同時に別の刑事ミステリを読んでたこともあり、ガンさんの女性部下に対するコンプラ意識や教育姿勢、研究者も注目する記憶力、そして長年の刑事の勘という頼もしさにこんな上司欲しい…という感想しか出なくなった
Posted by ブクログ
家族を捨てて若い女に走ったベテラン刑事(事件に関する記憶力が抜群)岩倉を描いたシリーズ。本作では新任の彩香刑事チャンとバディを組んで、「山一證券事件のホイッスルブロワーを自殺に追いやったワルが20年後 何者かに復讐される」っていう事件に挑戦する。
まあストーリーよりキャラ造形で魅せる作品ゆえ、プロットやトリックにはさしたる新味も深みもない。
長さも手頃だし、スラスラ読めて時間つぶしには最適の一冊。
アナフェスピンオフというか、追跡調査課や鳴沢了の名前も随所に出てくるし、これはもう堂場警視庁バースというか堂場版ジャスティスリーグというか(@_@)
こうなったらもう、全シリーズの刑事キャラが一同に会して巨悪と戦う堂場版アベンジャーズ的な作品を期待したいところ(もう書かれてるのかも知れないけど)。
(以下続刊)
2024/06/02
#5246
Posted by ブクログ
ガンさんのシリーズ1作目
殺人と自殺
関係がある様な無い様な…無い様な…
から、いきなりの展開で
そこから読み進めた中で転々としていた情報が
するすると繋がってく感じが
すごく好きだった
作品に入り込み、自分なりに犯人を予想した時
他の刑事と同様に真実を知り恨みを理由に殺し、自殺したのかと思った
もっと複雑でお金で人は殺せるし結局我が身が1番という傲慢な犯人とその周りによるものだった
日常の描写も多くあり、生きている感じがするシリーズですごく好き
本庁捜査一課から所轄の南太田署に赴任した岩倉。
赴任の理由は、サイバー犯罪対策課からその脳を狙われたから⁉︎
???と思われた方、早速読んでみて下さい。
決して、異色の刑事物じゃありません。王道の刑事物です。
赴任早々、事件勃発。
捜査を先導する捜査一課の刑事と対立するも、粘りの捜査で真実にたどり着こうとする岩倉。
定年まであと10年と言いつつ、精力的に捜査に奔走する姿は渋くてカッコいいです。
家庭はとっくに崩壊していても、癒してくれる若い彼女がいたりと、私生活もなかなかやり手のようで、良い意味で色気のある男です。(ちょっと褒めすぎかなぁ)
文春に連載されていた小説なんですって。
2度目になりますが、ぜひ読んでみて下さい!